2018/1/20
「STOP!伊方原発 現地集会」全国からのメッセージ


【東海村現地から】

 東海第二原発に対する原子力規制委員会の適合性審査は、審査書案の提示が秒読みの段階に入っています。
 パブコメを経て4月には審査合格の決定がでるもの、と現地では警戒を強めています。平行して、再稼働に必要な地元同意をめぐって、東海村周辺の5市にも同意権を拡大しようとする新安全協定の締結が大詰めを迎えております。
 現地では年明け早々、5市の首長に要求の貫徹を訴えつつ、広く再稼働反対のアクションを4月に照準を据えて起こすべく準備に取り掛かっています。
 避難の不可能な大人口を抱え、再処理工場という危険施設と隣りあわせの立地、40年の老朽化に目をつぶり運転期限を更に延長して東海第二原発の再稼働を目論む日本原電の暴挙は、くい止めねばなりません。

脱原発とうかい塾 相沢一正


【泊原発現地から】

STOP!伊方原発現地集会に参加の皆さん
北海道泊原発の現地より熱き連帯の意を表します。

伊方原発の弟分の泊原発は再稼働に向かうに際し大きな問題がある。
 ①積丹半島西岸にある海底活断層の存在
 ②海岸を埋め立てた敷地内に3.11以後作った盛土防潮堤の液状化による破壊
 ③基準津波による防波堤の破壊、
 ④現在大きな問題なのが、原発構内にある11本の断層のうち、1,2号機のそばにある2本の断層である。この断層が活断層ではないことを北電は説明しきれていない。断層の上層にあったとされる北電曰く約20万年前の火山灰層が見当たらないのである。北電が納得する説明をしなければ1,2号機の再稼働は不可能となり、このことによる3号機再稼働への可否に大きく影響する。

広島高裁の判断を背に、再稼働を断念させるまでもう少し!
すべての原発をなくするまで共に戦おう

北海道 後志(しりべし)・原発とエネルギーを考える会 事務局長 佐藤英行


【志賀原発 能登半島から】

 能登半島の志賀原発に反対する者達から連帯のメッセージを送ります。
 皆さん いま、追い込まれているのは電力会社のほうです。電気は足りてるどころか、余りに余っています。北陸電力は電気料金の値上げに踏み切らざるをえなくなりました。
 再稼働にこだわり続けるから赤字になるのだと、北陸の住民にバレてしまったのです。今でさえ余っているのに原発の電気を誰が買ってくれるのでしょう。
 もう原発の時代は終わっているのです。あきらめよ!四電!
 この集会が、原発に足を取られない「新しい伊予の里、伊予のくに」を創りだしていく大きな一歩となることを願っております。ともに進んでいきましょう。

志賀原発に反対する「命のネットワーク」 藤岡彰弘


【滋賀から】

 ”原発は人類と共存できない”の旗のもと、伊方原発再々稼働反対に決起された皆さん! 広島高裁決定を確かなものにし、反原発の流れを決定づける取り組みとして現地の皆さんが苦労を重ねてご準備いただいたこと、心より湖国から敬意を表します。
 1450万人の近畿の水源:びわ湖を託された滋賀県三日月大造知事と、県都:大津市の越直美市長は高浜原発3、4号機の再稼働に反対しました。今春、再稼働を策動されている大飯原発3、4号機の再稼働にも反対をしています。
 今回の伊方での集会・行動が2018年を原発全廃元年の火ぶたを切るものとして歴史に残る集会・行動として成功を収められますことを心より祈念し、連帯のご挨拶といたします。

さいなら原発・びわこネットワーク会員一同


【島根原発の増設に反対する現地から】
広島高裁も待ったをかけた伊方原発!二度と動かすな

 伊方原発は中央構造線を目の目にし、後ろには南海トラフ巨大地震も迫る危険な場所にあります。それだけではなく、130キロも離れた阿蘇山の大規模噴火に伴う火砕流が敷地に到着する恐れすら抱えているのですから、天地がひっくり返っても伊方原発を動かしていいはずがありません。
 広島高裁が、その火山災害のリスクを認め、「原発の立地は認められない」と判断を示したのは、当然のことです。
 島根原発を目の前に日々暮らし続ける私たちも、司法が示したこの決定は心から歓迎します。二度と、福島のような原発事故を全国すべての原発で繰り返してはならないのです。
 命と暮らしを守るため、わたしたちも伊方の皆様と共に、原発の廃炉を勝ち取りたいと思います。頑張りましょう!

島根原発増設反対運動 代表 芦原 康江

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