九州電力川内原発再稼働阻止の活動を続けよう
11/22討論集会の報告

柳田真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)

11月22日(土)夕方、『川内原発再稼働阻止の闘いは続いている-報告と方針の討論集会』を開催した。参加者40名。
前半:10月~11月初めの薩摩川内市と鹿児島県議会での再稼働阻止の活動の報告。
後半:今後の活動方向(11月~来2月にかけて)についての提案と参加者の討論でした。3時間弱の充実した討論集会でした。

—–
初めに

事務局・沼倉さんが映像を上映して11月5日、6日、7日の3日間の鹿児島県庁・県議会の闘い(80人~400人の参加)を具体的に説明。鹿児島の闘いに行けなかった人たちにもわかりやすい内容の映像でした。
「県議会開催をめぐって明らかになった5つの重大問題」「再稼働阻止の闘いはまだ続く」「同意撤回への視座」「全国各地で広がる再稼働阻止の運動」がまとめて述べられた。
「さようなら原発福岡」の青柳行信さんの報告参照(川内原発、玄界原発の再稼働に反対です-いくつもの問題点-)。

続いて、事務局・木村さんが3点に分けて報告。
 1.川内原発再稼働に合理性なし
 2.鹿児島県議会本会議傍聴席からのアピール行動
 3.川内原発再稼働阻止に向けて-5つの行動提案

ほか、鹿児島県議会での行動に参加した奧内さんから「スーツペンギンの一群、県庁玄関に立ちはだかる。それを取り囲んで闘った多くの人々」。西堂さんから「障害者の白杖を取り上げようとした県議会のひどさと抗議の闘い」の報告など。当日資料参照。

—–
今後の方向として

天野さんから
 「新しい安全神話」の題で、規制委をめぐる問題点を指摘。御嶽山噴火は「原発再稼働をやめよ」の〈最後の警告である〉。(インパクション 2014年11月号の論文から)

山崎さんから
 伊藤鹿児島県知事の暴言を追及する。映像で、福島の東電鉄塔倒れ(盛り土が崩れた)は、川内原発でも起きる。工事計画を見る限り、蒸気発生器やECCSの配管が危ない-との指摘。

柳田から
・鹿児島県知事の暴言に怒りの手紙を出そう(見本あり)
・衆議院選挙で原発再稼働問題を大きな争点に押し上げよう-命が大事
・九州電力本店(福岡市内)や支店(東京の有楽町)に申し入れと抗議に行こう
・「川内の家」や海岸のテント、「若狭の家」、「伊方の家」へ『連帯と激励の手紙』を出そう

—–
討論での主な発言を紹介

Aさん
 日程が当初より1カ月早まり、あわただしかった。周辺集落や自治会の反対的決議は効果あった。

Bさん
 東京でも九州電力支店前集会(140人)と規制委へ抗議をおこなった。東京で1000万人アクションなどへもっと働きかけ、広い闘いを。

Cさん
 九州川内原発再稼働阻止9月行動に参加した。Xデーの前にガンバリ、Xデーには5名で参加したい。

Dさん
 「工事認可や使用前検査」の問題で、九州電力-原子力規制委員会を今後もっと攻めよう。

Eさん
 6月、9月、11月の3回、鹿児島の闘いへ参加した。県議会はひどかった。火山リスクで攻めよう。高浜原発再稼働阻止も大事だ。

—–
今後の日程

  • 12月3日(水)17時半~18時半 九州電力東京支店へ申し入れと抗議行動(東京・有楽町)。年明けの日程は1月7日(水)、2月4日(水)、3月4日(水)、時刻は同じ。毎回、九電東京支店行動(有楽町)のあと、東京電力本店まえ(内幸町)で19時から約1時間の合同抗議行動
  • 12月6日(土)11時~「もんじゅを廃炉へ!全国集会」(福井県敦賀)
    夕方から、同地で再稼働阻止全国ネット主催で「関西・北陸相談会」
  • 12月7日(日)14時~17時 「3・11実行委」(鹿児島の地元グループ)主催の討論会
    18時~21時および翌8日(月)9時から 再稼働阻止ネット主催で「全国相談会」
  • 12月15日(月)14時より、九州電力本店(福岡市)への申し入れ行動、呼びかけ:「原発いらない!九州実行委」
  • 2015年1月25日(日)午後、川内原発再稼働反対全国大集会(鹿児島市・天文舘)
    再稼働阻止全国ネットでは、1月24日(土)・25日(日)に全国相談会と川内原発ゲート前抗議行動を予定。

Comments are closed.

Post Navigation