【報告】1.21院内ヒアリング集会
 東京電力に原発を動かす資格があるのか?
  - 柏崎刈羽原発の再稼動問題を考える –

《ヒアリングの主旨》
 原発は、現在の科学技術で制御できる装置でないことを、13年余り前に起こった福島第一原発事故が大きな犠牲の上に教えている。これまで、私たちは原発再稼働が非常に危険であることを主張してきたが、政府・経産省・原子力規制委員会ほかは安全性を確認の上で原発稼働と強弁し、昨年末には事故炉と同じ沸騰水型である被災原発女川2号や島根2号までも稼動し、既に老朽原発を含め14基の原発を稼動させている。
 昨年元日にマグニチュード7.6の大地震が石川県・富山県・新潟県の各地に甚大な被害をもたらした。私たちは、住民の反対で建設を断念させた珠洲原発が建ってなくて良かった、多くのトラブルが報告された志賀原発が稼動中でなくて良かった、と胸をなでおろしている。
 ところが今、福島第一原発の深刻な事故を起した東京電力が数々の地震に被災した柏崎刈羽原発の再稼動を計画している。
 東京電力の監督官庁である経産省と新規制基準適合性を担当する原子力規制委員会に柏崎刈羽原発再稼動についてその姿勢を問う。特に、政府の地震調査研究推進本部が日本海にある海域活断層の調査結果を発表したことを受け、東電が柏崎刈羽原発の地震や津波想定への影響をどう評価するのかを問う。
 私たちは、世界三大原発事故のひとつ福島原発事故を起こした東京電力に原発をうごかす資格があるとは考えない。その点についても政府の対応を確認する。

日時 2025年1月21日(火)
場所 参議院議員会館 103会議室

進行
1.事前学習会(13:30~14:30)
2.ヒアリング1(対-原子力規制庁)(14:30~15:30)
   柏崎刈羽の地震と津波の想定について
   政府地震調査委員会の海域活断層調査結果を受けて、「7つの約束」、東京電力の事故多発と事故隠し
3.ヒアリング2(対-経産省)(15:30~16:30)
  原発運転の適格性について
  (福島第一原発事故後13年10ヶ月の評価、東京電力の「3つの誓い」、特別負担金不払いと
   日本原電資金支援、JERAの不正市場操作(電力・ガス取引監視等委員会勧告)、住民説明会について)

出席要請:経産省、原子力規制庁ほか
紹介議員:参議院議員 大椿ゆうこ議員事務所
主催  :再稼働阻止全国ネットワーク  

◆当日の動画(撮影協力 UPLAN)
・事前学習会 別ウィンドウで表示
 04:59~35:25 山崎さん解説「日本海側活断層の長期評価をふまえれば、柏崎刈羽原発は運転できない」
・ヒアリング 別ウィンドウで表示
 

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