Author Archives: Wykanri

現代ビジネス 2015年9月11日  石川 和男
科学的根拠なき「原発40年ルール」を変えるには、なにが必要か
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/45174

■アメリカも「40年ルールに根拠はない」と明言

原子力発電所の運転期間を原則40年間に制限している、いわゆる“40年ルール”。これが今、大きな問題になっている。米国のルールを参考にしたものとされているが、“40年”という数値には科学的根拠はない。当の米国側がそういう見解を示している〔☆1〕。
☆1)http://www.huffingtonpost.jp/kazuo-ishikawa/us-40-yeas-rule_b_8043766.html

先月19日、自民党の『原子力規制に関するプロジェクトチーム(PT)』は、原子力規制委員会設置法附則に定められた「法律の施行後3年以内の見直し」に関する提言〔☆2〕を取りまとめた。その翌20日、政府(菅義偉官房長官)に申し入れるとともに、25日には原子力規制委員会の田中俊一委員長に提出した。
☆2)http://jimin.ncss.nifty.com/pdf/news/policy/129849_1.pdf

この「3年以内の見直し」は今秋の予定だ。私はこれまで、規制委とその事務局である原子力規制庁が行っている日本原子力発電敦賀原子力発電所や北陸電力志賀原発の“活断層”調査について、法的根拠のない“有識者会合”で、中立公正な審議が行われておらず、行政手続き上も大きな問題があるなど、多くの問題点を指摘してきた〔☆3、☆4〕
☆3)http://diamond.jp/articles/-/76382
☆4)http://gendai.ismedia.jp/articles/-/44397

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改善の余地はある
「政治で変える」しかない

dot. (週刊朝日) (更新 2015/9/10 07:00)
再稼働 川内原発の“大事故”が危ぶまれる本当の理由
ジャーナリスト・桐島 瞬
http://dot.asahi.com/wa/2015090900135.html

 発端は、2012年1月。カリフォルニア州サンオノフレ原発3号機で、交換後の蒸気発生器の配管から放射性物質を含む水漏れ事故が起きたことだった。

(中略)

トラブルを起こすリスクはあると指摘するのは、川内原発再稼働の異議申し立てを原子力規制委員会に行った山崎久隆氏だ。

「九州電力が公表した資料によると、7年前に交換した川内原発1号機の蒸気発生器にはすでに35本の配管(伝熱細管)に穴が開きかけて施栓をしています。これが30年間使い続けている2号機の装置になると、栓をした本数は400カ所を超える。加えて古いタイプの装置は改良型に比べて配管に応力が集中しやすく、大きな地震が来たら耐えられない危険さえあるのです」

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DIAMOND ONLINE  シリーズ:東京が壊滅する日 ― フクシマと日本の運命
広瀬 隆
【第16回】 2015年9月9日
あまりにも無責任すぎる!原子力規制委員会の正体
――広瀬隆×田中三彦対談<中篇>
http://diamond.jp/articles/-/77745

『原子炉時限爆弾』で、福島第一原発事故を半年前に予言した、ノンフィクション作家の広瀬隆氏。
壮大な史実とデータで暴かれる戦後70年の不都合な真実を描いた『東京が壊滅する日――フクシマと日本の運命』が第5刷となった。
本連載シリーズ記事も累計145万ページビューを突破し、大きな話題となっている。
このたび、新著で「タイムリミットはあと1年しかない」とおそるべき予言をした著者が、元福島第一原発の原子炉設計者で、現在、翻訳家・サイエンスライターの田中三彦氏と対談。
田中氏は福島原子力発電所国会事故調査委員会の委員をつとめた。
安倍晋三内閣総理大臣の「世界一厳しい基準」が、「世界一アブナイ」理由を紹介する。

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「新規制基準」のおおいなる誤解とは?
住民避難に関与しない無責任すぎる!原子力規制委員会
肝心な部分は自治体に丸投げ!原発事故は「大量殺人罪」だ
なぜ、『東京が壊滅する日』を緊急出版したのか――広瀬隆からのメッセージ

現代ビジネス 2015年09月08日(火) 町田 徹
「原子力ムラ」の良心が動き出した? 新安全評価基軸の導入を!
信頼回復に向けた小さな一歩となるか
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/45163

■「原子力界のスーパーマリオ」に学べ

東京電力福島第一原発事故で失われた原子力発電に対する社会的な信頼をどうやって回復するのか――。

その具体的な手段として官民が改めて取り組んでいるのが、システムや行為の安全性(あるいはリスク)を数量化して評価・分析する「確率論的リスク評価」(Probabilistic Risk Assessment、PRA)の普及だ。read more

■満席となった「原発シンポジウム」
■経営トップが 嫌がっている!?
■信頼回復のためには必須

DIAMOND ONLINE  シリーズ:東京が壊滅する日 ― フクシマと日本の運命
広瀬 隆
【第15回】 2015年9月5日
世界一厳しい「新規制基準」が、世界一アブナイ理由
――広瀬隆×田中三彦対談<前篇>
http://diamond.jp/articles/-/77672

『原子炉時限爆弾』で、福島第一原発事故を半年前に予言した、ノンフィクション作家の広瀬隆氏。
壮大な史実とデータで暴かれる戦後70年の不都合な真実を描いた『東京が壊滅する日――フクシマと日本の運命』が第5刷となった。
本連載シリーズ記事も累計145万ページビューを突破し、大きな話題となっている。
このたび、新著で「タイムリミットはあと1年しかない」とおそるべき予言をした著者が、元福島第一原発の原子炉設計者で、現在、翻訳家・サイエンスライターの田中三彦氏と対談。
田中氏は福島原子力発電所国会事故調査委員会の委員をつとめた。
安倍晋三内閣総理大臣の「世界一厳しい基準」が、「世界一アブナイ」理由を紹介する。

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「世界一厳しい基準」はまったくのデタラメだ
なぜ、日本の原発技術は周回遅れなのか?
住民との重大な契約違反
なぜ、『東京が壊滅する日』を緊急出版したのか――広瀬隆からのメッセージ

伊方原発再稼働に反対する「11・1集会」(愛媛県松山市で開催予定)の準備会参加グループおよび個人は、「伊方原発:3号機再稼働 八幡浜市の大城市長が了承」の報道を受け、抗議声明を発表。同時に、緊急で、県庁内にて記者会見を行いました。

八幡浜市長 大城一郎様

伊方原発3号機の再稼働の「了承」に怒りをもって抗議し、撤回を求めます

 あなたが9月2日に知事に提出した「伊方発電所3号機の原子炉等規制法の改正に伴う新規制基準への適合に係る設備の設置等に関する事前協議について(回答)」には、「市議会議員・市民有識者からのアンケート調査の結果及び6月市議会の議決を踏まえ了承した」とあります。

 しかし、8月5日、6日に開かれた「住民説明会」は、大多数の市民を排除したもので、市議や経済団体代表者ら67人のアンケート結果が、八幡浜市民の声を反映したものとは到底言えません。また6月議会では、再稼働に反対の請願が、総務委員会では採択された経過もあり、9月議会での議論が待たれていました。議会無視・住民無視の判断だと言わざるを得ません。

 市長が知事に提出した文書では、福島第一原発の事故の厳しい実情から、被害の深刻さ、避難の困難さ、使用済み核燃料の問題、原子力発電所の持つ大きなリスク、それに対する八幡浜市民の不安などを指摘しています。それならば、再稼働を認めることはあり得ないのではないですか。住民のいのちよりも、経済を優先させることは許されません。

 国が全責任を負うよう市長は求めていますが、それで解決するわけではありません。福島第一原発の事故では東電も国も責任を回避し、十分な補償をしていません。

 日本列島は地震の活動期に入っています。巨大地震や火山の噴火などの危険から逃れることはできません。瀬戸内海に面した伊方原発での重大事故は、伊方町・八幡浜市だけの問題ではありません。私たちの住む四国および中国地方はもとより、西日本一円、さらに国内の広範な人々に、子々孫々にまで及ぶ深刻な被害を及ぼします。福島第一原発事故は、改めて原発と人類は共存できないことを示しました。

 私たちは「11・1集会」の成功のために中四国各県から結集して松山市内で準備のための会合をもったところですが、参加者一同、強い憤りをもって抗議し、再稼働の「了承」を速やかに撤回することを求めます。

2015年 9月 3日

「STOP伊方原発再稼働! 11・1全国集会 in 松山」準備会議参加者一同
  原発をなくす高知県民連絡会
  原発をなくす香川の会
  徳島県平和運動センター
  さようなら原発ヒロシマの会
  原発をなくす全国連絡会 全日本民医連
  愛媛労連
  愛媛民医連
  愛媛県平和運動センター
  原発さよなら四国ネットワーク
  STOP伊方原発!南予連絡会
  伊方原発50km圏内住民有志の会
  伊方原発をとめる会
  原発とめまっしょい若者連合

連絡先 伊方原発をとめる会 内

東洋経済ONLINE (2015年09月02日)
泉田知事vs規制委、原発事故対応すれ違い
「被曝前提では住民理解得られない」   (中村 稔 :東洋経済 記者)
http://toyokeizai.net/articles/-/82464

新潟県の泉田裕彦知事と、原子力規制委員会の田中俊一委員長の面談が初めて実現した。泉田氏といえば、東京電力の柏崎刈羽原子力発電所がある地元の県知事。福島第1原発事故後、「事故原因の検証・総括がないままでの柏崎刈羽原発の再稼働は論外」との立場を崩さず、再稼働を急ぐ東電の対応を批判してきた。

また、柏崎刈羽に限らず、住民の防災・避難対策が不十分なままでの原発再稼働はありえないと主張し、規制委に対しても住民の安全確保に対する考え方をただすため、以前から田中委員長に面談を求めていた。

8月24日、泉田氏は全国知事会の危機管理・防災特別委員会委員長として、現行の原子力災害対策に関する見直しの提言書を手渡すため、東京都港区の原子力規制委を訪問。ようやく、2人の直接面談が行われることとなった。

■被爆してから…では住民守れない
■議論は平行線のまま
■田中委員長からは皮肉な発言も
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(このイベントは終了しました)

8月28日、九州電力による「川内1号機の施設定期検査申請書」の提出を受けて、原子力規制庁は9月9日・10日に検査を終了し、合格証・修了証交付の見通しであることを発表しました(9月1日 原子力規制庁 定例ブリーフィングより)。

原子力規制委による「川内原発1号機 最終合格」に対する抗議行動を行います。
ご参加ください。

日時 9月 9日(水) 11時半~13時
場所 原子力規制庁まえ(港区六本木1丁目9番9号 六本木ファーストビル)
 交通 南北線「六本木一丁目駅」徒歩4分、日比谷線「神谷町駅」徒歩8分
 地図 http://www.nsr.go.jp/nra/map.html

呼びかけ・問合せ 再稼働阻止全国ネットワーク
 TEL 070-6650-5549 メール info@saikadososhinet.sakura.ne.jp

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関連アクション

◆トラブル無視で検査合格ありえない!川内原発1号機の即時停止を求める抗議アピール&署名提出行動
9月9日(水)9:30~10:15 原子力規制委員会まえ
呼びかけ 原子力規制を監視する市民の会、川内原発30キロ圏住民ネットワーク
問合せ 090-8116-7155 阪上
http://kiseikanshi.main.jp/2015/09/07/kogi/

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動画 9月1日 原子力規制庁 定例ブリーフィング
https://www.youtube.com/watch?v=UNyySpmDP-k

DIAMOND ONLINE  シリーズ:東京が壊滅する日 ― フクシマと日本の運命
広瀬 隆
【第14回】 2015年9月2日
一度事故が起きたら絶対逃げられない!パニック時にあなた自身にふりかかること
――広瀬隆×堀潤対談<後篇>
http://diamond.jp/articles/-/77432

『原子炉時限爆弾』で、福島第一原発事故を半年前に予言した、ノンフィクション作家の広瀬隆氏。
壮大な史実とデータで暴かれる戦後70年の不都合な真実を描いた『東京が壊滅する日――フクシマと日本の運命』が第5刷となった。
本連載シリーズ記事も累計145万ページビューを突破し、大きな話題となっている。
このたび、新著で「タイムリミットはあと1年しかない」とおそるべき予言をした著者が、「8bitNews」主宰者で元NHKアナウンサーの堀潤氏と初対談(最終回)。
1984年の稼働以来、31年目に入る川内原発が再稼働直後に、はやくもトラブルを起こした。
桜島も、依然活発な火山活動を繰り返している。
もしものときに、我々はどんなことになるのだろうか?

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「救済になんか行かないよ。事故が起こったらまずは自分が逃げるから」
秩序は保たれていても機能しない現実
「パニック」という言葉が規制につながる理由
なぜ、『東京が壊滅する日』を緊急出版したのか――広瀬隆からのメッセージ

Reuters 2015年 09月 1日 10:59 JST
焦点:遠い「原発復権」、再稼働は6割に不透明要因
http://jp.reuters.com/article/2015/09/01/nuclear-plant-idJPKCN0R12DO20150901

全国で停止中の原発42基のうち7基は再稼働が展望できるが、6割に当たる26基は不透明要因を抱え、9基は困難──。

ロイターが原子力規制委員会の審査状況に加え、地元関係者や電力会社、エネルギー専門家に取材した結果、今後の再稼働展望が依然として厳しい状況が浮き彫りになった。

8月11日に九州電力川内原発1号が再稼働し、約2年間続いた「原発ゼロ」の状況は終わったものの、政府と電力会社が狙う「原発復権」への動きは、極めて緩慢なペースが長期化しそうだ。

<規制委審査、地元同意、司法がハードルに>
<先行の加圧水型12基、審査合格が視野>
<沸騰水型は地元同意が課題>
<40年超運転は認められるか>
<原発再稼働の可能性評価>(図)

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