Category Archives: 若狭・福井・石川

 
 
12・3「とめよう!原発依存社会への暴走 1万人集会」参加報告
          再稼働阻止全国ネットワーク H.A.

少しひんやりとした冬空の下、1600人以上の人々が熱い思いで参集しました。
中嶌哲演さんが主催者挨拶をされ、「今の原発の末期的な状況を作り出したのは原子力ムラである。かつて原発建設を止めた小浜市民のひとりだからこそ私は言う。原発を廃炉に!原発のない社会を目指しましょう!」と語られた。
続いて龍谷大学教授の大島堅一さんからは「原子力回帰は許されない」というタイトルで、前日日本が賛同したCOP28での米国の宣言、2050年までに原発エネルギー容量を3倍にするということへの懸念、原発による経済的利益は全く無く、国民の負担が増すだけであることなどのお話があった。

全国の原発立地や市民運動の現場からも沢山の報告があった。来年誘致40年を迎える青森、「再処理核燃サイクルに今こそとどめを刺そう!」と話された「核燃料廃棄物搬入実行委員会」の中道雅史さん始め、柏崎刈羽、福島原発事故被害者、とめよう!東海第二原発 首都圏連絡会、福井、愛知・岐阜、伊方、上関、川内などから発言があった。また、関西の市民団体や労働組合からのスピーチもあり、どのお話も現地ならではの状況が伝わる内容だった。

「オール福井反原発連絡会」の宮下正一さんの報告、使用済み核燃料の乾式貯蔵について、福井県を原発の墓場にするな!という声、また、「伊方から原発をなくす会」の近藤享子さんのお話で、過酷事故時は原発から5~30キロ圏内は屋内退避と言われているが、津波が来たら予想は10メートル以上ともいわれ、とても助からない。避難もできないのに命をないがしろにされている。なのに、四国電力は家庭訪問をして原発や放射能の安全性を説いて回っている」などと語られていたのが特に心に残りました。

集会プログラムにはさらに多くの各地からの連帯メッセージが載せられていて、岸田政権の原発推進を何としても阻もうという市民活動の熱意、それを集結して原発のない社会へと変えようという実行委員会の不屈の意思を感じました。

デモは4グループに分かれて行進。日曜の夕暮れ迫る大阪の大通りを行きます。野球の阪神優勝時に歓喜の飛び込みで有名な道頓堀。今日も大勢の若者たちで賑わっていて、その中には橋の上からじっとこちらを見ている人たちの姿も少なからずあった。 シュプレヒコールを聴き、幟旗の文字を読んでいる若い人も。「声をあげよう!行動しよう!」伝わったかな。

ある報告によると日米韓の政権支持率は20?30%ともいわれているが、不信感とイライラがいつかこの世の中を変えるエネルギーになってくれるといい、そんなことを思いながら幟を担ぎ歩いていました。

隣を歩かれていた関西の女性は、知人に長いこと反原発の活動をされている人がいて、その方の運動を始めた動機が、原発で働いていた弟さんをガンで20代で亡くされたことだそうだ。ため息をつきながら、またどこかでお会いしましょうとデモ隊を離れて行かれた。

「使用済み核燃料の行き場はないぞ!」横断幕を掲げて先頭に立たれた僧衣の哲演さんも1時間半の行程を解散場所まで歩かれた。
久しぶりに会えた各地の人々の笑顔が嬉しかった。この人のつながりこそが希望。暗闇の中で意味を持つ灯り、そんなものが感じられた一日でした。

実行委員会の皆さま、ご参加の皆さま、お疲れ様でした。

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(実行委員会発信)

老朽原発うごかすな!ニュース113号(PDFダウンロード
老朽原発うごかすな!ニュース114号(PDFダウンロード

 

(このイベントは終了しました)

老朽原発うごかすな!実行委員会から
「とめよう!原発依存社会への暴走1万人集会 うごかすな老朽原発」のお知らせです。

◆開催日 2023年12月03日(日)うつぼ公園(大阪)
 集会 午後1時~、デモ 午後2時半~
◆主催 老朽原発うごかすな!実行委員会 実行委Blogはこちら
 
チラシPDF

 
 

「使用済み核燃料の行き場はないぞ!全国集会」に参加しよう

日時:2023年10月22日(日)集会15:00~ デモ16:30~
場所:関電本店前(地下鉄肥後橋駅・京阪中之島線渡辺橋駅)
主催:老朽原発うごかすな!実行委員会 PDFダウンロード
<概要>
・集会終了後、歩いて西梅田公園まで移動
・西梅田公園からデモスタート
・18時すぎ解散予定
 

 
20231022_k2
 

「10・22 使用済み核燃料の行き場はないぞ!全国集会」へご支援のお願い

◆郵便振替からのご入金
 加入者名 : 老朽原発うごかすな!実行委員会
 口座記号・番号:00990-4-334563

 通信欄に「10/22全国集会」とお書きください

 

「7.23 最古の老朽原発・高浜1号うごかすな!緊急集会」のご案内

日程:2023年7月23日(日) 14:00~15:30 集会とデモ
場所:関電本店前(地下鉄肥後橋駅・京阪中之島線渡辺橋駅)
主催:老朽原発うごかすな!実行委員会 Blog チラシDL

<概要>
・集会終了後、歩いて西梅田公園まで移動
・西梅田公園からデモスタート
・17時すぎ解散予定
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関西電力の暴走がとまりません。老朽原発うごかすな!実行委員会では『「12.3とめよう!原発依存社会への暴走」1万人集会』の準備で要請行動などを展開しているところですが、7月23日(日)、関電に対し緊急に抗議行動をおこないますので、皆さまの最大限のご参加を訴えます。

 

うごかすな!老朽原発

一部マスコミでは、関電は運転開始から48年となる最古の老朽原発・高浜1号機を7月28日に、同じく47年の高浜2号機を9月15日に再稼働すると報じられています。

老朽原発では、原子炉本体(圧力容器)の鋼鉄がもろくなる現象(脆化)が深刻です。とくに、高浜 1号機は脆化が最も進んだ原発で、事故時に冷却水を緊急注入すると、圧力容器が破裂する可能性があります。

また、高浜1、2号機では、ケーブルの火災防護対策の不備が発覚しましたが、規制基準には適合しない応急対策で再稼働されようとしています。これを認めた原子力規制委員会は、安全規制を有名無実化させる原発推進委員会と言わざるを得ません。

とんでもない!使用済み核燃料のフランス搬出

関電は、6月12日、使用済MOX燃料の再処理実証研究のために高浜原発から使用済MOX燃料(約10トン)と使用済ウラン燃料(約190トン)をフランスへ搬出すると説明し、「中間貯蔵地を探したことと同等の意義がある」「中間貯蔵地探しに関する約束はひとまず果たされた」と福井県に報告しました。政府も露骨に関電を支持する立場を表明しています。

しかしフランスへの搬出は2020年代後半で、ずっと後です。その量もわずか200トンで、関電が探すとしていた2000トン規模の中間貯蔵施設の10分の1の量です。「国内での中間貯蔵施設はどうなったのか」という疑問は当然です。「驚きの認識」「その場しのぎ」「愚弄」「詭弁」「ペテン」など、関電に対する非難が巻き起こっています。

原発稼働に固執すれば、使用済み核燃料がたまります。後の世代に負の遺産となる使用済み核燃料をもう増やしてはなりません。そのためには、原発を止めるほかありません。老朽原発・高浜1号機の再稼働など、もってのほかです。緊急集会への参加をお願いいたします。

 

「7.23緊急集会」へご支援のお願い

◆郵便振替からのご入金
 加入者名 : 老朽原発うごかすな!実行委員会
 口座記号・番号:00990-4-334563

 通信欄に「7.23緊急集会」とお書きください

 

(このイベントは終了しました)

再稼働阻止全国ネットワークは、実行委員会の呼びかけに呼応し全国の皆さまの集会参加を呼びかけます。

「関電よ 老朽原発うごかすな! 高浜全国集会」

日時 2023年4月29日(土休)14時~集会、15時すぎ~町内デモ
場所 高浜町文化会館 
 集会前行動 (集会前段に高浜原発への抗議行動を行います)
 11:45に「音海展望台」集合して北ゲートまでデモ、ゲート前で抗議行動
この行動についてのお問合せ:老朽原発うごかすな!実行委員会 電話:090-1965-7102

チラシPDF  実行委Blogはこちら


  

「4・29 関電よ 老朽原発うごかすな!高浜全国集会」へご支援のお願い

◆郵便振替からのご入金
 加入者名 : 老朽原発うごかすな!実行委員会
 口座記号・番号:00990-4-334563

 通信欄に「4・29高浜全国集会」とお書きください

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「交通費補助」の案内
 
「4・29 関電よ 老朽原発うごかすな!高浜全国集会」の参加者に、再稼働阻止全国ネットワークから交通費の一部補助を行います。事前申し込みが必要です。

◆補助内容
福井、京都、滋賀、奈良、大阪、兵庫、和歌山を除く地域から参加する個人20名
・お一人5000円(現地にて手渡し予定)
・定員になりしだい締切ります。団体申し込みはご遠慮ください。

◆申込み方法
 参加者氏名と連絡先(電話・メアド)を、再稼働阻止ネット事務局までメールでお知らせください
 メール info@saikadososhinet.sakura.ne.jp
 お問合せは事務局-沼倉(080-1012-4661)まで。ショートメール可。

老朽原発うごかすな!実行委員会より

老朽原発うごかすな!ニュース96号 PDF

実行委ブログ

4・29「老朽原発うごかすな!高浜全国集会」のご案内


 

原発政策の大転換を許すな!全国一斉行動 各地からの報告


日時:2023年3月29日 7:00~7:30
団体名:エネルギーのいまを考える会  場所:大和八木駅北口  参加数:6人
行動内容:スタンディングアピール行動
駅前で核のゴミの恐ろしさと現状をアピール。「過酷事故をおこす原発から安全な再生エネルギーへ」。ホームページ[リンク
 


日時:2023年3月11日 12:00~16:00
団体名:原発ゼロ・被災者支援奈良のつどい実行委員会
場所:JR奈良駅東口広場  参加数:延べ500人超
行動内容:「3.11 原発ゼロ・被災者支援奈良のつどい」
原発ゼロ・被災者支援奈良のつどい実行委員会主催で毎年3月11日前後に“奈良のつどい”を行ってきた。例年、呼びかけ団体は30数団体であったが、岸田政権の原発回帰路線への大転換もあり、市民連合など幅広い団体に呼びかけ、55団体の協力共同が得られた。当日は晴天の下で、うたごえコンサートでオープニング。6団体が平和や核兵器廃絶、原発なくせなどの歌を披露。延べ 500名を超える人々が参加。メイン集会は、講演“原発推進は愚かであまりに危険~3月11日に福島と広島・長崎をつなげて考える~”。ほか、平群のメガソーラー反対闘争、市民エネルギー生駒の行政を巻き込んだ生駒市民太陽光発電所の歴史、新婦人の核兵器禁止の運動、などのリレートーク。原発倍賞関西訴訟原告からの訴え。黙祷のあと奈良の街をパレード、「原発回帰の暴挙をやめよ!、再稼働反対!、原発なくせ!」を訴えた。
 
 


日時:2022年12月3日 18:15~20:30
団体名:若狭の原発を考える会  場所:京都市内 会議室  参加数:50人
行動内容:
老朽原発を考える講演会 テーマ「43年超えの老朽かつ被災原発―東海第二から」「川内原発20年延長阻止」
 


日時:2022年12月4日 13:00~16:30
団体名:老朽原発うごかすな!実行委員会  場所:関電本店前(集会)、うつぼ公園~なんば(デモ)  参加数:900人
実行委ブログ [リンク

行動内容:
900人が怒りの「老朽原発うごかすな!関電包囲全国集会」、御堂筋デモ。関電本店周囲は「老朽原発うごかすな!」の怒りと熱気にあふれていた。
集会は、シュプレッヒコールから始まった。原発立地地の住民からのアピール。集会決議、緊急アピールを採択。うつぼ公園から御堂筋を経て難波までデモ。市民・通行人に「原発全廃」を訴えた。ARDドイツテレビの取材あり。
 


日時:2022年12月16日
団体名:関西・福井の反原発を闘う有志  場所:大飯原発ゲート前  参加数:20人
行動内容:
12月16日、定期点検中だった大飯原発3号機が再稼働するというので、関西・福井の市民がおおい町大島(原発立地地元)に結集して、原発ゲート前までデモ行進をして「大飯3号うごかすな!」を訴えた。ゲート前でマイクリレー、抗議アピール。緊急の呼びかけで、また、冷たいみぞれ交じりの雨の中20名と少数でしたが、原発が再稼働することに抗議する意思を示しました。
 
 

原発再稼働阻止、原発全廃のためにご奮闘の皆様

 12月4日の「老朽原発うごかすな!関電包囲全国集会」には900人のご結集をいただき、「超危険美浜3号、もう廃炉!」の怒りの声を関電にたたきつけ、引き続いた御堂筋デモでは「老朽原発廃炉を突破口に、原発全廃を!」を大阪市民、ご通行中の皆さんに訴えることが出来ました。この行動は、ARDドイツテレビも取材して下さいました。脱原発を合言葉にした国際連帯の契機になればと考えます。

ご参加、ご支援をいただきました皆様に厚くお礼申し上げます。

実行委ブログ

報告とお礼[PDF]

老朽原発うごかすな!実行委員会より

老朽原発うごかすな!ニュース87号 PDF

老朽原発うごかすな!ニュース88号 PDF

 

実行委ブログ

老朽原発を考える 講演会

日時 2022年12月3日(土)18:15~20:30
会場 キャンパスプラザ京都 第1会議室
【PDFダウンロード】

◆「 43年超えの老朽かつ被災原発 東海第二から 」
 登壇 披田 信一郎 さん
 (東海第二原発の再稼働をとめる会、東海第二差止訴訟原告団世話人)

◆「 川内原発20年延長阻止 」
 登壇 向原 祥隆さん(ストップ川内原発!3.11鹿児島実行委員会)

主催  若狭の原発を考える会
問合せ 木原(090-1965-7102) 橋田(090-5676-7068) 木戸(090-9213-7395)