(原子力規制を監視する市民の会 HPより)

4/24に開催されたセミナー(みんなで学ぼう!原発・新規制基準案のパブコメのポイント)の、配布資料が掲載されました。
以下、見出しのみ書き出します。全文は市民の会HPをご参照ください。

◆前回の自分が出したパブコメの回答状況をチェック

◆3,400頁もあるパブコメ文書、わかりづらい! 規制庁と会合をもち、疑問をぶつけました。
下記がその報告です。パブコメ出す方、必読。

◆パブコメ対象文書、重要なものをピックアップ!

◆今回、先送りされ、規制基準に盛り込まれなかったのは下記の事項・対策です。

◆大飯原発3・4号機については、(まだ新規制基準が決まっていないのに)現在、新規制基準の骨子に沿って適合するかどうかの確認が行われています。
そのこと自体が、怒!ですが、先行的に審査が行われていることになるので、関電の都合のようい解釈については、パブコメに「だめよ」と意見を書いてしまいましょう。

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★セミナーの実況中継ツイートを下記にまとめました★
http://togetter.com/li/492859

★セミナーのポイント★
○とにかく、パブコメを出すこと。前回出したパブコメで反映されていないものは、規制庁に反論する形で再度出す。

○「5年猶予」は「附則」につけることになる。規制庁は、「パブコメとして意見をだしてくれ」とのこと。

○「5年猶予」については、検討チームできちんと議論されていない。なぜ猶予するかも不明。なぜ5年かも不明。

○設計基準部分は従来と同じ単一故障の仮定しかしていない。共通原因故障に関しても対応されるべき。

○放射性物質の放出量の制限は、安全目標にあわせて、セシウム137で100テラベクレル/1万炉年。しかしこのことはパブコメ対象文書には書いていない。
・立地審査指針の敷地境界線における線量基準は用いないが、それでよいか? 
・セシウム137だけでよいのか?

○原子炉水位計、逃し安全弁に関する規制要求を先送りにしてしまっているが、これは即座に要求するべき対策。

○事故シーケンスを求めるのは内部事象だけとなっている。地震・津波・テロなどの外部事象については求めていない。外部事象についても、事故シーケンスを求めるべき。

○新規制基準の適合評価について。大飯原発3・4号機に関して関西電力が資料を提出し、これにもとづき規制委員会が確認を行っています。しかし、「6月末までに完了予定の対策」も含めて、適合していると、都合のよい評価となっています。ぜひご一読の上、コメントを!

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