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7/22の原子力規制委員会 臨時会議において、東電・福島第一原発で発生した放射能汚染水の「海洋放出計画」が了承されたことに対し、再稼働阻止全国ネットワークと規制委水曜昼休み抗議行動の連名で、抗議・申入書を提出しました。

2015年時点で政府は、海洋放出に反対する地元漁業者に対し「関係者の理解なしにはいかなる処分も行わない」と約束していたにもかかわらず、昨年4月これを完全に反故にし、海洋放出方針を決定。

抗議文(PDF)

 
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関連報道

2022年7月20日 18時05分 東京新聞
規制委が22日に処理水の海洋放出計画を認可へ 東電福島第一原発

2022年7月22日 11:53 日経新聞
規制委、処理水計画を認可 東電は23年春放出めざす

記事内図表 日経 処理水をめぐる経緯と見通し  記事内図表 東京新聞 処理水放出に向けた動き

 

 

2022年8月10日(水)17時半より、関西電力東京支社(東京・内幸町)前にて抗議行動を行いました。

「老朽原発・美浜3号再稼働阻止 現地緊急行動」に連帯
 <<<トラブル頻発老朽原発うごかすな、賄賂より廃炉>>>

関西電力は、炉規法(第四十三条の三の三十二)に反し営業運転後40年以上の美浜3号を再稼働しようとしています。

既に再稼働した高浜3号・4号、さらには大飯3号、4号でもトラブルが続出しているうえ、運転開始から45年超え、しかも、2004年に11人の死傷事故(5人死亡)を起こした美浜3号を再稼働することは、決して許されない行為です。

現地「老朽原発うごかすな!実行委員会」では関電本店(大阪中之島)および原発立地の美浜町でも抗議行動を続けており、東京でもこれに連帯し、何として再稼働反対の声を関西電力に届けるため、緊急抗議申入れ行動を行いました。

申入書PDF

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「老朽原発うごかすな!実行委員会」からの現地報告

 8.10「老朽原発・美浜 3 号再稼働阻止現地緊急行動」に80人   実行委ブログ

 

参議院選挙を迎える中、再稼働阻止全国ネットワークなど5団体が共同声明「老朽原発うごかすな」を発表し、声明に基づき各党に簡単な質問書を送り、各党から文書回答をいただきましたので、以下にその結果をお伝えします。残念ながら、公明党と日本維新の党からは回答をいただけませんでした。

公開質問書

回答まとめ(報告者 再稼働阻止全国ネットワーク 事務局 木村)

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原発廃止をめざす5団体による共同声明

老朽原発の廃止を参議院選挙で訴えようと原発廃止をめざす5団体が共同声明を出しました


 

<< 共同声明 >>

  • 老朽原発(40年を超えた原発)廃止を参議院議員選挙の共通公約にして、選挙で訴えていく
  • 老朽原発は2022年4月1日現在で次の4つを指す
    高浜1号・2号、美浜3号(関西電力)、東海第二原発(日本原電)

 添付PDF

 5団体
  再稼働阻止全国ネットワーク
  とめよう東海第二原発首都圏連絡会
  反原発自治体議員・市民連盟
  若狭の原発を考える会
  東電本店合同抗議実行委員会

共同声明の主旨

● 関西を中心に「老朽原発このまま廃炉」の大衆行動?大衆運動が盛り上がっています。昨年12月にも開かれ今年の5月29日にも『老朽原発このまま廃炉』の大集会が開催されました。
 このコロナ下で、大衆行動(おおぜいが参加する集会)の開催が、とても厳しい状況にもかかわらずの開催です。

● 歴代の自民党政権は、国政選挙のときは原発を公約に入れない=争点にさせない方策をとってきました。
 岸田自民党政権も7月参院選挙対策として、経産省などから「新規原発の建設・その他等々」を選挙公約に入れてほしいといわれても断っている(選挙公約に入れない)態度です。

● さらに加えて、世界的に原発利用の声が高まっていることに反撃が必要です。
 全国各地で「老朽原発このまま廃炉」の声を広げていきましょう。
 

再稼働阻止ネットニュース22号を発行しました

発行物(再稼働阻止ネットニュース)

全国各地で予定されている「3.11」関連行動のお知らせ
(以下は掲載時点の情報です。参加される際は主催者ホームページ等をご覧になり、日時・場所等をご確認ください)
 

★STOP女川原発再稼働「さようなら原発宮城県民集会」

 日時 2022年3月26日(土)14:00から集会、
  14:30からアピール行進
 場所 勾当台公園 市民広場(宮城県仙台市)
 主催 さようなら原発みやぎ実行委員会(参考サイト
 問合せ先 090-8819-9920(舘脇)

 
 
 
 
 
 
 

★東海第二原発いらない!第3波一斉行動

 日時 2022年3月5日(土)~12日(土)
 場所 みなさんの地元地域
 呼びかけ 東海第二原発いらない!首都圏ネットワーク
 問い合わせ先 info@shiderz.net (志田)

 
 
 
 
 
 
 

★日本原電本店抗議

 日時 2022年3月11日(金)17:00~18:00
 場所 日本原電本店まえ(東京・秋葉原)
 主催 とめよう!東海第二原発首都圏連絡会(facebook
 協力 再稼働阻止全国ネットワーク
 問い合わせ先:070-6650-5549(再稼働阻止全国ネット)

★東電本店合同抗議行動

 日時 2022年3月11日(金)18:45~20:00
 場所 東京電力本店まえ(東京・内幸町)
 呼びかけ 経産省前テントひろば、たんぽぽ舎 (ホームページ
 問い合わせ先 03-3238-9035(たんぽぽ舎気付)

★伊方原発の廃炉を求める3.11愛媛集会&デモ

 日時 2022年3月11日(金)17:30~
 場所 坊っちゃん広場(松山市駅前)~県庁まえ
 主催 伊方原発をとめる会 (ホームページ
 問い合わせ先 089-948-9990

★講演会「原発事故から12年目 過去といま、未来を考える」

 日時 2022年3月13日(日)13:30~15:30
 場所 コムズ 5階 大会議室(松山市)
  ※ZOOM参加希望の場合は要メール申込 ikata-tomeru@nifty.com
 主催 伊方原発をとめる会 (ホームページ
 問い合わせ先 089-948-9990

 

★「原発事故避難者住まいの権利裁判提訴と報告集会」

 日時 2022年3月11日(金)15:00~17:00
 会場 衆議院第一議員会館 大会議室
 主催 原発事故避難者住まいの権利裁判を支援する会(ひだんれん) https://www.facebook.com/hidanren/
 (当日午前中は、オンライン署名提出のため復興庁へ申し入れを行い、その後、東京地方裁判所への提訴を予定しています)
  (署名 原発避難者への懲罰的な『2倍家賃』請求を止めてください」)

★「3.11福島原発事故後11年 経産省本館まえ抗議行動」

~福島は終わってない、原発はグリーンではない、汚染水を海に流すな~
 日時 2022年3月11日(金)17:00~18:30
 場所 経産省本館まえ
 主催 経産省前テントひろば 参考URL http://www.labornetjp.org/EventItem/1645677564115staff01

★「2022原発のない福島を!福島県民大集会」

 日時 2022年3月12日(土) 10時からオープニング
 会場 キョウワグループ・テレサホール(福島市上町)
 主催 原発のない福島を!県民大集会実行委員会 http://fukushima-kenmin.jp/

★さようなら原発!栃木アクション2022プレ企画

 2022年3月6日(日) 吉田千亜さん講演会「県境の町を語る」
 2022年3月11日(金)日光市、那須塩原市、宇都宮市で街頭宣伝活動
 2022年3月12日(土)上映会「原発故郷3650日」(県総合文化センター 宇都宮市)
 2022年3月18日(金)上映会「原発故郷3650日」(佐野市勤労者会館 佐野市)
 2022年4月10日(日)上映会「日本と原発」「日本と再生」(鹿沼市民情報センター)
 2022年4月23日(土)講演会3.11から11年、今何が問われているか 講師 清水奈々子さん(日光市中央公民館)
 参考記事 https://www.asahi.com/articles/ASQ347DPJQ34UUHB00K.html

★「原発なくそう!核燃いらない!あおもり金曜日行動」

 日時 2022年3月4日(金)
 主催 なくそう原発・核燃、あおもりネットワーク http://nakuso-gk.net/
 JR青森駅前で500回目となる集会を行った。参加者約30人が使用済み核燃料再処理工場(六ケ所村)の稼働中止などを訴えた。2012年8月より、首相官邸前のデモに呼応して一週も休まず、主に青森駅前を中心に毎週金曜の街頭活動を続けている。

★「力あわせる200万群馬さよなら原発アクション」

 日時 2022年3月6日(日)高崎市役所前で集会とデモ
 主催 力あわせ200万群 さよなら原発アクション実行委員会

 日時 2022年3月5日(土)避難者の証言、署名活動の中間報告、講演会(講師:青木美希さん、鴨下全生さん)
 主催 原発をなくす前橋連絡会

★国際シンポジウム「3.11から11年 福島と世界の今を知り、核なき未来をつくろう」

 日時 2022年3月6日(日)
 <第一部:福島原発事故の今> 基調講演 武藤類子さん
 リレートーク(中手聖一さん、大賀あや子さん、宇野朗子さん、長谷川克己さん、織田千代さん、
 ごぼうさん、福島在住の母親、リンダ・ロジャースさん、ヤン・ヴァローデさん、ほか太平洋諸国からのメッセージ
 <第二部:これからの世界をどうつくっていくか>
  講師 川崎哲さん ほか
 主催 国際環境NGO FoE Japan、国際交流NGO ピースボート https://www.foejapan.org/energy/fukushima/220306.html

★「さよなら原発福井県集会」~原発のない新しい福井へ

 日時 2022年3月5日(金)トーク集会、講演会(講師 大島堅一さん)、パレード
 主催 さよなら原発福井県集会2022 ふくい実行委員会 http://311memorial.web.fc2.com/

★「原発のない社会へ2022びわこ集会」

 日時 2022年3月5日(土)
 基調報告 井戸謙一さん、神田香織さんのトーク、集会とデモ(大津市)
 連帯あいさつ:嘉田参議院議員、平尾米原市長
 主催 原発のない社会へ2022びわこ集会実行委員会 https://biwakoshukai.shiga-saku.net/

来る3月11日、2つの抗議行動にご参加ください
必ずマスクの着用をお願いします

『第44回日本原電本店抗議』 17:00~18:00
 主催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」
 協力:「再稼働阻止全国ネットワーク」
 最寄り駅:銀座線末広町駅 徒歩4分
 問合せ(たんぽぽ舎気付)070-6650-5549
※3・11日本原電本店へ「『東海第二原発の再稼働工事』やめて下さい」の署名を提出します。手元に集約した署名がある方はぜひご持参をお願いいたします。

 チラシ ダウンロード

『第102回東電本店合同抗議行動』 18:45~20:00
 呼びかけ:経産省前テントひろば、たんぽぽ舎
 最寄り駅:JR線新橋駅5分、三田線内幸町駅 徒歩3分
 問合せ(テントひろば)070-6473-1947

 2011年の東電福島原発事故から、今年の3月で丸11年です。東京電力の傲慢、独善、隠蔽、無責任体質は現在も継続中です。
 東電への抗議の声を挙げましょう。
 当日の発言予定者は、鎌田慧さん、落合恵子さん、菅井益郎さん、鴨下裕也さん、鴨下全生さん、野口修さんほかです。

 チラシ ダウンロード

◎コロナウイルス蔓延防止の観点から、体調のすぐれない方や持病のある方は無理をしないでください。

12/7(火) 院内ヒアリング集会「放射能汚染水の海洋放出は許されない!」の速報

質問5項目に対する政府側の回答(概略)と、私たちの追及を速報する。(報告者 木村)

A 海の放射能汚染は許されない

【回答】太平洋を放射能汚染してはいけないと訴える質問に対して、経産省(資源エネルギー庁)担当は、安全性が確認されたら国際ルールに則って「海洋放出」するとの回答。

特に世界三大漁場のひとつ「北西太平洋漁場」の放射能汚染について、豊かな漁場を認識しながら、経産省は国際的ルールにより人体に影響が無いと言い張り、東電はALPSを使って浄化すると回答。
一方で、小委員会の議論で、生物多様性や「北西太平洋漁場」からの水産について議論していない、東電福島原発事故直後に莫大な放射性物質を放出したことに対する総括無しと指摘し、意図的に海に出すことは許されないと問うても、経産省は回答を避け「廃炉」と「復興」を口実に「海洋放出」を言い張るのみ。

B 現在の「海洋放出」計画の概要と問題点

【回答】「廃炉」(30~40年工程)について東電が「見直し」が必要であることを認めた。100年~300年かかるとの指摘にも返答無し。原子力規制庁も「廃炉」のシナリオの見直しが必要と認める。
 東電福島第一原発が危険な状態であること、燃料取り出し大幅遅れ、「廃炉」の姿が不明確なまま全体像を答えずに「廃炉」口実に汚染水「海洋放出」がおかしい、と指摘。凍土壁溶融問題は聞けず。

C 放出位置は基線の内側?それとも外側?

【回答】外務省は「領海になる」の回答を確認。一方で東電は立坑(内水)からの放出と回答。両者の矛盾は時間切れで追求できず。

D 地元の反対

【回答】福島漁連や福島県民への説明を今後二年間続ける。食材への影響は答えずにALPS処理水を流すと言い張るのみ。

E 周辺国・大平洋沿岸国等の懸念とロンドン条約・国連海洋法条約・環境影響評価

【回答】外務省は周辺国からの懸念を承知している、透明性を持って説明している、IAEAと連携との主張。ロンドン条約と議定書について、船舶からの放出でないので対象にならない。国連海洋法条約にも違反しない、海洋放出は過去にも行われてきた。国連人権委員会の指摘に対して外務省は書面で回答している。環境省は、原子力発電所の事業実施後ゆえ環境影響評価の対象に含まれないと回答。事故を起こし新たな長期事業をしようとしているにも拘らず環境影響評価対象としない。

東電の環境影響評価結果は承知している。IAEAがレビュー予定。事故後の原発の長期「放出」事業ゆえ環境影響評価をするべき、「人工海洋構築物」からの「放出」ゆえロンドン条約の対象にするべき、内部被ばくをシーベルトで評価できない、拡散シミュレーションは太平洋全体で評価しないといけない、と指摘。

文書による事前回答をもらえずヒアリングに臨んだので、質問時間が短く追求は十分ではなかった。それでも、ヒアリングから参加してくださった福島みずほ議員も積極的に発言され、最後に「放出してしまえば二度と戻せない」と鋭い指摘をし、2時間のヒアリングを終えた。

20211207 UPLAN【前半(事前学習会)】

YouTubeで表示

20211207 UPLAN【後半(院内ヒアリング)】
YouTubeで表示

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開催案内

12/7(火) 院内ヒアリング集会「放射能汚染水の海洋放出は許されない!」(このイベントは終了しました)


 

とめよう!東海第二原発 首都圏連絡会 Facebook より)

 第1次集約:2021年10月31日(終了)  第2次集約:2022年2月28日

 署名用紙【PDFダウンロード】

2021年3月18日、水戸地方裁判所は東海第二原発差止訴訟において、日本原電に対して再稼働差止めの判決を下しました。

しかし日本原電は翌日、判決に不服として東京高裁に控訴しました。判決では特に東海第二原発周辺の14市町村における『広域避難計画』が不十分だとして、事故が起これば「住民が安全に避難することができない」とされたにもかかわらず東京高裁に控訴したのです。
これは日本原電がこの水戸地裁判決を真摯に受け止める姿勢がなく、事故が起きた際の住民を安全に避難させることを軽視している、と言わざるを得ません。

そして今もそのための再稼働工事を続けていて、来年の2022年12月に東海第二原発を再稼働させようとしています。しかも実際には、この2022年12月の前の段階の9月頃に「使用前検査」として、原子炉に燃料が装填されるので事実上、この段階で原子炉の再稼働が始まるのです。

この再稼働を止めるため、今年5月、茨城、千葉、東京の多くの首都圏の脱原発市民団体で結成された「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」も参加している「東海第二原発いらない! 首都圏ネットワーク」が結成され、8月1日からそのための署名活動を開始しました。

来年12月とされる東海第二原発の再稼働を阻止するため、1人でも多くの方に署名して頂きたいと思います。宜しくお願い致します!

署名実施団体:東海第二原発いらない!首都圏ネットワーク

署名送り先・問合せ先
◆東海第二原発いらない!首都圏ネットワーク
 〒302-0109 茨城県守谷市本町281(常総生協 気付)
 TEL:0297-48-4991
◆たんぽぽ舎
 〒101-0061 東京都千代田区神田三崎町3-1-1 高橋セーフビル1F
 TEL:03-3238-9035

2021/7/13(火)開催 院内ヒアリング集会「“深層防護第5層”の実効性を問う」の報告

日時 2021年7月13日(火)13時~17時
場所 参議院議員会館 101会議室

事前質問(PDFダウンロード
回答(PDFダウンロード

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事前確認(13時~13時50分)
 3.18水戸地裁判決内容、IAEAによる深層防護第5層の定義
省庁ヒアリング(15時~16時)
 事前質問および回答に基づくヒアリング
情報交換会(~17時)
 今後の課題
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開催前日に受け取った回答書面に基づき、原子力規制庁(2名)、内閣府(3名)、資源エネルギー庁(4名)の計9人からヒアリングした。主催側の発言者は、大石光伸さん・山崎久隆さん・披田信俊一郎さんほか計29名。

経産省(資源エネルギー庁)は、原子力発電の安全のためIAEAが求めている深層防護-第5層(放射性物質の大規模な放出による放射線影響の緩和)について日本国内でそれを確認あるいは審査する組織は無く、「避難計画の策定は、原子力発電の稼働や再稼働の法令上の要件とはなっていない」との驚くべき回答をした。

福島事故原因も未解明のまま、原子力規制委員会は発足後数カ月で原災法に基づく原子力災害対策指針を策定。さらに、新規制基準においては、事故前に採用していた「立地審査指針」を審査基準として使用していないこと、事故後発の再稼働審査(2012年)で実施された「ストレステスト」が、新規制基準においては「参考」にとどまっており、内容については考慮されていないこと等を合わせて確認した。

3.18水戸地裁による
「避難計画等の第5の防護レベルについては、本件発電所の原子力災害対策重点区域であるPAZ及びUPZ(概ね半径30km)内の住民は94万人余に及ぶところ、原子力災害対策指針が定める防護措置が実現可能な避難計画及びこれを実行し得る体制が整えられているというにはほど遠い状態であり、防災体制は極めて不十分であるといわざるを得ず、PAZ及びUPZ内の住民である原告79名との関係において、その安全性に欠けるところがあると認められ、人格権侵害の具体的危険がある」
として東海第二原発の運転差止を命じた判決は、国内すべての原発に当てはまるはずである。

現在の避難計画には実効性が無く深層防護-第5層の確認ができていないうえ、新規制基準による審査が「緩やかに過ぎ合理性を欠く(*)」ことをあらためて確認した。

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IWJ様に取材していただきました。ありがとうございます。
「54基の原発は、一旦ゼロベースに運転許可を取り消し、一から、立地審査も含めて見直すべき」~7.13院内ヒアリング集会 IAEA「深層防護第5層」の実効性を問う 2021.7.13 リンク

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(*) 2015年、福井地裁による高浜原発3・4号機差止め仮処分における決定の一部

参考(裁判所 判例:(ヨ)第31号大飯原発3)
参考(福井弁護士会 会長声明)

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開催案内を見る