「川内の家」ニュース 46号 2015/02/20

原発事故が起こっても、水をかければOK?
九電は、30キロ圏の全自治体で説明しろ


九電と国・規制委員会は、川内原発で事故が起こっても「水をかければOK」ということで合意しました。とんでもありません。福島原発では、消防や自衛隊が放水を行いましたが、それは他になす術がないからでした。そんなことで「安全」というのは、全くのペテンです。

格納容器が壊れても、水をかけるしかない
そもそもポンプ車やスプレーで水をかけるというのは、原発内の配管が地震でこわれ、原子炉を自前で冷却できないからです。急いで注水しても、メルトダウンまでに水は数10センチしか溜まりません。

また格納容器がこわれ、放射能が外に漏れ出した際はどうか。放水車から水をかけて汚染水にする、ということだけが「対策」です。伊藤知事は、「放出量は5.6テラベクレル(福島原発の2千分の一)だから避難の必要もない」と発言。住民の安全確保の責任を放棄する、「原子力ムラ」のウソには限りがありません。

3月2日、九電社長に申入れをします
鹿児島県の「3・11実行委員会」はこのかん、緊急署名活動を行ってきました。署名はたくさん集まりました。それを持って3月2日、30キロ圏の全自治体で住民への「安全説明会」を開け、と要求します。

これまで九電は、国や県のかげに隠れ、直に住民と向き合うことはありませんでした。やっても賛成派の慰労会のようなものでした。 再稼働のボタンを押すのは九電です。安全説明会は、「こんな対策で本当に住民の安全を守れるのか」、と直に問いただす場です。一緒に説明会を要求し、九電を追及しましょう。

◆3.2福岡九電本店総行動
日時 2015年3月2日(月)13:00より
場所 九州電力 本店まえ集合
近隣の方はぜひご参加ください。

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