使用済み核燃料のむつ中間貯蔵施設搬出に反対する
現地抗議アクションの参加報告
東京電力は9月24日、柏崎刈羽原発4号機の使用済み核燃料69体を午前11時ごろから専用キャスクで搬出する作業を始め、青森県むつ市の中間貯蔵施設に運び込む専用船が夕方には施設の専用港から出港した模様です。
今回の搬出の直接的な目的は、国内初の運用となるむつ市のリサイクル燃料貯蔵(中間貯蔵施設)の使用前検査に合格するために実施されたものですが、柏崎刈羽の使用済み核燃料プール貯蔵率は実に「97%」に達しており、櫻井柏崎市長が「プールの容量を80%以下に下げることが再稼働を認める条件」と発言していることもあり、柏崎刈羽原発の再稼働に支障が出ることを懸念した東京電力が、再稼働にむけた既成事実の一環として行われた暴挙といえます。
搬出の当日、原発近くの海岸線(荒浜4丁目)に集まった約60名の市民と地元局含む報道陣を前に、原水爆禁止新潟県協議会理事長・近藤氏は、「今回の搬出行為は柏崎、新潟の私たちにとっても、そして運び込まれる青森県むつ市の人たちにとっても、この日本にとっても、害はあるけれども益はない。柏崎刈羽原発を再稼働させるためのもので許せない」と力強く訴えました。
荒浜での抗議行動のあと、東電・新潟本社まえで抗議スタンデイングに参加しました。新潟市内からの参加者につづき、「使用済み燃料搬出反対バナー」と「柏崎刈羽原発再稼働STOP」を掲げ、行きかう車にアピール。クラクションを鳴らし反応をかえしてくれる車もあり、地元のテレビ局取材も入り、おおいに意気が上がりました。
抗議声明(新潟県民有志ほか)【PDF】
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*新潟放送 2024年9月24日(火) 11:55 [ Link ]
*新潟放送 2024年9月24日(火) 18:32 抗議行動/積出作業映像あり [ Link ]
*9月24日 スーパーJ にいがた(UX新潟ニュース) [ Link ]