「雪が降る前に、大飯原発を止めてください」要請書への賛同募集
http://d.hatena.ne.jp/aresan/20121202/1354450875

大飯原発の風下、丹波からの、原子力規制委員会、関西電力、福井県知事、京都府知事宛の要請書賛同の募集です。12月12日まで。
●賛同の連絡先
原発なしで暮らしたい丹波の会・児玉
メール kodama_pp★yahoo.co.jp Fax 0771-86-8432
・賛同して頂ける方は住所〈都道府県、市町村名だけでもOK〉とお名前をお知らせ下さい。
・京都府民に限らず、全国どこからでも賛同をお願いします。年齢・国籍不問です。

原子力規制委員会、関西電力、福井県知事、京都府知事 様

雪が降る前に、大飯原発を止めてください

私たちは大飯原発の風下に住む住民です。京都府北部では間もなく雪が降りはじめ、山間地では道路が凍結します。降り積もる雪のため、個人で除雪しなければ道路に出られない山間地は数多く、避難路が少ない上に、幹線道路はしばしばマヒします。そして1月になれば北風が強まって、関西、東海の広大な地域が風下となります。それなのにまともな避難計画もないまま大飯原発が稼働し続けています。

稼働させる理由とされた夏の電力不足はおこらず、原発なしでも賄えたことは、関西広域連合の検証によっても明らかです。そして原発を稼働させる理由がないだけでなく、稼働させてはいけない具体的な危険が存在します。

原子力規制委員会による大飯原発の敷地内調査では、F-6破さい帯が活断層であることは明らかだとする委員はいても、否定する委員はだれ一人いませんでした。活断層の存在が否定できないときは稼働を停止するとした、国の『審査の手引き』に従うことは当然です。

そして、大飯原発の東に横たわる3本の活断層がこれまでの想定より長く、5キロ以内の近さでつながっていることも明らかになりました。「5キロ以遠でも連動を考慮せよ」という国の指針に従うなら、これらの断層が3連動して動くこと、それに伴って敷地内にある数多くの破さい帯が引きずられるように動くことは確実です。

福島第一原発の事故では、「止める」ことは出来たのに「冷やす」、「閉じ込める」ことに失敗し、甚大な被害をもたらしました。大飯では、3連動により巨大な揺れが生じて制御棒の挿入が間に合わず、「止める」ことさえできないという指摘があります。

これに対する関電の主張は、敷地内に活断層はない、3連動すれば2連動より早く制御棒が挿入できるなどと、聞くに堪えないものです。どうか破局が訪れる前に稼働を止めて下さい。

自治体は、「避難計画」によって被曝・被害が防止できるのではなく、それは軽減の試みでしかないという事実を住民に説明すべきです。そして、実効性のある避難計画(安全な避難と避難後の生活保障)を策定できない以上、稼働を止めるように関電や国に求めることは、自治体にとって重大な責務です。

  1. 私たちは、大飯原発を即時に止めること、止めてから活断層調査を行うことを要求します。
  2. 私たちの生命・財産の安全確保を最大の使命とする自治体は、稼働を止めるよう関西電力や国に求めてください。
  3. 関西電力、福井県は、被害自治体である京都府が関西電力と安全協定を結ぶことに同意してください。
2012年12月15日
京都府北部住民 有志

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