Author Archives: Wykanri

12/11原子力規制庁との院内交渉 事前質問書

原子力規制委員会・規制庁への質問(事前に送付)

2014年12月05日 再稼働阻止全国ネットワーク

私たちは、昨年の6月、本年の1月、5月と院内交渉集会を重ね、原子力規制委員会に質問・申入れをしてきました。私たちは原子力規制委員会に対して、「再稼働よりもイチエフ放射能汚染水汚染対策と廃炉を」「既存原発を稼働する為の『新規制基準』はいらない」「再稼働ありきの審査は止めろ」と訴えてきました。

にもかかわらず、原子力規制員会は全国の反対の声とパブコメ1万8千件の意見を無視して、9月10日に川内原発再稼働の為の審査書(合格証)を決定し、地元薩摩川内市と鹿児島県の議会と首長が住民の意向を無視して「同意」を決定、早ければ今年度内に川内原発の再稼働かと報道されている。

しかしながら、川内原発の審査については、地震・火山・避難計画・地元同意ほか多数の問題が指摘摘されながら規制委はそれらを無視、今は工事計画、保安規定の審査の真っ最中、規制委と九電とのヒアリングと称する秘密会合が毎日行われています。

私たちは、鹿児島の人たちや専門家の方々とともに、規制委・規制庁に対して、再稼働絶対反対の理由を指摘するとともに、現在進行中の工事計画・保安規定の状況を追及します。

12月11日にご回答いただきたくお願い申し上げます。


1 伊藤鹿児島県知事発言「命の問題は発生しない」について
 11月7日の記者会見で伊藤鹿児島県知事が「もし福島みたいなことが起こっても、放出量は5.6テラベクレル。5.5㎞のところは、毎時5マイクロシーベルト。もう、命の問題なんか発生しないのですよね。私は、そちらの方を信じます。」と話しました。この発言の放出量5.6テラベクレルに根拠があるでしょうか? あるのであれば根拠を教えてください。規制委員長は常日頃、適合性審査に合格しても絶対安全とは言えないと話しています。どちらが正しいのですか?

2 鹿児島県議会での再稼動反対討論について
 薩摩川内市議会、鹿児島県議会でもろもろの再稼働反対意見が出された。
以下に県議会討論からその一部を紹介します。下線付きは規制委に関係する指摘です。しっかりと受け止めて頂きたいと思います。
・原発再稼働を求める陳情「地域の疲弊」の指摘があるが、原発稼働前から40年間補助金が落とされていたにもかかわらず地域が疲弊している
・多くの住民アンケートで再稼働反対が過半数
・住民説明会でも県民の理解が得られていない
・津波対策ができていない、関係8市町への説明がない
・いちき串木野市、日置市の市議会が「地元同意」対象にせよとの意見書を採択した
・「地元同意」の範囲を8市町に広げよ。国は「地元合意」の範囲を明確にせよ
・薩摩川内市でがん患者が多い、福島での小児甲状腺がん多発が心配
・九電が値上げを言っているが、原発稼働ゼロによる燃料輸入費3.6兆円は誤り(円安)で1.1兆円が正しい
・イチエフ事故で安全神話がくずれた。水汚染対策の収束ははるか先
・イチエフ事故の原因が津波か地震か未解明ではないか
・地震・火山対策ができていない
・免震重要棟がまだできていない(H27年にできる、PWRはフィルター付ベント免除)
・地元理解ができていない(市民の代表が市議会)市議・県議は原発再稼働賛否で選ばれた訳では無い
・使用済み核燃料はどうなっている(リラッキングして保管、国が責任持つ)
・テロ対策、大型機墜落への対策ができていない(整備する)
・薩摩川内市以外の市町自治体との安全協定に検査・事前報告・立ち入り検査が入っていない
・避難対象住民の理解は得られていない(いちき串木野、日置、姶良の決議を重く受け止める)
・食品安全対策に疑問、なぜ事故後基準を上げたか?
・福島の今の避難者の人数は(11月5日で12万4482人)
・川内原発の30km圏には21万6千人が住んでいる
・軽水炉原発は技術が成熟していないとの疑問がある(世界のほとんどが軽水炉)
・政府のエネルギー需給見通しがはずれている
・九電が太陽光発電の買取を拒否した、政策を変えれば電力は足りる
・一旦過酷事故が起これば多くの自治体が被害を受ける(40kmに及ぶこともある)
・日本火山学会が火山ガイドラインの見直しを提言した、規制委に問い合わせたか(問合せしていない)問合せせよ
・再稼働に誰が責任?(規制委が工事計画認可・保安規定・使用前検査の審査中、法律上)
・3号炉の増設問題に抗議の声が上がっている
・使用済み核燃料は2号機に余裕が無くあと12年、9サイクルのみ
・火山予知が仮にできても5年間冷やしてからでないと六ヶ所村などに移動できない
・30km圏の住民に同意を求める権利がある(同委は県と薩摩川内市で良い)
・避難はどのように周知するか? 昨年の総合防災対策の参加者数は370人、これで訓練?
(今年の冬にも国と調整して訓練する)
・(5km~30kmは予備的に屋内退避)実際に待っていられるか?
・台風と原発事故の複合災害対策ができていない
・福島を教訓に。イチエフ事故後山林の除染は効果ない、除染は移染。過酷事故は絶対に起こしてはいけない
・5kmの人が逃げている時に6kmの人がじっとしていられるか? 机上の空論だ
・住民説明会に若い人が参加していない(20代2%、30台5%、40代13%)
・避難バスについて、バス協会と話ができていない、バス会社は行かないと言っている
・イチエフ事故の農産物被害は8400億円、除染経費は?国と東電は?(把握していない)
・揚水発電を生かしていない、230万kwは川内原発3号機の発電量を上回る
・大型蓄電、大型送電を増やせ
・原発に依存しない政策を(国が「エネルギー基本計画」、エネルギーミクス、原発再稼働)
・事故責任は?(一義的に事業者、国は災害対策関係、福島では国が前面)
・知事の責任は?(同意については法的責任はない、総合的に重大な決定で知事にも県議会にも責任、宮沢経産相が来て政府が責任とると談)
・避難計画は机上の空論、「重大な決意」をする知事は責任とれない、原発に頼らなくても元気を確保できる(「エネルギー基本計画」で原発をベースロード電源と位置付け)
・これだけの問題点・疑問点があるのだから採決留保を!

3 川内原発の工事計画認可と保安規定の審査状況と今後の再稼動までの予定
 工事認可は再補正する、時期は1号機が12月第2週までに、2号機がその後2~3週間遅れ、
保安規定についても2号機の工事認可再補正時に保安規定の再補正を提出と聞いているが、そのとおりですか? なぜ、再補正が必要になったのですか? 現在の状況と今後の見通しを教えてください。
また、順調に推移する場合、再稼働までにどのような段階を踏むのか確認させてください。

4 川内原発の耐震対策の達成度(工事計画認可と保安規定)
添付ファイル(川内原発別紙PDF)にあるように、制御棒、挿入時間経産、蒸気発生器伝熱管のSs応力評価解析、加圧器、蓄圧タンク注入菅台、安全注入設備配管、一時冷却設備配管等、について疑問をお答え願います。

5 基準地震動設定の違法性(岩波「科学」石橋克彦さんの指摘)
・岩波「科学9月号」の「川内原発の審査書案は規則第5号に違反して違法だ―基準地震動策定の驚くべき手抜き」(P.0942~0946)を認めますか? 認めないなら反論してください。
・岩波「科学11月号」の「再論:杜撰な川内原発の新規制基準適合性審査―これを前例にしてはならない」(P.1152~1155)を認めますか? 認めないなら反論してください。

6 規制委の規制行政について
 以下では規制委の規制行政への取り組み方について抗議・要望を述べます。
6-1「科学的・技術的」異論・反論への対応について
 常日頃、「科学的・技術的」取組を強調しています。であるならば、以下の問題に対して真摯に「科学的・技術的」に解決するためには、該当団体や該当有識者と公開で討論するべきではないですか?
(1)日本火山学会 
 次の報道を無視して同学会と対話しないのはあまりに「非科学的」ではないですか?
 日本火山学会の常識は「現在の知見では予知は困難」、原子力問題対応委員会が「巨大噴火の予測と監視に関する提言」で規制委のガイドライン(2013年6月策定)が電力会社による監視(モニタリング)によって前兆を把握すると規定したのに対し「可能性、限界、曖昧さが考慮されるべきだ」と主張、石原委員長は記者団に「モニタリングができるもんだとして話が進むのは怖い話だ」と述べ「ガイドラインの再検討を求めている」、火山噴火予知連絡会の藤井敏嗣会長(東京大名誉教授)は「例えば阿蘇のカルデラ噴火の間隔は2万年、3万年、11万年などとばらばら。6万年大丈夫というのはとんでもない議論だ」と痛烈に批判。
(2)石橋克彦さん 
 前述の5が岩波「科学」で公表された以上、「科学的・技術的」に解決するためには、石橋克彦さんと公開で討論するべきではないですか?
(3)田中三彦さん
 同様に岩波「科学11月号」の「ゆがめられている事故原因究明の道3原子力規制委員会『事故分析検討会』の暴走」に対して、「科学的・技術的」に解決するためには、田中三彦さんと公開で討論するべきではないですか?
6-2 原子力安全・保安院のイチエフ事故責任と原子力規制委員会について
 「原発と大津波 警告を葬った人々」(添田孝史、岩波新書)で指摘されているように、原子力安全・保安院は津波の危険を知りながら規制権限を行使せず、3つの不作為でイチエフ事故を起こしてしまった。このような規制行政のミスを追及せずに、イチエフ事故と同様の事故を起こさないと誰も信じられない。この規制行政について、原子力規制委員会はどう判断しているのですか? 改めで調査し審査に反映しないのですか?

7 火山について
(1)火山モニタリング体制と再稼働について
 火山防災体制については、とりわけ現状では手つかず状態である、巨大噴火の対策を、国の内外を上げて進めなければならない。憤火予知連の藤井会長によれば、現状では、カルデラ噴火については観測態勢を立てモニタリングを行えば分かるという段階ではない。また、たとえモニタリングを行った結果「異
常現象」を捕まえたとしても、それが巨大噴火に繋がるかどうかの判定基準を持っていない。
 したがって、防災の点からも空振りも覚悟で、火山防災体制を作ることは可能なのか。その基準は誰が、何時作るのか、電気事業者が行うのか。疑問は山積しており、再稼働しながら基準作りなど不可能だと考えるが、規制委員会は稼働しながらこれが可能であると本気で考えているのか、また、実行するつも
りなのか。明らかにされたい。
(2)「対策をしない」ことを正当化してはいないか
 東電福島第一原発の吉田所長は、証言の中で「原子力発電所の問題ではあるんですけれども、津波自体、国とか、地方自治体がどうするんですかという話とも絡んでくるでしょう。東京電力だけがこれを対応してもしょうがない。しょうがないというか、発電所を守るという意味では当然必要なんですけれども、オールジャパンで、太平洋側どこでも起きるというんだったら、今の対策ではまずい、ちゃんとそこを含めて、どういう方針が出るのか、どうなんだよというような話をした記憶があります。」と発言している。
 電力側の意識を赤裸々に明らかにした吉田調書のたいへん重要な部分である。
 結局、今の電力会社内の地震・火山対策も規制委の火山対策議論も、まさしくこれと同じではないか。検討を「しない」ことの理屈づけが「原発だけやってみてもしかたない」といった思想になっているのではないか、明らかにされたい。
(3) 誰がモニタリングを行うのか
 モニタリングについては、九電は、既存の観測網による地殻変動や、公的機関による観測情報、そして第三者に評価をもらうので、電力側がハード的対応などを考えているとは全く思っていない。つまり大筋は現状のままである。あまりに無責任ではないか。規制委は行政指導をしないのか。これでは全電力が「他人任せ」の対応に終始するだろう。3.11以前と何が変わったのか。
(4)電力の地震対策の具体性を示すこと
 地震の場合、前駆事象がほぼないので、地震警戒情報が出てからの話であるが、震度・津波予想が大きければ、それにしたがって停止する必要がある。異常時に止めるかどうかは、保安規定に従って設けられる社内運用手順書及びマニュアルで決められる。その中に盛り込まれなければならない。社内規定について公開し説明すること。
(5)火山対策の具体性を示すこと
 例えば火山噴火の予兆であると考えられるような事象を捉えたとした場合、原子炉の稼働継続か停止かなどを判断するため社内規定等で規定されているはず。申請のため提出されている社内規定文書を公開し説明すること。
(6)カルデラ噴火モニタリング・防災体制全体について
 巨大カルデラ噴火の観測態勢については、官邸や省庁横断的あるいは民間機関をも動員してかなり大がかりな組織体を作ってやるべきであり、細かいところだけでモニタリングできるとは考えてはいけないと思うが、規制委は具体的に国等の機関で今後どのように態勢作りを行うことにしているのか明らかにされたい。
(7)降下火砕物の影響について
 桜島噴火を想定して電力は15センチの降灰を想定しているが、あまりに過小評価では無いか。少なくても気象研究所の1914年桜島噴火での降灰は、川内原発に最も厳しい評価では0.3~1メートルの範囲となっている。
 また、火砕降下物による送変電設備の絶縁低下については、電力は洗浄するとしているが、長大で複雑な送・変電設備全般にわたり、そんなことが可能と考える根拠は何か。
 さらにホイールローダーで除灰を40分ほどで完了すると言うが、小さな模擬実験程度でそれが可能とされる根拠は何か。
 原発は川内川の河口の側である。泥流が発生したら堆積物が大量に取水口に入り込むのではないか。「影響を与えるとは考えられない」とは、安全神話に過ぎないのではないか。
 15センチ以上も火山灰が降れば、道路は全部封鎖される。5センチでも車両は行動不能、降雨があったら全く動けない。防災に関しては雨と火山灰との複合などの考慮が完全に抜けている。これでは住民避難が出来ない状況での15条通報事態にもなりかねない。直接防災に関与しないとする規制委の姿勢は、こういった事態をどのように考えるのか。
(8)スタンドアロンで事故対応できるのはいつまで・どこまで
 シビアアクシデント対策の基本は、7日間は救援を期待しない。燃料等の補給がなくても必要なことは全てまかなえるとの方針である。この想定を超えるようなことも考慮しているので、何処まで考えるのかは、あるけれども対応が出来なくなるようなことがないように確認をしている。というのが規制委の姿勢だという。
 しかしながら福島第一原発でも同様のアクシデントマネジメント体制だったが、敷地内線量の増大予想に基づき「退避」が発令され、70名余を残して第二原発に退避した。
 対策要員は400名とされていた第一原発でも実態はこういうものであるが、川内原発の「退避」及び「アクシデントマネジメント体制下においての人員配置」は、空間線量が増加しても、施設が爆発しても計画要因を残し、さらに外部からの救援を投入するとなっているのか。何処まで線引きしているのか、リアルな事故シナリオがあるのか。その審査をしているのか明らかにされたい。

以上、私たちの疑問にお答えいただきたくお願い申し上げます。

(このイベントは終了しました)

12.11原子力規制庁院内交渉集会
「鹿児島から訴える川内原発再稼働の不当性

日時 2014年12月11日(木)14時~16時
場所 参議院議員会館講堂(紹介議員;福島みずほ参議院議員)
主催 再稼働阻止全国ネットワーク
共催 反原発・かごしまネット、鹿児島反原発連合

<目的>
原子力規制委員会の川内原発再稼働審査の問題点を指摘し、メディアに大きく報道させる

<質問項目とねらい>
1. 伊藤知事(鹿児島県)「命の問題は発生しない」について
「もし福島みたいなことが起こっても、放出量は5.6テラベクレル。5.5㎞のところは、毎時5マイクロシーベルト。もう、命の問題なんか発生しないのですよね。私は、そちらの方を信じます」についての規制委の見解を追及

2. 鹿児島県議会での再稼働反対討論について

3. 川内原発の工事計画認可と、保安規定の審査状況について

4. 川内原発の耐震対策の達成度

5. 基準地震動設定の違法性

6. 規制委の規制行政について
 (1) 「科学的・技術的」異論・反論への対応について
  日本火山学会との対話要請、石橋克彦さんとの対話要請、田中三彦さんとの対話要請
 (2) 旧「原子力安全・保安院」の福島事故に対する責任と原子力規制委員会について

7. 火山対策について

事前に送付した質問書 全文
http://saikadososhinet.sakura.ne.jp/ss/archives/7839

九州電力川内原発再稼働阻止の活動を続けよう
11/22討論集会の報告

柳田真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)

11月22日(土)夕方、『川内原発再稼働阻止の闘いは続いている-報告と方針の討論集会』を開催した。参加者40名。
前半:10月~11月初めの薩摩川内市と鹿児島県議会での再稼働阻止の活動の報告。
後半:今後の活動方向(11月~来2月にかけて)についての提案と参加者の討論でした。3時間弱の充実した討論集会でした。

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初めに

事務局・沼倉さんが映像を上映して11月5日、6日、7日の3日間の鹿児島県庁・県議会の闘い(80人~400人の参加)を具体的に説明。鹿児島の闘いに行けなかった人たちにもわかりやすい内容の映像でした。
「県議会開催をめぐって明らかになった5つの重大問題」「再稼働阻止の闘いはまだ続く」「同意撤回への視座」「全国各地で広がる再稼働阻止の運動」がまとめて述べられた。
「さようなら原発福岡」の青柳行信さんの報告参照(川内原発、玄界原発の再稼働に反対です-いくつもの問題点-)。

続いて、事務局・木村さんが3点に分けて報告。
 1.川内原発再稼働に合理性なし
 2.鹿児島県議会本会議傍聴席からのアピール行動
 3.川内原発再稼働阻止に向けて-5つの行動提案

ほか、鹿児島県議会での行動に参加した奧内さんから「スーツペンギンの一群、県庁玄関に立ちはだかる。それを取り囲んで闘った多くの人々」。西堂さんから「障害者の白杖を取り上げようとした県議会のひどさと抗議の闘い」の報告など。当日資料参照。

—–
今後の方向として

天野さんから
 「新しい安全神話」の題で、規制委をめぐる問題点を指摘。御嶽山噴火は「原発再稼働をやめよ」の〈最後の警告である〉。(インパクション 2014年11月号の論文から)

山崎さんから
 伊藤鹿児島県知事の暴言を追及する。映像で、福島の東電鉄塔倒れ(盛り土が崩れた)は、川内原発でも起きる。工事計画を見る限り、蒸気発生器やECCSの配管が危ない-との指摘。

柳田から
・鹿児島県知事の暴言に怒りの手紙を出そう(見本あり)
・衆議院選挙で原発再稼働問題を大きな争点に押し上げよう-命が大事
・九州電力本店(福岡市内)や支店(東京の有楽町)に申し入れと抗議に行こう
・「川内の家」や海岸のテント、「若狭の家」、「伊方の家」へ『連帯と激励の手紙』を出そう

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討論での主な発言を紹介

Aさん
 日程が当初より1カ月早まり、あわただしかった。周辺集落や自治会の反対的決議は効果あった。

Bさん
 東京でも九州電力支店前集会(140人)と規制委へ抗議をおこなった。東京で1000万人アクションなどへもっと働きかけ、広い闘いを。

Cさん
 九州川内原発再稼働阻止9月行動に参加した。Xデーの前にガンバリ、Xデーには5名で参加したい。

Dさん
 「工事認可や使用前検査」の問題で、九州電力-原子力規制委員会を今後もっと攻めよう。

Eさん
 6月、9月、11月の3回、鹿児島の闘いへ参加した。県議会はひどかった。火山リスクで攻めよう。高浜原発再稼働阻止も大事だ。

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今後の日程

  • 12月3日(水)17時半~18時半 九州電力東京支店へ申し入れと抗議行動(東京・有楽町)。年明けの日程は1月7日(水)、2月4日(水)、3月4日(水)、時刻は同じ。毎回、九電東京支店行動(有楽町)のあと、東京電力本店まえ(内幸町)で19時から約1時間の合同抗議行動
  • 12月6日(土)11時~「もんじゅを廃炉へ!全国集会」(福井県敦賀)
    夕方から、同地で再稼働阻止全国ネット主催で「関西・北陸相談会」
  • 12月7日(日)14時~17時 「3・11実行委」(鹿児島の地元グループ)主催の討論会
    18時~21時および翌8日(月)9時から 再稼働阻止ネット主催で「全国相談会」
  • 12月15日(月)14時より、九州電力本店(福岡市)への申し入れ行動、呼びかけ:「原発いらない!九州実行委」
  • 2015年1月25日(日)午後、川内原発再稼働反対全国大集会(鹿児島市・天文舘)
    再稼働阻止全国ネットでは、1月24日(土)・25日(日)に全国相談会と川内原発ゲート前抗議行動を予定。

「川内の家」ニュース33号・34号・35号を掲載しました!

「川内の家」ニュースは、川内原発の再稼働反対を訴え、薩摩川内市駅前、市役所まえなどで毎週配布しています。

「川内の家」ニュース 33号 2014/11/14

「事故は起る」と考えていて、再稼働賛成?
もっと議論し 行動し 再稼動を止めよう

県知事が再稼働推進の陳情を採択した直後、NHKが再稼働賛否の世論調査の結果を発表しました。薩摩川内市に限れば、49%と44%で、再稼働推進の意見が上回ります。
しかし賛成派49%のうち、72%が「事故は起こる」と考えている。一体どういうことでしょう?

「川内の家」ニュース 34号 2014/11/21
原発事故が起こっても、水をかければOK?
無責任な国・県に、命はあずけられない

薩摩川内市長と県知事が原発再稼働に「同意」しました。でも原発では、地震対策工事などはまだまだです。むしろ、再稼動を実際に止めさせる行動はこれからです。

「川内の家」ニュース 35号 2014/11/28
原発再稼動しなければ、経済成長しない?
推進派の主張はウソ。狙いは3号機新設

薩摩川内市議会は推進派の請願のみを採択、10件以上の反対陳情を葬りました。そして市長と県知事が再稼働に「同意」しました。
ところで推進派の主張は、「再稼動しないと川内の経済が発展しない」、というもの。本当でしょうか?

「川内の家」ニュース バックナンバー(毎週更新)
http://saikadososhinet.sakura.ne.jp/sd/index.html

玄海、川内地域のニュース一覧
http://saikadososhinet.sakura.ne.jp/ss/archives/4515

(このイベントは終了しました)

再稼働阻止全国ネットワーク事務局から、全国相談会のご案内です。

再稼働阻止を目的に再び「全国相談会」を開催します。はじめての方もどうぞご参加ください。
参加希望の方は、12月3日ごろまでに連絡先(担当:沼倉★)までご連絡下さい。
人数把握と宿の予約確認のため、次の点についてお知らせください。
 ・参加予定の会合(3.11実行委の討論集会/全国相談会A/全国相談会B)
 ・宿予約の要否  ・交通費補助の要否


1 全日程
ストップ再稼働!3.11鹿児島集会実行委員会 討論集会 ・・・全国からの参加歓迎
 12月7日(日)14時~17時 県教職員互助組合会館 (定員120)
全国相談会A (再稼働阻止ネット主催)
 12月7日(日)18時~21時 県民交流センター3階中央研修室 (定員54)
全国相談会B (再稼働阻止ネット主催)
 12月8日(月)9時~12時 中央公民館3階 (定員50)

2 目的

  1. 川内原発の再稼働を止める為に全国の立地・周辺で何をするべきかを検討・決定
  2. 高浜、伊方、玄海、大飯など、川内に続く再稼働の嵐を予想し、再稼働を阻止するための運動を検討・決定
  3. 再稼働阻止全国ネットワークの課題出し・情報交換・交流

3 背景
川内原発再稼働については、11月7日の県議会と県知事の再稼働推進決定により、あたかも「地元同意」が得られたとされているが、実際には30キロ圏内だけでも9つの周辺自治体と住民の反対の声があり、原子力規制委員会は工事認可と保安規定の変更についての審査を実施中で最後に使用前検査があり、再稼働について最終的に誰か政治決断するのか、しないのかも曖昧なままで、まだまだ再稼働を阻止できる。

4 その他
(1) 宿泊について
 かごしま第一ホテル きしゃば(鹿児島県鹿児島市下荒田4丁目48-39)

(2) 交通費補助について
 当ネットワークからの補助は、1地域2名まで、それぞれ交通費の半額を補助します。


問合せ・連絡先
事務局 沼倉 TEL 080-1021-4661 メール numa52002@yahoo.co.jp

会場について

  • 県教職員互助組合会館 (鹿児島市照国町11-35)
    http://www.kyogo.or.jp/guide/hall.html
  • かごしま県民交流センター (鹿児島市山下町14-50)
    http://www.kagoshima-pac.jp/inetapp/imain/inet/welcome?gengokbn=J&CLIENT_ENCODING=Shift_JIS
  • 中央公民館 (鹿児島市山下町5-9)
    http://www.pref.kagoshima.jp/suisui/pc/area/k-hokubu/22882/

火災も原発事故も、
大災害に遭うと人間は動けなくなる
フクシマを予言していた消防士(前篇)

2014.11.27(木) 烏賀陽 弘道
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/42302

2011年3月11日に福島第一原発事故の取材を始めて以来、私がずっと問い続けている疑問は「なぜ原発周辺の住民避難は失敗し、多数が被曝するという最悪の事態になったのか」である。本欄で報告してきたような、フクシマの地元市町村長や被災者住民、当時の政府関係者(首相官邸、経済産業省と原子力安全・保安院、原子力安全委員会など)への取材すべては、その問いへの答えが知りたいがゆえである。取材すればするほど、政府が準備していた住民避難のための法律や制度、組織といった備えは「何もないのに等しい」くらい甘いものだったことが分かってきた。

 すると今度は「そういった避難体制の不備を指摘して、政府に危険を警告した人はいなかったのだろうか」という次の疑問が湧いてきた。これまで、原発災害を警告していた人を・・・(つづき

「川内原発再稼働阻止全国リレーアクション」については再稼働阻止ネットニュース7号(page.8)に詳しく掲載しています。 >>> ニュース7号

(クリックすると大きい画像で見ることができます)
鹿児島のみなさん
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鹿児島のみなさん
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薩摩川内市から
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愛媛・松山と「平和の更新」
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姶良市のみなさんから
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宮崎県から
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鹿児島市のみなさん
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ピース・アクト出水
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富山県平和運動センター
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すべての原発をとめろう伊豆半島住民連合会
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大阪に集まった人々から
IMG_0832
さよなら!志賀原発ネットワーク
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広島原水禁大会の会場から
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全国各地から
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のとじょネット[能登]
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泊原発の廃炉をめざす会
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経産省前テント[東京]
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経産省前テント[東京]
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長崎県民医連
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東海第二原発再稼働に反対する住民一同
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横須賀核燃料監視グループ
IMG_0788
月蝕歌劇団
IMG_0790
反原発市民の会・富山
IMG_0793
とやま市民放射能測定室
IMG_0796
女川原発に反対する皆さん
IMG_0799
脱原発大分ネットワーク
IMG_0800
さよなら原発 佐賀連絡会
IMG_0802
さよなら原発島根ネットワーク
IMG_0804
命のネットワーク・富山
IMG_0806
いしかわ「11人の会」(避難者 支援者の会)
IMG_0820
さよなら原発福井ネットワーク
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なくそう原発・核燃[青森]
IMG_0822
全国各地「平和行進」参加の皆さんから
IMG_0840

ダイヤモンド・オンライン 2014年11月13日
川内原発再稼働で“ドミノ倒し”は起こるのか
九州電力に求められる「脱・お墨付き文化」
http://diamond.jp/articles/-/62073

安倍政権では
再稼働は「想定内」

 九州電力川内原子力発電所1、2号機の再稼働について、立地自治体である薩摩川内市の同意に続き、鹿児島県知事が同意。すでに原子力規制委員会は新規制基準に適合していると9月に判断しており、今回の地元同意が出されたことで、再稼働へ向けて大きく前進した。

 原発反対の声は依然として日本全国で根強く残る。しかし、原発再稼働を進めたい政府内では「川内モデルを広める」という声もあり、反対派の間では「このまま再稼働がドミノ倒しのように続くのでは」という不安も囁かれ始めた。

 今後、原発行政はどのように進むのだろうか。“再稼働ドミノ倒し”は起こるのだろうか。

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(このイベントは終了しました)

川内原発再稼働阻止 鹿児島県庁まえ抗議行動の報告集会
「川内原発再稼働阻止の闘いはつづく これからの闘いについて討論しよう」

日時 11月22日(土)18:30~21:00
場所 スペースたんぽぽ(たんぽぽ舎のビル4階)
参加費 500円

発言:沼倉潤、青山晴江、木村雅英、天野恵一、柳田真ほか

主催 再稼働阻止全国ネットワーク
問合せ 070-6650-5549 info@saikadososhinet.sakura.ne.jp

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鹿児島県伊藤県知事は11月5日~7日に「県議会臨時会」を招集し、川内原発再稼働にかかる請願・陳情の採決を強行し、薩摩川内市議会に続いて、再稼働に同意を表明しました。再稼働阻止全国ネットワークでは、この緊急事態に対抗すべく県議会開催にあわせた行動を呼びかけ、10月末に立てられた県庁前テントと連携しながら、座り込み・抗議行動・傍聴行動・街頭情宣を行いました。
終了が深夜までおよんだ6日「原特委」の議場内の様子や、翌7日の行動などと合わせて、現地行動に参加したメンバーから詳しく報告します。
今後どのような闘いを進めていくかについても議論します。 ぜひご参加ください。
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マガジン9 -風塵だより #005-

原子力規制委員会
田中俊一委員長の悲しい変貌
http://www.magazine9.jp/article/hu-jin/15907/

 田中俊一氏という人がいる。
 原子力規制委員会の委員長だ。柔和な顔と穏やかな話し方で、いかにも学者然とした風貌の人である。その田中委員長の物言いが、このところ妙に乱暴になってきている。どうしたのだろう?

 2011年3月11日の東日本大震災と、それに続く福島第一原発の過酷事故。その事故の反省の上にたって作られた(はずの)原子力規制委員会委員長に、田中俊一氏が就任したのは、2012年9月のことだった。・・・(つづきを読む