老朽原発うごかすな!実行委員会より、12月8日現地集会の報告が届いています。
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少しひんやりとした冬空の下、1600人以上の人々が熱い思いで参集しました。
中嶌哲演さんが主催者挨拶をされ、「今の原発の末期的な状況を作り出したのは原子力ムラである。かつて原発建設を止めた小浜市民のひとりだからこそ私は言う。原発を廃炉に!原発のない社会を目指しましょう!」と語られた。
続いて龍谷大学教授の大島堅一さんからは「原子力回帰は許されない」というタイトルで、前日日本が賛同したCOP28での米国の宣言、2050年までに原発エネルギー容量を3倍にするということへの懸念、原発による経済的利益は全く無く、国民の負担が増すだけであることなどのお話があった。
全国の原発立地や市民運動の現場からも沢山の報告があった。来年誘致40年を迎える青森、「再処理核燃サイクルに今こそとどめを刺そう!」と話された「核燃料廃棄物搬入実行委員会」の中道雅史さん始め、柏崎刈羽、福島原発事故被害者、とめよう!東海第二原発 首都圏連絡会、福井、愛知・岐阜、伊方、上関、川内などから発言があった。また、関西の市民団体や労働組合からのスピーチもあり、どのお話も現地ならではの状況が伝わる内容だった。
「オール福井反原発連絡会」の宮下正一さんの報告、使用済み核燃料の乾式貯蔵について、福井県を原発の墓場にするな!という声、また、「伊方から原発をなくす会」の近藤享子さんのお話で、過酷事故時は原発から5~30キロ圏内は屋内退避と言われているが、津波が来たら予想は10メートル以上ともいわれ、とても助からない。避難もできないのに命をないがしろにされている。なのに、四国電力は家庭訪問をして原発や放射能の安全性を説いて回っている」などと語られていたのが特に心に残りました。
集会プログラムにはさらに多くの各地からの連帯メッセージが載せられていて、岸田政権の原発推進を何としても阻もうという市民活動の熱意、それを集結して原発のない社会へと変えようという実行委員会の不屈の意思を感じました。
デモは4グループに分かれて行進。日曜の夕暮れ迫る大阪の大通りを行きます。野球の阪神優勝時に歓喜の飛び込みで有名な道頓堀。今日も大勢の若者たちで賑わっていて、その中には橋の上からじっとこちらを見ている人たちの姿も少なからずあった。 シュプレヒコールを聴き、幟旗の文字を読んでいる若い人も。「声をあげよう!行動しよう!」伝わったかな。
ある報告によると日米韓の政権支持率は20?30%ともいわれているが、不信感とイライラがいつかこの世の中を変えるエネルギーになってくれるといい、そんなことを思いながら幟を担ぎ歩いていました。
隣を歩かれていた関西の女性は、知人に長いこと反原発の活動をされている人がいて、その方の運動を始めた動機が、原発で働いていた弟さんをガンで20代で亡くされたことだそうだ。ため息をつきながら、またどこかでお会いしましょうとデモ隊を離れて行かれた。
「使用済み核燃料の行き場はないぞ!」横断幕を掲げて先頭に立たれた僧衣の哲演さんも1時間半の行程を解散場所まで歩かれた。
久しぶりに会えた各地の人々の笑顔が嬉しかった。この人のつながりこそが希望。暗闇の中で意味を持つ灯り、そんなものが感じられた一日でした。
実行委員会の皆さま、ご参加の皆さま、お疲れ様でした。
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(実行委員会発信)
(このイベントは終了しました)
老朽原発うごかすな!実行委員会から
「とめよう!原発依存社会への暴走1万人集会 うごかすな老朽原発」のお知らせです。
◆開催日 2023年12月03日(日)うつぼ公園(大阪)
集会 午後1時~、デモ 午後2時半~
◆主催 老朽原発うごかすな!実行委員会 実行委Blogはこちら
チラシPDF
7.24 老朽原発・美浜3号うごかすな!現地全国集会報告
炎天下の美浜現地で、全国から結集した約300名が怒りのシュプレヒコールをあげる
◆老朽原発うごかすな!実行委員会Blog
現地レポート・老朽原発うごかすな!ニュース81号
◆現地集会 参加者報告
美浜原発3号機(運転開始から45年経過)は昨年6月、40年超えの老朽原発として最初に稼働しましたが、特重施設の設置が間に合わず運転中のトラブルも重なって、わずか3カ月の営業運転で再び停止という事態に陥りました。美浜3号機は2004年に配管破断による事故を引き起こし死傷者11名という大事故(参考リンク)を起した原発です。過去の反省も改善も示さないまま関西電力は、高浜原発・大飯原発でトラブルが相次いで発生しているさなか、10月に予定されていた美浜3号機の再稼働を2カ月前倒し、8月12日にも再稼動すると発表。さらに、蒸気発生器伝熱管の損傷で再稼働が遅れていた高浜3号を急きょ23日に動かすと発表(油漏れで23日の起動は24日にずれ込むという杜撰さ)。
この状況をうけ、「老朽原発うごかすな!実行委」が中心となり、直ちに原地行動が準備され、福井県内においても美浜現地行動に向けチラシを作成するなど、老朽原発の再稼働を許さない闘いの陣形が作られました。再稼働阻止全国ネットからも全国に呼びかけて、東京圏から5名、四国から5名の仲間が現地行動に参加。炎天下の中、弁天崎集会に合流しました。(「さいなら原発びわこニュース」参照)
集会終了後、美浜町役場付近まで移動し、じりじりと感じる暑さの中で美浜町 関西電力事業本部までデモを貫徹。事業本部正面玄関には「安全を守る。それは私の使命、わが社の使命」の行動宣言のもと、会社を挙げて安全文化を築き上げます」と、白々しく掲げられている看板をみて怒りが沸騰。参加者からの発言、シュプレヒコールも一段と迫力が増す中で、申入れ行動を終えました。
再び美浜町役場近くに戻り14時から美浜町内デモ。町内の狭い道に真っ赤な反原発の旗がなびき、住民向けに工夫されたコールもあり、汗だくでしんどい思いを「再稼働絶対阻止」という思いで打ち消し、300名のデモ隊は最後まで仲間を励ましながら、1時間のデモを終えました。前回のデモでは住民の気配が感じられなかったのですが、今回は子供たちもデモに手を振りながら、家族でデモの様子を見届ける姿が数カ所であり、私たちの想いは確かな言葉で住民に届いている実感が得られました。
帰りのバスの中で実行委の方から、「コロナと熱中症という心配をはねのけたのは、参加された皆さんの再稼働許さない強い決意があったからできたことでした。みんなで一致協力し、意思表示をデモという行動で表現できたことこそ、困難な状況を変える力の源泉だと思います。皆さんに感謝すると同時に老朽原発うごかすな!の闘いにこれからも立ち向かっていきましょう」という言葉を乾ききった体にしみわたる力水として受け止めることができました。
現地で配布された資料PDF
(老朽原発美浜3号機 重大事故につながる5つの危険|発行:オール福井反原発連絡会)
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デモの様子 動画
⏺ シャワリンTV 弁天崎から望む美浜原発 美浜町内デモ
⏺ 守田敏也YouTube https://youtu.be/mLSKg7ln1R0
【地域の活動紹介】7.24 老朽原発 美浜3号機を止めろと市民が現地で決起・全国集会
さいなら原発・びわこネットワーク ニュース67号
40年停止の法律を破り、老朽美浜原発3号機 7月下旬起動、8月12日再稼働の関電発表を受けた7月24日正午から、「老朽原発・美浜3号うごかすな!現地全国集会」を開催!【PDF】
「老朽原発うごかすな!実行委員会」から現地行動のお知らせです。ぜひご参加ください。
「11.23~11.27 老朽原発このまま廃炉リレーデモ」
「老朽原発うごかすな!実行委員会」は、何としても危険極まりない美浜原発3号機の再稼動を阻止し、それを突破口に、原発のない、人の命と尊厳が大切にされる社会を実現したいと考えています。その視点に立った行動の一つとして、11月23日(火休)~27日(土)高浜-美浜リレーデモを以下の行程で実施します。
なお、12月5日(日)に、大阪市西区のうつぼ公園で「老朽原発このまま廃炉!大集会in おおさか」を開催し、御堂筋デモで「老朽原発このまま廃炉!」を訴えます。集会・デモの様子はIWJによって全国に中継・配信される予定です。皆様のご支援、ご参加をお願します。
現地行動についての問い合わせ先:
老朽原発うごかすな!実行委員会 木原(090-1965-7102)
「老朽原発このまま廃炉!」の声をさらに拡大させましょう!
「12.5老朽原発このまま廃炉!大集会in おおさか」に連帯して
全国各地で「老朽原発このまま廃炉!キャンペーン」
老朽原発うごかすな!実行委員会から
「12.5 老朽原発このまま廃炉!大集会 in おおさか」のお知らせです。
◆日時 2021年12月5日(日)13:00 (デモ出発は14:30)
◆場所 うつぼ公園(大阪地下鉄四ツ橋線・中央線 本町駅下車 25~28番出口)
◆主催 老朽原発うごかすな!実行委員会 実行委Blogはこちら
◆郵便振替からのご入金
加入者名 : 老朽原発うごかすな!実行委員会
口座記号・番号:00990-4-334563
通信欄に「老朽原発うごかすな!大集会へのカンパ」とお書きください
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◆補助内容
・福井、関西(京都、滋賀、奈良、大阪、兵庫、和歌山)を除く地域からの参加する個人15名
・お一人5000円(現地にて手渡し予定) ・定員になりしだい締切ります。団体申し込みはご遠慮ください。
◆申込み方法
参加者氏名と連絡先を明記のうえ、再稼働阻止ネット事務局のメールまたはFAXまでお送りください
info@saikadososhinet.sakura.ne.jp FAX(03-3238-0797)※再稼働阻止全国ネットワーク 気付 と明記してください。
お問合せは事務局 携帯(070-6650-5549)または木村(080-5062-4196)まで。
【地域の活動紹介】6.23 美浜現地 緊急全国集会 報告
さいなら原発・びわこネットワーク ニュース54号
「40年廃炉」の約束破り 老朽原発再起動強行
福島事故を見よ!何も解決していない!【PDF】
6月6日の大阪大集会につづき、6月11日(金)・18日(金)・23日(水)の「美浜3号機うごかすな!緊急行動」へご参加ください。
「老朽原発うごかすな!実行委員会」からのメッセージ
原発再稼働阻止、原発全廃のためにご奮闘の皆様
関電は、特重施設の設置期限が10月25日である美浜3号機の6月23日再稼働を目指して、5月23日に燃料装荷を終えています。
断固とした抵抗もなく再稼動を許せば、全国の原発の60年運転への道を開ことになるばかりか、世界の原発の60年運転への口実を与えることにもなります。
今、私たちは、子々孫々にまで負の遺産を残す原発を許すのか、それとも、人の命と尊厳が大切にされる社会を実現するのか、歴史の分岐点に立っていると言っても過言ではありません! コロナ禍の中でも、自粛はしても萎縮をしてはなりません。政府と関電はコロナの中でも自粛することはありません。私たちが萎縮すれば、政府や電力会社の思いのままを許すことになります。
あらゆる可能な行動で「老朽原発うごかすな!」を訴えましょう!
理は私たちにあります。老朽原発再稼働の理不尽に、もっともっと大きな運動で対抗しましょう!
まだまだ、老朽原発再稼働阻止は可能です!
「老朽原発うごかすな!実行委員会」は、美浜3号機再稼働阻止に向けて、6.6大阪大集会につづく次の緊急行動を提起しました。ご賛同、ご支援、ご参加を強くお願い申し上げます。
<1> 関電本店への緊急抗議行動 [PDF]
6月11日(金)および18日(金)、14時から15時半まで、大阪 中之島の関電本店前で緊急抗議行動を行います。
<2> 美浜での緊急抗議行動 [PDF]
6月23日(水)、美浜町の関電原子力事業本部前および美浜原発前で抗議行動とデモ行進を予定しています。(この日は、関電が美浜原発3号機の再稼働を画策しています)※大阪、京都、滋賀から美浜に向けてバスを手配予定。
問合せ 「老朽原発うごかすな!実行委員会」 電話:木原 090-1965-7102
◆郵便振替からのご入金
加入者名 : 老朽原発うごかすな!実行委員会
口座記号・番号:00990-4-334563
通信欄に「美浜3号機うごかすな!緊急行動」とお書きください