Foresight 2013年4月9日
台湾・馬英九政権を揺さぶる「反原発」のうねり
執筆者:野嶋剛
https://www.fsight.jp/15822
台湾で4カ所目の原子力発電所となる「第4原発」(核四)の稼働をめぐり、その是非を全台湾住民に問う住民投票が年内に実施される見通しだが、予想を大きく上回る反対運動のうねりが起きており、建設推進の馬英九政権を慌てさせている。先月には20万人の大規模な反対集会も開かれ、馬総統を支えるべき与党幹部の「造反」も相次ぐ。福島の事故以来、アジアでここまで原発推進が政治問題化するケースは初めてだ。( つづきを読む )
■ 「住民投票」という奇策
■ 続々と現れた「反核芸能人」
■ 後継問題と密接にリンク