Author Archives: Wykanri

Reuters 2015年 08月 17日 08:05 JST
〔焦点〕-拡大する福島原発訴訟、国と東電の賠償額増える可能性も
http://jp.reuters.com/article/2015/08/16/idJPL3N0ZJ1Y820150816

東京電力 福島第1原発事故をめぐり国や東電を提訴する原告数が約1万人規模に拡大してきた。一部の訴訟では、大津波の発生を「想定外」としてきた東電の主張に関し新たな資料も提出され、同社の過失の有無も争点として浮上。過失責任が認定されれば、補償額が一段と増える可能性もある。一方、同社の勝俣恒久元会長ら旧経営陣3人については業務上過失致死傷の罪で強制起訴が決まり、同原発事故は刑事裁判にも発展する。

<避難と賠償、終息狙う政府・東電>
<問われる国と東電の責任>
<津波の想定めぐり新資料>
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8月8日~11日 川内原発再稼働阻止 現地行動報告
灼熱のゲート前で怒りの座り込み行動

8月10日、九州電力は、川内原発1号機の制御棒を抜き原子炉を起動する日を当初の予定から一日順延し、8月「11日」とすることを発表。4年以上も稼働していない原子炉を「起動」させた。これは現政権による暴挙である。

原子力規制委員会は九電に対し、再稼働まぎわになってようやく高経年化(老朽化)対策についての補正書を求め、書類だけでそれを「合格」とした。8月に入り、規制庁前や九電東京支店前でも連日抗議行動が行われ、国会周辺では「戦争法案」に反対するみなさんに、原発再稼働と戦争法案は一体であり、総がかり行動としても取り組んでもらうよう、川内原発再稼働の問題点のチラシなどを配布した。

 こうした活動の中で、鎌田慧さんら10名の呼びかけ人と超党派の国会議員が賛同人として呼びかけた「原発現地へ行く会(川内原発へ行く基金)」が急きょ発足し、800万円を越えるカンパ資金のもと109名が現地行動に参加するため、8日と9日、二陣に分かれ出発した。

久見崎海岸には40を超えるテントが張られ、8日の昼過ぎから「ウェル亀ロックフェスティバル」が県当局の妨害を跳ね除け開催された。歌と映像とスピーチで訴えられた川内原発再稼働阻止の想いは、美しい夕日と夜空の澄みきった星の光に照らし出された。

9日(日)の「抗議集会」は2千以上の人が海岸をうめつくし、集会後、原発ゲート前に通じる炎天下の3号線を警備当局の規制と暑さに対抗しながら、デモと抗議行動を集会参加者全員でやりきった。

翌10日(月)は早朝からゲート前で抗議行動が開始された。九電は4日から一次冷却系の水の温度と圧力を上げる昇温・昇圧工程を開始し再起動の行程は予定通り進んでいたはずであるが、規制委が最終検査を10日終日かけて行うとの理由でこの日の再起動は順延となった。

ゲート前に集まった400名は抗議の意思表示を表明し、菅直人氏、鎌田慧氏をはじめ、全国原発現地の皆さんなど次から次と「再稼働許さず」の発言が続き、集会は一日中続けられた。 

10日夜からは、久見崎テントの仲間たちがゲート前に夜を徹しての座り込みを貫徹。翌11日も早朝からの行動。6時すぎ、警備当局の検問をかいくぐった5台の車がゲート前に突如現れ、正門を封鎖した。同時に座り込んでいた仲間はチェーンを体に巻き付け、体を張って車部隊と連携する行動が実行された。この行動により、当日、原発構内で作業につく作業員は川内港より原発の専用港に船で入港する事態になり、10時30分、制御棒が抜かれ、核分裂が始まった。その瞬間、私たちは怒りのシュプレヒコールを上げた。

首都圏から駆けつけた私たちは、11日はやむなく帰路についたが、地元の皆さんは午後から薩摩川内市役所まえに集まり、申し入れ抗議行動を行った。市役所側は住民らの入室を拒む対応を行っていることからしても、今後起こりえる重大事態について責任ある対応はなしえないであろう。

私たちの闘いは再稼働を阻止できなかったことに関しては、多くの総括論議が求められている。しかし、現地の人々は、原子炉が動き出した瞬間から、四六時中、原発事故の恐怖にさらされた生活を強いられる。逃げ場が無い。電力消費地に暮らす私たちはこれらの重い現実を受け止め、次なる闘いを開始しなければならない。
新規制基準では重大事故を未然に防ぐ事故対応のマニュアルさえ矛盾だらけ、軽微な事故が操作ミス(認識不足)で過酷事故になる様相は福島原発事故以前の体制となんら変わっていない。むしろ責任の所在をめぐっては、「無責任体制」が露わになっていると誰もが気づいている。

いま一度、福井地裁判決(2014年5月)による、電力を販売する経済活動より命の問題が優先されるという命題を受け止め、一人ひとりが自分の言葉と行動とアイディアで再稼働阻止を訴えよう。

報告者:首都圏からの参加者

PHOTOレポート 8月10日(月)ゲート前

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PHOTOレポート 8月10日(月)12時~13時
「原発現地へ行く会」による記者会見(原発サイトが見える久見崎海岸にて)

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「原発現地へ行く会」呼びかけ人の鎌田慧氏、広瀬隆氏、ミサオ・レッドウルフ氏、柳田真氏、下山保氏、渕上太郎氏、賛同人の菅直人氏、地元薩摩川内市議の井上氏、かごしま反原連(地元反対グループ)、福島から木幡ますみさん、同行した学生有志が出席した。

PHOTOレポート 8月11日(火)ゲート前

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DIAMOND ONLINE  シリーズ:東京が壊滅する日 ― フクシマと日本の運命
広瀬 隆
【第9回】 2015年8月15日
タイムリミットは1年しかない! 戦後70年の「不都合な真実」とは?
――広瀬隆×坪井賢一(ダイヤモンド社論説委員)対談<前篇>
http://diamond.jp/articles/-/76417

『原子炉時限爆弾』で、福島第一原発事故を半年前に予言した、ノンフィクション作家の広瀬隆氏。
このたび、壮大な史実とデータで暴かれる戦後70年の不都合な真実を描いた『東京が壊滅する日――フクシマと日本の運命』が第4刷となった。
一般書店だけでなく、Amazon.co.jpの総合ランキングでも上位にランクインし、全国的に大きな話題となっている。
新著で「タイムリミットはあと1年しかない」と、身の毛もよだつ予言をした著者が、原発問題に詳しいダイヤモンド社論説委員の坪井賢一と対談。
戦後70年の終戦記念日に緊急警告する!

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「戦後70年の不都合な真実」と安倍晋三の系図
「トリチウム」はなぜ怖いか
「ホールボディーカウンター」ではベータ線は検出できない
30km圏内を立入禁止、国際的研究機関の設置を
なぜ、『東京が壊滅する日』を緊急出版したのか
     ―― 広瀬隆からのメッセージ

Bloomberg 2015/08/14 10:55 JST
原発再稼動でも貿易黒字化不透明-原発事故の影響ぬぐえず
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NT1S0W6KLVR401.html

東京電力 福島第一原発事故で、日本の全原発が停止したことが貿易収支に与えた影響は大きかった。事故のあった2011年に30年ぶりの貿易赤字になって以来、赤字が続いている。

九州電力 川内原発1号機は11日に、日本の原発としては福島原発事故後初めて原子炉を起動。13年9月以来続いた「原発ゼロ」の状態が約2年ぶりに解消された。震災後、急増した燃料輸入の減少には貢献するが、貿易収支の恒常的な黒字化への道のりは遠い。

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アジアプレス・ネットワーク 2015年8月14日 10:00
<小出裕章さんに聞く>原発事故賠償金の利子数千億円は国民の負担
http://www.asiapress.org/apn/archives/2015/08/14100000.php

福島第一原発事故が起きて、多くの人が避難せざる得ない状況に追い込まれた。家屋や土地を手放した人、家業を続けられなくなった人、様々な人が多大な物的被害を被った。その責任は東京電力と国にあることははっきりしているのだが、賠償は思うように進んでいない。この問題について、元京都大学原子炉実験所助教の小出裕章さんに聞いた。(ラジオフォーラム)

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DIAMOND ONLINE  シリーズ:東京が壊滅する日 ― フクシマと日本の運命
広瀬 隆
【第8回】 2015年8月12日
原発ゼロで、なぜ電気が足りているのか?
http://diamond.jp/articles/-/75646

『原子炉時限爆弾』で、福島第一原発事故を半年前に予言した、ノンフィクション作家の広瀬隆氏。
このたび、壮大な史実とデータで暴かれる戦後70年の不都合な真実を描いた『東京が壊滅する日――フクシマと日本の運命』が大反響となり、第4刷が決まった。
8月末に予定されている大手書店講演会も即満員御礼になったという。
なぜ、今、この本が注目されているのか?
新著で「タイムリミットはあと1年しかない」と、身の毛もよだつ予言をした著者が、驚くべき電力最新事情と安倍晋三内閣総理大臣への質問状を紹介する。

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「再稼働反対57%」なのに、なぜ再稼働するのか?
東日本大震災の教訓をもう忘れたのか?
この二年、「天然ガス+石炭火力」で78.5%供給の事実
日本全土の4分の1で「自家発電」が!
ニューホープ!「ガスヒートポンプエアコン」の躍進
なぜ、『東京が壊滅する日』を緊急出版したのか

東洋経済ONLINE 2015年08月12日

東電・吉田昌郎が背負った「重すぎる矛盾」
その生涯を追って見えてきたもの<後編>
黒木 亮 :作家   http://toyokeizai.net/articles/-/79893

世論の反対を押し切って川内原発が再稼働され、東電の勝俣元会長ら3人が津波対策を怠った嫌疑で強制起訴されることになった。しかし、根本的な問題は何も解決していない。『ザ・原発所長』で、故・吉田昌郎福島第一原発所長の生涯と半世紀にわたる日本の原発発展史を描いて見えたのは、規制当局(政府・経産省)の呆れるほどの怠慢と、電力会社に長年にわたって染み付いた利益最優先の企業風土だった。

前編=英雄か?犯罪者か?東電・吉田昌郎の功罪

「優秀でありながら、現場に向いている」
「維持規格」がなかった日本の原発
コストカットの圧力
「先立つ不孝をお赦しください」

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『ザ・原発所長』

アジアプレス・ネットワーク 2015年8月12日 11:00
<小出裕章さんに聞く>「原子力は破滅的なだけでなく差別的なもの」
http://www.asiapress.org/apn/archives/2015/08/12110000.php

東京電力福島第一原発で事故が起きても、なお、原子力をやめようとしない日本政府。なぜ日本は事故の反省に立って他の道を模索することができないのか。この単純な疑問について、元京都大学原子炉実験所助教の小出裕章さんに聞いた。(ラジオフォーラム)

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dot. (更新 2015/8/12 07:00)
原子力ムラの天敵・河合弘之弁護士 小泉元首相とマル秘頂上作戦
http://dot.asahi.com/wa/2015081200003.html

(※週刊朝日 2015年8月21日号より抜粋)

 九州電力の川内原発がいよいよ再稼働する。弁護団を率い、検察審査会で東京電力元会長らの強制起訴を勝ち取るなど、「リアル・リーガルハイ」と原子力ムラに恐れられる河合弘之弁護士を作家の大下英治氏が直撃した。

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dot. (更新 2015/8/12 07:00)
川内原発再稼働でも立ち直れない原子力ムラ
http://dot.asahi.com/wa/2015081200004.html

(※週刊朝日 2015年8月21日号より抜粋)

  再稼働に向けた原子力規制委員会の審査にはこれまでに15原発25基が申請し、九州電力の川内1、2号機のほか四国電力の伊方3号機などが合格している。

 しかし、「行き先が不透明な船出」(経産関係者)だけに、三菱重工、東芝、日立の原子炉メーカー「御三家」を頂点とする原子力産業は揺れている。

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