Category Archives: レポート、アクション、ほか

2月19日に開催した原子力規制委員会との院内ヒアリングについてのまとめ
(この内容についてのお問い合わせは 再稼働阻止全国ネットワーク事務局まで
 メール info@saikadososhinet.sakura.ne.jp)

【報告】工事計画審査を問う院内交渉集会
川内原発は「まだ審査中」、「黒枠白抜き」隠し審査は「不合格だ」
~設置変更許可「審査書」は合格証では無い!~

日時 2月19日(木)13時~17時(規制庁との質疑・応答:13時半~16時半)
場所 参議院議員会館講堂
内容
 1 規制委公開資料の黒枠白抜き問題と工事計画・保安規定の審査
 2 認可前の工事先行実施
 3 不作為の罪など、規制行政について
主催 再稼働阻止全国ネットワーク
参加:約40名

対応:
 原子力規制庁 原子力規制部安全規制管理官(PWR担当)付管理官補佐 中桐裕子
 原子力規制庁 長官官房総務課総括係長 小林祐紀 他1名

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川内原発は、今も「まだ審査中」(*)、難航
規制庁が審査中なので答えられないと10回以上述べた。そうであれば、設置変更審査書で「合格」などと発表すべきではない。国民の側に立って正当に審査しているなら、「審査中」でも、事業者に対して指摘している点を説明していいはず。事前送付の質問に対しても全く答えようとしないのは、国民に見せられない(隠匿したい)内容があるからか。

原子力規制委の情報公開は黒枠白抜きマスキングだらけ >>> 「設置法」違反?
 原子力規制委は情報開示しない理由について、①企業秘密、②個人情報保護、③テロ対策の3点を挙げているが、個々のマスキングの理由を説明できない。なぜなら、九電がマスキング付きで提出してきた資料を「チェックしないで」そのまま公表しているから。
「原子力規制委員会設置法(※1) 第二十五条(情報公開) 原子力規制委員会は、国民の知る権利の保障に資するため、その保有する情報の公開を徹底することにより、その運営の透明性を確保しなければならない」を全く守っていない。

審査内容には疑わしいリスクが一杯、「不合格」だ
設置許可と工事計画との整合性、敷地のすべり安全率、ホウ酸注入設備用ポンプ評価、加圧器の安全性、冷却系統施設の耐震強度、緊急炉心冷却装置配管の強度、制御棒クラスタの耐震性、ずさんなマスキング、蒸気発生器の交換、など12項目について指摘したが、「審査中」という回答のみ。具体的な回答は何もなかった。
設計でOKであってもそのとおりに施工できる訳ではない、そのことをも考慮して審査するべき、ということを指摘した。

工事計画認可前の事前工事を容認
認可前工事(着工)については明確に「容認」しているとの回答。
工事容認は、①3.11後に原子力安全・保安院が事業者に重大事故対策を指示、②「新規制基準」施工時(2013年7月)に既に着手している工事の施行を容認、③設置変更の審査書確定時に事業者の責任で工事実施、の3通り。
特に②については、原子力規制委員会の定例会合(2013年5月頃)で議論して着手工事を容認したとのことだが、これは、衆議院環境委員会決議の第一項(※2)「原子力規制行政に当たっては、推進側の論理に影響されることなく、国民の安全の確保を第一として行うこと」に違反している。
個々の先行工事についての確認はできず、提出した表をもとに後日確認することとした。

「規制行政」に改善なし、規制委は「国民」でなく事業者の味方
規制行政について①反省すべきこと、②保安院から規制庁になって何が改善されたか、③どこが悪くなったか、について回答を求めた

①3.11以後に事故を踏まえて改善した
②原子力安全・保安院から独立性ある規制委になった、生中継など透明性を重視、重大事故対策を加えて新規制基準を作った
③悪くなったことはない三条委員会で改善    (すべて形式的な回答)

旧保安院の津波問題を反省点として認めはしたが、工事計画問題についての規制委の対応を目の当たりにしたばかりの私たちには全く説得力がない。原子力安全・保安院からの横滑りで移動してきた規制庁職員はさすがに鉄面皮。

いずれにしても、原子力規制委員会は、規制行政の問題点の総括議論を全く実施してきていない。津波についての元原子力安全・保安院の不作為の罪などを含めて、原子力規制委員会の規制行政が原子力安全・保安院と全く変わらないばかりか、透明性においても、有識者の意見聴取においても、「国民」を欺くすべにおいても、悪化している。

使用済み核燃料について
使用済み核燃料は「むき出し」状態、リラッキングの危険性、六ヶ所村の再処理工場にハイレベルの燃料があるなどの事実を指摘し、まずこの問題を解決するように迫った。

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<動画>

20150219 UPLAN
【酷い政府交渉】規制委の工事計画審査を問う(院内ヒアリング)~「黒枠白抜き」隠しと「認可前事前工事」を止めろ~  
 前半 https://www.youtube.com/watch?v=C2ranme0co0
 後半 https://www.youtube.com/watch?v=X7JeNEsgbd0

IWJ 2015/02/19
規制委の工事計画審査を問う院内ヒアリング~「黒枠白抜き」隠しと「認可前事前工事」を止めろ~
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/233746
(アーカイブの完全版は、IWJ会員のみ閲覧・視聴できます)

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※1 原子力規制委員会設置法
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H24/H24HO047.html

※2 第180回国会 6月15日 環境委員会 委員会決議
「原子力規制委員会設置等に関する件」
http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_rchome.nsf/html/rchome/Ketsugi/kankyou9FB019FDF693C56649257A210032E91A.htm

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(*) 
川内原発、再稼働は夏以降に 九電が修正書類提出
朝日新聞 2015年2月27日23時25分
http://www.asahi.com/articles/ASH2W5FJ1H2WULBJ00L.html

毎週発行「川内の家」ニュース46号を掲載しました!

「川内の家」ニュースは、川内原発の再稼働反対を訴え、薩摩川内市駅前、市役所まえなどで毎週配布しています。

「川内の家」ニュース 46号 2015/02/20

原発事故が起こっても、水をかければOK?
九電は、30キロ圏の全自治体で説明しろ

電力会社が原子力規制委に提出した「工事計画書」や「保安規定」は、重要な部分が「黒塗り」で公表されている。福島事故以前は公表されていたような内容も黒塗り。福島事故以降さまざまな隠ぺいや公表遅れを考えれば、「規制する側とされる側」双方に都合のわるいことが黒塗りにされていることは明らか。
つまり、「規制する側」がまったく役目を果たしていないということだ。

3.2福岡九電本店総行動
日時 2015年3月2日(月)13:00~ 九州電力 本店まえ集合
問合せ:ストップ再稼働! 3.11鹿児島集会実行委員会 info@nanpou.com

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毎週発行「川内の家」ニュース44号・45号を掲載しました!

「川内の家」ニュースは、川内原発の再稼働反対を訴え、薩摩川内市駅前、市役所まえなどで毎週配布しています。

「川内の家」ニュース 44号 2015/02/06

川内原発の再稼働は「夏以降」にズレこみ?
窮地に立つ九電を、皆で追いつめよう

「新規制基準」に基づいた「審査」をパスした九州電力。だが、審査結果にみあう工事計画書や保安規定の提出をしぶっている。
一体どのようなつじつま合わせをするつもりなのか。
原子力規制委は、いつまで、「机上の空論」を審査を続けるつもりなのか!

「川内の家」ニュース 45号 2015/02/13
高浜も川内も、原発再稼働は許さない
住民説明会も開かない、住民無視は論外

鹿児島県の92団体が集まる「3・11集会実行委員会」は3月2日、九電本店に申入れ行動を行います。これに向け、緊急署名にご協力ください
署名用紙ダウンロード
 署名集約先:ストップ再稼働!3.11 鹿児島集会実行委員会
 署名の締め切り 2015年2月23日(月)必着

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川内原発再稼働阻止・原発いらない!
院内交渉集会
(原発いらない鹿児島の女たち・福島の女たちの共同アクション)

日時 2015年2月4日(水)14時~16時半
会場 参議院議員会館 B109
◇進行予定
 14時00分~ 経済産業省
 14時45分~ 原子力規制委員会
 15時30分~ 内閣府

主催:原発いらない鹿児島の女たち、原発いらない福島の女たち
賛同協力団体:ストップ再稼働!3.11鹿児島集会実行委員会/全労協/再稼働阻止全国ネットワーク/経産省前テントひろば/反原発自治体議員・市民連盟/stop原子力関電包囲行動/ほか 賛同個人、

連絡・問合せ
 再稼働阻止全国ネットワーク TEL:070-6650-5549 FAX:03-3238-0797

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川内原発再稼働に反対する要請書・申入書

抗議要請文(原発いらない福島の女たち) [PDF]
申入書(原発いらない鹿児島の女たち) [PDF]
要請書(原発いらない鹿児島の女たち) [PDF]
申入書(全国労働組合協議会 脱原発プロジェクト) [PDF]
要請書(反原発自治体議員・市民連盟) [PDF]
要請書(さよなら原発ひおきの会) [PDF]
要請書(鹿児島県いちき串木野市(個人)) [PDF]
質問書1(再稼働阻止全国ネット) [PDF]
質問書2(再稼働阻止全国ネット) [PDF]
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再稼働を許さない全国一斉 統一行動 写真集1
(1/24~25鹿児島集会、2/4~5ランチデモ・院内集会)

1/24~1/25 鹿児島

2/4~2/5 ランチデモ、院内集会

毎週発行「川内の家」ニュース42号・43号を掲載しました!

「川内の家」ニュースは、川内原発の再稼働反対を訴え、薩摩川内市駅前、市役所まえなどで毎週配布しています。

「川内の家」ニュース 43号 2015/01/30

1/25集会で3,000人が「再稼動No!」
3/2九電交渉にむけ、緊急署名に協力を

鹿児島県の92団体が集まる「3・11集会実行委員会」は3月2日、九電本店に申入れ行動を行います。これに向け、緊急署名にご協力ください
署名用紙ダウンロード
 署名集約先:ストップ再稼働!3.11 鹿児島集会実行委員会
 署名の締め切り 2015年2月23日(月)必着

「川内の家」ニュース 42号 2015/01/23
望月は、川内10万の避難訓練をやってみろ
九電は図面もなしに「安全対策は終了」?

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毎週発行「川内の家」ニュース40号・41号を掲載しました!

「川内の家」ニュースは、川内原発の再稼働反対を訴え、薩摩川内市駅前、市役所まえなどで毎週配布しています。

「川内の家」ニュース 40号 2015/01/09

県市だけの「地元同意」は、国と九電の勝手
30キロ圏内全自治体の同意=拒否権を

1月7日の南日本新聞 社説を紹介したい。
社説1/7付 [再稼働手続き] 「川内方式」では無理だ

「新規制基準」に基づく「安全審査」を次々とパスしていく原発=電力会社。「規制対象」と「規制者」(原子力規制委員会)は公開審議とは別に、頻繁に会合を開いている。審査は「電力会社の事情を考慮して」進められている。これでは全く歯止めの意味を持たない。

「川内の家」ニュース 41号 2015/01/16
阪神大震災は自然災害、原発事故は人災
「安全」と言うなら、九電に説明させよう

鹿児島県の92団体が集まる「3・11集会実行委員会」は3月2日、九電本店に申入れ行動を行います。これに向け、緊急署名にご協力ください
署名用紙ダウンロード
 署名集約先:ストップ再稼働!3.11 鹿児島集会実行委員会
 署名の締め切り 2015年2月23日(月)必着

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<「若狭の家」より寄稿いただきました>

高浜原発再稼働を許すな
反原発「若狭の家」の活動報告と行動予定

「若狭の家」運営委員会・事務担当共同代表・木原壯林

高浜原発再稼働の風雲は急を告げている。「若狭の家」は、若狭と全国、なかんずく関西を結ぶ反原発運動の更なる活性化を目指して、去る10月1日、大飯町に開設された。現在、4名の顧問、13名の共同代表、116名の運営委員によって構成されている。なお、集会、ビラ配布、街頭宣伝などを行う場合の団体名は「若狭の原発を考える会」とした。

以下は、「若狭の家」設立以来の活動の記録と今後の行動予定である。

「若狭の家」の活動記録(2014年10月~12月)

・10月中は、「若狭の家」を活動・宿泊施設として充実させる一方、数度のビラ各戸配布を行った。

・10月27日~28日 3名を薩摩川内市に派遣し、「川内の家」の活動に合流してビラと再稼働賛否自主投票葉書の配布、川内原発監視テントの設営の手伝い、自治会の人達との交流を行った。また、川内原発ゲート前集会、再稼働阻止全国交流会、鹿児島市内での川内原発再稼働阻止全国集会(7,500名が結集)に参加した。「川内の家」と共に関西から参加した学生十数名との交流会を開催した。ここでの経験は、「若狭の家」の活動に大いに参考となった。

・11月3日 若狭で反原発運動と再稼働反対署名に取り組んでいるメンバーと近畿で反原発運動に取り組んでいるメンバーが、川内原発・高浜原発再稼働の情勢を討議した。福井県知事宛の県民署名への福井県外からの協力の仕方、現地ビラ配りと住民等の交流、再稼働阻止のための現地大集会、関電本社包囲1万人集会の計画などが話し合われた。

・11月6日-7日 若狭で車デモ、街頭宣伝(街宣)、ビラ入れ、高浜町申入れを行った。
wakasa1 6日午後、小浜警察署前に集結した車6台は、横断幕を張り、高浜、大飯、小浜の3グループに分かれて、3地域全域で、「原発再稼働を許すな!」の街宣を行った。6日夜は原発再稼働について討議し、交流会を行った。
 7日は、高浜の道の駅を出発して、高浜、大飯を中心に街宣と各戸ビラ配布を行った。手渡しできた人の多くは「ご苦労様」とは言うが、強い関心を示される人はほとんどなかった。
 同午後2時からは、高浜町役場にて、「高浜原発の再稼働を認めないように」との町長宛の申入れを行い、避難計画などへの質問を行った。高浜町からは、防災安全課主査ら2人が対応した。
wakasa2
申入れ会談では、原発は、制御できるものではないこと、事故時避難は不可能であることを強調した。また、高浜原発で事故が起こったら、高浜町以外の周辺自治体はもちろんのこと、近畿も被害地になるので、高浜町の責任は重大であること、原発は10年後には老朽化によって全て廃炉になると予測されるので、今、原発のない町づくりを始めるべきであることも指摘した。高浜町側は、頷きながら聞いて、町長に伝えるとは述べたが、質問に対する書面での回答は拒否した。なお、避難困難地域には、一時(3~4日間)避難できるシェルターを計画していることを明らかにしたが、避難者救出の方法などの対策は考えられていなかった。高浜町側は、交通渋滞などで円滑な避難ができないことは、薄々承知しているという対応であった。

・11月7日~8日 鹿児島での川内原発再稼働阻止集会に代表を派遣した。

・11月8日 大飯原発差止訴訟。京都脱原発訴訟団主催の「ストップ原発再稼働!京都集会」で、福井の原発の現状と「若狭の家」を紹介した。

・11月16日 「再稼働やめろ!デモin御堂筋」で「若狭の家」共同代表が基調講演した。

・11月22日~23日 学生5人と再稼働反対ビラを各戸配布、宿泊勉強会を行った。23日、中嶌哲演さんを訪問して討論の後、舞鶴港で米イージス艦を見て、京丹後で米軍Xバンドレーダー基地を視察の後、学生作成の米軍基地に反対するビラを各戸配布した。後日、学生から感想文が寄せられた。

・11月29日 反原発「若狭の家」開設を記念した講演・学習・討論会「若狭の原発再稼働を阻止しよう」を次の次第で開催した(参加者64名)。
1.開会挨拶      「若狭の家」運営委員会共同代表 新開純也 
2.顧問あいさつ    「若狭の家」運営委員会 顧問 小林圭二
3.開設祝賀メッセージ  「若狭の家」運営委員会 顧問 柳田 真(代読)
4.「大飯原発3,4号機運転差止事件」福井地裁判決の再確認:判決要旨の朗読
   反戦老人クラブ滋賀 高瀬應臣
wakasa35.報告:福井での原発再稼働阻止の戦い 
  「若狭の家」運営委員会(福井) 若泉政人
6.講演:原発は人類と共存し得ない -原発の即時全廃を目指して- 
  「若狭の家」運営委員会・共同代表(事務担当) 木原壯林
7.討論:原発再稼働阻止運動を発展させよう
   議事進行 「若狭の家」運営委員会共同代表 高瀬元通
8.反原発関連アピール 
9.閉会 司会   汚染水問題を憂う京都府民の会 内富 一

夕方から開催された集会「目前に迫った高浜原発再稼働をどう阻止するか -関西の運動の再構築ために-」(呼びかけ人代表 小林圭二)には、関西の反原発運動団体代表者が出席し、高浜原発再稼働に関する情勢、2015年前半にかけての、原発立地若狭と電力消費地関西を結ぶ再稼働阻止運動の進め方と今後の大まかな予定が話し合われ、関西での再稼働阻止ネットワークの再構築の必要性が確認された。
(後述の今後の行動予定を参照のこと)

・12月6日 「もんじゅを廃炉へ 全国集会」(敦賀)に参加した。集会後、たんぽぽ舎と共催した全国交流会では、高浜原発再稼働阻止行動の今後を討議した。(後述の今後の行動予定を参照のこと。)

・12月11日~13日 薩摩川内市民の団体『再稼働していいの?「52円の住民 投票」の仲間たち』の企画として、市内4ヶ所で開催された「講演会:事故後の避難はどう行われたのか?」に参加し、木幡ますみさん(福島の女たち)と木原壯林(「若狭の家」運営委員会共同代表)が講演し、住民と討議した。
  
一方、川内原発監視テントを訪問し、交流した。
・12月19日~20日 19日、高浜、大飯でビラ配布の後、福井、京都、滋賀、大阪の会員が交流会を持ち、再稼働阻止の運動について討議した。20日、ビラ配布の後、福井・近畿の運動について討議し、午後、福・福ネット主催の公演・講演会「飢餓海峡」に参加した。(後述の今後の行動予定を参照のこと。)

・12月26日 福井県庁前での金曜行動とデモ行進の後、交流会で高浜原発再稼
働阻止行動の今後を討議した。(後述の今後の行動予定を参照のこと。)

・12月28日 釜ヶ崎日雇労働者組合「越冬突入集会」で原発再稼働阻止運動へ
の参加呼びかけビラの配布と「若狭の家」からのアピールを行った。
この他、「若狭の家」は、若狭地域でのビラ配布、各種の集会や活動のための会合、宿泊に活用された。


高浜原発再稼働阻止へ向けて、「若狭の家」の活動計画(案)

「若狭の家」運営委員会は、2014年の活動と討議を基に、急を告げる高浜原発再稼働を阻止するために、次の行動を提案します。全国の皆さんのご支援とご協力をお願いします。なお、計画は情勢に応じて変更されることもあります。

高浜原発は、原子力規制委の新規制基準適合通知を受け、1月17日までのパブリックコメントを経て、規制委の再稼働正式認可を得ようとしている。正式認可が出れば、高浜町の議会全員協議会、福井県議会全員協議会での容認決議が行われ、内閣のGO発信を経て、再稼働されると予測される。安倍政権の衆院選勝利がこれを加速させているので、統一地方選前の3月高浜定例議会(2月臨時協議会の可能性もある)および福井県議会(2月開催3月9日終了予定)で決議される可能性もある(県議会議長は「自分の任期中に決議」と発言)。

再稼働阻止の運動は、現地高浜‐福井‐関西各地‐全国で連帯して展開されなければならない。集会・デモだけではなく、現地を中心にした宣伝、署名活動を強化し、各種各方面への申し入れ行動などを重層的に行う必要もある。一方、裁判闘争も重要である。12月提訴の高浜、大飯の差し止め仮処分の判決が2月中に出される。また、先の福井地裁判決の第2回控訴審は2月9日に行われる(金沢)。さらに、大津地裁への仮処分申請が提出される予定である。

「若狭の家」運営委員会は次の行動を提案する。

  1. 再稼働を認めないように要望する福井県知事、高浜町長宛の署名活動を展開
    する。具体的には、現在実施中の次の3系統6種の葉書署名活動を強化する。
    ①-1:全国から福井県知事宛の要望、①-2:全国から高浜町長宛の要望
    ②-1:近畿から福井県知事宛の要望、②-2:近畿から高浜町長宛の要望
    ③-1:京都、滋賀北部から福井県知事宛の要望、③-2:京都、滋賀北部から高浜町長宛の要望

    なお、県知事宛署名は、「もう動かすな!福井県民署名」実行委員会の活動に協賛するものであり、福井県内での署名は、この実行委員会の署名用紙で行う。一方、本葉書署名は福井県外での署名集めを主要活動としている。

  2. 1月31(土)~2月1日(日)に車30~50台、100人規模の車デモ、署名、街宣を展開する。2月中にも町議会で承認されかねない高浜原発再稼働を断固阻止する運動の一環である。行動への参加は、次の3グループとして募集する。
    ① 1月31日、2月1日両日参加(1泊:宿泊は夕、朝食付8,000円の民宿と「若狭の家」を用意している)、② 1月31日のみ、③ 2月1日のみ。
  3. 2月中旬~下旬に「住民の住民による住民のための説明会(仮称)」を開催する。原子力規制庁は、高浜町での住民説明会を行わないと言われている。したがって、管制でない説明会の意義は大きい。福井、関西、全国各地からの参加も呼びかけ、500人規模で開催する。
  4. 3月下旬に高浜現地で、再稼働阻止現地大集会・デモ・署名活動を行う。3月初旬は、3.11関連集会が各地で企画されているので、これに結集するが、再稼働阻止に向けては、現地闘争も重要である。高浜町議会、県議会の推移を見ながら、全国からの結集による千人規模の現地闘争を設定する。
  5. 5月、関電本社(大阪)包囲1万人集会を勝ち取る。関西は、若狭の原発で 発電した電力の消費地であり(若狭では、関電の電力は使っていない)、無意識的であっても、原発推進に加担してきたと言える。したがって、関西での原発NOの運動は、原発立地の運動とともに再稼働阻止行動の両輪となる。反原発団体を総結集した集会を開催し、関電に再稼働を断念させる行動を展開する。
  6. その他、以下の行動を積み重ねる。
     ・1月下旬、京都で再稼働阻止の集会を開催するとともに、京都府および関西広域連合に原発反対の姿勢を鮮明にすることを要望する。
    ・1月12日、若狭、舞鶴でビラ配布、街頭宣伝、署名活動を行う。
    ・1月19日~20日、若狭、舞鶴でビラ配布、街頭宣伝、署名活動を行い、高浜町長宛の署名を高浜町に提出し、申入れを行う。
    ・1月24日~25日、若狭、舞鶴でビラ配布、街頭宣伝、署名活動を行い、宿泊して原発再稼働阻止を目指した学習会を行う。学生の参加を呼び掛ける。また、かごしま反原発連合呼びかけの「全国金曜行動・交流会議」に代表を派遣する。
    ・毎週金曜日に各地で行われる「金曜行動」に極力参加する。

==========
上記「若狭の家」の再稼働阻止行動へのご参加とご支援をお願いします。

問合わせ 「若狭の家」運営委員会・事務担当共同代表(木原)
メール kiharas-chem@zeus.eonet.ne.jp TEL 090-1965-7102

毎週発行「川内の家」ニュース39号を掲載しました!

「川内の家」ニュースは、川内原発の再稼働反対を訴え、薩摩川内市駅前、市役所まえなどで毎週配布しています。

「川内の家」ニュース 39号 2015/01/02

田中委員長の「アリバイ視察」で暮れた14年
今年も、全原発が動かない1年にしよう

原子力規制委・田中委員長は年末、川内原発を視察した。福島原発事故をふまえてもなお、電源車や放水車を見ただけでことさらに「安全宣言」を唱えている。新規制基準をクリアしても100%安全とは言わない、などと発言しつつも、穴だらけの規制基準を指摘されても無視、電力業界側の都合ばかりを優先している。
福島第一の放射能汚染水処理はいまだ収束せず、高濃度汚染水の海洋放出を黙認している規制委には、二度と事故を起こさないという覚悟はないのだろうか。

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毎週発行「川内の家」ニュース38号を掲載しました!
12/26(金)は休刊、次回掲載は年明け1月2日(金)予定です)

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「川内の家」ニュース 38号 2014/12/19

九電が、川内原発は「安全」というのなら
30キロ圏内全市町で「住民説明会」を開け

「2011年3月11日」を境に、福島の事故を無視して原発を捉えることはできない。それが一般人の考えだ。しかし今、原発再稼働を進めようとしている人間は、原発によって利益を得る者ばかり。
私たちは、原発再稼働を進めたい者らに説明責任を求めると同時に、有言実行のもと、説明した内容に責任を持つことを求める。
机上の空論を連発したうえ、ただの「説明」で終わらせられたのでは、史上最悪の再来は免れない。

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