Author Archives: Wykanri

2月19日に開催した原子力規制委員会との院内ヒアリングについてのまとめ
(この内容についてのお問い合わせは 再稼働阻止全国ネットワーク事務局まで
 メール info@saikadososhinet.sakura.ne.jp)

【報告】工事計画審査を問う院内交渉集会
川内原発は「まだ審査中」、「黒枠白抜き」隠し審査は「不合格だ」
~設置変更許可「審査書」は合格証では無い!~

日時 2月19日(木)13時~17時(規制庁との質疑・応答:13時半~16時半)
場所 参議院議員会館講堂
内容
 1 規制委公開資料の黒枠白抜き問題と工事計画・保安規定の審査
 2 認可前の工事先行実施
 3 不作為の罪など、規制行政について
主催 再稼働阻止全国ネットワーク
参加:約40名

対応:
 原子力規制庁 原子力規制部安全規制管理官(PWR担当)付管理官補佐 中桐裕子
 原子力規制庁 長官官房総務課総括係長 小林祐紀 他1名

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川内原発は、今も「まだ審査中」(*)、難航
規制庁が審査中なので答えられないと10回以上述べた。そうであれば、設置変更審査書で「合格」などと発表すべきではない。国民の側に立って正当に審査しているなら、「審査中」でも、事業者に対して指摘している点を説明していいはず。事前送付の質問に対しても全く答えようとしないのは、国民に見せられない(隠匿したい)内容があるからか。

原子力規制委の情報公開は黒枠白抜きマスキングだらけ >>> 「設置法」違反?
 原子力規制委は情報開示しない理由について、①企業秘密、②個人情報保護、③テロ対策の3点を挙げているが、個々のマスキングの理由を説明できない。なぜなら、九電がマスキング付きで提出してきた資料を「チェックしないで」そのまま公表しているから。
「原子力規制委員会設置法(※1) 第二十五条(情報公開) 原子力規制委員会は、国民の知る権利の保障に資するため、その保有する情報の公開を徹底することにより、その運営の透明性を確保しなければならない」を全く守っていない。

審査内容には疑わしいリスクが一杯、「不合格」だ
設置許可と工事計画との整合性、敷地のすべり安全率、ホウ酸注入設備用ポンプ評価、加圧器の安全性、冷却系統施設の耐震強度、緊急炉心冷却装置配管の強度、制御棒クラスタの耐震性、ずさんなマスキング、蒸気発生器の交換、など12項目について指摘したが、「審査中」という回答のみ。具体的な回答は何もなかった。
設計でOKであってもそのとおりに施工できる訳ではない、そのことをも考慮して審査するべき、ということを指摘した。

工事計画認可前の事前工事を容認
認可前工事(着工)については明確に「容認」しているとの回答。
工事容認は、①3.11後に原子力安全・保安院が事業者に重大事故対策を指示、②「新規制基準」施工時(2013年7月)に既に着手している工事の施行を容認、③設置変更の審査書確定時に事業者の責任で工事実施、の3通り。
特に②については、原子力規制委員会の定例会合(2013年5月頃)で議論して着手工事を容認したとのことだが、これは、衆議院環境委員会決議の第一項(※2)「原子力規制行政に当たっては、推進側の論理に影響されることなく、国民の安全の確保を第一として行うこと」に違反している。
個々の先行工事についての確認はできず、提出した表をもとに後日確認することとした。

「規制行政」に改善なし、規制委は「国民」でなく事業者の味方
規制行政について①反省すべきこと、②保安院から規制庁になって何が改善されたか、③どこが悪くなったか、について回答を求めた

①3.11以後に事故を踏まえて改善した
②原子力安全・保安院から独立性ある規制委になった、生中継など透明性を重視、重大事故対策を加えて新規制基準を作った
③悪くなったことはない三条委員会で改善    (すべて形式的な回答)

旧保安院の津波問題を反省点として認めはしたが、工事計画問題についての規制委の対応を目の当たりにしたばかりの私たちには全く説得力がない。原子力安全・保安院からの横滑りで移動してきた規制庁職員はさすがに鉄面皮。

いずれにしても、原子力規制委員会は、規制行政の問題点の総括議論を全く実施してきていない。津波についての元原子力安全・保安院の不作為の罪などを含めて、原子力規制委員会の規制行政が原子力安全・保安院と全く変わらないばかりか、透明性においても、有識者の意見聴取においても、「国民」を欺くすべにおいても、悪化している。

使用済み核燃料について
使用済み核燃料は「むき出し」状態、リラッキングの危険性、六ヶ所村の再処理工場にハイレベルの燃料があるなどの事実を指摘し、まずこの問題を解決するように迫った。

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<動画>

20150219 UPLAN
【酷い政府交渉】規制委の工事計画審査を問う(院内ヒアリング)~「黒枠白抜き」隠しと「認可前事前工事」を止めろ~  
 前半 https://www.youtube.com/watch?v=C2ranme0co0
 後半 https://www.youtube.com/watch?v=X7JeNEsgbd0

IWJ 2015/02/19
規制委の工事計画審査を問う院内ヒアリング~「黒枠白抜き」隠しと「認可前事前工事」を止めろ~
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/233746
(アーカイブの完全版は、IWJ会員のみ閲覧・視聴できます)

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※1 原子力規制委員会設置法
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H24/H24HO047.html

※2 第180回国会 6月15日 環境委員会 委員会決議
「原子力規制委員会設置等に関する件」
http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_rchome.nsf/html/rchome/Ketsugi/kankyou9FB019FDF693C56649257A210032E91A.htm

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(*) 
川内原発、再稼働は夏以降に 九電が修正書類提出
朝日新聞 2015年2月27日23時25分
http://www.asahi.com/articles/ASH2W5FJ1H2WULBJ00L.html

東洋経済ONLINE 2015年02月28日

生き物に異変!原発事故の「不都合な真実」
無視できない変化が起きている
塩田 春香
http://toyokeizai.net/articles/-/61864

数日前、庭木の枝に小さな鳥の巣を見つけた。お椀型の巣は空っぽで、内側をシュロなどの繊維、外側はコケや地衣類で覆われ、クモの巣で枝に接着されている。

「メジロかな?」

かわらしい緑色の小鳥の姿を思い浮かべて笑顔になりかけたとき、不安に襲われた。コケや地衣類は放射能に汚染されやすいと聞くが、それを巣材に使った小鳥は、どうなってしまうのだろう?

ある写真家がみた原発事故
人間がいないことへの生態系への影響
春が、永遠に春であるために
(続きを読む)

(このイベントは終了しました)

◆3.2福岡九電本店総行動

日時 2015年3月2日(月)13:00より
場所 九州電力 本店(福岡市中央区渡辺通二丁目1番82号)

内容
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13:00~13:45 集会①
    終了、要請行動準備(要請団は、九電社屋へ入る)

14:00~ 集会②開始
15:00~ 九電本店包囲デモ

16:10ごろ 要請行動報告 *交渉継続中の場合、集会場所で待機
(状況によって変更あり)
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呼びかけ ストップ再稼働! 3.11鹿児島集会実行委員会
問合せ  事務局 向原祥隆
  TEL 099-248-5455 FAX 099-248-5457 メール info@nanpou.com

毎週発行「川内の家」ニュース46号を掲載しました!

「川内の家」ニュースは、川内原発の再稼働反対を訴え、薩摩川内市駅前、市役所まえなどで毎週配布しています。

「川内の家」ニュース 46号 2015/02/20

原発事故が起こっても、水をかければOK?
九電は、30キロ圏の全自治体で説明しろ

電力会社が原子力規制委に提出した「工事計画書」や「保安規定」は、重要な部分が「黒塗り」で公表されている。福島事故以前は公表されていたような内容も黒塗り。福島事故以降さまざまな隠ぺいや公表遅れを考えれば、「規制する側とされる側」双方に都合のわるいことが黒塗りにされていることは明らか。
つまり、「規制する側」がまったく役目を果たしていないということだ。

3.2福岡九電本店総行動
日時 2015年3月2日(月)13:00~ 九州電力 本店まえ集合
問合せ:ストップ再稼働! 3.11鹿児島集会実行委員会 info@nanpou.com

「川内の家」ニュース バックナンバー(毎週更新)
http://saikadososhinet.sakura.ne.jp/sd/index.html

玄海、川内地域のニュース一覧
http://saikadososhinet.sakura.ne.jp/ss/archives/4515

現代ビジネス  2015年02月20日(金)

『東京ブラックアウト』若杉冽×古賀茂明 告発対談
「キャリア官僚はメルトダウン中に再稼働を考え始める生き物です」
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/42017

『東京ブラックアウト』は、フクシマ原発の事故後、原子力ムラの思惑通りに原発が次々再稼働して行く過程を描写するところから始まるノンフィクションノベルだ。その後、再稼働した「新崎原発」がテロにあい、全電源を喪失、メルトダウンする。避難計画は機能せず、やがて東京にも放射能の雨と雪が降りそそぐ・・・・・・。

現役キャリア官僚だから書けたリアリティある悪夢。近い将来、このシナリオは現実のものとなってしまう可能性が高い。 原発再稼働はなぜ止まらないのか、安倍官邸を牛耳るのは誰か、この流れを止める政治家はいないのか、などについて、作者の若杉冽氏と、同じく霞が関の官僚を知り尽くした古賀茂明氏が、120分語り合った。

(続きを読む)

Reuters 2015年 02月 19日 16:24 JST
焦点:福島事故経て原発訴訟に変化の予兆、司法現場には重い課題
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0LN08B20150219

[東京 19日 ロイター] – 新しい規制基準の下、初の原子力発電所の再稼働については、年内には実現するとの見方が支配的だ。しかし、国の審査に合格しても、裁判所が地元住民による稼働差し止めの仮処分請求を認めた場合、当分の間は原子炉を動かすことができなくなる。

3年11カ月前に起きた東京電力福島第1原発事故の災禍が続く中、日本の司法はどのような判断に動くのか。

注目されるのは、今春に予想される九州電力川内1・2号(鹿児島県)と関西電力高浜3・4号(福井県)の計4基に対する仮処分の可否だ。福島事故が発生する前は、司法判断が住民側の訴えをほとんど退けてきた。

いずれの原発も、2013年7月に始まった原子力規制委員会の新規制基準適合性審査に合格しており、年内再稼働が既定路線と報じるメディアも少なくない。しかし、いま、推進側の一部から楽観論を戒める声が出始めている。

電力業界に詳しいある関係者は、ロイターの取材に応じ、「高浜3・4号再稼働差し止め仮処分申請で、関電が負ける可能性は相当にある」と予想するとともに、「川内原発1・2号差し止め仮処分決定の確率は五分五分。負けた場合、九電はふたけた%台の再値上げ申請に踏み切るだろう」との見通しを明らかにした。

<意気込む反対派、訴訟は有利との読み>

<リスク意識鈍い電力業界、訴訟急増の可能性も>

<原発訴訟、最高裁が誘導した過去>

<3.11は司法を変えたのか>

毎週発行「川内の家」ニュース44号・45号を掲載しました!

「川内の家」ニュースは、川内原発の再稼働反対を訴え、薩摩川内市駅前、市役所まえなどで毎週配布しています。

「川内の家」ニュース 44号 2015/02/06

川内原発の再稼働は「夏以降」にズレこみ?
窮地に立つ九電を、皆で追いつめよう

「新規制基準」に基づいた「審査」をパスした九州電力。だが、審査結果にみあう工事計画書や保安規定の提出をしぶっている。
一体どのようなつじつま合わせをするつもりなのか。
原子力規制委は、いつまで、「机上の空論」を審査を続けるつもりなのか!

「川内の家」ニュース 45号 2015/02/13
高浜も川内も、原発再稼働は許さない
住民説明会も開かない、住民無視は論外

鹿児島県の92団体が集まる「3・11集会実行委員会」は3月2日、九電本店に申入れ行動を行います。これに向け、緊急署名にご協力ください
署名用紙ダウンロード
 署名集約先:ストップ再稼働!3.11 鹿児島集会実行委員会
 署名の締め切り 2015年2月23日(月)必着

「川内の家」ニュース バックナンバー(毎週更新)
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玄海、川内地域のニュース一覧
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川内原発再稼働阻止・原発いらない!
院内交渉集会
(原発いらない鹿児島の女たち・福島の女たちの共同アクション)

日時 2015年2月4日(水)14時~16時半
会場 参議院議員会館 B109
◇進行予定
 14時00分~ 経済産業省
 14時45分~ 原子力規制委員会
 15時30分~ 内閣府

主催:原発いらない鹿児島の女たち、原発いらない福島の女たち
賛同協力団体:ストップ再稼働!3.11鹿児島集会実行委員会/全労協/再稼働阻止全国ネットワーク/経産省前テントひろば/反原発自治体議員・市民連盟/stop原子力関電包囲行動/ほか 賛同個人、

連絡・問合せ
 再稼働阻止全国ネットワーク TEL:070-6650-5549 FAX:03-3238-0797

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川内原発再稼働に反対する要請書・申入書

抗議要請文(原発いらない福島の女たち) [PDF]
申入書(原発いらない鹿児島の女たち) [PDF]
要請書(原発いらない鹿児島の女たち) [PDF]
申入書(全国労働組合協議会 脱原発プロジェクト) [PDF]
要請書(反原発自治体議員・市民連盟) [PDF]
要請書(さよなら原発ひおきの会) [PDF]
要請書(鹿児島県いちき串木野市(個人)) [PDF]
質問書1(再稼働阻止全国ネット) [PDF]
質問書2(再稼働阻止全国ネット) [PDF]
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(このイベントは終了しました)

関西電力 高浜原発の再稼働を許すな! 東京支店まえで怒りの抗議を!

日時  2015年 2月 27日(金)17時半~18時
場所 関西電力 東京支店 (富国生命ビルまえ、ビル内には入りません)
交通 内幸町駅(A7出口から徒歩1分)、霞が関駅(G2出口から徒歩2分)
   (日比谷公園 日比谷公会堂側の交差点近く。経産省前テントから徒歩5分)
プラカードや旗を持参してください

呼びかけ・問合せ 再稼働阻止全国ネットワーク
TEL 070-6650-5549 メール info@saikadososhinet.sakura.ne.jp

次回日程(金曜官邸行動のまえに、月2回程度行う予定)
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現代ビジネス isMedia 現代新書カフェ
福島第一原発事故 東日本壊滅の危機に最も近づいた「2号機爆発」の真相
全3回
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/41883

福島第一原発事故のような危機を二度と繰り返さないためにも、私たちは日本人は事故に真摯に向き合い、事故原因の究明を続けていく必要がある。4年前の今、私たち日本人がどのような危機に瀕していたのか? 吉田所長が「死を覚悟した」2号機の危機を克明に描いた、『メルトダウン連鎖の真相』(講談社)の 第7章を3回にわたって転載する。

福島第一原発事故 東日本壊滅の危機に最も近づいた「2号機爆発」の真相 第1回
ドキュメント 福島第一原発事故 東電技術者たちが語った「恐怖の瞬間」
NHKスペシャル『メルトダウン』取材班
2015年01月28日(水)
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/41883

福島第一原発事故 東日本壊滅の危機に最も近づいた「2号機爆発」の危機 第2回 ドキュメント 福島第一原発事故 東電技術者たちが語った「恐怖の瞬間」
NHKスペシャル『メルトダウン』取材班
2015年02月04日(水)
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/41886

福島第一原発事故 東日本壊滅の危機に最も近づいた「2号機爆発」の真相 第3回ドキュメント 福島第一原発事故 東電技術者たちが語った「恐怖の瞬間」
NHKスペシャル『メルトダウン』取材班
2015年02月09日(月)
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/41897