本紹介
原発避難計画の検証–このままでは、住民の安全は保障できない
出版社 合同出版 著者 上岡直見
発行日:2014.1.31 | ISBN:978-4-7726-1177-0 |ページ数:168ページ
販売価格(税抜き)1,800 円
***** 本書紹介 *****(合同出版ホームページより)
福島原発事故後の避難の実態をふまえ、
交通工学的な観点から全原発を検証。その結果、
住民の被ばくを避ける現実的な時間内で
避難することは、全原発で不可能だとわかった!
〈こんな状況で再稼働などできない!〉
● 事故の進展や地形・気象条件などに応じて、住民の被曝を最小限にするための最適な行動を指示するマニュアルができていない。
● 原発から30キロ圏内のうち6割超の市町村が、避難計画や具体的な避難先を固めていない。
避難対象人数や面積が大きすぎて対応しきれないためである。
● そもそも、原子力発電所の災害時に、住民が被爆せずにすばやく避難できる「避難計画」など、できていなかった。
● こんな状況で、2013年6月、原子力規制委員会は新たな規制基準を発表。
各電力会社は続々と再稼動を申請した。
***** もくじ *****
はじめに ◎第一部 避難計画の検証 第一章 福島での避難実態 第二章 防災計画と避難の考え方 第三章 避難に関する問題点 第四章 交通工学から避難を考える 第五章 これから始まる「最悪」シナリオ ◎第二部 各原発の避難の分析 柏/東通/女川/福島第一・第二/東海第二/柏崎刈羽/浜岡/志賀/敦賀・もんじゅ・美浜/大飯・高浜/島根/伊方/玄海/川内 チェックリスト あなたの町の避難チェック あとがき
***** 作者紹介 *****
上岡直見(かみおか・なおみ)
1953年東京都生まれ。環境経済研究所代表。技術士(化学部門)。1977年早稲田大学大学院修士課程修了。1977年~2000年化学プラントの設計・安全性評価に従事。2002年より法政大学非常勤講師(環境政策)。著書に、『交通のエコロジー』(学陽書房、1992年)『持続可能な交通へ─シナリオ・政策・運動』(緑風出版、2003 年)『脱・道路の時代』(コモンズ、2007年)『脱原発の市民戦略』(緑風出版、2012年)『原発も温暖化もない未来を創る』(共著・コモンズ、2012年)・『国土強靭化が日本を壊す』(緑風出版、2013年)等多数。
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