Author Archives: Wykanri

PHOTOリポート(女川原発の再稼働を止めよう!宮城県民大集会)

老朽被災原発 再稼働をとめる大集会が全国各地で始まった!
【コロナ自粛を乗り越え、人にやさしく、参加者が元気になれる工夫された集会が各地で開催】

9.6老朽原発うごかすな!おおさか大集会(1600名)高浜1.2号美浜3号再稼働反対
9.18さようなら原発日比谷集会(1300名) 東海第二再稼働反対銀座デモ(約300名)
9.26みやぎ県民大集会(800名)

集会報告 再稼働阻止全国ネット 沼倉

●労働組合も、生協も、市民も、若者も子供も、みんなで参加した仙台集会

集会は、午後13時30分開始。会場には色鮮やかなのぼり旗がはためき、東京の集会とは違い、国労、教組、全国一般、電通労組、民医連などの労組参加が多いのに驚きました。
生協や市民団体からの参加者は、思い思いのアピールグッズを持ち寄り、横断幕にも手作りのかわいいイラストがプリントされていました。中央ステージは、9.6おおさか集会を参考にトラック荷台に設置されていました。
全国各地で開催される集会が互いにつながり、再稼働反対の輪が広がっている表れでしょうか。

●主催者挨拶

 発言時間はコロナ対策上30分でしたが、登壇者4名の発言はわかりやすく、参加者一人一人に行動を促し、活力を与えるものでした。
主催者からは篠原弘典さん(みやぎアクション世話人)が「原発事故から10年、29500人の避難者、県外にも7500人の人が苦しい生活を強いられている。
そういうことを見て見ぬふりして国策だからと言って再稼働を強引に進めていることは許せない。民意は再稼働反対。今日の集会を機に、23日から始まった県議会で知事を追求し、世論にも訴え再稼働に向かう流れを変えていこう。」と挨拶されました。

●女川から

 女川町からは町議会議員の阿部美紀子さんが「町議会12名中、3名が再稼働反対、8名が賛成だったが、大崎地区8団体、加美郡3団体、それに町民530名の署名を携えて反対の請願を提出。賛成理由は、商工会などの団体で、原発はベースロード電源でCO2を排出せず温暖化を防止する。
地域経済に必要との3つの主張。住民説明会では「安全を最優先する。できるだけ原発を低減する。」ことが示されていた。
廃棄物問題が解決されていない。避難した後どうなるか、故郷に戻れない。持続する社会を目指すなら、故郷から逃げる訓練はおかしい。逃げなくともよい町、社会、故郷を目指しましょう。」と発言。

●石巻から

 石巻の原伸雄さん(避難計画を考える会代表)は
「議会での容認は慚愧の思いだが、希望をつなぐ行動がある。傍聴席からおかしいとの怒りの声が上がった。本会議では危険な再稼働を無批判に容認する議会であってはならないとの発言。
議会と市民の意識に大きな乖離があるが、攻防戦は始まったばかり。20名の脱原発県議団と共に私たちも議会に足を運ぼう。「市長と知事に避難計画の同意差し止め仮処分」仙台高裁の決定は出ていない。
政治の世界では国策という妖怪が徘徊し、安全神話がふりまかれている。再生エネルギーを推進し原発ゼロ社会をめざそう。」と力強くアピールしました。
 「脱原発をめざすみやぎ県議の会」から佐々木功悦会長の発言もあり、最後に集会決議を採択しデモ行進が始まりました。
<集会決議 全文>
「女川原発再稼働を許さない みやぎアクション」Facebook

●工夫されたデモ、子供も若者も参加 ^ アピールグッズは楽しいイラスト入り –

デモの準備には、仙台で毎週開催され、375回になる「金曜デモ」の経験が生かされ、いたるところで市民にアピールする工夫がなされていました。コロナ対策では、横に2列、雨傘の距離をとるようアナウンスされ、宣伝カーとトラメガからは、事前にメモリーに入力されたコールが流されました。
何よりもよかったのは車の侵入できない広いアーケード街でデモができたことです。通行人との垣根が取れ、子供のイラストをぶら下げたプラカードがやさしく脱原発を語りかけていました。

●デモ終了後、公園で交流会

 約1時間のデモを終え、解散地点の公園で、原発いらない福島の女たちのお二人、東京からの参加で、会場で一緒になったツイキャスのAさんも加わり、宮城の方との交流会が行われました。
 初めて会うメンバー同士の交流会でしたが、多くの課題と問題が次々と報告されました。発言者の原さんからは、女川町議会の中で、保守系3名の議員が「事故が起きたらどう逃げるのか不安だ。避難計画がきちんとするまで同意すべきではない」とし、反対派と歩調を合わせる動きを見せ、コロナで断念した小泉講演会にも積極的にかかわる姿勢を示していました。
報道では反対は少数との印象記事が見受けられますが、女川町での署名数も比率から言って県内の自治体の中でも一番多く、小泉講演会が実現していたら、流れは大きく変わっていたとの地元からの報告がありました。

 また、東海第二原発再稼働についても、避難の問題についてもっと相互に交流し、屋内退避について問題ありを突き付ける必要あり。
東北電力から日本原電への資金支援についても、東北電力の株主総会で追及した。質問書の回答―「東北電力は、19年度末現在、73億円の債務保証を実施しているが、22年末までに約240億円、23年以降約240億円の債務保証を行うことが報道されているが当社としては決議していない」と詳細な記載がある報告書を提供していただきました。
「みやぎ脱原発風の会」ホームページ参照
第96回定時株主総会への事前質問書

当日ツイキャス
https://twitcasting.tv/keitarou1212/movie/642750469

女川原発の再稼働を止めよう!宮城県民大集会に800名以上参加
9.26杜の都、仙台で脱原発の声高らかにこだまする
15万7724筆の請願署名を県議会に提出
知事は再稼働に同意するな

集会報告 再稼働阻止全国ネット 沼倉

【女川町議会、石巻市議会再稼働容認も4回目の再稼働延期表明、女川2号機、再稼働は2023年以降】

 台風崩れの低気圧で前日は大荒れの天候も回復した9月26日(土)、仙台市錦町公園で「女川原発の再稼働を止めよう!宮城県民大集会」が開催されました。
東北電力は2013年12月に2号機の再稼働申請を規制委員会に申請。女川原発は東日本大震災時に13メートルの津波に襲われ、原発周辺の地盤は1メートルほど沈下し、外部電源5回線中4回線が停止、1号機の電源盤火災も発生するなど、過酷事故寸前の状況にあった被災原発です。
2号機原子炉建屋の壁に1130か所の傷が発見されたにも関わらず、今年2月、規制委は、「新規制基準に適合している」ことを了承し、これを受けた女川町議会は9月7日、石巻市議会は9月24日に再稼働を求める陳情を採択。両議会は事実上の再稼働容認を示しました。

 一方で東北電力は、安全対策工事に3400億円(特重施設建設費除く)かかり、工期についても当初計画より2年遅れの2022年度中の完成と発表。高さ29メートルの防潮堤の地盤改良問題などが生じ、再稼働の時期は早くて2023年以降と言われています。
また、8月に入ってからは住民説明会が開催されていますが、UPZ住民に対し屋内退避を原則とする問題だらけの避難計画が示され、多くの住民から疑問と不安の声が上がっています。
県民世論調査や「再稼働の是非を問う住民投票条例」の制定を求めた署名活動で示された再稼働反対の民意が大きくなる中で、再稼働推進勢力は早々と議会での容認決議を取り付け、再稼働反対の声を封じる暴挙をもくろんでいるといえます。

こうした中で、9月23日の県議会開催日程に合わせ、県民大集会が開催されました。
津波による犠牲者数が4000人近くに上る石巻出身の私にとっても久振りの帰郷で前日に石巻に宿泊。なじみの食堂で世間話をする中で街の様子を知ることができました。
町並みは見かけ上はきれいになり、津波の傷跡は見当たりませんでしたが、明らかに原発関連の工事関係者の姿が目立ち、後から分ったのですが、今年7月から開始された1号機の廃炉作業関連の工事従事者も多いとのことでした。

2020/9/2の東京新聞(特報Web)より
「動かぬ原発に10兆円、電気代に上乗せされ消費者が負担」
https://tokuho.tokyo-np.co.jp/n/n7239284b5f7f

何のサービスも受けていないのに、料金を取られる。そんなばかげたことが、現実にある。東京電力福島第一原発事故後、発電をしない原発を維持するために10兆円余りが投じられていることを、NPO法人「原子力資料情報室」が明らかにした。その分は電気料金に転嫁されており、一方的に消費者にのしかかっている。このおかしなコスト負担、見直すべきではないのか。(read more)

原発再稼働阻止、原発全廃のためにご奮闘の皆様

「老朽原発動かすな!ニュース」最新号(第10号)
 <トピック>若狭の原発立地3町の町長と議会に対し、老朽原発の廃炉を求める要望書と請願書を提出

8月22日の新聞は、関電は老朽原発・美浜3号機、高浜1号機の再稼動を、早ければ、来年1月、3月に画策していると報道しています。
9月6日の「老朽原発うごかすな!大集会inおおさか」を頂点とする裾野の広い大運動を高揚させ、何としても関電の野望を打ち砕き、それを突破口に、原発全廃を勝ち取り、人の命と尊厳が大切にされる社会を目指したいと想います。

9.6「老朽原発うごかすな!大集会inおおさか」まで10日余りとなりましたが、賛同は今でも増え続け、集会参加への問合せは数多く、連帯する各地での取り組みも伝えられています。また、ハガキでの原発立地自治体(福井県、高浜町、美浜町、おおい町)、関電への申入れ、抗議行動も拡大しています。時宜を得た9.6大集会を成功させ、「老朽原発うごかすな!」の声をさらに大きくしたいものです。

皆様のご助力、ご支援、ご参加をお願いします。

「老朽原発うごかすな!大集会inおおさか」
実行委員会・木原壯林(若狭の原発を考える会)

「9.6老朽原発うごかすな!大集会inおおさか」開催決定と賛同のお願い

「老朽原発うごかすな!大集会inおおさか」実行委員会・木原さんからのお知らせを掲載します。

老朽原発うごかすな!大集会 in おおさか 開催にあたり

新型コロナウイルスの感染は、止まるところを知らず、数ヶ月の内に収束するとは考えられません。それでも、老朽原発再稼働、Go-Toトラベルなど、経済優先の様々な政策がコロナウイルス感染はないかのごとく進められています。私たちの運動が萎縮すれば、コロナウイルスが続く長期にわたって、政府や大企業の意のままの政策がまかり通ることになります。コロナウイルスを口実に、民主主義が破壊されかねません。
今、コロナウイルス蔓延によって色々な運動が規制されていますが、工夫によって、規制された分以上の行動を創造していくことが重要です。

そのような視点に立って、一方で、コロナウイルス蔓延の危険性と不安を勘案しながら、8月8日、「老朽原発うごかすな!大集会 in おおさか」実行委員会が開催され、大集会の9月6日開催の是非をめぐって、2時間の予定を1時間も超過する白熱の議論が行われました。この議論は、「コロナウイルス感染拡大下での市民運動」という私たちの未経験な難題への対処に、多くの示唆と知恵を与えるものでした。ご出席の皆様の「老朽原発うごかすな!」への熱意が迸り(ほとばしり)でるものでした。また、かつてなかったほど幅広い領域の市民団体、労働団体、政党および 900 を超える団体、個人のご賛同に支えられた運動の力強さを感じました。

この実行委員会では、以下【1】~【4】を前提として、9月6日に「老朽原発うごかすな!大集会 in おおさか」を開催することを決定しました。「新型コロナウイルス禍の中でも、止むに止まれぬ脱原発・反原発の意思を広く発信する「歴史に残る行動」を展開したいものです。

【1】 今までに「老朽原発うごかすな!」を合言葉にして拡がった連帯・共闘の輪をさらに拡大できる行動にする。
そのために、
【2】集会、デモにおいては、実施可能な全ての「コロナ対策」を施こす。(裏面〈注 1〉参照)
【3】市民団体、労働団体等の団体の組織的参加については、各団体の自主性に任せ、各団体の決定は尊重し、互いに理解するように努める。
【4】集会、デモに参加できない皆さんのために、以下の取り組みを実施する。(裏面〈注 2〉参照)
①有志がおこなう御堂筋スタンディングアピールに連帯する、②ツイッターやフェイスブック等の媒体を利用した「老朽原発うごかすな!」の声の拡大、③ハガキやファックスによる抗議や申入れ行動の拡大(裏面〈注 3〉参照)、④大阪以外の各地での連帯集会、連帯行動の呼びかけ(裏面〈注 4〉参照)、⑤電子媒体等を利用した集会・デモの中継(集会への遠隔参加も追求する)、⑥「老朽原発の危険性」を訴える情報発信(YouTube の活用)などを実施する。

上記【3】によって、集会規模の縮小が危惧されますが、【4】の諸行動を具体化し、実行すれば、「老朽原発動かすな!」の運動はますます拡大して行くものと確信しています。各行動の詳細は、追って皆様にお知らせします。また、随時発行される「老朽原発うごかすな!ニュース」による行動の広報も行います。

9.6「老朽原発うごかすな!大集会 in おおさか」を頂点とし、すそ野の広い行動を成功させ、老朽原発を廃炉に追い込み、それを突破口に、原発のない、人の命と尊厳が大切にされる社会を実現しましょう!

「老朽原発うごかすな!大集会inおおさか」実行委員会・木原壯林(若狭の原発を考える会:電話090-1965-7102)

実行委員会アピール文
(PDF)老朽原発うごかすなニュース-8号

「老朽原発うごかすな!大集会 in おおさか」への団体および個人のご賛同のさらなる拡大とカンパにご助力をお願いします。

 賛同金 団体1口3000円  個人1口1000円
 加入者名 「老朽原発うごかすな!大集会 in おおさか」実行委員会
 記号・番号 00990-4-334563
 ※通信欄に「9.6 大集会に賛同」と明記してください。
 ※賛同金をお送りいただく際は、お名前公表の可否をお書きください。

ご不明な点は、「老朽原発うごかすな!大集会 in おおさか」実行委員会担当・橋田(電話 090-5676-7068)までお問い合わせ下さい。

(このイベントは終了しました)

(当初5月に開催を予定していた全国集会は新型コロナウィスルの影響により9月に延期して開催します)

全国から集まろう 9/6大集会、9/7全国相談会
「9/6老朽原発うごかすな!大集会inおおさか」
「9/7すべての原発を廃炉に 全国相談会」

9月6日大集会がうつぼ公園で開催されます。再稼働阻止全国ネットワークは実行委の判断を尊重し、再度、全国の皆さんに集会の成功を期し、可能な限りの参加を呼びかけます。
同時に、8日の実行委員会の討議において、開催に至る判断について以下の主旨で検討されています。

『新型コロナウイルスの感染は、止まるところを知らず、数ヶ月の内に、収束するとは考えられません。一方で、原発稼働をはじめとする、政府の経済優先の様々な政策は、コロナウイルス感染はないかのごとく、着々と進められています。我々の運動が萎縮すれば、コロナウイルスが続く長期にわたって、政府や経済界の思うがままになります。コロナウイルスを口実に、民主主義が破壊されかねません。また、老朽原発再稼働など、政府や大企業の意のままの政策がまかり通ることになります。今、コロナウイルス蔓延によって、色々な運動が規制されていますが、工夫によって、規制された分以上の行動を創造していくことが重要だと考えます。』(8月9日実行委報告より)

全国各地でコロナ感染が拡大し、私たちの運動も様々な困難と制約を受けていますが、こうした状況を打開するためにも、今回、大集会終了の翌日9月7日(月)にクロスパル高槻(JR高槻駅まえ)において全国相談会を開催いたします。可能な限りの参加を呼びかけます。

【すべての原発を廃炉に全国相談会】
日時:2020年9月7日(月)09時30分~15時30分(予定)
会場:大阪府高槻市 クロスパル高槻(高槻市総合市民交流センター)5階視聴覚室(定員100名のところ約50名充当予定)
最寄り駅 JR高槻駅
主催:再稼働阻止全国ネットワーク

≪交通費の補助≫
全国相談会への各原発現地からの報告者1名に限り、交通費の半額を支給します。
福井・近畿(大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良、和歌山)以外からの9/6大集会参加者(個人)には、再稼働阻止ネットより5千円の交通費補助を行います(事前申し込みと確認が済んだ方のみ)。9/6(日)泊の高槻市内ホテルを確保します。利用希望の方は早めに申込み願います。

≪集会参加・ホテル申し込み要項≫
【連絡先】再稼働阻止ネット事務局(沼倉)までお申し込みください。
・メール info@saikadososhinet.sakura.ne.jp
・FAX (03-3238-0797)「たんぽぽ舎気付 再稼働阻止ネット宛て」と明記してください
・電話 (080-1012-4661 沼倉)
・集会参加の有無、ホテル予約の有無、複数名記載可ですが、お名前はフルネームで記載してください
・担当者からの連絡先として、少なくとも1名のお名前・電話番号を必ず記載してください

集会参加者からのレポート(たんぽぽ舎メルマガTMM:No3991より許可を得て転載します)

「放射能汚染水を海に流すな」7.22緊急行動に参加しました。
 六ケ所再処理施設は技術的にも行き詰まり!規制委員会は合格?
 トリチウム等放射能汚染水海洋投棄・許さない!  (報告者:冨塚さん)

六ケ所再処理施設は技術的にも行き詰まり、国際公約でプルトニウムを増やせないから稼働できないはずだが、規制委員会は合格を与えた。再処理で放出されるトリチウム汚染水より少ないとされる福島第一原発のトリチウム汚染水海洋放出のバックアップではないか?

全体で予定通り4つの行動が行われました。参加者は合計延べ280人でした。午後1時から衆議院第一議員会館国際会議場で院内ヒアリング集会、午後5時から東電本店前、5時45分から日本原燃前、6時30分から経産省前3か所で抗議申し入れ行動が行われました。

院内の各省庁との交渉は、前半、後半に分かれ、前半はトリチウム等放射能汚染水海洋投棄の件で、経産省資源エネルギー庁、原子力規制庁、外務省から質問書の回答後、質疑応答がありました。東電・国が強引に進めようとしているALPS処理水の海洋放出に対し、福島からは、県内外の農林水産団体が反対表明し、郡山市を含め県内21の自治体がすでに反対の決議をしていると報告されました。
外務省は、「トリチウムを含む汚染水は、船舶などからの海洋投機は違反だが、岸から直接投棄だからロンドン条約などに違反ではない。」などと詭弁を繰り返しました。希釈して海洋投棄は全量投棄に他ならないと論理破綻を指摘、次回の交渉につなぎました。

後半は、六ヶ所再処理施設の新規制基準適合性審査へのパブコメに関しての、質問の回答と質疑で、経産省エネルギー庁、原子力規制委員会、原子力委員会、使用済燃料再処理機構、外務省からの回答を受けての質疑交渉で、参加者は約50名。どちらの交渉も、外務省を除いて30代くらいの若い役人が交渉相手でした。
トリチウムの危険性は、動物実験でも生殖器異常、脳腫瘍、発育阻害等が観察されている。カナダのピッカリング原子力発電所の放出しているトリチウムとピッカリング市の新生児死亡率の明確な相関関係が示されている。グラフを示して追求しましたが、規制庁の反論はグラフの一部のみを取り上げるお粗末なものでした。

日本原燃と30年交渉しているという、山田清彦氏(核燃サイクル阻止1万人訴訟原告団事務局長)、黒田節子氏(原発いらない福島の女たち)、山崎久隆氏(たんぽぽ舎)木村雅英氏(再稼働阻止全国ネットワーク)等の繰り出す鋭い質問抗議に、同じ内容の回答をする中、ガラス固化体処理の技術的方法、地層処分への六ケ所断層無視、過小評価など、論理破綻の回答を繰り返しました。

夕方の行動で、東電前での抗議集会には、「放射能汚染水を海に流すな!7・22緊急集会に寄せて」、脱被ばくでおなじみの、カナダ在住・落合栄一郎さんからのメッセージを、脱被ばく実現ネットの宮口さんが代読で読み上げました。

何故、放射能汚染水の海洋投棄がいけないか。トリチウムは人間の細胞に取り込まれ臓器細胞を放射線で攻撃し続ける、100年陸上で保管すれば1000分の1にまで危険がなくなる。放射性廃棄物など汚染水の陸上保管場所は、福島第二原発を廃炉にして、そこを保管場所にできる。

日本原燃前でも抗議、申し入れ書を手渡し、経産省前で最後の抗議集会を開催し終了しました。黒田節子さんは、事故直後の経産省交渉では、役人の顔つきは反省の色が見て取れたが、今回の院内交渉の役人の顔は無表情だったと顔の変化を指摘し危機感を訴えました。

※院内ヒアリング集会の当日の動画(20200722 UPLAN様撮影)
(前半)https://www.youtube.com/watch?v=F2qsQ-9GH3E
(後半)https://www.youtube.com/watch?v=KW7eQSWgV6Y
 

(このイベントは終了しました)

【緊急行動のご案内】
「放射能汚染水を海に流すな」7.22緊急行動
 ~トリチウム等の海洋投棄反対、六ヶ所再処理施設の稼働反対~

【お知らせ】新型コロナウイルス感染予防対策のため、入室制限を行います(50名まで)。入室される方はマスク着用をお願いします。体調の悪い方、熱のあるかたは入室をご遠慮ください。
なお、IWJによるライブ配信(ツイキャス)https://twitcasting.tv/iwj_ch7 と、後日、UPLAN 等による録画配信を予定しています。

 
福島と青森の皆さんの協力のもと、東電福島第一原発からのトリチウム等の汚染水の海洋投棄反対と、六ヶ所再処理施設の稼働反対を訴える緊急行動を行います。

日時 2020年7月22日(水)13時~ 院内ヒアリング集会、17時~ 抗議申入れ行動

(1)院内ヒアリング集会(関係省庁に対し、事前質問に基づきヒアリング・追及する)
 13:00~16:00
 場所:衆議院第一議員会館 国際会議室
(2)抗議申入れ行動
 17:00~ 東京電力抗議集会(新橋)
 17:45~ 日本原燃抗議集会(内幸町)
 18:40~ 経産省抗議集会(霞ヶ関)

呼びかけ団体:再稼働阻止全国ネットワーク
6/27現在43団体から賛同いただいており、引き続き賛同団体を募集しています。これらの行動に賛同いただける団体はメールでお知らせください。
連絡先(メール)info@saikadososhinet.sakura.ne.jp 

本件についてのお問合せ(再稼働阻止全国ネットワーク 事務局)
電話:070-6650-5549 FAX:03-3238-0797(たんぽぽ舎気付 再稼働阻止全国ネットワーク宛と明記ください)

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緊急行動フライヤー(PDF)
呼びかけ文
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≪賛同団体≫
Act Now!! Kagawa、伊方から原発をなくす会、伊方原発反対八西連絡協議会、市原憲法を活かす会、大間原発反対現地集会実行委員会、核燃から郷土を守る上十三地方住民連絡会議、核燃サイクル阻止1万人訴訟原告団、核燃料廃棄物搬入阻止実行委員会、核燃を考える住民の会、グリーン市民ネットワーク高知、グリーンズ千葉、グループ:南アジアの核兵器と原発、経産省前テントひろば、玄海原発反対住民会議、原子力規制委員会毎水曜昼休み抗議行動、原子力民間規制委員会・東京、原発いらない福島の女たち、原発さよなら千葉、原発と放射能を考える唐津の会、原発とめよう!九電本店前ひろば、原発止めよう!東葛の会、原発のない暮らし@ちょうふ、原発はいらない西東京集会実行委員会、これ以上海を汚すな!市民会、市民の意見30の会・東、出版労連原発問題委員会、脱原発アクションin香川、脱原発かわさき市民、脱被ばく実現ネット、たんぽぽ舎、チェルノブイリ法日本版をつくる郡山の会(しゃがの会)、東海第二原発問題相談会、東電本店合同抗議、ノーニュークス・アジアフォーラム・ジャパン、反原発自治体議員・市民連盟、東日本大震災被災者支援千葉西部ネット、「平和への結集」をめざす市民の風、松戸市民ネットワーク「松戸で生きたい私たち」、未来への風いちから、八幡浜・原発から子供を守る女の会、六ケ所村に新しい風をおこす会、若狭の原発を考える会(6/27現在43団体)
 

2/26、原子力規制委員会が東北電力女川原発2号機の新規制基準への適合を認めたことをうけて、宮城県が住民説明会を開始すると告知しました。この状況を踏まえて現地宮城から女川原発を再稼働しないよう求める請願の動きがあります。

・・・・・みやぎ脱原発・風の会 舘さんからの署名呼びかけ・・・・・

東北電力は女川2号機の安全対策工事を2022年まで延期すると発表していましたが、私たちは同意手続きは今年中に行われるのではないかと見ていました。しかし、コロナの影響がまだ収まらないなか、また、宮城県の設置した有識者による「安全性検討会」の最終結論も出されていないなかでの住民説明会の決定は、いかに村井知事が再稼働に前のめりになっているかを示しています。
そこで、みなさまにお願いです。
9月または12月の宮城県議会に、再稼働に反対する請願をだす準備が進められています。宮城県民に限らずどなたでも署名できますので、ぜひ署名にご協力いただくとともに、拡散をお願いいたします
(ネット署名)

この間の動きについては「女川原発の再稼働を許さない!みやぎアクション」ブログに掲載しております。

宮城県知事や内閣府への質問書提出・株主総会・説明会開催の知らせ、までアップされています。6月18日の河北記事、感染症対策加え(避難)計画改定、と載っています。石巻・女川の両首長は前のめりに評価していますが、「女川原発の避難計画を考える会」原伸雄代表が述べているように、周辺市町にとっては実行可能とはとても思えません。末尾の関係図もご確認ください。
http://dkazenokai.blog.fc2.com/blog-entry-692.html 
https://www.facebook.com/Stop.onagawagenpatu/

【呼びかけ団体】
女川原発UPZ住民の会 原発問題住民運動宮城県連絡センター 子どもたちを放射能汚染から守り、原発から自然エネルギーへの転換をめざす女性ネットワークみやぎ 日本科学者会議宮城県支部 東日本大震災復旧・復興支援 みやぎ県民センター 宮城県母親大会連絡会 宮城県労働組合総連合 女川原発の再稼働を許さない! みやぎアクション

【署名の送付先】
〒980-0811 仙台市青葉区一番町4-1-3 仙台市市民活動サポートセンター内LC No.76 みやぎ脱原発・風の会
署名用紙