「川内の家」ニュース 40号 2015/01/09
県市だけの「地元同意」は、国と九電の勝手
30キロ圏内全自治体の同意=拒否権を
昨年秋、薩摩川内市と鹿児島県は、川内原発の再稼働に「同意」しました。それをもって国や九電は、再稼働に前のめりになっています。しかし、県と地元自治体だけが「同意」すればよいという「川内方式」は、どう考えてもおかしいと思いませんか?
●30キロ圏全自治体の「同意」をとれ
今回、全国の160自治体のアンケート結果が出ました(左図)。「川内方式」が妥当だというのは34%、妥当でないというのは55%にのぼります。当然でしょう。
地元には、いくばくかの原発のおこぼれがあります。しかし周辺自治体は、事故時には放射能の被害をうけ、また避難してくる立地の人々を受け入れます。それなのに、再稼働に何の意志表示の機会も与えられません。これは、原発推進の国や電力会社に有利な仕組みです。また、いくばくかの利益のある、地元の「自分勝手」と言われても仕方ありません。
●再稼動反対!事故も避難もない1年に
5月のアンケートでは、「川内方式」に賛成する人はたった7.4%でした。「原発は危ない」、連帯しなければならない、という気持ちに満ちた健全な姿です。
「原発のおこぼれ」といっても、年間たった60億円程度で市の総生産の1.6%程度、市の固定資産税収入も減り続けています。安全の点でも、経済の点でも、「原発のある町」に未来はありません。原発利権のある商工会議所や一部の政治家だけがのさばり、自由に口がきけない「民主主義のない町」が続くだけです。
今年は事故も避難もない町づくり元年に!
◆1月24日(土)14:30~ 須藤靖明さん(火山物理学者)講演会
「川内原発再稼働と火山噴火リスク」(全国金曜行動総結集・大交流会にて)
主催・問合せ:かごしま反原発連合 090-3419-6153 tetsu080846@po5.synapse.ne.jp
◆1月25日(日)ストップ川内原発再稼働!1.25全国集会
集会 13:00~ | デモ 14:30~
鹿児島市 天文館公園
主催・問合せ:実行委員会 TEL 099-248-5455 info@nanpou.com
http://saikadososhinet.sakura.ne.jp/ss/archives/7892