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高浜原発再稼働阻止 ゲート前行動・現地集会・高浜~福井リレーデモ[2]

リレーデモ・ニュース(1日目)5月8日(高浜原発うごかすな!実行委員会 Blog)

●PHOTOレポート 2017年5月8日(月)
リレーデモ出発 高浜町役場前  高浜町内チラシを配りながらデモ行進

島根からの参加者  泊から自転車隊

若狭の海と自然

高浜原発再稼働阻止 ゲート前行動・現地集会・高浜~福井リレーデモ[1]

リレーデモ・ニュース(スタート前日)5月7日(高浜原発うごかすな!実行委員会 Blog)

●PHOTOレポート 2017年5月7日(日)高浜原発ゲート前~高浜町 現地集会・町内デモ
原発近くの展望所  対岸(音海地区)の集落  全国各地からの参加者

●高浜原発ゲート前抗議 高浜町現地集会
チャンゴ隊  自転車隊(ピースサイクル) 高浜原発北門

ゲート前 怒りのシュプレヒコール  申し入れ行動

高浜町デモ行進

高浜町デモ行進 デモ終了後の交流会(70名以上が参加)

5/7(日)、高浜原発ゲート前行動において、関西電力に対して申入れを行いました。

2017年5月7日

関西電力株式会社
取締役会長 八木 誠  様
取締役社長 岩根 茂樹 様

高浜原発の再稼働中止の「申し入れ書」

再稼働阻止全国ネットワーク

1 貴社は高浜原発を再稼働して、絶対安全である保障はできないはずです。絶対安全を保障できないならば、関西が壊滅するような事態にならないように、原発の再稼働を中止し、原発以外のエネルギー源による電力の供給を要請します

(理由)
阪神淡路大震災、東日本大震災、熊本・大分大震災の発生を見ても、日本列島は火山と地震の活動期に入っています。地震と火山活動は誰にも予測できませんでした。さらに貴社の原発は老朽化しており、再稼働して絶対安全な保障はありません。万が一、福島のような事故が起きた場合には、原発から数十kmの生活場所は失われるとともに、関西の水がめである琵琶湖を放射能で汚染する事態になります。関西に住む人々、日本全体に多大な被害を及ぼすことも明らかです。

貴社が原発事故は絶対起こらないということを保障できるならば別ですが、それは、スリーマイル島原発事故、チェルノブイリ原発事故、フクシマの原発事故から、保障できないのは明らかです。

原発事故が起きた場合には、貴社が倒産するだけでなく、関西に壊滅しかけない被害をもたらします。コストがかかっても原発に依存しない電気事業を行った方が、貴社にとって得策であることは、関西の市民の安全、貴社の存立を考えても明らかです。 

2 貴社が高浜原発を再稼働して3.11福島のような原発事故を起こせば、事故の責任は貴社にあり、貴社の責任は重いです。原発事故を未然に防止する上から、再稼働の中止を求めます

(理由)
世論調査においても、国民の大多数は原発の再稼働に不安を抱いています。貴社が12万人以上の市民の生産・居住場所を奪った福島第一原発事故を返り見ず、この事実を承知の上で原発を再稼働し、事故を起こした場合には、その事故による被害の責任は関西電力にあることは明らかです。

政府は「原発は重要なベースロード電源」として位置付けて原発を奨励していますが、これは安全が前提になっており、貴社が申請した資料を原子力規制委員会がチェックはしますが、原子力規制委員長自ら適合審査に合格しても「絶対に安全ではない」と何度も話しています。安全についての責任は、申請し生産活動する貴社にあることは明らかです。

また、原発を動かさなくとも電気は足りており、原発を再稼働しょうとするのは政府ではなく貴社であり、貴社が安全面から原発の再稼働を中止することより、原発に伴う事故を未然に防止できるからです。

3. 関西電力社員及び関連会社従業員と地域住民のいのちと暮らしを守るため、原発を廃炉にし、原発に依存しない電気事業の推進を実行することを求めます

(理由)
 原発の絶対安全は保障できません。原発事故を起こした場合には、有害な放射性物質が空と海と大地にまき散らされます。関西はもとより日本列島を汚染し、関西人、国民の生活を脅かします。さらにその範囲は地球規模に拡大されます。環境を破壊する原発エネルギーはクリーンではなく、有害な放射性物質なのです。

原発を廃炉にして、原発に依存しないエネルギーによる電気事業の推進が地域住民、貴社の従業員及び関西人、国民にとって得策であることは明らかです。

以上

大阪高裁の不当決定を受けて、「原子力発電に反対する福井県民会議」の呼びかけで、京都にて「高浜原発うごかすな!実行委員会」が結成。以下の緊急行動が決定されました。
多数の団体および個人のご賛同をお願いいたします。

(1) 4月27日(木)「4.27高浜原発うごかすな!関電包囲全国集会」(大阪市)と御堂筋デモ
(2) 5月7日(日) 高浜現地行動(ゲート前デモ)と現地集会(高浜町文化会館)
(3) 5月8日(月)~12日(金) 「高浜‐福井リレーデモ」 沿線の各自治体に申入れを行います。
※緊急行動のお申込み こちらのページ をご確認ください。(4月26日締切り)

◆「4.27 高浜原発うごかすな! 関電包囲全国集会」
日時 2017年4月27日(木)
  <チラシ>

 16:30~ 関電まえ抗議 (関西電力 本店まえ)
 18:15~ 全国集会 (大阪市西区 うつぼ公園)
 18:30~ 御堂筋デモ  (うつぼ公園~難波)(20時ごろ終了予定)

 主催 高浜原発うごかすな!実行委員会
 呼びかけ 原子力発電に反対する福井県民会議
 

◆「5.7高浜現地集会&デモ」
日時 2017年5月7日(日)12時~
 <チラシ>

  • 集合場所 高浜原発先の展望所
  • デモ   原発ゲート前までデモ(出発12時)、ゲート前で申し入れ行動後、デモ解散
  • 屋内集会 高浜町文化会館(14時~15時30分)
  • 町内デモ 16時ごろから1時間程度
  • 再稼働阻止ネット交流会:夕食後、高浜駅2階会場で1時間程度の交流会(民宿などで宿泊、1泊朝食のみ/4400円前後。現在手配中ですが、東舞鶴などでの分宿の可能性あり)

 主催 高浜原発うごかすな!実行委
 呼びかけ 原子力発電に反対する福井県民会議
 

◆「高浜~福井リレーデモ」
日時 2017年5月8日(月)~12日(金)
 <チラシ>

 5/8(月)9時 高浜町出発、13時 おおい町申入れ /小浜市内 宿泊
 5/9(火)9時 小浜市役所 出発、11時 若狭町申入れ ~ 美浜 /敦賀市内 宿泊
 5/10(水)9時 敦賀市申入れ、11時 南越前町申入れ ~ 越前 /越前市内宿泊
 5/11(木)9時 越前市役所出発、11時 池田町申入れ ~ 鯖江 /鯖江市宿泊
 5/12(金)9時 鯖江市役所申入れ ~ 越前町 ~ 15時 福井市申入れ
       16時 福井県庁申入れ >>> 「福井集会」に合流
 
※首都圏からバスで参加するグループは、5月8日(月)12時30分 大飯町役場前からバス乗車。帰京:新宿21時ごろ予定。リレーデモは、9時から高浜町、11時ごろ大飯町の行程に参加します。(約6キロ)
(注:デモが困難な方は、小浜線(若狭本郷駅下車)などを利用し、大飯町役場前に移動)

 主催 高浜原発うごかすな!実行委
 


【原発現地へ行く会】からのお知らせ

(1)「原発現地へ行く会」より、高浜現地行動の交通費の補助を実施します。
【対象】福井、関西圏(大阪、京都、滋賀、奈良、兵庫)を除く全国からの個人での参加者

(2)「原発現地へ行く会」は、新宿発~高浜行きのバスを運行します。
【運行計画】
 6日(土) 新宿発23時~高浜デモ出発点(7日(日) 10時ごろ着)~解散地のゲート前(12時30分ごろ)~高浜文化会館(13時ごろ)
 7日(日) 大飯町役場前(12時30分ごろ出発)~新宿着(21時ごろ)
【バス代】 往復5000円

●申込み先 「原発現地へ行く会」 申込用紙PDF(申込み用紙はPDFの2ページ目です)
 氏名、連絡先電話、生年月日(保険加入のため) 住所 性別、宿泊の希望を明記のうえ、ファクスでお申し込みください。
 FAX 03-3238-0797
 問合せ TEL 080-1012-4661(沼倉)、メール:info@sendaiikou.com

●その他
・高浜駅前から、原発ゲート前までは路線バスは無し
・タクシー利用の場合は3500円位
・小浜線の運行時間に注意
 東舞鶴11:05発~ 若狭高浜11:24着 (東舞鶴発8:55もあり)
 敦賀経由(10:44発)は若狭高浜着 12:31
・京都から湖西線経由 小浜まで近江今津発バス利用 ルートもあり。(小浜発の列車の時刻 注意)
・京都、大阪発のバス検討中(関西の実行委団体)

九州電力株式会社代表取締役社長 瓜生道明様
「川内を止めろ・玄海を動かすな」抗議・質問書

2017年4月5日
再稼働阻止全国ネットワーク

 核と命は共存できません。使用済み核燃料は10万年以上も放射能を持つのにその保管・管理の仕方も場所も未定です。東電福島第一原発事故が示すように、ひとたび事故が起これば、周辺住民の故郷も生活も仕事も奪って周辺住民に多大な損害を与えるばかりでなく、賠償・廃炉・除染の為に21.5兆円とも70兆円とも言われる莫大な費用がかかり、国がその費用を国民に押付けています。
 川内原発1、2号機を直ちに止めていただきたい。その理由はこれまで私たちが川内原発の稼働に反対する抗議・申入れを何度も行ってきたのでお分かりだと思います。
 また、玄海原発3、4,号機の設置変更許可の申請が1月18日に認可されたようですが、玄海原発の再稼働を止めてください。玄海の再稼働についても、上記の理由以外にも、周辺住民・自治体の反対の声が上がっている、プルサーマル発電が危険、核燃料プールが満杯など、多くの問題があります。地球のため、未来のため、すべての命のために、何としても再稼働止めていただきたい。

 1月、2月に提出した質問の回答は、一部を除いていただいていません。本日は、その折の抗議・質問の項目を再掲するとともに、新たな抗議・質問を加えます。早急に(4月中旬)に文書で回答願います。

 
[1月分、川内原発について]

1 耐震対策が杜撰
(質問1)
「繰り返し地震を想定する耐震基準改正を求める」(滝谷紘一、岩波「科学 2016年12月号」)をどう評価しますか? 特に「基準地震動Ssの繰り返し地震に見舞われると、川内1号機では疲労累積係数が評価基準値1.0を超えることは確実である」との指摘に対してどう対応しますか?
(4月4日に本店から電話をいただき、地球物理学観点から揺れは弾性範囲内におさまる…、の回答をいただきかましたが、口頭ではなかなか納得できません。できれば文書回答をお願いします)

2 免震重要棟無し
(質問2)
1Fの免震重要棟ではどれだけの強度の地震を受け、それでも吉田所長以下が事故対策に取り組めたことをどう評価しますか? 御社の耐震設計による緊急時対策所が同等の対応が可能ですか? それを証明してください。 また、緊急時対策所(耐震)の設計・着工・施工・完成・試用までの工程計画を教えてください。免震重要棟と同様にずっと建設を怠ることはありませんか?

3 避難計画はあまりに非現実的
(質問3)事故時に周辺住民の安全を確保する自信がありますか?
 川内1,2号機が1年間稼働しましたが、海・陸・空への放射能汚染の増加が心配されています、どれだけでしたか? また、使用済み核燃料は何トン増加しましたか? 放射能汚染水は何m³増加しましたか? 労働者の被ばく増はどれだけでしたか?

[2月追加分、川内・玄海原発について]
4 「トイレなきマンション」で「うんち」するな
 原発の使用済み核燃料は十万年も放射能を持ちます。川内原発のプールには890トンもの行き場の無い使用済み核燃料が貯蔵されているそうですね。川内1,2号機の稼働でまたまた使用済み核燃料がプール(「おまる」)に増えたでしょう。

(質問4)
川内原発では使用済み核燃料はどれだけ増えましたか? 今は何度ぐらいですか?
5 リラッキングは止めよう
 御社は玄海原発について、プールが満杯に近い為に、プールのリラッキングを申請しています。しかしながら、リラッキングについては、「日本における使用済み燃料貯蔵の安全性とセキュリティ」(エドウィン・ライマン:憂慮する科学者同盟、岩波「科学2015年12月号」)が示したように、「稠密な形(高密度)で使用済み燃料を入れたプール」は危険です。そのことは、原子力規制委員会も「苦し紛れの方策」と評価していません。

(質問5)リラッキングの申請を取り下げますか?
(今回追加分、玄海原発)
6 リラッキングについて(続き)
 原子力規制委員会が「使用済み燃料輸送・貯蔵兼用キャスク貯蔵に関する検討チーム」を
1月に立ちあげたようです。

(質問6)検討チームに何を期待していますか?
 現時点のプールの貯蔵量は900tUで貯蔵容量1130tUの80%ですね? リラッキングについての御社の計画をお教えください。

7 避難計画と周辺住民の理解について
 規制委の新規制基準には避難計画の審査基準がない。そればかりか、東電福島原発事故を
振り返ったり、各自治体で原子力防災訓練が実施される中で、あるいは熊本大地震を経験し
て、避難が不可能であることを多くの住民が実感している。
 その為、長崎県平戸市、松浦市、佐世保市、壱岐市での説明会で反対の声が大で、松浦市
も壱岐市も反対しているばかりでなく、佐賀県伊万里市、唐津市で反対・不安の声も上がっ
ている。玄海町長と佐賀県知事の同意だけで決めるのはおかしい。現に世耕経産相も「立地
自治体のみならず周辺自治体の理解を得る活動は非常に重要。丁寧に粘り強く取り組む」と
述べたそうだ。

(質問7)住民理解を得る努力をどのように実施していますか?
 再稼働に反対する周辺自治体があっても、川内同様に再稼働を強行しますか?
8 プルサーマル発電について
もんじゅの廃炉が決まった以上MOX燃料によるプルサーマル発電の意味が無いばかりか危険である。そればかりか、経済的にも全く成立しない。また、MOX燃料は製造過程において作業員の被ばくの危険性を増し、使用済みMOX燃料は再処理ができない。

(質問8)なぜ、玄海でプルサーマル発電をするのですか? 使用するMOX燃料の量は? それはどこにあるのですか? 六ヶ所村に送った使用済み核燃料はどれだけですか? 23回も延期した六ヶ所再処理工場がうまく行かない可能性が大と聞きます。その場合に六ヶ所村に送った使用済み核燃料が戻ってきたらどうするつもりですか? ひとたび玄海原発で事故が起これば周辺住民のみならず、偏西風に乗って本州にも厖大な被害をもたらす。
再稼働を止めてください。

 
●申入れ報告(事務局 木村)

九州電力株式会社
社長 瓜生道明 様

反原発自治体議員・市民連盟
共同代表 相沢一正 佐藤英行
 福士敬子 武笠紀子

【今回の質問】
 玄海原発周辺自治体、特に、緊急時防護措置準備区域内自治体の再稼働反対の意見をどうとらえていますか。

【前回の質問】
 川内原発事故・原子力防災訓練の総括について教えてください。

【前々回の質問】
 九州電力では、原発事故に備えて、どのくらいの金額を用意していますか。

 
 貴社九州電力が現在稼働させている「川内原発」の30キロ圏内:緊急時防護措置準備区域(UPZ)には約22,000人の住民が居住しています。前回、川内原発周辺住民に対する避難訓練について質問しましたが、残念ながらお答えが返ってきません。現実味のない形式的な訓練であったと理解するほかありません。

 原発過酷事故については、決して人数の問題ではありませんが、貴社九州電力が再稼働を目指している「玄海原発」では、UPZに256,000人(3県8市町)の住民が居住している上、50キロ圏内には120万人(3県)が居住しているのです。離島も多く、シェルターとなるコンクリートの建物も少なく、避難計画を策定し、避難対策をとることが、たいへん難しいと言われています。

 こうした住民の置かれた状況を考慮すれば、周辺自治体からの再稼働反対意見は重く、玄海町(人口5600人の全員が賛成しているわけでもありません)と佐賀県の議会と首長が再稼働を認めることを根拠に、周辺自治体の同意が取られたとする判断は許されないはずです。再稼働に同意するにも関わらず、それらの議員・町長・県知事は、まともな避難計画さえ作っていない無責任さです。

 原発過酷事故により何が起きたのかは、東京電力 福島第一原発事故から、6年目の福島の現実を見れば明らかなのです。貴社九州電力は、周辺自治体の再稼働反対意見にどう応えるのかを教えてください。

 なお、前回・前々回(1月と12月・2月)の質問にも、未だご回答をいただいていないので合わせてよろしくお願いいたします。

回答先:反原発自治体議員・市民連盟 武笠

★「原発現地へ行く基金」交通費カンパのお願い★

[ 基金について ]

「原発現地へ行く会」は、原発再稼働時に、原発現地の呼びかけにひとりでも多くの方が全国から参加できるようにとの思いで作られました。みなさまのカンパにより、交通費補助の基金が創出され現在までにのべ450名以上の方が、この基金と自費により現地行動に参加しています。

[ 基金の振込先 ]

●ゆうちょ銀行
 郵便振替口座番号 00190-0-361095
 加入者名 原発現地へ行く会(ゲンパツゲンチヘイクカイ)

●城南信用金庫 九段支店
 口座番号 (普通)334455
 口座名称 原発現地へ行く会(ゲンパツゲンチヘイクカイ)

●団体一口:5000円 個人一口:1000円
一口以上のご協力をお願いいたします。

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「5.7 高浜原発うごかすな!現地集会・デモ」「5/8~5/10 高浜-福井リレーデモ」に参加する方に交通費の一部を補助します。

●申込み先 「原発現地へ行く会」 申込用紙PDF(申込み用紙はPDFの2ページ目です)
 氏名、連絡先電話、生年月日(保険加入のため) 住所 性別、宿泊の希望を明記のうえ、ファクスでお申し込みください。定員(45名)になり次第、締切ります。当会の確認連絡をもって受付完了とさせていただきます。
 FAX 03-3238-0797
 問合せ TEL 080-1012-4661(沼倉)、メール:info@sendaiikou.com

 

●その他
・高浜駅前から、原発ゲート前までは路線バスは無し
・タクシー利用の場合は3500円位
・小浜線の運行時間に注意
 東舞鶴11:05発~ 若狭高浜11:24着 (東舞鶴発8:55もあり)
 敦賀経由(10:44発)は若狭高浜着 12:31
・京都から湖西線経由 小浜まで近江今津発バス利用 ルートもあり。(小浜発の列車の時刻 注意)
・京都、大阪発のバス検討中(関西の実行委団体)

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基金についてのお問い合わせ 原発現地へ行く会
 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-42 日東ビル 梨の木舍内
 TEL: 070-5019-5907 FAX: 03-3238-0797 E-mail: info@sendaiikou.com

関電包囲大阪行動に参加して そして避難先の地で考えたこと

1月21,22日の「再稼働阻止全国ネットワーク」の会議、デモ、皆さま大変ご苦労様でした。早いもので3.11の大震災から丸6年を迎えようとしています。あれだけ世界中の人を震撼させた大災害が世の多くの人に忘れさられようとしている、あるいは、福島が復興したかのように思われていることに対し危機感を持っています。
 再稼働阻止全国ネットワーク」の会議では、多数の方は長く活動をされている感じを受けました。その長い年月の中で、たくさんの紆余曲折があった事とお察し致します。でもここは正念場、一人一人の知恵をさらに結集して”力”に変えて闘っていかなければと思います。


《危機を前に私たちが出来ることは》

福島から岡山へ避難している女性より

 これから起こるであろう南海トラフ地震、おそら東日本大震災を上回るだろうといわれる被害、日本列島に連なる火山、中央構造線が動き出したとのこと、原発テロへの脅威、複合汚染の被害等、問題は山積みです。おそらく、多くの無関心を装っている人たちも、実は危機感を持っていると思います。でも自分の許容範囲を超える出来事を想像することはとても耐えがたいことなのではないでしょうか?

 考えたくない~、その気持ちが分からなくもない~、 でも考えなくてはいけない… この狭間で心が揺れ動いている人はたくさんいると思います。

 考えれば考えるほど、憂うつになってしまう時、私は近くにある「犬養毅 生家(記念館)」に行きます。この辺では”犬養木堂”さんと呼ばれています。眼光鋭い写真を見ながら、私は問いかけています。
「木堂さん、”話せば分かる”といいますが、話しても分からないじゃないですか~、どうすればいいんですか?」と、しばらく問いかけた後、家族写真に写っている幼少期の緒方貞子さんのお顔を拝見して、そうだ!緒方さんは難民を救う時、「命さえあれば、彼らには次のチャンスがある」とおっしゃっていたではないか。」ということを思い出し、落ち込んでいる場合じゃない、と、何かをいただいたような感覚で帰りはなぜか早足になっています。

 [王文成公詩「天のなす事は声もなく臭いもない」] ― 犬養木堂 ―

 私たちは地球という星に生命ある間は住まわせて頂いている、と思っています。自然の営みに敬意を払い、一人一人がひとつの欲を我慢して、これ以上この星を汚さないで、次の世代へ引き渡す努力をしなくてはならないでしょう。そのためには、私自身、この人と話をしてみたいと思われるような人間にならなければと思います。

 心折れることも多々ありますが、原点に帰り、楽しみもチョイスしながら、原発止めて世界が”四海波静”になりますように!
 


「勇気をもらってきました」

(経産省前テントひろば I.M)

高浜原発動かすな!関電包囲全国集会と再稼働阻止ネット全国相談会に参加しました。

全国相談会はエル大阪で1月21・22日の二日にわたって行われ、21日は午後2時から8時まで85名の参加、22日は9時から12時まで74名の参加とのことでした。

私は経産省前テントが撤去されるまで土・日はテントに座り込んでいたので色々な集会などに参加できず、相談会への参加も今回初めてでどんな話し合いがされるのかとても興味がありました。会場で何度か経産省前テントを訪れて下さった方たちにもお会い出来て嬉しかったです。
相談会では各地から様々な取り組みをしていることが報告されました。アメーバ―デモを続けている人たち。同意させない民意を作るためポスティング作戦をしている人、電気料金一円過払いをしてやってくる徴収員を説得しているひとなどなど色々頑張っている話を聞けて勉強になりました。

日頃なにをやっても脱原発の声は届かず、次々再稼働されてしまう現実に落ち込んでしまうことがしばしばですが、最初に話された鎌田さんの「反対運動が再稼働を簡単に出来ない抑止力になっているのでは」との言葉に励まされました。

2日目は相談会の後、福島の女たちと一緒に天満橋から堂島川のほとりを歩いて中之島公園へ。朝からの小雨も途切れておしゃべりしながらの楽しい散歩になりました。ところが集会が終わってデモ出発間際に土砂降りとなり、頂いたプラカードもぐちゃぐちゃに濡れて使えなくなり残念!それでも元気にシュプレヒコールを上げながら歩き続け、解散地点へ着くころ雨は上がって陽も差してきてほっとしました。そこから関電本社前までは銘々歩き、そこでまた1時間半ほどの集会がありました。

集会は発言者がどこからの方なのかわかるようなプラカードをかけてもらうなど工夫を凝らした素晴らしいものでした。高浜原発3・4号機仮処分決定、大阪高裁での保全抗告審決定が2月頃にあるのではとのことで勝った時と負けた時の対策が相談会でも話されましたが、弁護団長の井戸謙一さんから勝ち目があるというような発言があり力強い思いです。

雨は上がったものの冷たい風が吹き付けてとても寒くなったので私は関電包囲の直前に帰途に着きました。後で1000人の人で包囲が成功したと聞いて反原発の人たちが頑張っていることがわかりました。

今回福島から自主避難している方たちも何人か参加され、事故の後、転々とされたこと、家族の中でも考えが違い分断されてしまった話など直にお聞きしてもっと多くの人にこの現実を知ってもらえたらと思います。ちょっと疲れましたが有意義な2日間でした。 
 
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PHOTOレポート「再稼働阻止ネット・全国相談会」(1/21、1/22)

PHOTOレポート「1.22関電包囲全国集会に1000名結集!」

2.18さようなら原発! 2.18玄海原発再稼働を許さない九州総決起集会報告
   
玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会  石丸 初美

【関連情報】
 玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会ホームページ
 http://saga-genkai.jimdo.com/

 2017/2/18 TOPICS https://saga-genkai.jimdo.com/2017/02/18/a/

 [主な記事内容]
 https://saga-genkai.jimdo.com/ブログ-new-topics/2017年/
  ・「黙れ!」:玄海町議会同意は言論封殺の中で
  ・再稼働県民説明会:住民の疑問と怒り噴出
  ・田中俊一規制委員長インタビューへの疑問チラシ
  ・玄海3・4号機再稼働差止仮処分、3月までに「決定」へ!
 

「原発とめよう!九電本店前ひろば・テント」の皆さんが運営するホームページにアクセスしてみよう!
全国各地の市民の活動・運動が分かる情報が掲載されています。
 
「原発なくす蔵(ぞう) ☆全国原発関連情報☆」2016.12.26開設
http://npg.boo.jp/
 
設立趣旨文 http://npg.boo.jp/info/syusi.pdf