【活動紹介】4月16日(水)原子力規制庁まえ抗議行動で提出された申入書を紹介します。
申し入れ書原子力規制委員会 委員長 田中俊一 様今年、1月20日の原子力規制庁との院内交渉集会(主催:再稼働阻止全国ネットワーク)で、「規制基準を満たした原発でも事故は起きますか」という質問に対して、規制庁は「規制基準を満たした原発でも事故は起きます。この基準は最低のもので、あとは事業者の責任です。規制庁の役割は審査することであり、審査結果と審査過程を国民に丁寧に説明していくまでで、地元了解をとる事はしません。地元への説明と了解は切り離すというのが政治的判断です。」と回答しました。
この答えから、規制庁の規制基準は原発事故が絶対に起きないことを保証するものではないことが明らかになりました。福島での実際の被害を見れば、原発事故を想定した再稼働など絶対に許されないことです。東京電力福島第一原発事故は発生から3年以上たちますが、国も、電力会社も事故を収束させることができません。深刻な放射能汚染が福島県を超えて広がっています。太平洋には一日何百トンもの超高濃度放射能汚染水が垂れ流しのままです。多くの人々が故郷を奪われ、原発事故被害者の苦しみは今も続いています。
今回、規制委員会は九州電力川内原発を優先的に再稼働審査することを決めましたが、事故が起きることを前提にした基準で審査を進めることは、原発立地自治体住民として受け入れることも認めることもできません。私たちはみな、健康で安全に安心して生活する権利があります。再稼働反対は生存権を守ることです。
以上の理由から、原発再稼働審査をやめ、東京電力福島第一原発事故の収束と原因究明に取り組み、環境と国民の生命と財産を守るために原子力を規制するよう強く求めます。
2014年4月16日
伊方原発50km圏内住民有志の会
明日の抗議行動、愛媛の地より応援しております。
川内原発は一番問題がないと再稼働検査の一番手にされましたが、火山の危険もあり、地震の危険もあり、津波の危険もあり、問題だらけの原発です。
川内原発で事故が起これば、九州はもちろん、四国・中国と西日本は全滅。
福島原発事故で東日本がすでに放射能汚染されていますから、日本はかろうじて北海道と沖縄だけが放射能汚染を免れるという状態になります。
どうして日本を滅ぼすようなことを政府がしたがるのかわかりません。
わたしたちは、健康で安全・安心に生活する権利があります。
再稼働反対運動は、生存権を守る運動です。
また、原発が事故を起こせば、放射能汚染されるのは人間だけではありません。
自然そのものが汚染されてしまいます。
自然を破壊する最たるものは人間ですが、自然を守り、整えることができるのも人間です。
人として「自然を守り、整える」責任を果たしましょう!
川内原発が再稼働すれば、次は伊方原発と目されています。
そして次々と再稼働されてしまうでしょう。
最初の突破口を開けさせないためにも、皆様の活動は大変重要なものです。
みんなで団結して、ひとつの原発も再稼働させないように頑張りましょう!
日本と世界の未来のために、皆様の活動にエールを送ります。
2014年4月15日
二宮(伊方原発50km圏内住民有志の会)より