Category Archives: 若狭・福井・石川

東洋経済ONLINE 2016年05月26日
「もんじゅは危なすぎる、廃炉するしかない」 伴英幸・原子力資料情報室共同代表に聞く
岡田 広行 :東洋経済 記者
http://toyokeizai.net/articles/-/119466

高速増殖炉「もんじゅ」は、発電に用いた燃料以上の燃料を生み出すという「夢の原子炉」の実用化のために建設された。だが、事故や安全上のトラブルが相次いだ。安全管理に問題があるとして、このほど、原子力規制委員会が運営主体の変更を求める勧告を、監督者である文部科学相に突き付けた。
こうした事態を踏まえて、原子力の専門家である伴英幸・原子力資料情報室共同代表に、もんじゅのあり方について聞いた。

見出し
■「もんじゅはきわめて危険な原子炉だ」
■減容化・有害度低減は絵空事
■核燃料サイクル見直しにも波及

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びわ湖一周デモ 総行程235キロ走破(5日間)700名で史上初のデモ達成

5月4日、大津地裁のある大津駅前を出発。東京、千葉、兵庫、愛媛からも参加。22キロの行程を250名の参加者がデモ行進。車デモやアメーバデモを行いながら、5月8日、大津駅前に到着。

ブログ【高浜→関電本店リレーデモ】

大津駅前スタート集会 挨拶 木原壯林さん(若狭の原発を考える会)

 びわ湖一周デモ実行委員会の木原です。おはようございます。
 この度は、若狭にある13機の原発全て、および高速増殖炉もんじゅの廃炉を求める、びわ湖一周デモを企画しましたところ、かくも多数の皆様にご参集いただき、誠にありがとうございます。
 このデモは、関西1450万人の水源・美しいびわ湖が放射性物質によって死の湖になる前に、滋賀、京都を始めとする近畿が放射性物質によって廃墟となる前に、全原発を廃炉に追い込むこと、および、私達の子や孫、その子孫に残す負の遺産・使用済み核燃料をこれ以上増やさないことを願って呼びかけられたものです。

 さて、福島の事故から5年経ちますが、避難された10数万の方々のほとんどは故郷を失ったままです。関連死された方は、2000人を超えたと言われています。一方、溶け落ちた原子炉は、高放射線で、内部の様子はいまだに分からず、汚染水は垂れ流され続け、事故終息の目途は全く立っていません。
 それでも、電力会社、規制委員会、安倍政権は全く反省せず、熊本・大分大震災を目の当たりにしても、川内原発を運転し続け、高浜原発、伊方原発などの再稼働を粛々と進めようとしています。許してはなりません。

 ところで、今年2月の高浜原発再稼働にあたって、関電は、重大事故に繋がりかねないトラブルを、2度も起こし、加えて、ヘリコプターから搬送中の資材1トン近くを落下させました。これらのトラブルは、老朽原発の危険性を示すとともに、関電が原発施設を運転する能力と資格を持ち合わせていないことを実証しています。
 また、再稼働にお墨付きを与えた新規制基準が、デタラメな基準であり、規制委員会の審査が無責任極まりないことを明確に物語っています。

 さて、去る 3月9日、大津地裁は、高浜原発 3、4号機の運転を差止める決定をしました。
 この画期的な決定で、大津地裁は「福島事故の原因究明は不十分であるので、新規制基準は安全性の根拠とはならない」と断言し、関電は、原発の安全性の立証責任を果たしていないとし、避難問題が含まれない新規制基準の欠点も指摘しました。
 大津地裁の決定に対して、関電は、異議を申し立てただけでなく、八木社長が「今後、原告側に損害賠償を請求することも考えられる」と、裁判制度を根底から覆しかねない恫喝を行っています。

 一方、関西経済同友会の角副会長は、「なぜ一地裁の一裁判長によって国のエネルギー政策に支障をきたすことが起こるのか」と述べ、仮処分自体を禁じるための法改正を求めました。三権分立と司法の尊厳に真っ向から挑戦してまで、原発を再稼働させようとしているのです。
 さらに、規制委員会は4月20日、40年越えの超老朽高浜原発1,2号機の新規制基準適合を正式決定しました。40年越えで、世界的に見ても老朽な原発に再稼働の道を開き、「40年原則」の骨抜きを企むものです。老朽原発再稼働を許してはなりません。

 次に、若狭の原発の大事故によって、広域が汚染されたとき、避難は不可能であることを強調させていただきます。
 福島原発事故では事故炉から約50kmの距離にある飯舘村も全村避難を強いられました。また、約200km離れた東京や千葉にも高濃度の放射性物質が飛来しました。このことは、若狭の原発で重大事故が起こった場合、原発のある若狭だけでなく、原発から 100km以内にある、約150万人が住む滋賀県や約 250万人が住む京都府の全域が永遠に住めない汚染地域になりかねないことを示しています。

 ところで、若狭で福島級の事故が起これば、若狭や近畿北部の交通事情からして、若狭からの避難は著しく困難です。さらに、滋賀や京都も避難地域に加われば、数百万人の避難となり、どんな避難計画を作っても、避難は不可能であることは明らかです。したがって、避難の要因を作る原発の即時全廃を求めることが肝心です。

 なお、私達は、全原発の即時廃炉を目指していますが、最悪でも、老朽原発の再稼働や原発新設を阻止しなければならないと考えています。そうすれば、国内の原発は2030年に13機に、2046年にはゼロになります。原発のない、負の遺産・使用済み燃料を産み出さない社会を実現できます。福島事故以後の経験は、原発は無くても電気は足りることを証明しました。原発を全廃し、事故の不安のない社会を築きましょう。
 今朝は心配された雨も上がりました。天候も琵琶湖を守ろうとしているかのようです。今日から5日間、元気に原発全廃を訴えましょう。
 なお、今からデモは、大津地裁の前を通ります。仮処分裁判の異議審は来る10日に予定されています。大津地裁の大英断に感謝と連帯の声を届けましょう。
ありがとうございました。

Photoレポート

5月4日10時
大津駅前に集合した参加者
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大津地裁前から琵琶湖へ
向かうデモ隊250名
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関西電力滋賀支店前での
抗議のコール
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近江大橋をわたるデモ隊
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休憩地の「草津道の駅」
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先頭は田中徹実行委員長(80才)
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スピーカーからは
「故郷は原発を望まない」の歌
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強風に耐え、安土城に入るデモ隊
元愛荘町長らから激励受ける
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デモにはこんなバナーも
 
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5・6・7月全国共同行動について

4月6日の関電東京支社行動の報告を簡単にいたします。事前に「申し入れ」行動を4人で行ないました。申入書は、再稼働阻止全国ネットワークと反原発自治体議員・市民連盟がそれぞれ読み上げ提出しました。

参加した仲間からは、大津地裁仮処分決定に関しての関電幹部の発言は、日本の三権分立を否定し、住民の意見を踏みにじる重大な背信行為ではないかとの怒りの声が出されました。また、質問には必ず回答することを強く要請しました。17時半からの富国生命ビル前での抗議集会には100名近くの仲間が集いました。この日だされた川内原発の運転差止め抗告棄却(福岡高裁)に対する批判の声もありました。これからも追及をあきらめないことを確認して終了しました。

※次回、関西電力(高浜原発)に対する抗議行動は5/11(水)17:30から、四国電力(伊方原発)に対する抗議行動は4/20(水)18:30からです。ご参加ください。
 

関西電力株式会社
森 詳介 会長 殿
八木 誠 社長 殿

申入書

2016年4月6日
再稼働阻止全国ネットワーク

 3月9日大津地裁(山本義彦裁判長)は、高浜原発3、4号機の運転を差し止める決定を下しました。近隣の滋賀県民の訴えを認めた画期的な判決です。原発は安全ではない、新規制基準は安全性を保障していないと明快に述べています。しかしその後の貴社の態度にはこの事態を真摯に受け止めていると思えない発言がなされています。公共性が高く、社会的責任も重い立場である貴社は、発言に責任を持ち、住民に答える義務があります。以下の質問に明快にお答え下さい。

一、決定文の中で、安全性の立証は、原発資料を多く所有する関西電力がすべきとあります、すなわち近隣住民の安全の危惧に十分答えていないという判断ですが、貴社はどうお考えですか?

一、原子力規制委の田中委員長は「新基準に適合しただけで、原発の安全性を保証したものではない」と言っていますが、貴社の見解はどうでしょうか?

一、御社の八木社長は、記者会見において「不服申し立てにおいて勝訴したなら、損害賠償請求もありうる」と述べています。こうした発言は、住民は文句を言うなという恫喝そのものと思いますが、見解をお聞かせ下さい。

一、御社の森会長は関西経済連合会の会長でもありますが、記者会見において「不当な判決は取り消していただければならない」と内容の精査もなく裁判所を批判しています。これは重大な司法への挑戦といえますが、貴社はどう考えますか?

一、また関西経済連合会の角副会長も「裁判で国のエネルギー政策に支障をきたすことは疑問なので、原発の運転を差し止める申請を禁止する法律改正が必要」とまで述べています。これは住民の権利や発言の自由まで制限するという、どんでもない発言と思いますが、貴社も同じ考えかどうか見解をお聞かせ下さい。

以上、貴社の誠意あるご回答をお願い申し上げます。

 

関西電力株式会社
八木 誠 様

2016年4月6日
反原発自治体議員・市民連盟
共同代表 相沢一正 佐藤英行
       福士敬子 武笠紀子

高浜原発周辺住民への「住民説明会」を開くよう求めます

高浜原発4号機がレベル4の事故(関西電力発表)で、自動停止しました。その後、大津地裁の停止命令により高浜原発3号機が止まりました。しかし、貴社は、高浜原発3・4号機の再稼働を諦めていないことが、様々な報道により分かっています。その上、老朽化した1号機・2号機まで40年を超えての運転延長を原子力規制委員会に申請していいます。

 高浜原発周辺自治体では、県域を越えて多くの市民が最悪の原発過酷事故が起こるのではないかと心配しています。テレビで報道された4号機稼働の映像は忘れられません。スイッチを入れた途端に制御室に警報機がけたたましく鳴り響いたのです。私たちにとって衝撃的だったのは、それだけではありません。その場に鯛合っていた関西電力の4号機担当の職員と原子力規制庁の職員が、事態が飲み込めずに慌てふためいて、右往左往している様を見た事です。その後の発表と報道が小さかったために、事態が緊迫していたことが世間に知られていませんが、一つ間違えば、福島第一原発メルトダウン事故の二の舞ともなりかねなかったと聞いています。

 慎重の上にも慎重に準備された(違っていたら許しがたいことです。)と思われる、報道関係者を原子炉制御室に招いての4号機の稼働の場でのあの失態は、原発稼働・原子炉運転に携わる職員の管理能力を疑わざるをえません。そして、恐ろしいことにそれら原発に関わっている人たちの能力に周辺自治体住民の命運がかかっていることです。

 高浜原発の再稼働は、遠く離れた地域に居ても非常に心配ですが、原発周辺自治体住民にとっては、自分と子どもや孫の将来に係る重大な関心事です。1月27日の連盟からの申し入れ書でもお願いしましたが、再度の要請です。

要望があるところには県を越えて、原発周辺自治体住民への、誰でも参加できる「住民説明会」を開いてください。

以上

 
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(このイベントは終了しました)

近隣のかたはぜひご参加ください。

原発全廃!びわこ一周デモ2016・・関電はびわこを汚すな!

日時 2016年 5月4日(水)~8日(日)
場所 JR大津駅~琵琶湖周辺

呼びかけ 第50回脱原発市民ウォーク・イン・滋賀実行委員会
協賛   さいなら原発・びわこネットワーク、若狭の原発を考える会

主催「原発全廃!びわこ一周デモ2016実行委員会」(委員長・田中 徹)
問合せ 稲村守 携帯 080-5713-8629 メール sinamu2002@yahoo.co.jp

<行程>
5月4日(水・休)10時
 JR大津駅前出発~関電滋賀支店前経由~近江大橋~11時半イオン昼食12時半出発~14時半「草津道の駅」休憩~17時JR野洲駅解散

5月5日(木・休)10時
JR野洲駅北口・びわこ側出発~朝鮮人街道~12時半近江八幡平和堂昼食~17時南彦根駅解散

5月6日(金)「車デモの日」
10時 JR南彦根駅・びわこ側出発~10時20分JR彦根駅前・びわこ側~
11時 長浜市役所申入れ~11時40分長浜平和堂昼食~高月・・新旭(宣伝車で宣伝・ビラ配布)
15時半 高島市役所申入れ16時10分出発・・JR近江高島駅宣伝
17時解散

5月7日(土)
10時 JR近江高島駅出発~12時北小松近辺昼食~13時40分JR志賀駅前休憩~17時JR堅田駅解散

5月8日(日)10時JR堅田駅出発~12時坂本平和堂昼食~14時大津京駅前休憩~16時JR大津駅東徒歩5分教育会館で集約集会17時終了

※デモ参加費は無料。5月6日の車も無料。
※宿泊は各自でお手配を。配車必要のため5月6日のみ必ず事前申し込みを。


<賛同要請>団体・個人を幅広くお願いします。(一口 1000円)
 郵便振込 口座[01030-6-63321] 口座名[稲村守]
 ※賛同者(団体)名の公表について通信欄にご記入ください。

▼クリックすると大きい画像で表示します
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1/24(日) 高浜原発再稼働を許さない!全国集会(福井・高浜町)

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1/27(水) 関西電力 本店まえ行動(大阪)

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★「原発現地へ行く基金」交通費カンパのお願い★

[ 基金の目的 ]

高浜原発の再稼働が迫っています。伊方原発再稼働阻止の行動と同時に、全国の力を総結集して、現地行動をやりぬく体制を築き上げたいと思います。現地行動に個人として参加したい方のために交通費の補助を基金から供出します。

[ 基金の振込先 ]

●ゆうちょ銀行
 郵便振替口座番号 00190-0-361095
 加入者名 原発現地へ行く会(ゲンパツゲンチヘイクカイ)

●城南信用金庫 九段支店
 口座番号 (普通)334455
 口座名称 原発現地へ行く会(ゲンパツゲンチヘイクカイ)

●団体一口:5000円 個人一口:1000円
一口以上のご協力をお願いいたします。

◆クリックすると大きい画像で表示できます
「原発現地へ行く基金」交通費カンパのお願い

基金についてのお問い合わせ 原発現地へ行く会
 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-42 日東ビル 梨の木舍内
 TEL: 070-5019-5907 FAX: 03-3238-0797 E-mail: info@sendaiikou.com

◆日程変更のお知らせ◆

 

事務局会議において、当初予定しておりました1月30日(土)・31日(日)の全国相談会を延期し、現地行動に注力することを決定致しました。各行動にご参加ください。

高浜原発再稼働に関して状況が緊迫しています。関西電力は3号機の再稼働を1月下旬とし、一部では1月28日~30日にも再起動との報道もあります。そのため、再稼働阻止全国ネットワークでは、高浜現地や関西での行動呼びかけに応え、全力で再稼働反対の声と行動を全国各地から湧き起こして行きたいと思います。

高浜原発に関する地元自治体の状況、福井における裁判等の状況を踏まえ、比較的早い段階から全国相談会開催に向け準備してきましたが、現状においては、高浜原発再稼働阻止行動に全力を投入することが重要と考え、1月30日・31日に予定していた「全国相談会」を延期致します。現地会場手配などご協力いただいた関係者の皆さま、交通手段確保のご準備を頂いていた皆さまには大変申し訳ございません。ご了解の上、ご対応下さいますようお願い申し上げます。

◆高浜原発再稼働を許さない1.24全国集会◆
 2016年1月24日(日)12時~17時
  12時~ 高浜原発ゲート前集会
  14時~15時30分 屋内集会(高浜町文化会館)
  17時ごろ デモ終了(終了後、再稼働阻止ネットは高浜町での交流会を検討中)

 主催 高浜原発再稼働を許さない!1.24全国集会実行委
 問合せ 若狭の原発を考える会(TEL 090-1965-7102)

◆高浜原発再稼働を許さない!関電包囲全国行動◆
 2016年1月27日(水)16時~20時
  第1部 16時 ~ 18時半
  第2部 18時半 ~ 20時
  場所 関西電力本店まえ(大阪市北区中之島3丁目6番16号)

 主催 「高浜原発再稼働を許さない!関電包囲全国行動」実行委員会
 問合せ
    原子力発電に反対する福井県民会議(宮下) TEL 0776-21-5321
    若狭の原発を考える会(木原) TEL 090-1965-7102

◆関電東京支社まえ抗議行動(首都圏行動)◆
 2016年1月27日(水)18時30分~20時
 場所 関西電力 東京支社まえ(内幸町 富国生命ビルまえ)
 主催・問合せ 再稼働阻止全国ネットワーク
 メール info@saikadososhinet.sakura.ne.jp TEL 070-6650-5549

高浜原発再稼働をゆるすな!高浜現地から関電本店までリレーデモ(福井-京都-大阪)

リレーデモ趣意書

日程 2015年 11月8日(日)~11月20日(金)
 

●リレーデモ通信●(現地リポート)

 
11/8(日)正午 高浜原発まえ出発集会+高浜町役場までデモ+交流会
11/9(月)10時 高浜町役場への申入れ+JR小浜駅までデモ+交流会
11/10(火)10時 JR小浜駅~熊川宿までデモ+交流会
11/11(水)10時 熊川宿~JR近江今津駅までデモ+交流会
11/12(木)10時 JR近江今津駅~近江高島駅までデモ+交流会
11/13(金)10時 JR近江高島駅~志賀駅までデモ+交流会
11/14(土)10時 JR志賀駅~おごと温泉駅までデモ+交流会
11/15(日)10時 JRおごと温泉駅~大津駅までデモ+集会(大津教育会館)
11/16(月)10時 JR大津駅~関電 京都支店前までデモ+集会(詳細後日)
11/17(火)10時 関電 京都支店前~JR長岡京駅までデモ+交流会
11/18(水)10時 JR長岡京駅~上牧~高槻駅までデモ+集会(詳細後日)
11/19(木)10時 JR高槻駅~吹田駅までデモ+交流会
11/20(金)10時 JR吹田駅~関電本店までデモ、関西電力申入れ、同18時30分から関電包囲大集会

呼びかけ 高浜・関電本店リレーデモ実行委員会
問合せ 木原(若狭の原発を考える会)
TEL:090-1965-7102 FAX:075-501-7102 Mail:kiharas-chem@zeus.eonet.ne.jp

 

賛同・申込み

リレーデモ趣意書

高浜原発再稼働を許さない!
高浜原発から大阪関電本店までのリレーデモで訴えよう

福島第一原発の事故では、十数万人が財産と故郷を失い、多くが関連死され、困窮生活を強いられ、癌の不安にさいなまれています。一方、今でも事故炉の詳細は分からず、事故収束の目途は立たず、汚染水の漏洩防止、浄化作業はトラブル続きです。原発は人類の手におえない装置です。

それでも、九州電力と政府は、8月11日および10月15日に、30年越えの老朽原発・川内1号機および2号機の再稼働を強行しました。しかし、1号機は、早速の8月21日、大事故に繋がりかねないトラブルに見舞われました。水蒸気を冷却・復水するために海水を流す細管の破損です。長期に亘り、高温海水に接触してきた同細管の腐蝕は容易に予測できるものですが、原子力規制委の審査では、その点検と取り換えを免れています。このように、規制委の審査では、安全にとって肝心な点の多くが見落とされています。

高浜原発3、4号機も30年越えの老朽原発であり、しかも、危険度が高い加圧水型・混合酸化物燃料原子炉です。規制委は、この原発を、安全とは縁遠い「新規制基準」で審査し、本年2月に適合としました。

高浜原発で、福島原発級の事故が起これば、地形から考えて、住民避難は極めて困難です。近畿1450万人の水がめ・琵琶湖、大都市・大阪、京都、名古屋は、それぞれ50、60、100、150kmの近距離にあり、甚大な放射性物質被害が危惧されます。若狭の面する日本海は閉鎖水域ですから、海洋汚染も極めて深刻になります。

今、大多数の人々が、原発再稼働に反対しています。それでも、戦争法案を強行し、沖縄に基地負担を強要し、農業、医療などを犠牲にして大企業を優遇するTPPに合意した安倍政権は、原発再稼働に極めて意欲的です。それは、①使用済み核燃料の処理や保管を考えず、事故による損失を度外視すれば、安上がりである原発電力によって、電力会社や大企業に利潤を与えるためであり、②原発輸出によって、原発産業に暴利を与えるためであり、③原発をベースロード電源とした「戦争できる国」を造るためであり、④核兵器の原料プルトニウムを製造するためです。すなわち、安倍政権は「現代と未来の人々の犠牲の上に、巨大資本に奉仕する国を造り、戦争出来る国を造る」政策の一環として原発を再稼働させようとしているのです。何としても阻止しなければなりません。

ところで、福井地裁は、昨年5月の判決に引き続いて、本年4月、高浜原発再稼働差止め仮処分を決定しました。人が人間らしく生きる権利が経済的利益に優先することを明言し、原発の危険性を明瞭に指摘しています。しかし、政府、関電、規制委は、異議・不服を申し立て、開き直って、「粛々と」再稼働を準備しながら、異議審と上級審が決定を覆すのを待っています。これらの裁判に勝利して、関電や政府に再稼働を断念させるために、圧倒的な反原発の世論を顕在化させなければなりません。福井地裁の崇高な英断を無駄にしないためにも。

高浜原発再稼働阻止のためには、原発現地・若狭および周辺地域、原発電力の消費地・関西での原発拒否行動の大結集が重要です。しかし、来春早々の再稼働が画策されているにも拘らず、各地の運動は盛り上がりに欠けます。運動の再構築が急務です。

「高浜―関電本店リレーデモ」実行委員会は、若狭、嶺南、琵琶湖周辺、京都、大阪の皆さんに高浜原発再稼働反対を訴え、各地が連帯した再稼働阻止の大きなうねりを構築するために、11月8日に高浜原発を出発し、20日に大阪関電本店に到着する13日間、200 kmのリレーデモを提案します。高浜原発前の出発集会では再稼働の動きに抗議し、高浜町役場では原発拒否を求めます。中間各所では交流集会を開き、各地の運動の再構築を呼び掛けます。通過地の自治体(市、県、府)には申入れを行います。到着地では関電包囲大集会を行い、関電に原発断念を申入れます。このリレーデモが、高浜-若狭-福井-琵琶湖-関西各地-全国を結ぶ、再稼働阻止大闘争の起爆剤になることを願っています。このデモを契機に、電力会社、財界、安倍政権の心胆を寒からしめるような大闘争を準備し、彼らの原発への野望を根絶しましょう。

「高浜―関電本店リレーデモ」実行委員会

若狭から、討論会のお知らせです。

7月25・26日 <若狭の未来を語るつどい>

若狭・和田の海辺で
原発のない町づくりを考えましょう
美しい若狭の海、若狭の土地を
放射能汚染させる前に
未来に不安にない若狭をつくるために

日時 7月 25日(土)正午 ~ 26日(日)
集合 まちの駅プラットホーム高浜「ふれあいルーム」
 (主催者説明の後、3つの会場に分かれて講演と討論を行います。その後、和田浜に移動して、
  キャンプをしながら自由討論をします)
キャンプ 高浜町・和田浜海水浴場
参加費 講演会のみ:無料、キャンプ参加:2000円(詳しくはお問い合わせください)

主催 若狭の原発を考える会
問合せ 090-1965-7102(木原)、090-3267-4278(新開)、090-3034-7391(高瀬)

若狭の皆さんの多くが、原発の安全性を危惧し、原発はない方が良いと考えています。一方で、脱原発したら、生活が成り立たず、町の運営も困難になるという不安もあります。また、原発をなくしたら、エネルギー附則すると考える方もいます。
しかし、今、原発を推進している人達も、徐々に原発を減らすと言っています。また、原発は、事故や使用済み燃料のことを考えれば、経済的にも成り立たないことは大多数が認めるところです。したがって、原発は遅かれ早かれ厄介ものになると考えられます。それなら、今すぐ原発を全廃しましょう。再度の大惨事の前に。
そのように考えて企画したのが「若狭の未来を語るつどい」です。ご参加の上、大いに語り合いましょう。

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東洋経済ONLINE シリーズ「原発再稼働の是非」 2015年04月26日

高浜原発、仮処分の「事実誤認」を巡る応酬
関電・規制委と住民弁護団でバトル
http://toyokeizai.net/articles/-/67785

「高浜原子力発電所3、4号機は2015年2月に原子力規制委員会から設置変更許可を得たプラントであり、福井地方裁判所には(運転差し止め)仮処分申し立ての却下を求めるとともに、発電所の安全性が確保されていることを科学的、専門的見地から具体的に主張・立証してきたが、理解されなかったことは誠に遺憾であり、到底承服できない」――関西電力の八木誠社長は4月17日の電気事業連合会会長の定例会見でそう語った。

そして同日午後、関電は福井地裁に対し、仮処分決定を不服として異議と執行停止を申し立てた。今後、福井地裁は仮処分決定時とは異なる裁判官(14日に仮処分決定を出した樋口英明裁判長はすでに名古屋家庭裁判所に異動)の下で異議の審理を行う見込み。異議審に何カ月かかるか定かではないが、結論が出るまでの間に仮処分の執行停止が認められれば、再稼働は可能。異議が却下されれば、関電は高等裁判所に抗告を申し立てる見込みだ。

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関電社長「2015年度は赤字と再々値上げを回避」
地震動の基準について見解のわかれ
川内原発では住民側が事実誤認を指摘