再稼動阻止全国ネット 羽咋・全国交流会の御礼とご報告

2013年4月17日
命のネットワーク代表 多名賀 哲也

再稼動阻止全国ネット-羽咋合宿・全国交流会への参加ご苦労様でした。遠路にもかかわらず、みなさまの御来羽により、60部用意した資料が足らなくなる盛況で、無事終了することができました。受け入れ地元側として厚く御礼申し上げます。

柳田真・全国ネット共同代表、淵上太郎・経産省前テントひろば代表をはじめ北海道・泊、福島、東海村、首都圏5団体、静岡、柏崎刈羽、福井、関西、伊方、宮崎など28名、富山12名、地元は30名(羽咋10、志賀5、七尾3、中能登町3、金沢4、輪島、小松)、計70名が参加し、翌日には志賀町全域(高浜市街地、堀松地区、志加浦地区、福浦、富来市街地)でのビラ入れ行動を実施できました。

2日目のまとめで、5~6月にむけた行動の焦点が鮮明に提起されました。再稼動の嵐を待つのではなく、いまから全国現地の連携と運動の強化をはかろうという思いが一歩前進したのではないでしょうか。当地でも、30キロ圏各自治体への申入れ行動とともに、6月行動:6/2(国会包囲)、6/23~24(伊方)にぜひ参加しようと話が始まっております。

ただ、当方のスタッフの少なさから2日目の志賀町現地行動で幾つかもたつき、志賀原発の全景をご覧いただけなかったのが残念です。もともと、人口2万3千人の小都市・羽咋が全国合宿を受けたのは2つ理由がありました。

一つは若狭の原発銀座と巨大立地点・柏崎刈羽にはさまれているためか、「石川に原発があったの?志賀原発ってどこ?」という声をよく聞くので、志賀も全国現地の一つと知ってもらいたいと思っていたからです。

二つ目は石川自身の発信力の弱さとフットワークの重さを克服するきっかけになれば、と考えたからです。その点では、首都圏はもちろん北は泊、南は宮崎まで遠路をいとわず駆けつけた再稼動ストップへのみなさまの熱気は、地元の仲間に強いインパクトになりました。地元側の参加が予想以上に増えたのも、その反映です。

百聞は一見にしかず。福島・橋本さんの「東電や官僚、経団連のヘッドが路頭に迷うなんて聞いたことなく、私たちの苦しみを分かっていない」という訴えは何よりも胸に響きました。また刈羽村議・近藤さんの「防災計画は全く現実にはありえない想定で成り立っている。仮に避難できても帰って来れない避難ば避難とはいえない」との報告も、30キロ圏の私たちにとってストンと納得できました。事態は防災計画の是非を超えています。

長くなるのでこれ以上ふれませんが、他の方々の報告も参考、励ましとなることが沢山ありました。それらをふまえて、私たちのフットワークと発信力を強めたいと思っています。また、インターネットで全国交流会を知り、命のネットに新加入する人も出てきました。引き受けてよかったと実感しています。重ねて御礼申し上げます。最後に、6月行動の中での再会を約して!

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