[たんぽぽ舎メルマガ【TMM:No1739】より]
原子力防災指針パブリックコメント(意見募集)に意見を送ろう
採用されるかどうかよりも異議申し立ての多さを突きつけよう
(山崎久隆 たんぽぽ舎)
原子力災害対策指針の改定作業が、市民の声や福島被災者の声も無視して強行されている。規制庁は原案策定の前に、事業者から意見聴取はしても、市民からの声は聞こうともせず、本来は30日以上の期間を置いて行うパブリックコメントもわずか13日しか期間をとらずに1月30日から2月12日までの間の募集期間とした。
これまでの原子力防災体制が完全に破綻し、未だに続く16万人の避難と、多発する地震の脅威に迫り来る次の災害、そんな中で原発の再稼働を前提とした指針の改定作業が行われている。
事故の本当の原因も、起こりえる原子力災害の真実の姿も、事故調査報告書においても解明しきれなかったにもかかわらず、次の原発事故に対処するための指針が作成できるとは思えないのだが、年度内には地方自治体に防災計画を作らせなければならないので急いでいるという。
スケジュール第一で、これまでの防災体制の検証や原子力災害の実態調査は二の次三の次、市民の意見聴取はさらにおざなり。こんなことを見過ごすわけにはいきません。
これまでの警告を如何に無視してきた結果か、また、どれほど私たちが原子力災害に苦しめられてきたか、そして改定指針案にある「避難基準」の極めて高い価に対する反対意見の表明など、パブコメにどんどん出していって欲しいと思います。
紙でももちろん可能ですので、以下のホームページをご覧になって、お送りくださいますようお願いします。
原子力災害対策指針(改定原案)に対する意見募集について
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=198252301&Mod e=0
パブリックコメント:意見提出フォーム
https://search.e-gov.go.jp/servlet/Opinion
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関連情報
○原子力規制を監視する市民の会 より
http://kiseikanshishimin.jimdo.com/原子力災害対策指針-防災指針/
○「避難の権利」ブログ より
みんなのパブコメ:①原子力災害対策指針(2/12まで)、②新安全基準(2/28まで)