Category Archives: レポート、アクション、ほか

「5・3憲法集会 -戦争・原発・貧困・差別を許さない」
 日時 2015年 5月 3日(日)13時~15時半
 場所 横浜・臨港パーク http://web-saiyuki.net/kenpoh/pdf/20150503.pdf
 (主催 平和といのちと人権を 5・3憲法集会実行委員会)

『再稼働阻止全国ネットワーク 第2回総会』
 日時 2015年 5月 3日(日)16:30 ~ 19:30
 会場 かながわ労働プラザ 4F 会議室
 主催 再稼働阻止全国ネットワーク 事務局

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<地域の活動>4月14日の「高浜原発差し止め判決(福井地裁)」を受けて、伊方原発の地元市民団体が、原子力規制委に対し、次のような申し入れを行いました。

申入書 PDF版

高浜3・4号機の運転差止決定を受け
基準適合性審査等の中止を求める緊急申入書

原子力規制委員会 委員長 田中俊一様
原子力規制庁   長官  池田克彦様

2015年4月17日 伊方原発反対八西連絡協議会
          八幡浜・原発から子供を守る女の会

申し入れの趣旨

 貴委員会は4月14日に発令された高浜原発3・4号機の運転差し止めを命じる仮処分決定において、貴委員会の策定した新規制基準が多くの点において合理性を欠くと指摘されたことを厳粛に受け止め、伊方原発3号機に関する基準適合審査を直ちに中止するよう求める。
 貴委員会は同決定に基づいて、すべての原発の基準適合性審査を中止するよう求める。

申し入れの理由

 今回の仮処分決定は、原発の本質的な危険性を認定し、地震大国において、基準地震動を超える地震が高浜原発に到来しないというのは根拠に乏しい楽観的な見通しにしか過ぎない上、基準地震動に満たない地震によっても冷却機能喪失による重大な事故が生じる得ること、使用済み核燃料を閉じ込めておくための堅固な設備が設けられていないこと、使用済み核燃料プールの給水設備及び計測装置の耐震性がSクラスにされていないことなどから、高浜原発の運転によって直接的に住民の人格権が侵害される具体的な危険性があると判断した。

 決定では基準地震動の策定方法について「万一の事故に備えなければならない原発の基準地震動を平均像をもとに策定することに合理性を見出し難いから、基準地震動はその実績のみならず理論面でも信頼性を失っていることになる」と根本的な誤りを指摘。

 そして、本決定では「新規制基準は緩やかに過ぎ、これに適合しても原発の安全性は確保されない、新規制基準は合理性を欠く」と明確に述べている。そして高浜原発の脆弱性は「①基準地震動の策定基準を見直し、基準地震動を大幅に引き上げ、それに応じた根本的な耐震工事を実施する②外部電源と主給水の双方について基準地震動に耐えられるように耐震性をSクラスにする③使用済み核燃料を堅固な施設で囲い込む④使用済み核燃料プールの給水設備の耐震性をSクラスにするという各方策がとられることによってしか解消されない」と指摘。また事故時の「事態の把握の困難性は使用済み核燃料プールに係わる計測装置がSクラスであることの必要性を基礎づけるものであるし、中央制御室への放射性物質が及ぶ危険性は耐震性及び放射性物質に対する防御機能が高い免震重要棟の設置の必要性を裏付けるものといえるのに、これらのいずれの対策も取られていない」「新規制基準は上記のいずれの点についても規制の対象としていない」等、指摘している。

 伊方原発においては、免震重要棟は設置されていたが、その設置過程において、福島事故直後に完成した重要免震棟(緊急時対策所)は、新規制基準適合審査において、3号機建設当時の極端に小さい地震動の見直しを求められ、見直した後に「免震棟の基礎杭が折れる可能性がある」として緊急対策所を原子炉により近い場所に新規に建設する羽目となり、移転決定から建設までわずか半年足らずという「やっつけ仕事」で済ましており、安全性についての信頼性を欠いているものである。

 また注目すべきこととして、今回の決定は伊方原発1号炉設置許可取り消し請求訴訟の最高裁判決を示して「改正原子炉規制法の『設置変更許可をするためには、申請に係わる原子炉施設が新規制基準に適合するとの専門技術的な見地からする合理的な審査を経なければならないし、新規制基準自体も合理的なものでなければならないが、その趣旨は、当該原子炉施設の従業員や周辺住民の生命、身体に重大な危害を及ぼす等の深刻な災害が万が一にも起こらないようにするため、原子炉施設の位置、構造及び設備の安全性につき、十分な審査を行わせることにある(最高裁判所1992年10月29日第一小法廷判決 )参照。」とし、この決定が伊方最高裁判決の枠組みのもとに位置付けられていることを明確にしている。

 その上でこの最高裁判決を踏まえれば「新規制基準に求められる合理性とは、原発の設備が基準に適合すれば深刻な災害を引き起こす恐れが万が一にもないといえるような厳格な内容を備えていることであると解すべきことになる。しかるに、新規制基準は緩やかに過ぎ、これに適合しても本件原発の安全性は確保されていない。原子力規制委員会の田中俊一委員長の『基準の適合性を審査した。安全だとは申し上げない』という川内原発に関しての発言は、安全に向けてできる限りの厳格な基準を定めたがそれでも残余の危険が否定できないという意味と解することは出来ない。同発言は文字通り基準に適合しても安全性が確保されているわけでないことを認めたにほかならないと解される。新規制基準は合理性を欠いたものである」と結論づけているのである。

 以上のように指摘した通り、今回の仮処分決定は、関西電力だけでなく貴委員会にこそ向けられたものである。よって、貴委員会は新規制基準が多くの点において合理性がないことを指摘されたことを厳粛に受け止め、伊方原発3号機、および、すべての原発の基準適合性審査を中止するよう強く求める。

参考:
裁判所 判例集より
 伊方最高裁判決 1992年10月29日
 http://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=54276

<地域の情報>鹿児島の向原さんから、出水市議会本会議で採択された陳情についてのレポートです。

みなさま

本日、出水市議会本会議で、九電に住民説明会を求める陳情書が採択されました。
南種子町、屋久島町本会議でも、既に、同様な陳情ないし決議がなされています。
日置市、伊佐市では、委員会で採択され、本会議を待つばかりです。

ストップ再稼働! 3.11鹿児島集会実行委員会では、
鹿児島県内250キロ圏内にある各自治体に対し、九電に、各自治体ごとに住民説明会を要請するように求める陳情書の提出を呼び掛けていました。250キロ圏外の奄美を除く全ての自治体に陳情書が提出されています。

説明と同意は、事業責任者として当然求められることです。
住民説明会の予定はないと、住民に向き合うことを拒否してきた九電も、自治体の正式な決議を前に、再稼働前に住民説明会をせざるを得ないでしょう。

以上、お知らせします。

ストップ再稼働! 3.11鹿児島集会実行委員会
事務局 向原祥隆

大飯・高浜原発仮処分福井支援の会 HPから

大飯原発3、4号機 高浜原発3、4号機 運転差し止め仮処分の申し立て
http://adieunpp.com/karisasitome.html

鹿島弁護士の見解
http://adieunpp.com/karisasitome/150313kihi_kasima.pdf

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問合せ
大飯・高浜原発仮処分福井支援の会 事務局

〒910-0315 福井県坂井市丸岡町小黒29-1-1
 松田 正 090-2037-9322
 メール post@adieunpp.com
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「伊方の家」から、3・11伊方原発ゲート前行動のレポートが届きました。

風はありましたが、雪は降らなかったので一安心しました。
PR館からゲート前に降りるところから山を崩し 木を伐採し どこもここも大がかりな工事が・・・。

50名参加 10時過ぎから14時頃まで。
マスコミ TVも含め7~8社も!

ゲート前で、四電社長あての要請文を読み上げ、提出のあと「なぜ危険な伊方原発を再稼働せねばならないのか」というみんなの質問に、伊方原発発電所長代理の松本氏は、「電力の安定供給のためです。地球温暖化防止のためです。」と言いました。原発は止まっていても電気は足りているでないか!という声、多々あり。

広野氏(広野房一さん:1992年伊方1号炉訴訟の原告)の碑(「プルサーマル反対」記念碑)にかける短冊を補修したので、参加者でアピールのことばを書き込みました。最後に福島のおんなたちのビデオを見た後で、当会・大野が福島の集会と電話でつなぎ、2分ほどのメッセージを伝えました。

フォトレポート

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地図 出典 四国電力HP 平成26年08月27日 プレスリリース「伊方発電所構外における災害発生時対応用ヘリポートの設置について」 より。着工時期:平成26年10月、平成28年3月完成予定。


NHK NEWS Web 松山放送局 2015/3/11 22:11
「伊方町で反原発の集会」
http://www3.nhk.or.jp/lnews/matsuyama/8005840931.html

東京電力福島第一原子力発電所の事故から4年となる11日、伊方町の伊方原子力発電所の前で、原発に反対する市民団体が原発の廃炉を求める集会を行いました。

集会を行ったのは、「八幡浜・原発から子どもを守る女の会」など、原発に反対する複数の市民団体です。
11日は、伊方原発のゲート前におよそ40人が集まり、「伊方原発を再稼働させず、廃炉にすべきだ」などと抗議の声を上げました。
市民団体のメンバーらは、「福島を繰り返さない」などというメッセージをその場でカードに書いたり、全員で歌を歌ったりして原発への反対を訴えました。そして、対応した四国電力の社員に伊方原発の廃炉を求める請願書を手渡しました。

集会に参加した八幡浜市の男性は、「福島の事故が解決していない中で原発を再稼働させようという動きに憤りを覚えます。今後も原発への反対を強く訴えていきたいです」と話していました。

3月10日 九州電力 鹿児島支社 交渉報告    (川内原発民間規制委員会・かごしま 事務局から)

川内原発再稼働阻止闘争を闘う、すべての皆さん!

3月10日、私達は、昨年12月22日の「勧告書」手渡し以降2カ月半の準備を経て、満を持して、顧問・槌田敦先生を先頭に、規制委員17名の陣容で、九州電力鹿児島支社の交渉会場に乗り込みました。対するは、九州電力・岸本広報課長、他2名。岸本氏は、ご本人の弁によれば、玄海原発の運転・保守などを経験されてきた技術畑のベテラン。相手にとって不足なし。結論から言えば、交渉は延々3時間半の長丁場となった。

しかしながら、その大半は、九電側が文書回答をよこさないため、<岸本氏の口述を当方全員が筆記ー口頭によるその内容確認>の繰り返しという単純作業で費やされた。しかしながら、その結果として、九電側は、実質上「文書回答」をよこしたのと同じ結果となった。この「成果」は、追って、全国の皆さんに「確定文書+ポイント論点整理」の形で送り届けることが出来るので、乞うご期待!
 
・3月10日の対九電交渉の様子については、別掲・「西日本新聞」の記事を参照。私の力不足で、同一画面に掲載できない点は、ご容赦乞う。

私たちは、先の第90回金曜行動から、天文館に於ける「再稼働阻止・連続街宣行動」を、<共同街宣行動>として展開し始めました。

「かごしま反原連」としては、通常、第1金曜(この日だけは、県庁前抗議行動のあと、集会用具の片付けの後、近場で「相談会」が慣例)を除く、第2・第3・第4・(第5)金曜日を、天文館街宣に充てて行きたいと考えています。

多くのみなさまが、旗・横断幕・プラカード・チラシ・楽器・出来れば「シール投票板」などの各種ツールを持ち寄り、それぞれの思いを胸に、ご参加頂きたいと存じます。今この時、道行く多くの県民にアピールしないで、一体いつアピール出来るというのでしょうか?お互い全力を挙げて、市民のみなさまに対する広汎な情宣活動に努めましょう!そのため、5時45分~6時前までに、県庁前にお集まり下さい。どうか、よろしくお願いいたします。

・晴雨にかかわらず実施いたしますので、なるだけ多くの方にご参加頂けますよう、お願い申し上げます。

・旗&横断幕やポスター掲示の準備など:可能な方は、夕刻17:45分位には県庁前にお集まり下さい。

これからの再稼働阻止闘争を遂行するための、行動資金のカンパを募ります。どうかよろしくお願いいたします。

振込口座
**********
鹿児島銀行 坂之上支店
[普通]3033723
[名義]川内原発民間規制委員会・かごしま

**********
「民間規制委員会」の会員になりたい方 正会員:半年6000円、賛助会員:半年3000円
**********

◆問合せ
 川内原発民間規制委員会・かごしま
 委員長 松元成一
 事務局 岩井 哲
 連絡先 090-3419-6153 tetsu080846@po5.synapse.ne.jp

[忘れない3.11] 泊原発の廃炉をめざす会 講演会レポート
原発避難計画の検証「泊原発緊急事態 その時、私たちはどうなる?」

脱原発市民のみなさま

「泊原発の廃炉をめざす会」では、さる3月9日(月)に かでる2.7 に於いて『泊原発緊急事態! その時、私たちどうなる?原発避難計画の検証』と題する講演会を開催しました。

第一部は上岡直見氏(環境経済研究所代表)に、交通工学の視点から「原発避難計画の検証」と題した講演。

第二部は「原発避難計画、各政党はこう考える」と題し、知事選挙を目前に、各政党及び知事候補予定者に原発政策と道民の安全をどのように考えているのかについて語っていただきました。

平日の夜に開催したため、遠方であったり、ご都合よって、ご来場いただけなかった賛同人、原告の皆様に周知したいので、脱原発市民運動関連ネットワークにアドレスを公開致します。

     泊原発の廃炉をめざす会
     原子力防災避難プロジェクトチーム・核ゴミ担当世話人
     マシオン恵美香

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当日資料、映像

「泊原発の廃炉をめざす会」HP 講演資料
http://tomari816.com/blog/?p=1648

2015年3月8日 原発避難計画の検証 「泊原発緊急事態 その時、私たちはどうなる?」(北海道・岩内)

2015年3月9日 忘れない3.11「原発避難計画の検証」(北海道・札幌)
第1部 https://www.youtube.com/watch?v=PeFTmKXMULo
第2部 https://www.youtube.com/watch?v=t9I9joVRv6w

ブログ紹介 福島県郡山市議会議員:へびいし郁子さん

「川内原発再稼働反対の意見書提出請願は、本会議で採択!」
http://blog.goo.ne.jp/ikukohebiishi/e/a116b637ac562b42f42e235bcfcaeac5

(郡山市HPより)
議会案第6号 九州電力川内原子力発電所の再稼働に反対する意見書(PDF:84KB)
http://www.city.koriyama.fukushima.jp/683000/gikai/documents/2521_gikaian27i030.pdf

その他の意見書
http://www.city.koriyama.fukushima.jp/683000/gikai/ikensho.html

たんぽぽ舎 第27回総会 記念講演レジュメより
「原発再稼働!何が問題か」   講師 山崎久隆さん

【PDFダウンロード】

(見出し)
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  • 再稼働の問題点
  • 事故対策や防災体制なし
  • 再稼働の「順番」とは何か、その合理性もなし
  • 川内原発の再稼働早くて4月以降に(1/23 NHKニュース)
  • 【参考図】加圧水型軽水炉の仕組み
  • 川内原発 工事計画認可申請にみる危険性
  • 高浜原発 パブリックコメントへの意見
     「国は一体いかなる意見を聞きたいのか」
     「MOX燃料を使っている4号機の規制基準適合性審査とは」
     高浜原発周辺の危険な地質を見逃している
     重大事故の防止技術
     基準地震動
     炉心損傷防止対策
     全交流動力電源喪失対策
     高浜原発と防災

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「3.2福岡九電本店総行動」 九州電力本店会議室にて

地元鹿児島の「ストップ再稼働!3.11 鹿児島集会実行委員会」がよびかけた「九州電力は川内原発再稼働の前に住民への説明と同意を得よ」の緊急署名は、全国から約10万筆(ダンボール10個分)が寄せられました。社長・瓜生氏に対する面会要請は聞き入れられず、5時間におよぶ交渉のすえ、やむなく署名は一旦元帰りとなったとのこと。

署名提出 署名提出

九州電力本店(福岡市)包囲デモの様子


再稼働阻止全国ネットとして、九州電力あてに要請書を提出しました。
PDF版

要請書テキスト版

全国の再稼動反対の声を聞き入れ川内原発再稼働を断念せよ
東京支社でも申し入れに回答せよ

 川内原発の再稼働に対して、原発現地・周辺住民のみならず全国の人々から再稼働NOの
声が上がっている。東京電力福島第一原発事故の状況は4年経過しても何ら解決の目途が
立っていない。福島では、大地と川と海の放射能汚染が続き、12万以上の避難、多数の
仮設住宅住まい、小児甲状腺がん患者112人等の健康被害の増大と不安、放射能汚染水
コントロールできず海洋汚染中、核燃料の状況を把握できず廃炉への道が全く見えない。
 去る2月24日には郡山市議会で「九州電力川内原子力発電所の再稼働に反対する意見
書」が原案可決された。また、2月4日~5日には、鹿児島と福島の女性たちが霞ヶ関に
かけつけ、川内原発再稼働反対を経産省、原子力規制委員会、内閣府に申し入れた。

 「新規制基準」を満たしても安全とは言えないことは原子力規制委員会田中委員長が認
めている。また、川内原発の地震対策が全く不十分で、火山予知ができずひとたび大噴火
が起これば原発を制御できなくなることも明らかだ。おまけに、実現可能な避難計画もで
きず、周辺住民の不安・不満が高まっている。これらを含めて、規制委の設置変更審査書
に対して違法だとの指摘を含め全国の約1500人から異議申し立てが出された。

 さらに、現在、工事計画・保安規定の審査中であるが、そこで私たちは規制委にヒアリ
ングして次のことを明らかにした。九電が出した工事計画認可申請書が規制委サイトに掲
示されているが、「黒枠白抜き」マスキングがあちこちにあり、第3者が申請の可否の判
断ができない。ひとたび事故が起これば近隣に住む人々のふるさとも生活も仕事も奪う原
発事故を経験した私たちは、このような「黒枠白抜き」を許せない。全ての情報を公開す
るべきだ。さらに、九電が提出したマスキングだらけの工事計画申請書から、大尼の基準
地震動620ガルさえも達成できず安全性の担保が全く出来ていないことも明らかになっ
た。補正申請書の提出が大幅に遅れているのは当然だ。

 また、九電は工事計画認可がおりていないにも拘わらず、早くから工事を着工している
。設計ー>施工のルール破りで安全性が担保できるはずがない。直ちに実施中の工事を止
めよ。

 そもそも、核と命は共存できない。使用済み核燃料は10万年以上放射能を持つのにそ
の保管・管理の仕方も場所も決まっていない。原発が「安全だ、安い、無いと電力が足り
ない」と政府も電力会社も言ってきたがこれらが大嘘であることが今や誰にも明らかだ。
日本では、既に530日以上原発稼働無しで何不自由なく過ごしている。
それでもなぜ九電は川内原発の再稼働に固執するのか?

 ところで、私たちは昨年8月から毎月のように九電東京支社に抗議・申入れをしている
が、回答は一度も得ていない。東京支社は申し入れ内容については本店に尋ねろと答えな
い。東京には約200人の技術者が張り付いていると聞くが、是非とも東京支社において
も我々の質問や要請に回答する体制を作っていただきたい。
私たちは東京から本店に駆けつけ、以上のことを強く要請する。

2015年3月2日
再稼働阻止全国ネットワーク