小冊子の紹介

川内原発直近の巨大活断層と幾度も襲った火砕流
 -川内原発の再稼働はこれで消える-

制作 反原発・かごしまネット 2013年6月2日発行
学習用資料(カンパ100円)A5判 15ページ
問い合わせ 〒892-0873 鹿児島市下田町292-1 反原発・かごしまネット 事務局
TEL 099-248-5455 FAX 099-248-5457 メール info@nanpou.com


ページ15より

原発が廃炉にされる5つの理由

  1. 大事故が付き物の原発
    福島第一原発の大事故に見られるように、人間の作った機会は、故障や事故が付き物です。原発が他の機械と違うのは、一度の事故が壊滅的な被害を及ぼすという点です。
  2. 使用済み核燃料の非倫理性
    強い放射能を出し続ける使用済み核燃料の行く先がどこにもない原発は、トイレのないマンションと言われてきました。核のゴミを、原発稼働によって増やし続け、未来世代に残すことは、非倫理的です。
  3. 海を破壊する温廃水
    2009年、川内原発の温廃水放水口にある寄田海岸では、サメ、エイ、ダツの死亡漂着が数百匹。ワカメ、ヒジキなどの海藻も全滅。周辺漁港では漁獲が5分の1に激減しました。海が破壊されています。
  4. 平常の運転でも放射能を垂れ流し
    微量と言いながら、平常の運転でも大量の放射能が環境中に放出されています。ドイツでは国の調査で、周辺5kmの小児白血病が2.19倍、10kmでは1.33倍に上っています。薩摩川内市一人当たりの医療費も全国平均の2.5倍です。健康が蝕むばまれています。
  5. 役に立たない防災計画
    福島原発の事故では、放射能の90%が偏西風に乗って太平洋に飛んで行きました。西日本の原発の事故では、偏西風によって大部分の放射能が陸地に降り注ぎます。半径30キロ圏内の防災計画では何の役にも立ちません。「原発を廃炉にすることが、唯一の防災計画」なのです。

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