Author Archives: Wykanri

高浜原発3号機 再稼働反対現地行動への参加呼びかけ

【高浜3号再稼働現地抗議行動】

日時 6月6日(火)
場所 高浜原発付近(北ゲート奥(音海地区側)、ゲート前)

【行動予定】
 集合:昼12時、高浜原発奥(音海地区側)展望所
  →13時からゲート前までデモ
   →13時半に関電申入れ
    →17時半まで座り込み
 ※前日にアメーバデモ(→宿泊)、6/6(火)午前中に高浜町役場へ申し入れを検討中

前日現地アメーバ行動
 6/5(月) 高浜、舞鶴でアメーバデモ(予定)
 6/6(火) 朝7時半頃から高浜町役場でビラ入れ(予定)

【移動・宿泊など】
 交通:現地までは各自移動、現地ではレンタカーなどを確保してゲート付近まで移動。福井隣接地域では、京都からマイクロバスの運行を検討中(朝9:15京都駅発)
 交通費補助:「原発現地へ行く会」から1人1万円補助(福井、近畿を除く全国からの参加者)
 参加申込み:info@saikadososhinet.sakura.ne.jp または 070-6650-5549
 原発起動日の前日からの参加者は小浜市での宿を検討中(素泊まり約4千円/人)

参加希望者は、電話・メール等でご連絡ください(メールの場合は、折り返しの電話番号などを明記してください)

「バイバイ原発・京都」が呼びかける「京都キンカン」行動(毎週金曜17時~ 京都・関西電力まえ)で配布されたチラシ[5.26版]を掲載します。(作成:若狭の原発を考える会)

高浜原発の再稼働を許さず、原発を全廃して、
重大事故の不安のない社会を目指しましょう。

若狭の原発が持つ特殊な問題 [ PDF

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(このイベントは終了しました)

「原発再稼働を止める全国相談会」(再稼働阻止ネット主催)を開催します。ぜひご参加ください。

1日目に「全体集会」および「分科会」、2日目に「全体報告会」を行います。参加費等については当日会場でおたずね下さい。

◆全体集会 2017年5月20日(土)13:30~(13時開場)

 会場 専修大学 神田校舎(地図) 5号館 542号室
 交通 神保町駅出口A2 徒歩3分

【内容】
 ★特別講演 広瀬隆(再稼働阻止全国ネットワーク共同代表)
  「大地震の切迫と原発再稼働・使用済み核燃料プールの危険性」
 ★原発立地からの報告
  高浜原発・玄海原発・伊方原発・東海原発・泊原発

◆分科会 2017年5月20日(土)18:00~20:30

 会場 たんぽぽ舎4階・5階(地図)および、神保町ひまわり館(地図
 交通 たんぽぽ舎:JR水道橋駅 徒歩5分、ひまわり館:神保町駅A2またはA3出口 徒歩5分

【内容】
 第1分科会(ひまわり館-和室Aまたは洋室B):電力資本への批判と運動
  東電、九電、四電、関電など(原発現地から)

 第2分科会(ひまわり館-和室Aまたは洋室B):原子力規制委員会・経産省への批判と運動
  小野有五さん、山崎久隆さん 他

 第3分科会(たんぽぽ舎4階):福島の被ばく労働と住民被爆と運動(協力:被ばく労働を考えるネットワーク)
  被ばく労働者、小幡ますみさん、他

◆報告会 2017年5月21日(日)9:30~15:00

 会場 文京区民センター(地図)3階【3A】
 交通 都営三田線/大江戸線 春日駅A2出口 徒歩2分

【内容】
 分科会報告、原発現地報告、討論・まとめと方針決定

 
 
* * * * * * * * * *
★(事務局よりメッセージ)
私たち「原発再稼働阻止全国ネットワーク」は、2011年3月の福島第一原発事故後、停止された全ての原子力発電所が再稼働されることを阻止するために立ち上がりました。2012年福井県大飯原発の最初の再稼働に対して全国から集まり、非暴力の大衆的な阻止行動を展開しました。その経験を通して、その後の原発の再稼働を止めるための継続した運動と組織づくりが求められました。

2011年11月、たんぽぽ舎、反原発自治体議員・市民連盟、福島原発事故緊急会議、経産省前テントひろば、ストップ大飯原発全国アクションの5団体の呼び掛けで、全国の原発立地をはじめ多くの団体・個人の参加を得て「原発再稼働阻止全国ネットワーク」を結成。全国の原発立地と首都圏や関西圏などの電力消費地域をつなぎ、北海道から福島、福井、四国、九州まで、「原発再稼働反対」の一点で結ばれたネットワークです。原発立地の運動を支え、各地の特殊な条件を踏まえた対等・平等な運動の連合体として活動を続けてきました。
特に再稼働が迫る原発立地での全国集会に合わせて、各地で全国相談会を開き、再稼働を止める対策を相談してきました。

来たる5月20日・21日の相談会は東京で開催し、高浜原発をはじめ、大飯原発、伊方原発、玄海原発など今年準備されている再稼働を阻止するため三つの分科会を設け、差し迫る課題にきめ細かい討論ができるよう企画しました。ご参加をお願いいたします。
(なお、諸般の事情により、時間や内容などが変更となる場合があります)

★脱原発に関心をお持ちの団体および個人の皆さまに、スタッフとしてのご協力と相談会へのご参加をお願いします。

問合せ 再稼働阻止全国ネットワーク事務局
メール info@saikadososhinet.sakura.ne.jp
TEL 070-6650-5549
FAX 03-3238-0797(再稼働阻止全国ネットワーク宛、と明記下さい)

(このイベントは終了しました)

「若狭の原発を考える会」からの呼びかけです

 5/15(月)~5/17(水) 現地行動:高浜原発ゲート前および関電 本店まえ
 >>> チラシ
 東京の関電東京支店前(内幸町 富国生命ビルまえ)でも連帯行動を行います。→5/16(火)ひる12時・夕方17時半

原発再稼働阻止、原発全廃のためにご奮闘の皆様

4月27日の「高浜原発うごかすな!関電包囲全国集会」(700名参加)と御堂筋デモ(大阪)、5月7日の高浜原発ゲート前行動(350名参加)、「高浜原発うごかすな!現地集会」(400名参加)、高浜町内デモ(高浜町)、5月8日~12日の高浜~福井を結ぶリレーデモ(延べ400名参加)、5月12日の「高浜原発うごかすな!福井集会」(福井市:120名参加)では、多大なご支援を頂き、また、多くの方がご参加いただき、ありがとうございました。

これらの行動を通して、「高浜原発うごかすな!」の声は、圧倒的多数であることを実感し、再確認もできました。この声が顕在化していないのは残念ですが、今後、原発全廃運動が拡がれば、必ずや顕在化するであろうと予感させられました。

それでも、関西電力は、脱原発・反原発の民意を踏みにじって、31年越えの老朽原発で、かつ、危険極まりないプルサーマル原発・高浜4号機を、5月17日にも再稼働させようとしています。

関電は、原子力規制委員長までもが「安全を保証するものではない」と言う“新規制基準”を「安全基準」とし、原発に「絶対的安全性を求めるべきではない」と し、また、「原発は安全であるから、“新規制基準”に避難計画は不要」としています。「新安全神話」を作ろうとするものです。このような、自社の利益のた めに、人の命と尊厳をないがしろにしても原発を動かそうとする関電の姿勢を許してはなりません。

私達「若狭の原発を考える会」は、高浜原発再稼働阻止を勝ち取るために、次の行動を呼び掛けています。

5月17日(水)、正午に高浜原発北ゲートの奥の展望所に集合し、13時からデモ行進で北ゲートに向かい、同ゲート前で、17時30分まで、高浜原発再稼働の企みへの断固とした抗議行動を展開します。この時間内に、関電への申入れも計画しています。

この行動によって、高浜原発3、4号機再稼働反対の大きな声をあげ、関電、規制委、安倍政権の原発推進の野望を打ち砕きたいと考えています。17日には、是非多数の方がご参加下さるようお願いたします。(当日は、京都、滋賀からも配車します、ご参加ご希望の方はご連絡ください。>>> チラシ

一方、中島哲演さんは、15日10時より関電本店前で3日間の断食抗議を行われます。電発電力を使い続けた私たち関西の住民は、反省の意も込めて連帯したいと思います。1食だけでも断食して、「高浜原発うごかすな!」の声をあげましょう。

なお、4月27日~5月12日の行動は、「原子力発電に反対する福井県民会議」の呼びかけで多くの団体が参加した「高浜原発うごかすな!実行委員会」が主催しましたが、17日は、緊急行動ですので、「若狭の原発を考える会」が呼びかけることにしました。

高浜原発再稼働阻止 ゲート前行動・現地集会・高浜~福井リレーデモ[2]

リレーデモ・ニュース(1日目)5月8日(高浜原発うごかすな!実行委員会 Blog)

●PHOTOレポート 2017年5月8日(月)
リレーデモ出発 高浜町役場前  高浜町内チラシを配りながらデモ行進

島根からの参加者  泊から自転車隊

若狭の海と自然

高浜原発再稼働阻止 ゲート前行動・現地集会・高浜~福井リレーデモ[1]

リレーデモ・ニュース(スタート前日)5月7日(高浜原発うごかすな!実行委員会 Blog)

●PHOTOレポート 2017年5月7日(日)高浜原発ゲート前~高浜町 現地集会・町内デモ
原発近くの展望所  対岸(音海地区)の集落  全国各地からの参加者

●高浜原発ゲート前抗議 高浜町現地集会
チャンゴ隊  自転車隊(ピースサイクル) 高浜原発北門

ゲート前 怒りのシュプレヒコール  申し入れ行動

高浜町デモ行進

高浜町デモ行進 デモ終了後の交流会(70名以上が参加)

5/7(日)、高浜原発ゲート前行動において、関西電力に対して申入れを行いました。

2017年5月7日

関西電力株式会社
取締役会長 八木 誠  様
取締役社長 岩根 茂樹 様

高浜原発の再稼働中止の「申し入れ書」

再稼働阻止全国ネットワーク

1 貴社は高浜原発を再稼働して、絶対安全である保障はできないはずです。絶対安全を保障できないならば、関西が壊滅するような事態にならないように、原発の再稼働を中止し、原発以外のエネルギー源による電力の供給を要請します

(理由)
阪神淡路大震災、東日本大震災、熊本・大分大震災の発生を見ても、日本列島は火山と地震の活動期に入っています。地震と火山活動は誰にも予測できませんでした。さらに貴社の原発は老朽化しており、再稼働して絶対安全な保障はありません。万が一、福島のような事故が起きた場合には、原発から数十kmの生活場所は失われるとともに、関西の水がめである琵琶湖を放射能で汚染する事態になります。関西に住む人々、日本全体に多大な被害を及ぼすことも明らかです。

貴社が原発事故は絶対起こらないということを保障できるならば別ですが、それは、スリーマイル島原発事故、チェルノブイリ原発事故、フクシマの原発事故から、保障できないのは明らかです。

原発事故が起きた場合には、貴社が倒産するだけでなく、関西に壊滅しかけない被害をもたらします。コストがかかっても原発に依存しない電気事業を行った方が、貴社にとって得策であることは、関西の市民の安全、貴社の存立を考えても明らかです。 

2 貴社が高浜原発を再稼働して3.11福島のような原発事故を起こせば、事故の責任は貴社にあり、貴社の責任は重いです。原発事故を未然に防止する上から、再稼働の中止を求めます

(理由)
世論調査においても、国民の大多数は原発の再稼働に不安を抱いています。貴社が12万人以上の市民の生産・居住場所を奪った福島第一原発事故を返り見ず、この事実を承知の上で原発を再稼働し、事故を起こした場合には、その事故による被害の責任は関西電力にあることは明らかです。

政府は「原発は重要なベースロード電源」として位置付けて原発を奨励していますが、これは安全が前提になっており、貴社が申請した資料を原子力規制委員会がチェックはしますが、原子力規制委員長自ら適合審査に合格しても「絶対に安全ではない」と何度も話しています。安全についての責任は、申請し生産活動する貴社にあることは明らかです。

また、原発を動かさなくとも電気は足りており、原発を再稼働しょうとするのは政府ではなく貴社であり、貴社が安全面から原発の再稼働を中止することより、原発に伴う事故を未然に防止できるからです。

3. 関西電力社員及び関連会社従業員と地域住民のいのちと暮らしを守るため、原発を廃炉にし、原発に依存しない電気事業の推進を実行することを求めます

(理由)
 原発の絶対安全は保障できません。原発事故を起こした場合には、有害な放射性物質が空と海と大地にまき散らされます。関西はもとより日本列島を汚染し、関西人、国民の生活を脅かします。さらにその範囲は地球規模に拡大されます。環境を破壊する原発エネルギーはクリーンではなく、有害な放射性物質なのです。

原発を廃炉にして、原発に依存しないエネルギーによる電気事業の推進が地域住民、貴社の従業員及び関西人、国民にとって得策であることは明らかです。

以上

大阪高裁の不当決定を受けて、「原子力発電に反対する福井県民会議」の呼びかけで、京都にて「高浜原発うごかすな!実行委員会」が結成。以下の緊急行動が決定されました。
多数の団体および個人のご賛同をお願いいたします。

(1) 4月27日(木)「4.27高浜原発うごかすな!関電包囲全国集会」(大阪市)と御堂筋デモ
(2) 5月7日(日) 高浜現地行動(ゲート前デモ)と現地集会(高浜町文化会館)
(3) 5月8日(月)~12日(金) 「高浜‐福井リレーデモ」 沿線の各自治体に申入れを行います。
※緊急行動のお申込み こちらのページ をご確認ください。(4月26日締切り)

◆「4.27 高浜原発うごかすな! 関電包囲全国集会」
日時 2017年4月27日(木)
  <チラシ>

 16:30~ 関電まえ抗議 (関西電力 本店まえ)
 18:15~ 全国集会 (大阪市西区 うつぼ公園)
 18:30~ 御堂筋デモ  (うつぼ公園~難波)(20時ごろ終了予定)

 主催 高浜原発うごかすな!実行委員会
 呼びかけ 原子力発電に反対する福井県民会議
 

◆「5.7高浜現地集会&デモ」
日時 2017年5月7日(日)12時~
 <チラシ>

  • 集合場所 高浜原発先の展望所
  • デモ   原発ゲート前までデモ(出発12時)、ゲート前で申し入れ行動後、デモ解散
  • 屋内集会 高浜町文化会館(14時~15時30分)
  • 町内デモ 16時ごろから1時間程度
  • 再稼働阻止ネット交流会:夕食後、高浜駅2階会場で1時間程度の交流会(民宿などで宿泊、1泊朝食のみ/4400円前後。現在手配中ですが、東舞鶴などでの分宿の可能性あり)

 主催 高浜原発うごかすな!実行委
 呼びかけ 原子力発電に反対する福井県民会議
 

◆「高浜~福井リレーデモ」
日時 2017年5月8日(月)~12日(金)
 <チラシ>

 5/8(月)9時 高浜町出発、13時 おおい町申入れ /小浜市内 宿泊
 5/9(火)9時 小浜市役所 出発、11時 若狭町申入れ ~ 美浜 /敦賀市内 宿泊
 5/10(水)9時 敦賀市申入れ、11時 南越前町申入れ ~ 越前 /越前市内宿泊
 5/11(木)9時 越前市役所出発、11時 池田町申入れ ~ 鯖江 /鯖江市宿泊
 5/12(金)9時 鯖江市役所申入れ ~ 越前町 ~ 15時 福井市申入れ
       16時 福井県庁申入れ >>> 「福井集会」に合流
 
※首都圏からバスで参加するグループは、5月8日(月)12時30分 大飯町役場前からバス乗車。帰京:新宿21時ごろ予定。リレーデモは、9時から高浜町、11時ごろ大飯町の行程に参加します。(約6キロ)
(注:デモが困難な方は、小浜線(若狭本郷駅下車)などを利用し、大飯町役場前に移動)

 主催 高浜原発うごかすな!実行委
 


【原発現地へ行く会】からのお知らせ

(1)「原発現地へ行く会」より、高浜現地行動の交通費の補助を実施します。
【対象】福井、関西圏(大阪、京都、滋賀、奈良、兵庫)を除く全国からの個人での参加者

(2)「原発現地へ行く会」は、新宿発~高浜行きのバスを運行します。
【運行計画】
 6日(土) 新宿発23時~高浜デモ出発点(7日(日) 10時ごろ着)~解散地のゲート前(12時30分ごろ)~高浜文化会館(13時ごろ)
 7日(日) 大飯町役場前(12時30分ごろ出発)~新宿着(21時ごろ)
【バス代】 往復5000円

●申込み先 「原発現地へ行く会」 申込用紙PDF(申込み用紙はPDFの2ページ目です)
 氏名、連絡先電話、生年月日(保険加入のため) 住所 性別、宿泊の希望を明記のうえ、ファクスでお申し込みください。
 FAX 03-3238-0797
 問合せ TEL 080-1012-4661(沼倉)、メール:info@sendaiikou.com

●その他
・高浜駅前から、原発ゲート前までは路線バスは無し
・タクシー利用の場合は3500円位
・小浜線の運行時間に注意
 東舞鶴11:05発~ 若狭高浜11:24着 (東舞鶴発8:55もあり)
 敦賀経由(10:44発)は若狭高浜着 12:31
・京都から湖西線経由 小浜まで近江今津発バス利用 ルートもあり。(小浜発の列車の時刻 注意)
・京都、大阪発のバス検討中(関西の実行委団体)

九州電力株式会社代表取締役社長 瓜生道明様
「川内を止めろ・玄海を動かすな」抗議・質問書

2017年4月5日
再稼働阻止全国ネットワーク

 核と命は共存できません。使用済み核燃料は10万年以上も放射能を持つのにその保管・管理の仕方も場所も未定です。東電福島第一原発事故が示すように、ひとたび事故が起これば、周辺住民の故郷も生活も仕事も奪って周辺住民に多大な損害を与えるばかりでなく、賠償・廃炉・除染の為に21.5兆円とも70兆円とも言われる莫大な費用がかかり、国がその費用を国民に押付けています。
 川内原発1、2号機を直ちに止めていただきたい。その理由はこれまで私たちが川内原発の稼働に反対する抗議・申入れを何度も行ってきたのでお分かりだと思います。
 また、玄海原発3、4,号機の設置変更許可の申請が1月18日に認可されたようですが、玄海原発の再稼働を止めてください。玄海の再稼働についても、上記の理由以外にも、周辺住民・自治体の反対の声が上がっている、プルサーマル発電が危険、核燃料プールが満杯など、多くの問題があります。地球のため、未来のため、すべての命のために、何としても再稼働止めていただきたい。

 1月、2月に提出した質問の回答は、一部を除いていただいていません。本日は、その折の抗議・質問の項目を再掲するとともに、新たな抗議・質問を加えます。早急に(4月中旬)に文書で回答願います。

 
[1月分、川内原発について]

1 耐震対策が杜撰
(質問1)
「繰り返し地震を想定する耐震基準改正を求める」(滝谷紘一、岩波「科学 2016年12月号」)をどう評価しますか? 特に「基準地震動Ssの繰り返し地震に見舞われると、川内1号機では疲労累積係数が評価基準値1.0を超えることは確実である」との指摘に対してどう対応しますか?
(4月4日に本店から電話をいただき、地球物理学観点から揺れは弾性範囲内におさまる…、の回答をいただきかましたが、口頭ではなかなか納得できません。できれば文書回答をお願いします)

2 免震重要棟無し
(質問2)
1Fの免震重要棟ではどれだけの強度の地震を受け、それでも吉田所長以下が事故対策に取り組めたことをどう評価しますか? 御社の耐震設計による緊急時対策所が同等の対応が可能ですか? それを証明してください。 また、緊急時対策所(耐震)の設計・着工・施工・完成・試用までの工程計画を教えてください。免震重要棟と同様にずっと建設を怠ることはありませんか?

3 避難計画はあまりに非現実的
(質問3)事故時に周辺住民の安全を確保する自信がありますか?
 川内1,2号機が1年間稼働しましたが、海・陸・空への放射能汚染の増加が心配されています、どれだけでしたか? また、使用済み核燃料は何トン増加しましたか? 放射能汚染水は何m³増加しましたか? 労働者の被ばく増はどれだけでしたか?

[2月追加分、川内・玄海原発について]
4 「トイレなきマンション」で「うんち」するな
 原発の使用済み核燃料は十万年も放射能を持ちます。川内原発のプールには890トンもの行き場の無い使用済み核燃料が貯蔵されているそうですね。川内1,2号機の稼働でまたまた使用済み核燃料がプール(「おまる」)に増えたでしょう。

(質問4)
川内原発では使用済み核燃料はどれだけ増えましたか? 今は何度ぐらいですか?
5 リラッキングは止めよう
 御社は玄海原発について、プールが満杯に近い為に、プールのリラッキングを申請しています。しかしながら、リラッキングについては、「日本における使用済み燃料貯蔵の安全性とセキュリティ」(エドウィン・ライマン:憂慮する科学者同盟、岩波「科学2015年12月号」)が示したように、「稠密な形(高密度)で使用済み燃料を入れたプール」は危険です。そのことは、原子力規制委員会も「苦し紛れの方策」と評価していません。

(質問5)リラッキングの申請を取り下げますか?
(今回追加分、玄海原発)
6 リラッキングについて(続き)
 原子力規制委員会が「使用済み燃料輸送・貯蔵兼用キャスク貯蔵に関する検討チーム」を
1月に立ちあげたようです。

(質問6)検討チームに何を期待していますか?
 現時点のプールの貯蔵量は900tUで貯蔵容量1130tUの80%ですね? リラッキングについての御社の計画をお教えください。

7 避難計画と周辺住民の理解について
 規制委の新規制基準には避難計画の審査基準がない。そればかりか、東電福島原発事故を
振り返ったり、各自治体で原子力防災訓練が実施される中で、あるいは熊本大地震を経験し
て、避難が不可能であることを多くの住民が実感している。
 その為、長崎県平戸市、松浦市、佐世保市、壱岐市での説明会で反対の声が大で、松浦市
も壱岐市も反対しているばかりでなく、佐賀県伊万里市、唐津市で反対・不安の声も上がっ
ている。玄海町長と佐賀県知事の同意だけで決めるのはおかしい。現に世耕経産相も「立地
自治体のみならず周辺自治体の理解を得る活動は非常に重要。丁寧に粘り強く取り組む」と
述べたそうだ。

(質問7)住民理解を得る努力をどのように実施していますか?
 再稼働に反対する周辺自治体があっても、川内同様に再稼働を強行しますか?
8 プルサーマル発電について
もんじゅの廃炉が決まった以上MOX燃料によるプルサーマル発電の意味が無いばかりか危険である。そればかりか、経済的にも全く成立しない。また、MOX燃料は製造過程において作業員の被ばくの危険性を増し、使用済みMOX燃料は再処理ができない。

(質問8)なぜ、玄海でプルサーマル発電をするのですか? 使用するMOX燃料の量は? それはどこにあるのですか? 六ヶ所村に送った使用済み核燃料はどれだけですか? 23回も延期した六ヶ所再処理工場がうまく行かない可能性が大と聞きます。その場合に六ヶ所村に送った使用済み核燃料が戻ってきたらどうするつもりですか? ひとたび玄海原発で事故が起これば周辺住民のみならず、偏西風に乗って本州にも厖大な被害をもたらす。
再稼働を止めてください。

 
●申入れ報告(事務局 木村)

九州電力株式会社
社長 瓜生道明 様

反原発自治体議員・市民連盟
共同代表 相沢一正 佐藤英行
 福士敬子 武笠紀子

【今回の質問】
 玄海原発周辺自治体、特に、緊急時防護措置準備区域内自治体の再稼働反対の意見をどうとらえていますか。

【前回の質問】
 川内原発事故・原子力防災訓練の総括について教えてください。

【前々回の質問】
 九州電力では、原発事故に備えて、どのくらいの金額を用意していますか。

 
 貴社九州電力が現在稼働させている「川内原発」の30キロ圏内:緊急時防護措置準備区域(UPZ)には約22,000人の住民が居住しています。前回、川内原発周辺住民に対する避難訓練について質問しましたが、残念ながらお答えが返ってきません。現実味のない形式的な訓練であったと理解するほかありません。

 原発過酷事故については、決して人数の問題ではありませんが、貴社九州電力が再稼働を目指している「玄海原発」では、UPZに256,000人(3県8市町)の住民が居住している上、50キロ圏内には120万人(3県)が居住しているのです。離島も多く、シェルターとなるコンクリートの建物も少なく、避難計画を策定し、避難対策をとることが、たいへん難しいと言われています。

 こうした住民の置かれた状況を考慮すれば、周辺自治体からの再稼働反対意見は重く、玄海町(人口5600人の全員が賛成しているわけでもありません)と佐賀県の議会と首長が再稼働を認めることを根拠に、周辺自治体の同意が取られたとする判断は許されないはずです。再稼働に同意するにも関わらず、それらの議員・町長・県知事は、まともな避難計画さえ作っていない無責任さです。

 原発過酷事故により何が起きたのかは、東京電力 福島第一原発事故から、6年目の福島の現実を見れば明らかなのです。貴社九州電力は、周辺自治体の再稼働反対意見にどう応えるのかを教えてください。

 なお、前回・前々回(1月と12月・2月)の質問にも、未だご回答をいただいていないので合わせてよろしくお願いいたします。

回答先:反原発自治体議員・市民連盟 武笠