「老朽原発うごかすな!実行委員会」より、緊急行動のお知らせが届きました。

「MOX燃料搬入抗議 緊急現地行動」

9月8日にフランスを出港したMOX燃料は、11月17日(水)早朝に高浜原発に到着する見通しです。
原発は事故確率の高い装置ですが、MOX燃料を使用してプルサーマル運転すれば、以下のような理由で、重大事故の確率がさらに高くなります。

(1)燃料被覆管が破損しやすい。例えば、酸素と結合し難い白金族元素が生成しやすく、余った酸素が被覆管を腐食します。また、核分裂生成物ガスとヘリウムガスであるアルファ線の放出が多く、燃料棒内の圧力が高くなり、被覆管を破損させやすくなります。
(2)MOX燃料では、中性子を吸収しやすいアメリシウムの生成量が多く、原子炉の運転や停止を行う制御棒やホウ酸の効きが低下します。
(3)核燃料の不均質化(プルトニウムスポットの生成)を招きやすい。
(4)MOX燃料では、中性子束(中性子密度)が大きく、高出力で、過渡時(出力の増減時)に原子炉の制御が難しくなる。
(5)使用済みMOX燃料の発熱量は、ウラン燃料に比べて下がり難い。そのため、使用済みウラン燃料の4倍以上も長期にわたって燃料プール内で水冷保管しなければ、空冷保管が可能な状態になりません。なお、燃料保管プールが脆弱であり、冷却水を喪失しやすいことは、福島原発4号機のプールが倒壊寸前であった事実からも明らかです。

危険きわまりないMOX 燃料の搬入を許してはなりません!

「老朽原発うごかすな!実行委員会」は、17日の早朝(6時頃より)、高浜町の音海地区最先端の駐車場で抗議行動を展開し、その後、高浜原発北ゲートから300メートルの「展望所」へ移動、北ゲートに向かってデモ行進のあとゲート前で抗議集会を行います(10時頃まで)。

 
 現地行動についての問い合わせ先:
 老朽原発うごかすな!実行委員会 木原(090-1965-7102)

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