Tag Archives: 川内原発

再稼働阻止全国ネットワークでは、川内原発再稼働に断固反対の姿勢で、全国一斉規制委抗議行動に取り組み、全国の原発現地・周辺の方々へ参加を呼びかけました。

各地の原子力規制事務所(現地のオフサイトセンター)および本庁(東京六本木の原子力規制庁)に提出された申入書や抗議書は以下の通りです。

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2014年5月29日に開催した規制庁交渉
http://saikadososhinet.sakura.ne.jp/ss/archives/5594

川内原発再稼働をやめろ!全国一斉規制委抗議行動
「規制委」抗議行動の第一波行動
首都圏及び原発現地・周辺の方々の同時行動への参加を呼びかける

日時 5月14日(水)12時~13時
場所 原子力規制委員会まえ(港区六本木1-9-9 六本木ファーストビル)
   地図 http://www.nsr.go.jp/nra/map.html
アクセス 南北線「六本木一丁目駅」徒歩4分、日比谷線「神谷町駅」徒歩8分

呼びかけ・問合せ
 再稼働阻止全国ネットワーク TEL 070-6650-5549 info@saikadososhinet.sakura.ne.jp

協力 原子力規制を監視する市民の会 http://kiseikanshishimin.jimdo.com/ @kanshi_chu

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再稼働阻止全国ネットでは、新規制基準が施行されてから連続的に原子力規制委員会への抗議行動を実施してきましたが、規制委は、先行原発の評価成績表を出し川内原発の「審査書案」作成に着手しています。

東電福島第一原発事故の教訓を何も踏まえていない新規制基準で、地震対策も火山噴火対策も全く不十分なまま、また、避難対策も住民理解も得られないままの再稼働容認はあり得ません。まして、放射能汚染水対策も廃炉への道も見えず福島第一の現状をコントロールできていない中で、原子力規制委員会の再稼働容認は許せません。

私たちは4月26日~27日に開催した全国相談会の場で、再稼働促進組織・原子力規制委員会を糾弾するため、原子力規制委員会(東京・六本木)のみならず、全国の規制庁現地事務所(*)に対しても各地の仲間が抗議行動をきめました。5月14日は全国一斉規制委抗議行動の第一波行動です。首都圏及び原発現地・周辺の方々の参加を呼びかけます。
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原子力規制庁は、地方体制として次のように公表しています。(原子力規制庁パンフレットより)
原子力規制事務所(22カ所)・・・原子炉サイト近傍に、原子力保安検査官、原子力防災専門官を配置
六ヶ所保障措置センター
横須賀原子力艦モニタリングセンター
地域原子力規制総括調整官・・・立地県の県庁等に駐在し、関係機関と連携


【愛媛(伊方原発)での取り組み】
 ○日時 2014年5月14日(水)12時30分 集合、 13時から 申入れ
 ○場所 伊方町役場前か生涯学習センター(伊方町役場に隣接)1Fロビー
 ○呼びかけ団体
 ・再稼働阻止全国ネットワーク 伊方の家 TEL 070-5372-6030(八木)
 ・八幡浜・原発から子どもを守る女の会 TEL/FAX 0894-22-4239
 ・伊方原発反対八西連絡協議会 TEL/FAX 0894-24-0516
 ・原発さよなら四国ネットワーク TEL/FAX 089-933-4327
 ・伊方原発50km圏内住民有志の会 TEL 090-1175-0849

再稼働推進機関である原子力規制委員会へ 抗議ハガキを出そう!

再稼働阻止全国ネットワーク ハガキアクション

「優先審査」で最初の再稼動といわれる川内原発。桜島の火砕流跡を九州電力も公式に認め、火山学者たちも最もリスクのある原発としています。川内を皮切りに、危険な原発を次々と動かそうとしている規制委。まだ東電福島第一原発事故は収束もせず高濃度放射能汚染水の垂れ流しなど危機的な状況が次々と明らかになる中で、川内原発の再稼働なんてとんでもありません!

脱原発社会をめざす皆さま、ハガキ抗議行動にお力をお貸し下さい!
是非、再稼働をストップするために連帯しあいましょう!
再稼働推進機関となっている原子力規制委員会へ抗議の声を届けましょう!

☆ハガキ3枚 + 抗議の宛先一覧(別紙) = 1セット200円

※消費税増税ではがきの料金が変わりましたので、4月1日以前にはがきを購入した方は、ポストへ投函する前に、額面に不足がないかご確認ください。

◆ハガキの書き方
【おもて】
・1枚に宛名1人を、自筆でお書き下さい。(できるだけ自筆で。相手に訴える効果が大きいです。)
 原子力規制委員会委員長 田中俊一
 原子力規制委員会 委員長代理 島崎邦彦
 原子力規制庁 長官 池田克彦

・送り先住所 〒106-8450 東京都港区六本木1丁目9番9号

【うら面】
・枠で囲んである<わたしの一言>に、あなたの思いや意見を自由に書いて下さい。
・差出人住所は、都道府県と市町村だけでも結構です。番地の記入は各自ご判断下さい。
・差出人の名前は、フルネームでも苗字だけでもペンネームでも構いません。
 (自分が所属していない団体・グループの名称や、他人の名前を書いてはいけません

◆ハガキの裏面には、つぎのような文面がすでに印字されています。

川内原発 再稼動するな!
原子力規制委員会は、核のゴミ・汚染水・再稼働と”原発3本の毒矢”を国民に射るのですか?
「新規制基準に適合しても絶対安全とは言えない」と言いながら、田中委員長は再稼働を推進するのですか?
福島原発事故の原因究明不十分なまま、なぜ動かすの?
自治体の地域防災計画が全く不十分。米国なら規制委がその原発の停止を命じます。
おまけに、川内原発の近くには桜島をはじめ沢山の火山があり、火砕流が到達したら原発はもたない。
原発を稼働させることは総ての命への背任行為です。

◆このハガキに関する問合せ先
・再稼働阻止全国ネットワーク
 電話 070-6650-5549 FAX 03-3238-0797(再稼働阻止全国ネット宛て、と書いて下さい)
・たんぽぽ舎 電話 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797

(活動の報告)

京都で再稼働阻止全国相談会、参加180名
“一番手”の川内原発の阻止をめざして 活発な討論
5月14日(水)、規制委への抗議を全国で行おう

(報告者 柳田真 (たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネット)

4月26日(土)・27日(日)、京都で原発再稼働阻止の講演会と全国相談会が180人の参加で開かれた。活発な討論のすえ、「5月一杯を一番手の川内原発についての学習会や集会、ビラまきなどを行うこと」「5月14日(水)に再稼働推進機関である原子力規制委員会、原子力規制庁への全国的な抗議行動を行うこと」「ほか、6月行動」などを決めた。

26日(土)は再稼働阻止ネットの共同代表である2人から講演──「再稼働をどう止めるか」をテーマに鎌田慧さん(ルポライター)と中嶌哲演さんが熱弁。日本の最重要課題は原発だ。一番手と言われる川内原発の阻止が焦点だと力説。

全国の原発現地からの報告は、北海道・泊原発、四国・伊方原発、九州・川内原発、福島の女たちから、福井の原発銀座から、青森・大間から、北陸電力、東電・柏崎刈羽、中国電力、九電・玄海からも報告あり。

27日(日)は再稼働一番手と言われる川内原発を全国の力で、どう止めるかについて活発な討論。

以下の4点にまとめた。

  1. 5月14日(水) 規制委抗議全国行動(第1波)
      ・東京で規制庁へ抗議行動・全国で規制庁出先へ抗議行動・全国でハガキ行動(3枚1組200円)
  2. 6月13日(金)・14日(土) 鹿児島県議会初日、県庁包囲行動13日(金)[]と全国相談会14日(土)[]
  3. 川内原発再稼働阻止 <5月総行動(前段活動)>
     ・全国各地で学習会  ・集会をやろう、ビラ配ろう  ・1週間ステイで、川内へ行こう
     ・福島の女性たちが、川内での辻〃演説行動、各地の金曜行動で川内アピールを。
      「いちいち」行動もやろう。(11日に行動―例 伊方)
  4. 全国結集・県庁包囲・川内演説行動にやはり資金が必要です。「川内の家」、「伊方の家」、少なくとも各10万ほど。

今夏から秋にむけて、ぜひ、「交通費カンパ」「2つの現地へのカンパ」「再稼働阻止阻止ネットのサポーター加入」をよろしくお願いします。

カンパ、サポーターのご入金は郵便振替でお願いします。

 口座記号 00110-0-688699
 加入者名 再稼働阻止全国ネットワーク

通信欄に、個人サポーター/団体サポーター/交通費カンパ/現地の家カンパ のいずれかを書いて、お名前と連絡先(住所、電話またはメールアドレス)を添えてお申し込み下さい

Poeta Doctus -Essays & Lectures-
読みもの:カノコユリは百年の想いを秘めて原発の前に咲く

P.1 http://poetadoctus.web.fc2.com/archive/kanokoyuri.html

P.2 http://poetadoctus.web.fc2.com/archive/kanokoyuri2.html

生活の中で、美しきものが生き、同時に周りの人間への配慮が行き届いているという共同体は、身の周りにも気づけばあるだろう。それは誰にでもわかる確乎とした形ではなく、一時的にうつろいゆくものとしてあり、気がつかなければそのまま通 り過ぎるようなものかもしれない。

  カノコユリの咲く村

 私にとって忘れられない出会いのひとつがカノコユリの咲く村である。

 それは大学時代のことだった。私はふとしたことで、鹿児島県の川内原子力発電所建設に反対して、手づくりで風力発電をつくっている人たちに出会う。リーダーの名前は橋爪健郎といい当時も今も鹿児島大学の助手である。他には現地の青年たちもおり、彼らに誘われるがままに、原発建設現地へ足を運ぶようになった。

 1977年当時、市街地から12キロほど離れた過疎の農漁村地帯で、集落ぐるみで原発に反対していた地区が二つあった。大半の地区は補償金攻勢や・・・(続きを読む

4/16に開かれた「緊急院内集会:川内原発の火山リスクと再稼働審査」の当日資料を紹介します。
(リンク元 http://urx.nu/7Qjs

講演者:井村隆介さん(鹿児島大学大学院・理工学研究科准教授:火山学)

配布資料1:火山影響評価について審査の現状 …阪上武(集会実行委員会)
川内原発の火山リスクと再稼働審査(阪上).pdf

配布資料2:カルデラ巨大噴火のリスク評価とリスク管理 ~川内原発再稼働を考える~…井村隆介(鹿児島大学 大学院理工学研究科)
川内原発の火山リスクと再稼働審査_井村.pdf

 現在、再稼働に向けて審査中の川内原発の周辺には、桜島を含む姶良(あいら)カルデラなど、大規模なカルデラが点在し、数万年に一度発生する破局的噴火では、火砕流が原発にまで達すること明らかになっています。

 九州電力は、原発の運用期間中に破局的噴火が発生する可能性は十分に低く、地殻変動や微小地震の変化を捉えることにより、事前の対応が可能だと主張しています。本当にそうでしょうか?火砕流に対しては、原発を止めるだけでなく、核燃料の移動や廃炉が必要で、何十年も前に前兆を捉える必要があります。

 原子力規制委員会は、再稼働審査に火山学者を入れず、火山学者の警告を無視しており、破局的噴火の可能性については検討すらしていません。4月中にも審査書案を仕上げようとしています。破局的噴火により火山灰は全国に飛散し、首都圏でも10cm以上積もります。死の灰が混ざったらどうなるのでしょうか。

 集会では、鹿児島大で長年、九州の火山に向き合ってこられた井村隆介先生に、川内原発の火山リスクについて、火山学者としてはじめて公開の場でお話いただきます。ふるってご参加ください。

日 時:4月16日(水)17:30~19:30
場 所:参議院議員会館講堂(30分前からロビーにて通行証配布)
    地下鉄永田町駅・国会議事堂前駅
主 催:川内原発の火山リスクを考える集会実行委員会
問合せ:090-8116-7155阪上
資料代:500円

講師プロフィール 井村隆介(いむら・りゅうすけ)

1964年大阪府生まれ。鹿児島大学准教授火山学。東京都立大学大学院修了。通産省地質調査所(現・(独)産業技術総合研究所)を経て96年に鹿児島大学に赴任。国交省TECドクター、鹿児島県土砂災害対策アドバイザー、屋久島世界遺産地域科学委員会委員、霧島ジオパーク推進連絡協議会顧問。著作は『霧島火山の生い立ち』(04年、徳田屋書店)など。

(このイベントは終了しました)

「全国交流会 in 京都」のご案内

日時 2014年4月26日(土)~27日(日)
会場 26日(土)キャンパスプラザ京都、27日(日)NPO社会労働センター「きずな」

【1日目】
「ストップ!原発再稼働 関西のつどい」- 講演と報告・討論および全国交流会
日時 4月26日(土)13:30 ~ 17:30 (受付開始13:00)
場所 キャンパスプラザ京都
交通 JR京都駅ビル駐車場西側 ビッグカメラ前
参加費 500円

主なプログラム
(1)講演「再稼働をどう止めるのか」 中嶌哲演 さん、鎌田 慧 さん
(2)報告 鹿児島[川内原発の再稼働反対の現地闘争から]、愛媛[伊方の家から]
(3)討論
*休憩(1時間程度)のあと(18:30~21:00)関西各地からの参加者を含めて全国交流会、21:00~懇親会

【2日目】
「再稼働阻止全国ネットワーク全国相談会」
 日時 4月27日(日)9:30 ~ 12:30
 場所 NPO社会労働センター「きずな」
 (京都市南区東九条西山王町1-15 三星ビル304号室 TEL 075-691-5175)

呼びかけ・問合せ
再稼働阻止 全国ネットワーク 連絡先 070-6650-5549
ストップ☆ おおい原発再稼働 現地アクション 連絡先 090-5166-1251(寺田道男)

20140426-27

【地域の活動紹介】原子力規制委員会が新規制基準適合性審査の一環で川内原発の現地調査に入ったことに対し、地元市民グループなどが抗議行動を行いました。その際、市民団体から出された申入書を紹介します。

2014年4月3日

原子力規制委員会
委員長代理 島崎邦彦様

川内原発敷地に近接する断層の現地調査を求めます(申し入れ)
川内原発活断層研究会
代表 北畠 清仁

 本日の現地調査で、炉心より北東800m近くに発見された断層の現地調査をおこなうように強く求めます。
 昨年9月17日付で規制委員会委員長宛て「川内原子力発電所周辺の活断層について(公開質問状)」を提出し、今年3月3日付で「川内原発に近接する断層の厳密な調査を求めます」とする文書を提出しています。

 その中で、今回発見された断層は、炉心から約800メートルと極めて近い位置にあること、断層粘土の軟らかさから将来も活動する可能性があること、空中写真から見られる敷地内のリニアメントとの関連性の調査をされたいことなどを訴えています。

 また3月31日にも同様の趣旨で文書と資料(断層粘土を含む)を島崎邦彦様宛てにお届けしていますが、それに対する回答はいまだにありません。

本日は、きびしいご日程とは思いますが、あたらしく発見された断層についての現地での調査を重ねて求めるものです。

以上

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関連資料

川内原発敷地に近接する断層現地ご説明についての要望(3月31日)
 (添付:川内原発敷地東部山地のリニアメントと断層
 (添付:久見崎断層地図 [img]
 (添付:久見崎柳山線断層 [img]
 (添付:寄田東リニアメント [img]
 (添付:川内川河口地溝帯に関して [PDF]

【地域の活動紹介】原子力規制委員会が新規制基準適合性審査の一環で川内原発の現地調査に入ったことに対し、地元市民グループなどが抗議行動を行いました。その際、市民団体から出された申入書を紹介します。

2014年4月3日

原子力規制委員会
委員長代理 島崎邦彦様

申 入 書
反原発・かごしまネット
 代表 向原祥隆
[住所表記を省略]

 原子力規制委員会は3月13日、九州電力川内原発1、2号機を優先的に審査することを決めました。

 しかしながら、私たちが指摘してきた多くのことが、積み残しのままになっているのではないでしょうか。一たび川内原発が爆発事故を起こせば、鹿児島県全域が壊滅しかねません。規制委員会には、下記の事項について、きちんとした結論を出し、公開するよう申し入れます。

(1)原発周辺の活断層の存在をすべて解明すること

①地震調査研究推進本部地震調査委員会が示した以外の活断層を明示すること
理由:2013年2月発表の長期評価は、いわば中間報告であることが議事録を見ればよく分かる。地震調査委員会の議事録には「委員:断層図を見る限り、今回指摘された個所以外にも、多数の断層変異が認められる」(2012.7.26)「委員:今回のように生データを見ると『活断層が存在するのは明らか』」(同)「委員:電力会社の資料を見る限り、市来断層の延長部の海域には、少なくとも何条かの活断層がある。それは膨大な作業量となるだろう」「主査:それらは原子力保安院の会議で行う作業である」(2012.6.25)という文言が並ぶ。
保安院なき今、地震調査委員会が示した以外の活断層を評価するのは、規制委員会の責務である。

②FA(甑断層)の東端を明示すること
理由:地震調査委員会の議事録に「委員:FA断層の東端はどこか等の読み直しが必要となる」(2012.6.25)との文言がある。東に延びれば、川内原発に一層近づく。

③FC(甑海峡中央断層)の北端を明示すること
理由:「委員:FC断層がさらに北に延びる可能性についてはどうするか」、「主査:FC断層がFA断層を止めているということか」、「委員:そのように見えるということである」「事務局:その可能性があるということである」(2012.6.25)との文言がある。北に延びれば、川内原発に一層近づく。

④川内川河口推定断層の存否を明示すること
理由:川内原発1kmの川内川河口推定断層は橋本他論文(1972)によって広く知られる。事実、川内川河口の両岸に20~30mのMIS5e(12.5万年前の海成段丘面)があり、下山論文(1999)には河口-36.1mにMIS5eがある。河口が50~60m陥没構造にあることを示す。九電はこの事実を無視している。

⑤炉心から800mの距離にある断層が活断層でないことを明示すること
理由:炉心からおよそ800mにある林道露頭に幅20cmないし30cmの破砕帯を伴う断層がある。その中心部分には軟らかく、指でこねることのできる断層粘土が存在する。こういう性状を持った断層は少なくとも3本、近接して観察される。断層粘土の軟らかさから、12~13万年前以降に動いた活断層の可能性が極めて高い。

(2)火山災害に対する安全性の根拠を明らかにすること

①桜島の考えられる最大規模の噴火を明示すること
理由:文明、安永、大正等の噴火が知られるが、これ以上の噴火はあり得ないのか、最大級の噴火はどの程度になるのか。

②大規模火砕流の到達しない根拠を明示すること
理由:川内原発直近3kmには、2万7千年前の姶良カルデラによる入戸火砕流、10万5千年前の阿多カルデラからの阿多火砕流の露頭があり、到達したことは明らかである。九電は火砕流の可能性は極めて小さいとするが、何の根拠もない。

以上

【地域の活動紹介】原子力規制委員会が新規制基準適合性審査の一環で川内原発の現地調査に入ったことに対し、地元市民グループなどが抗議行動を行いました。その際、市民団体から出された申入書を紹介します。

2014年4月3日

原子力規制委員会
委員長   田中 俊一様
委員長代理 島崎 邦彦様

優先審査についての申し入れ

新規制基準への適合性審査に10原発17基が申請されている中、3月13日、貴委員会は、川内1・2号機を優先的に審査することを決定されました。

その理由が基準地震動を九州電力が柔軟に見直した数値が「妥当」との評価が決め手になったというものでした。九州電力の基準地震動の策定については、専門家によると過小評価であると指摘があり、基準地震動の策定見直しの必要があります。九州電力の基準地震動の数字と取り組み姿勢だけで審査優先されたとあっては、私たちは納得できません。それでは、規制委員会は、再稼働ありきで、ことを進めているとしか受け取れません。

 また、本日は、敷地内断層の観察となっていますが、原発の安全性は敷地外の断層も徹底的に調査して初めて得られものです。

原子力規制委員会が、かつての原子力安全・保安院と体質が異なる委員会になったことを証明するためにも、原発に批判的な専門家の意見も踏まえた、原発立地住民に信頼される審査をされるよう求め、下記のとおり申入れます。

  1. 活断層については敷地内だけでなく敷地外のものも徹底的に調査すること
  2. 基準地震動策定を見直し、過小評価でごまかさないこと
  3. 火山、火砕流、火山灰についても徹底的に調査し検討すること
  4. 審査に、原発事故避難計画とそのシミュレーションをいれること
  5. 審査書案をまとめた後に開催される公聴会は、自治体ごとに開催し、原発に批判的な専門家も招へいすること
川内原発建設反対連絡協議会
川内つゆくさ会
<鳥原 良子>