4.13-14 再稼動阻止全国ネット羽咋合宿報告

反原発自治体議員・市民連盟から参加
杉並区議会議員 けしば誠一

4月13-14日、石川県羽咋市で再稼動阻止全国ネットワークの合宿がもたれ、7月規制基準策定を口実に目論まれている原発再稼動を止めるための全国方針が確認されました。

原発立地からは、北海道泊、福島、東海村、静岡、柏崎刈羽、福井、関西、伊方、宮崎、隣接する富山から12名、地元は羽咋、志賀、七尾、中能登町、金沢、輪島、小松、から総勢30名、主催5団を含め計70名の参加で、用意した告資料が足りなくなる盛会でした。

第1日は、全国ネット共同・柳田代表から、昨年11月結成以来の経過と再稼働を巡る情勢が報告され、「再稼動との決戦期に入った、全国の力を集め、持てる総力で闘おう」と提起されました。反原発自治体議員・市民連盟から原子力防災計画について報告がなされ、自治体に義務付けられた原子力防災対策が、再稼動を前提にする限り何ら現実性のない計画であることが示されました。

防災対策重点地域が30キロ圏に拡大されたことで、21都道府県135市町村、480万人に対象が拡大し、原発立地で防災計画の非現実性を攻めたてる絶好のターゲットになったことを確認しました。その後、全国の原発立地からの報告、福島の橋下さんから現状報告、淵上さんから経産省前テント撤去裁判と闘う方針、地元志賀現地からの報告と討論が行われました。

2日目、13日朝の関西の地震で26時間がかりで伊方から堀内さんが合流。最後に、柳田代表から、「再稼動の嵐を待つのではなく、いまから各地で取り組みを進め、全国現地の連携と運動の強化をはかろう」とまとめがなされました。5月は第2派として柏崎刈羽行動、6月第3派行動は、6.2国会包囲、6.3規制庁闘争、23~24伊方現地行動、29~30大飯-高浜集会、泊(北海道)の集会、7月に向け再稼動が予想される原発現地行動と規制庁抗議集会などが確認されました。

その後、車で志賀原発に隣接する団結小屋に終結。今年89才になる橋さん、80代には見えない若さの小川さんの、「こらからも闘ってまいります」との決意に、誰しも目頭を熱くしました。その後2人一組で志賀町全域のビラ入れ行動、町民の好反応に感激しました。

多名賀さんをはじめとする羽咋のみなさんの大変なご苦労で、2日間滞りなく開催できました。地元側の参加が予想以上に増えたことこそ、現地の努力が実を結んだ証でした。

全国が一つになって、各々の限界も率直に話し合い、いっそう心が通じ合い、「再稼働阻止」に向けた連携が深まった合宿でした。困難に立ち向かう勇気を得た思いを、誰もが感じた2日間でした。

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