Author Archives: Wykanri

東洋経済ONLINE 2015年09月18日
大事故を起こした東電が罰せられない不思議
大庭健著「民を殺す国・日本」を読む

奥村 宏 :会社学研究家
http://toyokeizai.net/articles/-/84137

■国家教による無責任より刑法学説根拠に問題も

東京電力福島第一原子力発電所の事故で、あれほど多くの住民に大きな危害を加えているにもかかわらず、東電も政府の旧原子力安全・保安院も経済産業省も、そして原子力委員会も、検査に当たった専門家たちもなんら罰せられていないのはなぜなのか。

そこで著者は100年以上も前に起こった足尾鉱毒事件にまで遡って、倫理学者としての立場から、さまざまな資料に基づいて検討していく。
そして著者が見出したのは明治時代以来のわが国の「構造的な無責任」の体制である。
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民を殺す国・日本足尾鉱毒事件からフクシマへ』書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

(このイベントは終了しました)

10.12全国集会
川内原発2号機再稼働を許さない!

日時 2015年 10月 12日(月・休)
場所 鹿児島中央駅 東口広場
 13:00~14:00 大集会
 14:00~16:00 パレード(東口広場から天文館、朝日通り)

20151012_kagoshima■1号機、即時停止を求める
火山、地震、過酷事故対策、さらには避難計画、様々な角度から出される問いに対して何一つまともに答えられない規制当局、九州電力。これではいつ大事故が発生してもおかしくありません。
8月7日には1次冷却水ポンプの軸振動計が故障。21日には復水器のパイプが破れ、海水が漏れ出す事故が発生しています。即時停止し、稼働を見直すべきなのです。

■蒸気発生器、未交換の2号機
1号機の諸問題に加えて、2号機はさらに重大な問題を抱えています。それはアキレスけんといわれ、大事故に直結する蒸気発生器が未交換だというのです。
九電は2009年に交換を国に申請し、国は2010年に認めました。県も2011年に認めています。九電は、2014年中の取り換え計画を示していましたが、未交換のまま放置されていたのです。2号機再稼働は、まるで自殺行為です。

■川内ゲート前基金にご協力ください。
 郵便振替 【川内原発再稼働をさせない基金】【01740-7-128775
 ゆうちょ銀行 川内原発再稼働をさせない基金
      【店番号788】【記号17810】【普通 32031161】

主催・問合せ
ストップ再稼働! 3.11鹿児島集会実行委員会
 TEL 099-248-5455 FAX 099-248-5457 info@nanpou.com

DIAMOND ONLINE  シリーズ:東京が壊滅する日 ― フクシマと日本の運命
広瀬 隆
【第17回】 2015年9月12日
安倍晋三の「世界で最も厳しい基準」は、まっ赤なウソだった!
――広瀬隆×田中三彦対談<後篇>
http://diamond.jp/articles/-/77754

『原子炉時限爆弾』で、福島第一原発事故を半年前に予言した、ノンフィクション作家の広瀬隆氏。
壮大な史実とデータで暴かれる戦後70年の不都合な真実を描いた『東京が壊滅する日――フクシマと日本の運命』が第5刷となった。
本連載シリーズ記事も、累計171万ページビューを突破し、大きな話題となっている。
このたび、新著で「タイムリミットはあと1年しかない」とおそるべき予言をした著者が、元福島第一原発設計者で、現在、翻訳家・サイエンスライターの田中三彦氏と対談(最終回)。
田中氏は、福島原子力発電所国会事故調査委員会の委員をつとめた。
1960年代に設計された老朽原発を再稼働させる意味と、安倍晋三内閣総理大臣の罪を追及する。

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1960年代に設計された老朽原発を再稼働させる恐怖
危機対策「未着手」オンパレードの日本
テロ対策もまったくできていない現実
なぜ、『東京が壊滅する日』を緊急出版したのか――広瀬隆からのメッセージ

現代ビジネス 2015年9月11日  石川 和男
科学的根拠なき「原発40年ルール」を変えるには、なにが必要か
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/45174

■アメリカも「40年ルールに根拠はない」と明言

原子力発電所の運転期間を原則40年間に制限している、いわゆる“40年ルール”。これが今、大きな問題になっている。米国のルールを参考にしたものとされているが、“40年”という数値には科学的根拠はない。当の米国側がそういう見解を示している〔☆1〕。
☆1)http://www.huffingtonpost.jp/kazuo-ishikawa/us-40-yeas-rule_b_8043766.html

先月19日、自民党の『原子力規制に関するプロジェクトチーム(PT)』は、原子力規制委員会設置法附則に定められた「法律の施行後3年以内の見直し」に関する提言〔☆2〕を取りまとめた。その翌20日、政府(菅義偉官房長官)に申し入れるとともに、25日には原子力規制委員会の田中俊一委員長に提出した。
☆2)http://jimin.ncss.nifty.com/pdf/news/policy/129849_1.pdf

この「3年以内の見直し」は今秋の予定だ。私はこれまで、規制委とその事務局である原子力規制庁が行っている日本原子力発電敦賀原子力発電所や北陸電力志賀原発の“活断層”調査について、法的根拠のない“有識者会合”で、中立公正な審議が行われておらず、行政手続き上も大きな問題があるなど、多くの問題点を指摘してきた〔☆3、☆4〕
☆3)http://diamond.jp/articles/-/76382
☆4)http://gendai.ismedia.jp/articles/-/44397

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改善の余地はある
「政治で変える」しかない

dot. (週刊朝日) (更新 2015/9/10 07:00)
再稼働 川内原発の“大事故”が危ぶまれる本当の理由
ジャーナリスト・桐島 瞬
http://dot.asahi.com/wa/2015090900135.html

 発端は、2012年1月。カリフォルニア州サンオノフレ原発3号機で、交換後の蒸気発生器の配管から放射性物質を含む水漏れ事故が起きたことだった。

(中略)

トラブルを起こすリスクはあると指摘するのは、川内原発再稼働の異議申し立てを原子力規制委員会に行った山崎久隆氏だ。

「九州電力が公表した資料によると、7年前に交換した川内原発1号機の蒸気発生器にはすでに35本の配管(伝熱細管)に穴が開きかけて施栓をしています。これが30年間使い続けている2号機の装置になると、栓をした本数は400カ所を超える。加えて古いタイプの装置は改良型に比べて配管に応力が集中しやすく、大きな地震が来たら耐えられない危険さえあるのです」

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DIAMOND ONLINE  シリーズ:東京が壊滅する日 ― フクシマと日本の運命
広瀬 隆
【第16回】 2015年9月9日
あまりにも無責任すぎる!原子力規制委員会の正体
――広瀬隆×田中三彦対談<中篇>
http://diamond.jp/articles/-/77745

『原子炉時限爆弾』で、福島第一原発事故を半年前に予言した、ノンフィクション作家の広瀬隆氏。
壮大な史実とデータで暴かれる戦後70年の不都合な真実を描いた『東京が壊滅する日――フクシマと日本の運命』が第5刷となった。
本連載シリーズ記事も累計145万ページビューを突破し、大きな話題となっている。
このたび、新著で「タイムリミットはあと1年しかない」とおそるべき予言をした著者が、元福島第一原発の原子炉設計者で、現在、翻訳家・サイエンスライターの田中三彦氏と対談。
田中氏は福島原子力発電所国会事故調査委員会の委員をつとめた。
安倍晋三内閣総理大臣の「世界一厳しい基準」が、「世界一アブナイ」理由を紹介する。

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「新規制基準」のおおいなる誤解とは?
住民避難に関与しない無責任すぎる!原子力規制委員会
肝心な部分は自治体に丸投げ!原発事故は「大量殺人罪」だ
なぜ、『東京が壊滅する日』を緊急出版したのか――広瀬隆からのメッセージ

現代ビジネス 2015年09月08日(火) 町田 徹
「原子力ムラ」の良心が動き出した? 新安全評価基軸の導入を!
信頼回復に向けた小さな一歩となるか
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/45163

■「原子力界のスーパーマリオ」に学べ

東京電力福島第一原発事故で失われた原子力発電に対する社会的な信頼をどうやって回復するのか――。

その具体的な手段として官民が改めて取り組んでいるのが、システムや行為の安全性(あるいはリスク)を数量化して評価・分析する「確率論的リスク評価」(Probabilistic Risk Assessment、PRA)の普及だ。read more

■満席となった「原発シンポジウム」
■経営トップが 嫌がっている!?
■信頼回復のためには必須

DIAMOND ONLINE  シリーズ:東京が壊滅する日 ― フクシマと日本の運命
広瀬 隆
【第15回】 2015年9月5日
世界一厳しい「新規制基準」が、世界一アブナイ理由
――広瀬隆×田中三彦対談<前篇>
http://diamond.jp/articles/-/77672

『原子炉時限爆弾』で、福島第一原発事故を半年前に予言した、ノンフィクション作家の広瀬隆氏。
壮大な史実とデータで暴かれる戦後70年の不都合な真実を描いた『東京が壊滅する日――フクシマと日本の運命』が第5刷となった。
本連載シリーズ記事も累計145万ページビューを突破し、大きな話題となっている。
このたび、新著で「タイムリミットはあと1年しかない」とおそるべき予言をした著者が、元福島第一原発の原子炉設計者で、現在、翻訳家・サイエンスライターの田中三彦氏と対談。
田中氏は福島原子力発電所国会事故調査委員会の委員をつとめた。
安倍晋三内閣総理大臣の「世界一厳しい基準」が、「世界一アブナイ」理由を紹介する。

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「世界一厳しい基準」はまったくのデタラメだ
なぜ、日本の原発技術は周回遅れなのか?
住民との重大な契約違反
なぜ、『東京が壊滅する日』を緊急出版したのか――広瀬隆からのメッセージ

伊方原発再稼働に反対する「11・1集会」(愛媛県松山市で開催予定)の準備会参加グループおよび個人は、「伊方原発:3号機再稼働 八幡浜市の大城市長が了承」の報道を受け、抗議声明を発表。同時に、緊急で、県庁内にて記者会見を行いました。

八幡浜市長 大城一郎様

伊方原発3号機の再稼働の「了承」に怒りをもって抗議し、撤回を求めます

 あなたが9月2日に知事に提出した「伊方発電所3号機の原子炉等規制法の改正に伴う新規制基準への適合に係る設備の設置等に関する事前協議について(回答)」には、「市議会議員・市民有識者からのアンケート調査の結果及び6月市議会の議決を踏まえ了承した」とあります。

 しかし、8月5日、6日に開かれた「住民説明会」は、大多数の市民を排除したもので、市議や経済団体代表者ら67人のアンケート結果が、八幡浜市民の声を反映したものとは到底言えません。また6月議会では、再稼働に反対の請願が、総務委員会では採択された経過もあり、9月議会での議論が待たれていました。議会無視・住民無視の判断だと言わざるを得ません。

 市長が知事に提出した文書では、福島第一原発の事故の厳しい実情から、被害の深刻さ、避難の困難さ、使用済み核燃料の問題、原子力発電所の持つ大きなリスク、それに対する八幡浜市民の不安などを指摘しています。それならば、再稼働を認めることはあり得ないのではないですか。住民のいのちよりも、経済を優先させることは許されません。

 国が全責任を負うよう市長は求めていますが、それで解決するわけではありません。福島第一原発の事故では東電も国も責任を回避し、十分な補償をしていません。

 日本列島は地震の活動期に入っています。巨大地震や火山の噴火などの危険から逃れることはできません。瀬戸内海に面した伊方原発での重大事故は、伊方町・八幡浜市だけの問題ではありません。私たちの住む四国および中国地方はもとより、西日本一円、さらに国内の広範な人々に、子々孫々にまで及ぶ深刻な被害を及ぼします。福島第一原発事故は、改めて原発と人類は共存できないことを示しました。

 私たちは「11・1集会」の成功のために中四国各県から結集して松山市内で準備のための会合をもったところですが、参加者一同、強い憤りをもって抗議し、再稼働の「了承」を速やかに撤回することを求めます。

2015年 9月 3日

「STOP伊方原発再稼働! 11・1全国集会 in 松山」準備会議参加者一同
  原発をなくす高知県民連絡会
  原発をなくす香川の会
  徳島県平和運動センター
  さようなら原発ヒロシマの会
  原発をなくす全国連絡会 全日本民医連
  愛媛労連
  愛媛民医連
  愛媛県平和運動センター
  原発さよなら四国ネットワーク
  STOP伊方原発!南予連絡会
  伊方原発50km圏内住民有志の会
  伊方原発をとめる会
  原発とめまっしょい若者連合

連絡先 伊方原発をとめる会 内

東洋経済ONLINE (2015年09月02日)
泉田知事vs規制委、原発事故対応すれ違い
「被曝前提では住民理解得られない」   (中村 稔 :東洋経済 記者)
http://toyokeizai.net/articles/-/82464

新潟県の泉田裕彦知事と、原子力規制委員会の田中俊一委員長の面談が初めて実現した。泉田氏といえば、東京電力の柏崎刈羽原子力発電所がある地元の県知事。福島第1原発事故後、「事故原因の検証・総括がないままでの柏崎刈羽原発の再稼働は論外」との立場を崩さず、再稼働を急ぐ東電の対応を批判してきた。

また、柏崎刈羽に限らず、住民の防災・避難対策が不十分なままでの原発再稼働はありえないと主張し、規制委に対しても住民の安全確保に対する考え方をただすため、以前から田中委員長に面談を求めていた。

8月24日、泉田氏は全国知事会の危機管理・防災特別委員会委員長として、現行の原子力災害対策に関する見直しの提言書を手渡すため、東京都港区の原子力規制委を訪問。ようやく、2人の直接面談が行われることとなった。

■被爆してから…では住民守れない
■議論は平行線のまま
■田中委員長からは皮肉な発言も
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