「川内原発再稼働反対!同意拒否の宣言を全国から」

 推進勢力による川内原発再稼働に向けた「地元同意」への組織化が住民説明会として本格的にスタートしました。しかしそれはスタートのその地点で住民の拒否に直面し、破綻をさらしています。

 規制委による審査書決定以降、闘いは「審査書」の法令違反=無効・取り消せと、この「地元同意」をめぐる攻防へと軸を移しています。9・28鹿児島全国集会は7500名の参加によって、この攻防に対して地元を軸心にしながら全国の意志と力をもって闘うことを宣しました。

 推進勢力は、「地元同意」を県と市の専権事項とし、住民をそこから疎外することによって「人格権」を踏みに じっています。また「地元」を薩摩川内市に局限し、そこから自ら要避難地域とした30キロ圏の人々を疎外することによって、人々の「人格権」を踏みにじっています。さらに、推進勢力はそのような「地元同意」をあたかも「国民的同意」かの如くに見せかけすり替えることさえ、意図しています。なぜなら、全国の原発再稼働に連なる川内原発再稼働を、このような「地元同意」でもって全国の人々に押し付け、承認を迫ろうとするものだからです。だから今、「地元同意」をめぐる攻防で問われているのは、全国の人々の意志なのだ、と言わねばなりません。

 地元・薩摩川内市では、自治会による同意反対の陳情や、ハガキによる「52円の住民投票」でもって、「地元同意」の問題を市の専権事項から住民全体の意志による自己決定権へと奪い返し、同意拒否として表明する行動へと動き出しています。また周辺地域ではいちき串木野市や日置市をはじめ、30キロ圏9市町のうち5市が「地元」に加えるよう要求しています。

 これに続いて、全国から、「250キロ圏が地元」「全国が地元」という声を上げ、同意拒否!の意志を宣言し、それを川内に、鹿児島に届けよう! この日本列島全体を、川内原発再稼働反対!同意拒否!の声で埋め尽くそう!
川内-鹿児島-全国をひとつの共通の意志でつなげ、表明しよう!
 26日をメインとする全国統一行動で、全国各地でこの宣言を発し、川内の人々と川内市議・川内市長に届けよう。

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