<緊急声明>「放射能汚染水」海洋放出を即時断念せよ!
(老朽原発うごかすな!実行委員会 より)
原発政策の大転換を許すな!全国一斉行動 各地からの報告
「原発いらね!ふくしま女と仲間たち」から、原発政策の大転換を許すな!全国統一行動のPhotoリポートをいただきました
7/22の原子力規制委員会 臨時会議において、東電・福島第一原発で発生した放射能汚染水の「海洋放出計画」が了承されたことに対し、再稼働阻止全国ネットワークと規制委水曜昼休み抗議行動の連名で、抗議・申入書を提出しました。
2015年時点で政府は、海洋放出に反対する地元漁業者に対し「関係者の理解なしにはいかなる処分も行わない」と約束していたにもかかわらず、昨年4月これを完全に反故にし、海洋放出方針を決定。
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関連報道
2022年7月20日 18時05分 東京新聞
規制委が22日に処理水の海洋放出計画を認可へ 東電福島第一原発
2022年7月22日 11:53 日経新聞
規制委、処理水計画を認可 東電は23年春放出めざす
記事内図表 日経 処理水をめぐる経緯と見通し 記事内図表 東京新聞 処理水放出に向けた動き
12/7(火) 院内ヒアリング集会「放射能汚染水の海洋放出は許されない!」の速報
質問5項目に対する政府側の回答(概略)と、私たちの追及を速報する。(報告者 木村)
A 海の放射能汚染は許されない
【回答】太平洋を放射能汚染してはいけないと訴える質問に対して、経産省(資源エネルギー庁)担当は、安全性が確認されたら国際ルールに則って「海洋放出」するとの回答。
特に世界三大漁場のひとつ「北西太平洋漁場」の放射能汚染について、豊かな漁場を認識しながら、経産省は国際的ルールにより人体に影響が無いと言い張り、東電はALPSを使って浄化すると回答。
一方で、小委員会の議論で、生物多様性や「北西太平洋漁場」からの水産について議論していない、東電福島原発事故直後に莫大な放射性物質を放出したことに対する総括無しと指摘し、意図的に海に出すことは許されないと問うても、経産省は回答を避け「廃炉」と「復興」を口実に「海洋放出」を言い張るのみ。
B 現在の「海洋放出」計画の概要と問題点
【回答】「廃炉」(30~40年工程)について東電が「見直し」が必要であることを認めた。100年~300年かかるとの指摘にも返答無し。原子力規制庁も「廃炉」のシナリオの見直しが必要と認める。
東電福島第一原発が危険な状態であること、燃料取り出し大幅遅れ、「廃炉」の姿が不明確なまま全体像を答えずに「廃炉」口実に汚染水「海洋放出」がおかしい、と指摘。凍土壁溶融問題は聞けず。
C 放出位置は基線の内側?それとも外側?
【回答】外務省は「領海になる」の回答を確認。一方で東電は立坑(内水)からの放出と回答。両者の矛盾は時間切れで追求できず。
D 地元の反対
【回答】福島漁連や福島県民への説明を今後二年間続ける。食材への影響は答えずにALPS処理水を流すと言い張るのみ。
E 周辺国・大平洋沿岸国等の懸念とロンドン条約・国連海洋法条約・環境影響評価
【回答】外務省は周辺国からの懸念を承知している、透明性を持って説明している、IAEAと連携との主張。ロンドン条約と議定書について、船舶からの放出でないので対象にならない。国連海洋法条約にも違反しない、海洋放出は過去にも行われてきた。国連人権委員会の指摘に対して外務省は書面で回答している。環境省は、原子力発電所の事業実施後ゆえ環境影響評価の対象に含まれないと回答。事故を起こし新たな長期事業をしようとしているにも拘らず環境影響評価対象としない。
東電の環境影響評価結果は承知している。IAEAがレビュー予定。事故後の原発の長期「放出」事業ゆえ環境影響評価をするべき、「人工海洋構築物」からの「放出」ゆえロンドン条約の対象にするべき、内部被ばくをシーベルトで評価できない、拡散シミュレーションは太平洋全体で評価しないといけない、と指摘。
文書による事前回答をもらえずヒアリングに臨んだので、質問時間が短く追求は十分ではなかった。それでも、ヒアリングから参加してくださった福島みずほ議員も積極的に発言され、最後に「放出してしまえば二度と戻せない」と鋭い指摘をし、2時間のヒアリングを終えた。
20211207 UPLAN【前半(事前学習会)】
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20211207 UPLAN【後半(院内ヒアリング)】
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開催案内
(経産省前テントひろば 木村さんから)
経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき! その185
放射能汚染水を海に流すな
環境アセスせず放射能から海を守らない環境省
環境影響評価法が放射性物質を対象としているにも拘らず、環境省は東電の「海洋放出」大事業のアセスをしない!
資料ページへ
【地域の活動紹介】
「放射能汚染廃棄物の焼却処分に反対する石巻地域の会」通信38号が発行されました。
(PDFダウンロード)
主な記事
2/13(土)23:08頃に発生した福島沖地震の影響についてのまとめ
・発生日時 2月13日23時08分頃
・震源地 福島県沖 深さ55km(暫定値)
・地震の規模(マグニュチュード) 7.3(暫定値)
・各地の震度(震度5以下は省略)
《震度6強》 相馬市、国見町、新地町(福島) 蔵王町(宮城)
《震度6弱》 (宮城)岩沼市 宮城川崎町 亘理町 山元町 登米市 石巻市
(福島)福島市 郡山市 須賀川市 南相馬市 伊達市 本宮市 桑折町 川俣町 天栄村 広野町 楢葉町 川内村 大熊町 双葉町 浪江町
・原発立地地の震度
東海村―震度5弱 女川町―震度4 刈羽村―震度4 六ケ所村―震度3
(新聞社やテレビ局のページはリリースから数日でリンク切れ・掲載終了になる場合があります)
(東京電力 福島第一・福島第二に関する記事)(2/16 朝日新聞)
https://www.asahi.com/articles/DA3S14801071.html
(東北電力 女川原発に関する記事)(2/14 河北新報)
https://kahoku.news/articles/20210214khn000011.html
(朝日新聞 2/16 社説 抜粋)
https://www.asahi.com/articles/DA3S14800962.html
最大震度6強を観測した13日夜の福島県沖地震では、転倒したり落下物が当たったりして、福島、宮城両県で多くのけが人が出た。
気象庁によると、地震は陸側プレートの下に沈み込む太平洋プレートの内部で起きた。震源の深さが55キロと深かったため、海底が変形しにくく、幸い大きな津波は発生しなかった。
(朝日新聞 2/16 05:00(会員記事))
震源の深さ55キロ、広範囲の揺れに 地震調査委「長期的に注意を」
https://www.asahi.com/articles/DA3S14801064.html
●山崎久隆さんコメント(たんぽぽ舎メルマガTMM:No4128より)
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関連WEBページ
2月14日付け東京電力プレスリリース
2021年2月13日発生の地震に係る福島第一・福島第二原子力発電所の状況
https://www.tepco.co.jp/press/news/2021/1574676_8971.html
2月14日付け東北電力プレスリリース
東北電力お知らせ(2月14日)「地震発生による女川原子力発電所の設備点検結果について」
https://www.tohoku-epco.co.jp/news/atom/1218943_2549.html
(新聞社やテレビ局のページはリリースから数日でリンク切れ・掲載終了になる場合があります)
2月18日 福島テレビ
東京電力・福島第一原発で通信トラブル 汚染水対策の「凍土遮水壁」装置が一時停止
https://www.fnn.jp/articles/FTV/145990
2月18日 共同通信 地震で原発処理水タンクずれる 福島第1、東電の公表遅れ
https://www.47news.jp/5865263.html
2月20日 フジテレビ系(FNN) 原子炉 格納容器の水位が低下 福島第1原発
https://www.fnn.jp/articles/-/146655
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ほか参考サイト
●地震がよくわかる会(運営:たんぽぽ舎)http://jishinga.com/
「特集コーナー」→「福島県沖地震(2021)」
●原発なくす蔵(ぞう)☆全国原発関連情報 http://npg.boo.jp/
左メニュー「過去の原発関連の動き」・・・最新は「2021年2月」(2/22更新)です。
【地域の活動紹介】
「放射能汚染廃棄物の焼却処分に反対する石巻地域の会通信35号」が発行されました
(PDFダウンロード)
主な記事
2020年12月22日開催 院内ヒアリング集会「放射能汚染水 海洋放出の実害 -トリチウムは危険-」の速報
22日午後、西尾正道さん(北海道がんセンター名誉院長)をお迎えし、第一部の事前学習会で約1時間、放射線治療とトリチウム健康被害について学習しました。ご自身の放射線治療の経験から、核実験から原発に続く地球の放射能汚染・内部被曝の詳細・トリチウムの健康被害・シーベルト評価の問題を駆け足で伺いました。第二部のヒアリングでは、事前に福島みずほ議員事務所から送った質問書に対する回答を経産省・環境省・原子力規制庁からヒアリングした。
質問項目[Ⅰ]トリチウムの海洋投棄は危険
トリチウムの海洋投棄は危険では、回答の多くがICRPやIAEA、ALPS小委員会からの引用であり、全く納得できないもので、ICRPが全く信用できない組織であること、人体内の放射性物質の挙動とトリチウムの害、過去の多くのトリチウムによる健康被害を訴え、個々の問題を科学的に考えるように訴えた。
質問項目[Ⅱ]海洋放出計画の概要
政府が「ALPS処理水」と称する言わば低レベル放射性廃液の海洋放出計画が未だに明らかにされていないばかりか、「実施計画を策定するのは東電」との回答を繰り返して逃げるばかり。東電による二次処理や他核種の除去に対し、第三者モニタリングを強く訴えたが回答を得られなかった。
質問項目[Ⅲ]廃炉対策と汚染水対策
「タンクの増設を続ける余地は、極めて限定的」との回答に対し、廃炉工程(30年~40年計画)の遅れ・実現性の無さ・デブリ取り出し計画の矛盾等を訴え、廃炉を口実に海洋放出を主張する国の姿勢を追及した。また、仮に海洋放出するとしても、今のタンクの容量を考えればタンク増設が必要であることを訴えた。さらに、10キロ離れた東電福島第二への保管についての回答「放射性物質を敷地外に持ち出すことはリスクを広げる」に対して、「海洋放出」の法が格段にリスクが高いことを訴えた。最後に、環境影響評価法に基づくアセスメントの必要性を環境省に訴えた。
開催要旨
日時 2020年12月22日(火) 13時半~17時
場所 参議院議員会館 講堂
■事前学習会 13時半~14時半
演題「トリチウムの健康被害」 講師 西尾正道さん(北海道がんセンター名誉院長)
IWJチャンネル5 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/486775
【動画】(撮影協力:UPLAN)
第一部 西尾正道さん講演「トリチウムの健康被害」https://www.youtube.com/watch?v=hEBOHb2xtqY
■省庁ヒアリング 14時半~16時半
出席:経産省(エネ庁)、原子力規制庁、環境省
質問項目(事前に省庁へ質問書を提示済)
Ⅰ トリチウムの海洋投棄は危険 経産省 回答
Ⅱ 海洋放出計画の概要 環境省 回答
Ⅲ 廃炉対策と汚染水対策
【動画】(撮影協力:UPLAN)
第二部 省庁ヒアリング 放射能汚染水「海洋放出」の実害 ~トリチウムは危険~https://www.youtube.com/watch?v=5xhiqxpR1iE
(但し、経産省の要望で、担当者の顔写真を撮影していません。)
主催 経産省前テントひろば
協賛 再稼働阻止全国ネットワーク
紹介 参議院議員福島みずほ事務所
12/22案内