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九州電力川内原発再稼働阻止の活動を続けよう
11/22討論集会の報告

柳田真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)

11月22日(土)夕方、『川内原発再稼働阻止の闘いは続いている-報告と方針の討論集会』を開催した。参加者40名。
前半:10月~11月初めの薩摩川内市と鹿児島県議会での再稼働阻止の活動の報告。
後半:今後の活動方向(11月~来2月にかけて)についての提案と参加者の討論でした。3時間弱の充実した討論集会でした。

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初めに

事務局・沼倉さんが映像を上映して11月5日、6日、7日の3日間の鹿児島県庁・県議会の闘い(80人~400人の参加)を具体的に説明。鹿児島の闘いに行けなかった人たちにもわかりやすい内容の映像でした。
「県議会開催をめぐって明らかになった5つの重大問題」「再稼働阻止の闘いはまだ続く」「同意撤回への視座」「全国各地で広がる再稼働阻止の運動」がまとめて述べられた。
「さようなら原発福岡」の青柳行信さんの報告参照(川内原発、玄界原発の再稼働に反対です-いくつもの問題点-)。

続いて、事務局・木村さんが3点に分けて報告。
 1.川内原発再稼働に合理性なし
 2.鹿児島県議会本会議傍聴席からのアピール行動
 3.川内原発再稼働阻止に向けて-5つの行動提案

ほか、鹿児島県議会での行動に参加した奧内さんから「スーツペンギンの一群、県庁玄関に立ちはだかる。それを取り囲んで闘った多くの人々」。西堂さんから「障害者の白杖を取り上げようとした県議会のひどさと抗議の闘い」の報告など。当日資料参照。

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今後の方向として

天野さんから
 「新しい安全神話」の題で、規制委をめぐる問題点を指摘。御嶽山噴火は「原発再稼働をやめよ」の〈最後の警告である〉。(インパクション 2014年11月号の論文から)

山崎さんから
 伊藤鹿児島県知事の暴言を追及する。映像で、福島の東電鉄塔倒れ(盛り土が崩れた)は、川内原発でも起きる。工事計画を見る限り、蒸気発生器やECCSの配管が危ない-との指摘。

柳田から
・鹿児島県知事の暴言に怒りの手紙を出そう(見本あり)
・衆議院選挙で原発再稼働問題を大きな争点に押し上げよう-命が大事
・九州電力本店(福岡市内)や支店(東京の有楽町)に申し入れと抗議に行こう
・「川内の家」や海岸のテント、「若狭の家」、「伊方の家」へ『連帯と激励の手紙』を出そう

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討論での主な発言を紹介

Aさん
 日程が当初より1カ月早まり、あわただしかった。周辺集落や自治会の反対的決議は効果あった。

Bさん
 東京でも九州電力支店前集会(140人)と規制委へ抗議をおこなった。東京で1000万人アクションなどへもっと働きかけ、広い闘いを。

Cさん
 九州川内原発再稼働阻止9月行動に参加した。Xデーの前にガンバリ、Xデーには5名で参加したい。

Dさん
 「工事認可や使用前検査」の問題で、九州電力-原子力規制委員会を今後もっと攻めよう。

Eさん
 6月、9月、11月の3回、鹿児島の闘いへ参加した。県議会はひどかった。火山リスクで攻めよう。高浜原発再稼働阻止も大事だ。

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今後の日程

  • 12月3日(水)17時半~18時半 九州電力東京支店へ申し入れと抗議行動(東京・有楽町)。年明けの日程は1月7日(水)、2月4日(水)、3月4日(水)、時刻は同じ。毎回、九電東京支店行動(有楽町)のあと、東京電力本店まえ(内幸町)で19時から約1時間の合同抗議行動
  • 12月6日(土)11時~「もんじゅを廃炉へ!全国集会」(福井県敦賀)
    夕方から、同地で再稼働阻止全国ネット主催で「関西・北陸相談会」
  • 12月7日(日)14時~17時 「3・11実行委」(鹿児島の地元グループ)主催の討論会
    18時~21時および翌8日(月)9時から 再稼働阻止ネット主催で「全国相談会」
  • 12月15日(月)14時より、九州電力本店(福岡市)への申し入れ行動、呼びかけ:「原発いらない!九州実行委」
  • 2015年1月25日(日)午後、川内原発再稼働反対全国大集会(鹿児島市・天文舘)
    再稼働阻止全国ネットでは、1月24日(土)・25日(日)に全国相談会と川内原発ゲート前抗議行動を予定。

(抗議行動参加者からのリポート紹介)

(Nさん)

伊藤祐一郎鹿児島県知事、川内原発の再稼働を表明
『フクシマを葬り去った鹿児島県議会 原発再稼働はいのちの問題だ』

 11月5日に召集された鹿児島県臨時県議会は、6日、深夜0時過ぎに採択された特別委員会での再稼働陳情案件を本会議の場で賛成38、反対9、欠席1で採択した。

 この採決を受けた知事は、即座に記者会見を行い、再稼働に同意をする考えを表明した。 記者会見での知事の見解は「同意」という言葉を避け、「100万年に1回の事故を想定すればよい。その時の放射能の放出量は5.6テラベクレル。炉心から5.5キロの所で毎時5マイクロシーベルト。「20」で避難だから家の中に居てもよい。福島事故のような事態にはならず、命を心配することにはならない。」周辺自治体の同意の問題については「原発の知識のないところが結論を出すのは懸命なことではない。姶良市は廃炉決議をしましたが、30キロ圏内に11人が住んでいるからといって廃炉にするのかね。原発の稼働の問題ではなく国の運営の問題だ。」などと言い放ち、世論調査でも明らかな住民の再稼働への不安を切って捨てたのである。

 5日、県庁前で開始された抗議集会には再稼働同意拒否のメッセージを携えた多くの方が福島を始め県内外から駆けつけた。また、200人を超す県庁職員を動員、庁舎をロックアウトして開催された議会に対し、地元鹿児島の市民らは庁舎前にテントを立て、抗議の意思表示を示した。

 本会議の冒頭、住民説明会においての避難問題切捨てなど、十分な説明の無い中での臨時議会の開催について説明を求める質疑が行われた。野次と怒号の中の議事運営は、形式上の手続きを踏みさえすればよいとする知事の意向を反映し、「県民は再稼働を求めている。」「国は責任を持って法に則り、事故対策をしてくれる。」などの何の根拠も無い、事実に反した答弁に終始する中で進められていった。

6日の特別委員会には31件の反対陳情、請願が上げられていたが、再稼働反対委員の懸命な追及にも拘らず、深夜遅く、たった1件の賛成陳情が採択され、これが再稼働への道を開く突破口として推進勢力の錦の御旗として掲げられていくことになったのである。

 だがしかし、私たちの闘いは続く。7日、東京六本木の規制庁では1437件の「行政不服審査法」に基く審査書確定に対する異議申し立てが行われた。「川内原発差し止め仮処分請求」の判断が早期に出される可能性もある。12月15日、九電本社に対する申し入れ行動が呼びかけられ、1月末には鹿児島で全国集会の開催が検討されている。保安規定や工事認可の許可はいまだ審議中であり、国民全部の『いのちの問題』である再稼働を阻止する闘いはまだまだ続くのである。

(抗議行動参加者からのリポート紹介)

(Tさん)

鹿児島県庁行動3日間 感じたこと
県庁玄関に立ちはだかる スーツペンギンの一群
だがその前を 「脱原発」の横断幕が 両脇を 「原発ゼロ」のノボリ旗が

「川内原発再稼働を許さない共同行動」(11月5日~6日 鹿児島県)に東京から参加しました。参加の内容はつぎの通りです。
 1)11月5日(水)午後 臨時県議会傍聴
 2)11月6日(木)一日中 県庁まえ広場で抗議行動
 3)11月7日(金)午前 自然発生の抗議集会

 11月5・6・7日の3日間は私にとって貴重な経験となりました。ここでは3日目の出来事をお話しします。

 11月7日(金)朝9時すぎ、本会議の傍聴はせず、庁舎内を見学しようと正面玄関に近づくと、そこには、しかめっ面の紺色スーツの県職員達が塊になって立っていました。出入り口は2か所らしく、それぞれの場所に横5、6人、奥行き3段ほど(30人以上)で立ちはだかり、誰も、どんな理由ででも中に入れてくれません。(車椅子の男性が庁舎内のトイレを使いたいと頼んだら「確認してから」と言って通してくれませんでした。)

 すでに何人かの県民らしき男性達が抗議の声を上げていました。「今日の会議をテレビで見たいんだよ。どうして見せないんだ。」と、ほぼ怒鳴り声。職員は見せない理由を何やら説明していましたが、「そんなのおかしいやないか!」「民主主義やろ!」「知る権利があるやろ!」と、人々は納得しません。そのうち他にもモニター傍聴希望の人々が大勢集まって来ました。

 そして「開けろ!」「開けろ!」のコールです。叫んでいたのは主に中高年の人々でしたが、中に一人元気そうな若い女性がいました。彼女は小型の太鼓とマイク&スピーカー(肩に掛けるタイプ)を持っていました。でもそれは使わずに自分の肉声で力強く抗議の声を上げていました。10分から15分ほど小競り合いやコールが続きましたが進展はありません。すると彼女は突然、男たちの真ん前に座り込んでしまいました。背筋を真っ直ぐに伸ばしています。

 いい感じだなー、ほかにも座り込む人が続くといいなー、と期待したのですが、残念ながら続きません。私は思い切って彼女に近づき小声で言いました。「あなた、太鼓持ってるじゃない。マイクもあるし・・・。なにかパフォーマンスやってくださいよ。」すると彼女はすっくと立ち上がり、マイクを使って大声で語り始めたのです。なぜ川内原発の再稼働に反対なのか、チェルノブイリや福島で何が起こり、今どうなっているのか、いっぱい、いっぱい、訴えました。

 ふと彼女のゼッケンに目をやると背中に”ふくしま”の文字があります。傍にいた60代の女性は置いてあった太鼓を取り上げ、その女性の訴えに呼応して太鼓を打ち始めました。「ドンドン、ドンドコ、ドンドコ、ドンドン!」それ以後、人々は次々にマイクを取り、自分の主張、県政の間違いを訴えました。もう止められません。

 他の原発立地の代表や水俣からの婦人の発言、長年原発の問題を訴えてきた学者のスピーチもありました。この騒ぎに引き寄せられて、別の場所で抗議行動をしていた人たちもだんだん庁舎前に集まって来ました。何人かがデジカメ撮影やツイキャスを始めました。様々なノボリ旗を持った人々も6~7人やって来ました。お坊さんもノボリ旗を持ってやって来ました。彼らは最初、成り行きを見ていただけだったのですが、そのうち他の何人かが県庁職員達の前に「脱原発」の長い横断幕を張ったのに気が付いて、それでは自分たちも、と正面玄関へ移動しました。

 左右2か所のドア前にいた職員たちは一方のドアにカギを掛けてしまい、もう一方のドア前だけに一極集中、合流して大きな塊になっていました。ちょうど、南極のペンギン達が塊になって立っているみたいに。そしてノボリ旗組は両側から3~4人ずつで職員達(30数名)を挟み込む形になったのです。
 前には「脱原発」横断幕、両側に「原発ゼロ」やその他のノボリ旗、まるで県職員達が脱原発を訴えているかのような構図です。愉快な絵になっていました。
 見物していた人々は笑いながら、それぞれケイタイやスマホで写真を撮っていました。中には勇気のある人がいて、立ちはだかる職員一人一人の顔写真を激写していました。市民側の優勢です。地元メディアが取材したかどうかは分かりませんが、この”即興抗議集会”を誰か記録してくれないかなーと願いつつ、私はその場を離れ、午後の便で東京に戻りました。

 この騒動の中、偶然NHKの若手クルー達4人が通りかかったので、私は取材するように頼んだのですが、「今日はその担当ではないので・・・」と、訳のわからない事を言いつつ、ゾロゾロ通り過ぎて行きました。(だったら何の担当なのよ、この役立たず!もう受信料なんか払いたくない!)

たんぽぽ舎メルマガ TMM:No2331 より

(抗議行動参加者からのリポート紹介)

(Aさん)

川内原発再稼働反対 11月5日・6日 鹿児島県議会抗議行動 速報

11月5日

 火山灰が風に舞い、ざりざりとしている鹿児島県庁前。川内原発再稼働をゴリ押ししようとしている県臨時議会に、傍聴者数10名で入る。職員が内外にずらりと並び、反対派の入庁を規制し、トイレの使用もままならない。朝の県庁舎テント前での70人ほどの集会もあり、警備がピリピリしている。
 質疑応答で、伊藤祐一郎県知事の答弁は「国が…、規制委が…」と同じ事をくり返し、住民の声は全く聞いていない姿勢。不満と抗議の声で場内がざわつく。 閉会後、報告集会と、天文館通りでのビラ配りを手伝った。

11月6日

 朝8時より、県庁周辺ビラ配り。今日は特別委員会で採決。中に入れるのは県外は4人のみ。外の会議室で音声のみの傍聴・県外10名ほど。特別委員会は10時より始まり、延長が宣言されて18時になってもまだ続いている。午前の様子では、質問に対して、原子力防災対策課長などは「規制委に確認した」「国に聞いた」「新基準をクリアしている」などの答弁で逃げている。
 5団体で、本日の議長へ直接面談の申し入れを朝から要請するも、まだ受け入れられていない。県議会のビル前でずっと抗議集会。「福島復興共同センター」という団体も12名登場、集会に参加。18時過ぎ、次第に明日の本会議へ向かって緊張感が高まって人も集まっている。

県庁舎テントは、若い人たちのテントがもう1つ立った。(テントは合計3つ)
 臨時議会が白熱して続いているらしい。退場命令にもめげず、傍聴席で抗議の声を上げ続けている仲間のために、太鼓や歌声がひびいている。 夕日が落ちる。

県知事は明日7日15時に意見表明予定とのこと。
 全国の皆さん、再稼働の採決をしないように、鹿児島県議会議員に明朝、昼までにFAXや電話で“声”をとどけてください。

たんぽぽ舎メルマガ TMM:No2325 より

2014/11/5 九州電力 東京支社まえ抗議行動にて

九州電力株式会社 代表取締役社長 瓜生道明殿

九州電力は〈自然からの最後の警告〉に耳を傾け川内原発再稼働をストップせよ!

九州電力が川内原発(鹿児島県)の再稼働へ向けて申請書を提出したのは9月10日であり、それを受けた原子力規制委員会が「新規制基準に適合」と判断し、政府・資源エネルギー庁が再稼働OKを明記した文書を鹿児島県知事(伊藤祐一郎)と薩摩川内市長(岩切秀雄)に手渡したのは早くも9月12日である。

 ここから、フルスピードで準備されてきた川内原発再稼働へ向かって、川内地域住民はもとより、日本列島住民の生活と命の安全をまったく無視した再稼働暴走は、より加速されている。住民たちの、あふれる不安と疑問の声をすべて無視しての川内市議会の「同意」(10月28日)から県議会への「同意」へとそのプロセスは進みつつある。

 2011年3月11日の福島の原発を襲った地震・津波(放射能)事故以来、日本列島は、地震の大活性期に入ったという警告を、多くの地震学者は発しだしていた。そして、今年9月27日の「戦後最大の噴火災害」をもたらした御嶽山(長野・岐阜県境)の大噴火は、この活性期に入っているという警告を、より決定的にリアルなものとした。

 この大噴火は、九州電力や原子力規制委の、多くの火山学者たちの「予知不可能」という主張を無視した、再稼働を正当化するための「予知可能」という論理(ホラ)を粉々に打ち砕いた。それはまったく予兆を確認できない状態での、50人を超える死者を出す、悲劇的なものであったのだから。

「火山噴火予知」可能のインチキだけではない。耐震設計の基準とする揺れである「基準地震動」策定手続きは、「過小」にするために、まともに行われていない事実も明らかにされ、設定基準に含まれている「オフサイトセンター」(免振重要棟)は、工事が完成すらしておらず、シビアアクシデントにも対応するとする「新基準」の売りものであった「フィルター付きベント」は設置予定が2016年とされている。さらには、避難計画は、絵に画いた餅の机上プランすら、まともに立てられない事態である。事実上避難は不可能であることは自治体サイドが「自白」している。

この状態で、あなた方は、無責任にも、どうしても川内原発を再稼働しようというのか。ギリギリまだ遅くはない。〈自然からの最後の警告〉に、素直に耳を傾け、目先の欲望(ゼニ)にふりまわされることをやめ、正気を取り戻せ! 川内原発再稼働を中止せよ!

2014年11月5日
再稼働阻止全国ネットワーク
  TEL 070-6650-5549 FAX 03-3238-0797 
  東京都千代田区三崎町2-6-2 ダイナミックビル5F たんぽぽ舎気付

 

川内原発再稼働ストップ!
10月23日~30日の1週間を再稼働阻止の全国統一行動週間

<首都圏での取り組み>【第3弾】
九州電力まえ抗議 川内原発の再稼働を断念せよ
 日時 2014年10月26日(日)14時~16時
 場所 九州電力 東京支社 有楽町電気ビルヂングまえ

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10月26日、九州電力東京支社まえで行われた川内原発再稼働に対する抗議は200名を超える行動になりました。川内原発地元ほか各地から届いたメッセージを紹介します。

  • 10/26(日)川内原発再稼働阻止!全国ー全九州統一行動に起とう!
    (かごしま反原発連合有志 代表 岩井 哲)
    メッセージ(PDF)
  • 「川内原発再稼動やめろ!10/26電東京支社抗議行動」に参加された皆さん!鹿児島から連帯のメッセージをお送りします。
    (反原発・かごしまネット 代表 向原 祥隆)
    メッセージ(PDF)
  • 川内原発再稼働阻止 全国統一行動にご参加の皆さまへ
    (川内原発建設反対連絡協議会 会長 鳥原良子)
    メッセージ(PDF)
  • 10/26(日)川内原発再稼働阻止!全国ー全九州統一行動へのメッセージ
    (原発ゼロをめざす鹿児島県民の会 筆頭代表 井上森雄)
    メッセージ(PDF)
  • 私たちは共に下記の全国統一行動を取り組みます ~九州電力は川内原発の再稼働を断念せよ~
    (原発いらない!九州実行委員会 ほか呼びかけ団体)
    メッセージ(PDF)
  • 川内原発再稼働に絶対反対します!
    (柏崎刈羽原発反対地元住民有志)
    メッセージ(img)
  • 鹿児島県・薩摩川内原発の再稼働に私たちは強く反対します!
    (第108回「脱原発みやぎ日曜デモ」参加者一同)
    メッセージ(PDF)
  • 再稼働阻止ネット全国ネットワーク 事務局より連帯アピール

全国の皆様へ 川内原発再稼働阻止緊急行動のお願い

薩摩川内市議会での再稼働同意を拒否しよう!
10月20日午前10時から、薩摩川内市議会:原発対策調査特別委員会(原特委)が開催され、2時間あまりの形ばかりの審議を経て、わずか1件の推進陳情をもって再稼働賛成採択となりました。この日、市役所玄関前では再稼働反対のために集まった50人ほどで「川内原発再稼働反対」の横断幕とともに1時間ほどの抗議行動が行われました。

今後は、27日・28日に再び原特委が開かれ、参考人招致の形で、原子力規制委員会、再稼働賛成・反対の各団体が説明の場に登場します。その後数日を経て委員会が再招集され、(再稼働推進)採択が行われる見込みです。
これを受けて伊藤祐一郎鹿児島県知事は、11月5日に臨時の県議会を招集し、再稼働への同意を求めてくると思われます。

◎全国からの声を直接、現地の議員に届けよう
10月28日(火)午前7時30分から薩摩川内市役所前で開始される行動に全国からの結集を呼びかけます。11月初に予定されている鹿児島県議会への要請行動にも全国の皆さんの結集をお願いしたい。

問合せ先:TEL 070‐6650‐5549 FAX 03‐3238‐0797(再稼働阻止全国ネット宛て)

☆10月26日(日)
 14時~ 薩摩川内市 久三崎海岸での風船上げ行動
 集会後、川内原発ゲート前までデモ(主催:3.11実行委)

☆10月28日(水)
 あさ7時半~ 薩摩川内市 市役所玄関まえ
 再稼働賛成採択をしないよう求める集会

2014/10/24更新
009s
(写真:9月28日川内原発ゲート前行動)
「川内原発再稼働反対!同意拒否の宣言を全国から」

 推進勢力による川内原発再稼働に向けた「地元同意」への組織化が住民説明会として本格的にスタートしました。しかしそれはスタートのその地点で住民の拒否に直面し、破綻をさらしています。

 規制委による審査書決定以降、闘いは「審査書」の法令違反=無効・取り消せと、この「地元同意」をめぐる攻防へと軸を移しています。9・28鹿児島全国集会は7500名の参加によって、この攻防に対して地元を軸心にしながら全国の意志と力をもって闘うことを宣しました。

 推進勢力は、「地元同意」を県と市の専権事項とし、住民をそこから疎外することによって「人格権」を踏みに じっています。また「地元」を薩摩川内市に局限し、そこから自ら要避難地域とした30キロ圏の人々を疎外することによって、人々の「人格権」を踏みにじっています。さらに、推進勢力はそのような「地元同意」をあたかも「国民的同意」かの如くに見せかけすり替えることさえ、意図しています。なぜなら、全国の原発再稼働に連なる川内原発再稼働を、このような「地元同意」でもって全国の人々に押し付け、承認を迫ろうとするものだからです。だから今、「地元同意」をめぐる攻防で問われているのは、全国の人々の意志なのだ、と言わねばなりません。

 地元・薩摩川内市では、自治会による同意反対の陳情や、ハガキによる「52円の住民投票」でもって、「地元同意」の問題を市の専権事項から住民全体の意志による自己決定権へと奪い返し、同意拒否として表明する行動へと動き出しています。また周辺地域ではいちき串木野市や日置市をはじめ、30キロ圏9市町のうち5市が「地元」に加えるよう要求しています。

 これに続いて、全国から、「250キロ圏が地元」「全国が地元」という声を上げ、同意拒否!の意志を宣言し、それを川内に、鹿児島に届けよう! この日本列島全体を、川内原発再稼働反対!同意拒否!の声で埋め尽くそう!
川内-鹿児島-全国をひとつの共通の意志でつなげ、表明しよう!
 26日をメインとする全国統一行動で、全国各地でこの宣言を発し、川内の人々と川内市議・川内市長に届けよう。

川内原発再稼働ストップ!
10月23日~30日の1週間を再稼働阻止の全国統一行動週間とし、
各地域における自発的な参加・賛同企画を呼びかけます!
9月28日鹿児島県川内市で開かれた「ストップ川内原発再稼働 全国集会」は、7500人もの人々が結集し、「原発推進」を叫ぶ右翼の妨害をはねのけ、元気に市中デモンストレーションを貫徹しました。
27日夜、各地から駆けつけた100人を超える人々と全国相談会(再稼働阻止全国ネット主催)を持ち、川内原発から始まる再稼働ラッシュを止めるためには、なんとしてもまず、川内原発再稼働をストップさせなければならない。そのために全国の力を、どのように連絡しあい、川内現地の運動にどのように連帯して行くかを集中的に議論し、次の行動を呼びかけることとしました。

川内原発再稼働は許すわけにはいきません。全国統一行動への積極的参加を!

現地・薩摩川内市議会の日程をにらんで、再稼働を決定するな!の声を全国から集中させるため、10月26日(反原子力の日)を中心に、10月23日~30日を川内原発再稼働反対の声をあげる全国統一行動週間とします。

事務局では、この日程に限らず全国各地のさまざまな行動に「再稼働反対」のテーマを組み入れてもらうよう働きかけ、原発を再稼働させない声を全国に広めていきたいと考えています。

<首都圏の行動予定>

【第1弾】 規制委抗議行動
 日時 2014年10月15日(水)12時~13時
 場所 原子力規制庁まえ(港区六本木1丁目9番9号 六本木ファーストビル)
 交通 南北線「六本木一丁目駅」徒歩4分、日比谷線「神谷町駅」徒歩8分
 地図 http://www.nsr.go.jp/nra/map.html
【第2弾】 討論会 川内原発の再稼働阻止を実現するために
 日時 2014年10月15日(水)19時~21時
 参加費 500円
 場所 スペースたんぽぽ(千代田区三崎町2-6-2 ダイナミックビル4F)
 交通 JR水道橋駅 徒歩5分、日比谷線 神谷町駅 徒歩8分
 地図 http://www.tanpoposya.net/main/index.php?id=336
【第3弾】 九州電力まえ抗議 川内原発の再稼働を断念せよ
 日時 2014年10月26日(日)14時~16時
 場所 九州電力 東京支社 有楽町電気ビルヂングまえ
 交通 JR有楽町駅 徒歩1分 (東京都千代田区有楽町1丁目7-1)

 ◆10/26抗議行動レポート(1)

呼びかけ・問合せ 再稼働阻止全国ネットワーク
 TEL 070-6650-5549 メール info@saikadososhinet.sakura.ne.jp

2014年9月27日~28日、鹿児島市内で開かれた「ストップ川内原発再稼働!鹿児島行動」参加者からのレポートを紹介します。

新田秀樹(ピースリンク広島)

27日(土)、28日(日)の2日間、薩摩川内市、鹿児島市での現地行動に広島から6人が参加し、28日の集会は総勢で15人が参加した。

27日は川内市文化ホール会議室で全国相談会。16時から約4時間の長丁場。6回目ぐらいの開催だそうだが初めて参加した。原発立地現地の団体を中心に120名。緊迫してきた状況に具体的にどう運動を作っていくか、真剣に討論してあっという間の4時間だった印象だ。

現地鹿児島からの報告では、かごしま反原連のメンバーから火山の問題が話され、川内原発は5つのカルデラに囲まれた最悪の立地で、建設当時は全く九電自身も全く考えていなくて、90年代から火山学会で検討されている。イメージ的には桜島を囲む錦江湾自体がカルデラであり、海底爆発を含む巨大噴火の可能性もあり、規制委自体もあえて無視している状況。

規制委が正式に「基準を満たしている」と発表(9月10日)後のこれから、住民説明会、市議会、県議会と続く。これらに対する対策をどうするかが一つの焦点。

今後の動きは、10月9日の薩摩川内市の住民説明会は1200人の会場に駆け込みで推進派が組織動員して、1300人ほどになり抽選会が行われる。10日、13日、14日、15日と各地で行われるが、応募者が少なく募集が延長された。

そのうちの13日、いちき串木野市での説明会は一つのポイント。ここは30キロ圏であるが、同意の対象の「地元」とされていない。人口約3万人に対し15400余の署名を集め、反対の立場をとっている。

住民説明会自体は一方的に90分話して、30分しかない質問時間。再稼働問題の危険の真実は明らかにはならない。大飯再稼働(2012年)の時に、「もう一つの住民説明会」をひらき、それが一つの力になった。時間はないが、川内でも協力して開催できないか。

市議会は、15日以降、原発特別委員会採決、臨時議会招集へと動く。当初から11月上旬に人事のための臨時議会を予定している。それまでに決めたいはずだ。その後、県議会。県は「現地が賛成している」立場をとる可能性が高い。

全国的な取り組みとしてまず、統一行動を追求しようとした。具体的には、10月26日は日曜日でもあり、「反原子力の日」行動を企画している所もある。時期的にもよく、全国で「川内原発反対行動」を取り組もうと決めた。
最短で年明け早々と言われる再稼働に対して、12月にも再度全国集会を企画検討することが決められた。

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28日朝はゲート前行動に参加した。昨日からの参加者に加え、当日来た人、とりわけ大阪釜ヶ崎からもバスで合流して、200人ほどの行動になった。

リレートークの後、申し入れ書を10団体ぐらいから渡した。持参した上関ネットとピースリンクの申し入れ書も手渡した。大分の知人が遅れて来て、一人でも申し入れ書を渡すと言うので私たちも同行した。30分粘って交渉して、しぶしぶ総務課長が出てきた。

同日午後、鹿児島市内の繁華街にある天文館公園で、「GOODBYE NUKES ストップ 川内原発再稼働!9・28全国集会」が行われた。公式発表で7500人。事実上、陸続きの日本最南端の町では、過去最大規模の集会になった。
私たち6人とは別に、東部から3人、その他自発的に6人が来ていた。とりわけ呉のピースリンクのメンバーでもある2人はピースリンクののぼり旗を見てきたと合流できた。

集会後はデモへ。県外の遠くから最後が地元鹿児島とへと続く。私たちは主催者グループの後の首都圏反原発連合のグループとともにデモ隊を組み、「再稼働反対」を市民に訴えた。

人口60万ぐらいの鹿児島市では反応はよくわからないが、それなりに関心は高かったと思う。桜島の降灰で有名な鹿児島市だが、この日は幸い、降灰もなく、良かったが、南国でもあり暑かった。