Tag Archives: 伊方原発

「伊方の家」から届いたメッセージです。

 「住民投票を実現する八幡浜市民の会」は、本日(12月7日)、再稼働の賛否を問う住民投票条例の制定を求める11,175筆(※1)の署名を選挙管理員会に提出しました。八幡浜市の有権者数は12月2日現在で3万800名ですがその3分の1を超え、法定数(※2)616筆を圧倒的に超えています。
(※1 参考:高投票率と言われた前回の市長選で、大城市長が得た得票数は11,219票)
(※2 法定数は有権者数の50分の1
 参考 八幡浜市ホームページ http://www.city.yawatahama.ehime.jp/docs/2015110400013/ )

 11月3日(署名活動開始)から1カ月、全く休む間もなく朝から夜まで駆けずり回り、全市を山奥の小さな集落まで二度も三度も地域ローラーで戸別訪問し、多くの市民が受任者として署名集めに奔走し、そして県下、全国からの支援を得て、たくさんの市民の熱い思いと志のこもった署名をいただけました。

 八幡浜市は現在年間で最も忙しい期間で、ミカン農家は採果と選果の作業に朝から夜まで追われている日々ですが、そういう中でのこの署名数は本当に大きな意味と重みがあると思います。

 八幡浜で伊方原発から最も近いところ(6キロ)にある山間の小さな集落で、足を悪くして遠出できない年老いた女性が、「いつ署名を取りに来てくれるかとずっと待ち続けてとうとう来てくれた」と涙を流して喜ばれたことや、ミカンの作業で忙しい中、ひとりで山の斜面に点在する家々をまわって200筆以上の署名を集めていただいた農家のかたの事など、忘れえぬ経験をいくつも残して、ともかく第1ラウンドは無事終えることができました。

 第2ラウンドは住民投票条例をなんとしても議会で可決されるようにする活動が待っています。市民のこれだけの熱く重い意志を絶対に無にさせない、無視することを許さない、そのためにどうしていくかを仲間たちみんなで考え、行動していきたいと思います。

 今後ともご注目とご支援をお願いします。

(報告:伊方の家 八木)

(このイベントは終了しました)

伊方原発の再稼働をゆるさない
四国電力 東京支社まえ抗議行動にご参加ください

日時 2015年 12月 16日(水)18:30~19:30
場所 千代田区丸の内1-3-1 東京銀行協会ビルヂング入口集合

(日比谷通りから見て、建物の右手を少し入ったところがエントランスです。東京駅から来る場合は日比谷通りの手前・右側がビル入り口です)
交通 JR東京駅(中央口)徒歩5分、丸の内線-東京駅(4aまたは3番出口)徒歩4分、三田線-大手町駅(D4出口)徒歩1分
参考地図 http://bb-building.net/tokyo/deta/519.html

呼びかけ:再稼働阻止全国ネッワーク
問合せ Tel:070-6650-5549 info@saikadososhinet.sakura.ne.jp

★年明けの行動予定は、2016年1月20日(水)18:30からです。ぜひご参加ください。

PHOTOレポート
11/1(日) STOP 伊方原発再稼働! 11・1全国集会 in 松山 + 10/31全国相談会

20151101_7 20151101_8

20151101_5 20151101_6

20151101_4 20151101_3

20151101_9b 20151101_1

 
伊方原発ゲート前行動において、次のような申入れを行いました。
伊方原発3号機の再稼働前に地元住民説明会の開催を求める要請書(反原発自治体議員・市民連盟)
伊方原発3号機再稼働同意を認めない申入書(再稼働阻止全国ネット 事務局)

—–2日間の行程—–
10月31日(土)午後 全国相談会・交流会
11月1日(日)あさ 伊方原発ゲートまえ行動
11月1日(日)午後 STOP 伊方原発再稼働!11・1全国集会 in 松山

※現地の住民投票活動をご支援ください。
 ●カンパによる支援
 ●現地活動の協力
 ●住民投票を実現する八幡浜市民の会NEWS NO.1(2015/11/4発行)[PDF]
 

【お問い合わせ】
 住民投票を実現する八幡浜市民の会
 電話 090-2820-3320(共同代表:石崎、遠藤)

こんにちは、「住民投票を実現する八幡浜市民の会」です。

私たちは、伊方原発再稼働の賛否について、「大切なことはみんなで決めよう!」と、八幡浜(やわたはま)市住民投票の実施を求めて、11月3日(火)~12月2日(水)までの一か月間、直接請求の署名集めを行っています。

2015年9月2日、八幡浜市の大城市長は突然、「明日、伊方原発の再稼働の賛否について愛媛県知事に伝える」と発表し、9月議会の議論も待たず、県下で真っ先に再稼働「了承する」旨を表明しました。多くの市民から、驚きと、「私たちの声は聞いてもらえないのか」との、不満の声が上りました。広く市民の声を聞くこともなく意思表明がされたことは、議会軽視、市民軽視と言わざるを得ません。

私たちは、原発の再稼働という、現在、そして未来に関わる、極めて大切な問題について、市民が意思表明をする機会を求めて、住民投票の実施を求めます。目標とする署名数は、有権者数の約半数となる1万5千筆です。再稼働に賛成の方も、反対の方も、「市民の声で決めるべきだ」と願う、全ての八幡浜市民の皆さまは、署名集めにご協力ください。また市外・県外の方も、応援していただけると幸いです。

10984604n

(このイベントは終了しました)

伊方原発の再稼働をゆるさない
四国電力 東京支社まえ抗議行動にご参加ください

日時 2015年 11月 18日(水)18:30~19:30
場所 千代田区丸の内1-3-1 東京銀行協会ビルヂング入口集合
(日比谷通りから見て、建物の右手を少し入ったところがエントランスです。東京駅から来る場合は日比谷通りの手前・右側がビル入り口です)
交通 JR東京駅(中央口)徒歩5分、丸の内線-東京駅(4aまたは3番出口)徒歩4分、三田線-大手町駅(D4出口)徒歩1分
参考 http://bb-building.net/tokyo/deta/519.html

呼びかけ:再稼働阻止全国ネッワーク
問合せ Tel:070-6650-5549 info@saikadososhinet.sakura.ne.jp

11月1日(日)愛媛県松山で開かれる【STOP 伊方原発再稼働! 11・1全国集会 in 松山】に向けて、現地から最新ニュースが届きました。
現地行動に参加予定の方も参加できない方も、どうぞ応援してください。

●当日リーフ
 

●11・1 全国集会ニュース NO.6 2015/10/31発行
 PDFダウンロード

●11・1 全国集会ニュース NO.5 2015/10/29発行
–準備車両について(注意事項)
 PDFダウンロード

●11・1 全国集会ニュース NO.4 2015/10/28発行
–発言どんどん増えて充実の内容
 当日の降水確率50%、雨具の用意を。暖かくして来て下さい。
 PDFダウンロード

●11・1 全国集会ニュース NO.3 2015/10/27発行
–集会に大結集を!知事の欺瞞に痛打を!
 PDFダウンロード

●11・1 全国集会ニュース NO.2 2015/10/26発行
–中村知事の「再稼働同意」に対する抗議声明
 PDFダウンロード

●11・1 全国集会ニュース NO.1 2015/10/25発行
–知事は再稼働を認めて「海外出張」の段取りか!
 PDFダウンロード

フクナワ [福井と沖縄 原発と基地のニュースサイト] 2015年10月27日 07:21
【論説】伊方原発3号機が再稼働へ 国の責任、避難対策不十分
http://fukunawa.com/fukui/5246.html

 愛媛県の中村時弘知事が同意したことで、四国電力伊方原発3号機が年明けにも再稼働する見込みとなった。東京電力福島第1原発事故から4年半。九州電力川内原発1、2号機に続き、全国的な再稼働の流れが加速していくか注目される。だが脱原発の世論はもはや定着し、福島原発事故の重い教訓である住民避難についてはまだ多くの課題を残したままだ。住民の安全を置き去りにした原子力行政では国民の理解を得るのは困難である。

read more

報告:第29回「伊方集会」に参加して
10.11 伊方原発ゲート前行動、10.12 川内原発2号機再稼働阻止 鹿児島集会

(再稼働阻止全国ネットワーク 沼倉 潤)

<民の叫びに舞踊る竜王様に導かれて>

 10月11日、「第29回伊方集会」が開催された。東京から参加することになった私は、金曜夜の首相官邸前抗議を早々と切り上げ、夜行バスで12時間、愛媛に向かった。八幡浜に到着後、「伊方の家」で一泊。瀬戸内の海を渡るのも初めてであり、見知らぬ土地の人々の暮らしも知らないまま、やっとの事でゲート前に辿り着いた。

 眼下に見えるのは伊方原発の3つの原子炉。87年10月に四電が秘密裏に行った出力調整実験の恐怖、88年米軍ヘリ原発800m付近への墜落。そして巨大地震が想定される中で嘘で塗り固められた「新規制基準」審査のまやかし。住民の不安は私の理解を超えるものであろう。

 そんな中で始まった抗議行動は東京の集会には無い力強い歌と踊りで始まった。私欲にまみれた四電は竜王様のお告げを無視し、原発を建てたという。四国全県、全国から集まった250名の参加者は一人ひとりの怒りを抗議文に託し、或いは直接の言葉で、太鼓で再稼働阻止の意思をアピールしていった。

<近藤誠さんの言葉に勇気づけられて>

20151011_ikata_K闘病中の体を押して、車椅子で駆けつけた
近藤誠さんの言葉
「 四電は住民に再稼働審査は合格したとの理由書を配っているが、福島原発事故のことは一切書かれていない。基準地震動の説明が何度も変わっている。国民だましのトリックだ。
住民は誤魔化しの中での生活はできない。再稼働を止めていくことは子孫を守っていくことだと確信している。安倍政権を倒し、あらゆる体制をひっくり返していくことを断言し、宣言する。
 」

 東電福島原発事故のような核事故は二度と繰り返してはいけない。川内原発1号機が再稼働され、2号機の稼働も迫っているが、川内原発ゲート前ではハンストで抗議する人々がスクラムを組み、連帯する仲間が全国に拡がっている。
 地元議会が容認しようとも、住民の意思は「再稼働不同意」である。この意思表示の行動をつなげ、広げていく役割の全国ネットの一員として、近藤誠氏の最後の言葉をお伝えしたい。同時に、伊方原発建設反対運動以来の優れた闘いの歴史に学び、来たる11月1日 松山集会の成功を全国の皆さんと共に勝ち取っていくことを宣言し報告に代えさせていただく。


追記―
近藤氏の突然の訃報。謹んで哀悼の意を表したい。
私たちにとってかけがえのない人を亡くした悲しみは大きい。

原発再稼働を許すことは、近藤氏が長年にわたり訴え続けてきたメッセージに反し、未来への裏切りになる。11月1日の伊方原発ゲートまえ行動を全国の皆さんに呼びかけます。(ゲート前行動に参加の方は喪章の着用等をお願いいたします)

ご家族の了解のもと、ゲート前での発言全文を掲載いたします。

2015年10月11日 第29回伊方集会
伊方原発ゲート前での近藤誠さんの発言(テープ起こし)

 本日は皆さん各地から駆けつけていただきまして本当にありがとうございます。ありがとうございますと言いましても、皆さんと私は同じ立場でございますが。

 本日、四国電力の皆さんに、先ほどからずっと参加者の多くの皆さんから伊方原発の危険性と地域の安全を何とか守りたい、そのような思いがずっと連綿と語られたと思います。それはまさに私たち地域の住民の同じ願いそのものであります。

 四国電力の皆さんは、いまは残念ながら、なんとしてでも利益を確保しようと、あらゆるものを無視して邁進しておられますけれども、しかしやはり皆さんの中には、原発の推進に大きな疑問を持った方も私はたくさんおられると、そのように信じております。そのような皆さんとともに、今後、やはり原発なしに暮らしていける、そのような地域、社会づくりをともにぜひ進めていただくことを、地域の住民として述べたいと思います。

 それからもう一言、いま30キロ圏内に四国電力の皆さんが、いわゆる新規制基準に合格したと称する説明書を配っておられる、あるいは郵送しておられます。それを一応私どもも読ませていただきましたけれども、そこには残念ながら、まったく福島事故の再発を防ぐそのような手立てはまったくありません。

 具体的に申し上げれば、耐震設計、地震についても大きなごまかし、トリックを行なうことによって、地震、活断層の耐震設計を小さく見せる。このようなことをまったく変えていない。1号炉、2号炉の安全審査の大きな誤りを認めることなく、そのままにして、さらに3号炉をあなた方は建設した。しかし、現実にそのパンフレットの中にこう書いてあります。基準地震動はあらゆる要素を見て、最大の地震動である。そうちゃんと注釈までついている。しかしその最大の地震動というものをあなた方は、1号炉では200ガル、そしてその後、3号炉で473ガル、さらに570ガル、そして650ガルと、次々とそのような数字が変わっていきました。それはいかにあなた方が設定していた最大の基準地震動といわれるものが、いかに科学的に根拠のないでたらめなものであった、恣意的なものであるかということを具体的に実証しています。誰が見ても、それは明らかなことです。それにも関わらずあなた方は、それをあたかもですね、科学的なものであるかのように未だに装っている。

 残念ながら、あなた方だけが悪いわけじゃない。それに対する専門委員会、原子力規制委員会、すべてがそれを認めている。こういう皆さん一体となった国民騙し、住民騙しのトリックによって、あなた方は強引に手続きを進めようとしている。

 さらに具体的にいえば、いちばん最後に誰もがいちばんいま問題としている住民の避難。いざ事故が起きた場合、あなた方はメルトダウンをすると平然と言って、それに対する対策をつくるんだと、つくっていると言っていますが、肝心要のいざそれが起きた場合に住民はどうする。住民はどこに逃げたらいい、どうすればいい。避難の「避」の字も、今回のあなた方の3号炉の説明書のなかには、まったくない。

 つまり、避難については、すべてあなた方は責任を持たない。県も責任を持たない。四国電力は責任を持たない。そして政府は、安倍首相が「国が責任を取る」と言っているが、あの安倍首相の言った言葉は、たんにこれまでの原子力防災計画のなかで、すでに定められた文書の中の言葉を言い換えているだけにすぎません。

 実際に、先程来から指摘されてきたように、いざ事故になったときに、あなた方はどのように責任を持つことができるのか。安倍やあなた方社員が、いったいどうやって、この膨大な人々が逃げ惑うその状態、そしてその結果について、あなた方はどのような責任を実際自分で取るというのか。それはまったく取れない。誰も取ることはできない。にもかかわらず、それがあたかも取れるかのように、あなた方はいま装い、それを強引に進めようとしている。

私たちはですね、ぜったいこのようなあなた方のトリックやごまかし、その中でこれからの生活を営んでいくことは、とてもできません。私たちはなんとしても再稼働を阻止して、そして原発のない社会づくりを私たちは進めていく。また電力会社の皆さんとともに進めていく。それしか、今後私たちは、自分たちの子どもを守り、自分たちの子孫を守っていく方法はないと私たちは確信しています。四国電力の皆さんも含めて、私たちは原発をなくす社会づくりをしたいと思います。

 そして安倍政権、これをなんとしても打ち倒す。まったく新たな政権によって、あなた方がこれまでつくってきた、いわゆる安保法、戦争にむかうあらゆる体制をひっくり返していく。私たちはそのことを、それぞれみんなが手を結んで、手を繋いでそれを進めていく。そのことを私たちは皆さんに、はっきりと断言し、宣言したいと思います。以上です。

PHOTOレポート 10月11日(日)伊方原発ゲート前抗議

 
 
 

PHOTOレポート 10月12日(月休)川内原発ゲート前抗議

 
 

(このイベントは終了しました)

『STOP 伊方原発再稼働! 11・1全国集会 in 松山 – 福島をくり返さない!』
(略称:11・1集会)


日時 2015年 11月 1日(日)12:30~16:00
場所 松山市堀之内 城山公園「やすらぎ広場」(愛媛県松山市)
雨天決行
入場無料
プログラム(予定)
 12:30 ~ オープニング
 12:35 ~ おしどりマコ・ケン トークライブ
 13:00 ~ 集会(協賛団体アピール、地元および福島からの報告 他)
 14:30 ~ デモ(16時 終了予定)

主催 伊方原発をとめる会 http://www.ikata-tomeru.jp/
問合せ TEL 089-948-9990 FAX 089-948-9991 ikata-tomeru@nifty.com
協賛団体 さようなら原発1000万人アクション、原発をなくす全国連絡会、首都圏反原発連合、再稼働阻止全国ネットワーク

<<賛同カンパのお願い>>
【カンパの振込先】 郵便振替
 口座記号番号 01610-9-108485
 加入者名   伊方原発をとめる会

会場地図
松山堀之内公園周辺

チラシ (クリックすると大きい画像を表示します)
 20151101b

伊方原発の地元、愛媛からの情報です。

「愛媛県議会に「伊方原発再稼働に反対する意見書提出に関する全国自治体議員の請願書」を出しました。急な呼びかけだったにもかかわらず、北海道から九州まで180名の議員の方々が賛同して下さいました。
提出期限の24日が過ぎた今日も、「まだ賛同できますか?」という連絡を受けています。メディアでも取り上げられました。」

伊方原発再稼動に反対する意見書提出に関する全国自治体議員の請願書
2015年9月24日

愛媛県議会議長
 本宮 勇 殿

代表者
 伊方原発再稼働に反対する全国自治体議員の会 伊方事務局
                          堀内美鈴
                          (住所・連絡先は省略)

外 賛同者 別紙のとおり180名
紹介議員  渡部伸二
      石川 稔
      田中克彦

伊方原発再稼動に反対する意見書提出について請願します

請願の趣旨

四国電力は、九州電力川内原発に続き、伊方原発3号機の再稼働に向けて動き出しました。私たち全国の自治体議員は、以下の理由で伊方原発の再稼働に反対いたします。

 第1に、2011年3月の東京電力福島第一原発事故の収束にむけた対応策が全くできていないことです。3.11事故の後全ての原発が停止し、原発がなくとも電気が足りることが解りました。未だ原発の事故原因の究明もできず、13万人もの住民が避難したままの福島第一原発事故の教訓がなんら生かされていません。9月の集中豪雨で貯まった高濃度の汚染水が放出され、海をさらに汚し続けています。

 第2に、基準地震動650ガルは、あまりの過小評価で、伊方原発の安全性の保証とはなりません。現実にそれを超える地震が、過去10年に5回起きていることが大飯原発差し止め判決で示されています。大地震・大津波、そして伊方原発周辺の活断層など想定できる大災害に何一つ対応策がとられていません。

 第3に、大災害に伴う伊方原発事故の際の住民の避難計画は現実には不可能である点です。原発から西の佐田岬半島に住む5,000世帯を始め、住民を避難させ被曝から逃れる計画がありません。30キロ圏内自治体での避難計画は、全く現実性のないものとなっています。

 第4に、伊方3号機はウランよりさらに危険なMOX燃料が使用され、事故が起きれば放出するプルトニウムは、ウランに比べて放射能の毒性が20万倍も高く被害を拡大します。使用済み核燃料の処理問題も未解決なままです。

 第5に、地元住民の戸別訪問アンケートによって、伊方町のほとんどの住民が避難に不安を感じ、多数が反対していることが判明し、県にも報告されています。愛媛県民の意向調査でも反対が多数です。民意に沿わない危険な再稼働は止めるべきです。

 福島第1原発事故により、住民の命と暮らしを守る自治体の役割が重大なことが明らかになりました。私たち自治体議員達にはその役割が問われています。何としても伊方原発の再稼働を止めなければなりません。
以上の趣旨に基づき、下記事項を請願します。

一、 住民の命と暮らしの安全を守るべき自治体議会の責任として、愛媛県議会は伊方原発の再稼働に反対すること。

二、 政府と原子力規制委員会および四国電力に対し、伊方原発再稼動に反対する意見書および要請書を提出すること。

以上を求めます。

 (本文中の「別紙」についてはPDFをご参照ください)