原発再稼働阻止、原発全廃のためにご奮闘の皆様
ロシアのウクライナ侵攻では、原発が攻撃対象になっています。去る3月4日、ウクライナ当局は、ウクライナの全電力の5分の1を供給し、欧州最大で、世界で3番目に大きい原発・ザポリージャ原発がロシア軍に制圧されたと発表しました。
一方、チェルノブイリ原発(2000年に全4基が稼働停止。使用済み燃料はプールで保管しています)では、ロシア軍の軍事行動で停電し、ウクライナのクレバ外相によれば、燃料冷却ができなくなり、放射性物質が漏れ出す可能性があります(IAEAは燃料冷却に問題ないとの認識)。いずれにしても、戦争になれば、原発は格好の攻撃目標になることを実証しています。
これに関連し杉本福井県知事は3月8日、「いかなる事態にも迅速に対応できるよう、自衛隊による迎撃態勢に万全を期すこと」を岸防衛相に求め、福井県への自衛隊配備も要請しています。火事場泥棒のような行動です。攻撃目標になりかねない原発の即時廃炉を求めるのが、住民の安心安全を預かる自治体の長の責務です。戦争を進める人々、原発を進める勢力を許してはなりません。
2022年を「老朽原発完全廃炉の年」にするために、5月29日に開催予定の「原発のない明日を-老朽原発このまま廃炉!大集会 in おおさか-」と、この大集会を頂点として企画されようとしているリレーデモ、リレー集会、ヒトリデモ、原発電気不買運動などの多彩な行動へのご賛同、ご参加を訴えています。参考になれば幸いです。
現在停止中の老朽原発[高浜1、2号機、美浜3号機、東海第二原発]をこのまま廃炉に追い込み、原発全廃の突破口にしましよう!
「老朽原発うごかすな!実行委員会」
(連絡先:木原壯林・若狭の原発を考える会)