再稼働阻止全国ネットワークに寄せられたカンパから、「5・29 老朽原発このまま廃炉!大集会 in おおさか」の参加者に、交通費の一部補助を行います。事前申し込みが必要です。
◆補助内容
・福井、京都、滋賀、奈良、大阪、兵庫、和歌山を除く地域から参加する個人20名
・お一人5000円(現地にて手渡し予定)
・定員になりしだい締切ります。団体申し込みはご遠慮ください。
◆申込み方法
参加者氏名と連絡先(電話・メアド)を明記のうえ、再稼働阻止ネット事務局までメールまたはFAXで受付けます
メール info@saikadososhinet.sakura.ne.jp
FAX(03-3238-0797)※再稼働阻止全国ネットワーク 気付 と明記してください。
お問合せは事務局 携帯(070-6650-5549)または沼倉(080-1012-4661)まで。
老朽原発うごかすな!実行委員会より
「5・29老朽原発このまま廃炉!大集会 in おおさか」の参加呼びかけ
老朽原発完全廃炉を目指して、日々ご奮闘のこと、ありがとうございます。
さて、福島原発事故から11年が経ちましたが、被害者の多くは今でも、避難先あるいは被害地・福島で、苦難の生活を続けておられます。事故炉の内部は、高放射線のため、ごく一部しか分からず、溶け落ちた核燃料の取り出しの目途も立っていません。大量の放射性物質汚染水が溜り続け、太平洋に投棄されようとしています。汚染土壌の処理法はなく、ごく表層をはぎ取って保存する他はありません。東電と政府は、この汚染土壌を全国の公共工事で「再利用」しようとしています。
一方、2月に始まったロシア・ウクライナ紛争では、チェルノブイリ原発や欧州最大の原発・ザポリージャ原発がロシア軍に攻撃・占拠されました。
このように、原発は、人類の手に負える装置でないことは明らかです。また、戦争になれば、原発は格好の攻撃目標になります。
今、原発推進派は、炭酸ガス削減やウクライナ紛争に起因するエネルギー逼迫を口実にして、世界的な脱原発の流れへの反転攻勢を強め、原発稼動に躍起です。また、この機に、核武装の議論を進展させ、自衛隊を増強しようとする、火事場泥棒のような行為も横行しています。安倍元首相は米国との「核共有」を主張し、高市政調会長をはじめ、自民党などの多くが同調しています。杉本福井県知事は、自衛隊による迎撃態勢の強化を岸防衛相に求め、福井県嶺南地域への自衛隊配備も要請しています。
原発推進派は、また、炭酸ガスを地球温暖化の元凶に祭り上げ、その削減を口実にして、世界的な脱原発の流れに対抗しようとしています。
EUは、原子力発電を「温暖化ガス排出ゼロに貢献する経済活動」と認める「EUタクソノミー」に追加しようとし、岸田政権も同様な立場で原発を推進しようとしています。地球温暖化防止と引き換えに放射線被曝を強いる原発推進を許してはなりません。
ところで、関電は、昨年6月、運転開始後45年を超え、危険極まりない老朽原発・美浜3号機を稼働させましたが、この原発は、僅か4ヶ月の運転で停止を余儀なくされました。関電が、再稼働を画策している47年、46年超えの老朽・高浜1、2号機は停止したままです。
老朽原発停止の表向きの理由は特定重大事故等対処施設(特重施設)が未完成のためですが、全国で展開された「老朽原発うごかすな!」の市民運動、裁判闘争などの行動が、政府と電力会社の原発推進に向かった暴走に歯止めをかけ、「老朽原発廃炉」の民意を後押し、「原発停止」を勝ち取らせたと言っても過言ではありません。
もっともっと大きな行動を展開すれば、老朽原発を廃炉に追い込み、それを突破口に、原発のない社会を実現できることを予感させます。
このような状況の中で、「老朽原発うごかすな!」の闘いは、国内だけでなく、韓国をはじめ世界の脱原発運動から注目されています。
現在、川内原発1、2号機、高浜原発3、4号機が運転開始後それぞれ37、36、37、36年超えです。また、韓国の原発5基も35年を超え、2基は来年40年を迎えます。もし、高浜1、2号機、美浜3号機の再稼働を許せば、国内だけでなく、世界の原発の40年超え運転の前例にされてしまいます。一方、老朽原発の運転と原発新設を阻止すれば、最悪でも、2033年に若狭から、2049年に全国から稼働する原発が無くなり、世界の脱原発を先導できます。
老朽原発完全廃炉を突破口にして、原発全廃を目指す私たちにとって、今は、まさに正念場です。
「老朽原発うごかすな!実行委員会」は、昨秋の衆院選で「脱原発を重要な争点にできなかったこと」を反省し、10月と目される美浜3号機の再稼動、大阪地裁での美浜3号機運転差し止め仮処分裁判等の裁判の行方などを念頭において、7月参院選挙前の5月29日(日)、大阪の「うつぼ公園」で、「原発のない明日を‐老朽原発このまま廃炉!大集会in おおさか‐」を企画し、今までの集会を大きく上回る皆様の結集を目指しています。
皆様のご賛同、ご支援、ご参加をお願いします。
2022年4月 「老朽原発うごかすな!実行委員会」
実行委Blog