DIAMOND ONLINE 2015年1月26日

「科学的判断」を避ける原子力規制委・規制庁
『悪魔の証明』をいつまで求め続けるのか?
http://diamond.jp/articles/-/65626

結論ありきのピア・レビュー会合

原子力規制委員会とその事務局である原子力規制庁は、原子力発電所の敷地内に“活断層”が絶対ないことの証明――、いわば『悪魔の証明』を、日本原子力発電(敦賀原発2号機、福井県敦賀市)に対して求め続けている。
規制委・規制庁は、これと同じことを、東北電力(東通原発;青森県東通村)にも求めている。これは、あまりにも「非科学的」だと言わざるを得ない。

敦賀原発2号機は、規制委・規制庁による「正式審査」の前段階の“プレ審査”で止まっている。これに関する経緯や現況については、本連載第37回拙稿『2015年、原子力規制委員会は「科学的・技術的」な集団へ脱皮できるか?』に詳しい。
規制委・規制庁は、敦賀や東通に係る“活断層”の扱いに関して、いったい、いつまでこんなことを続けるというのか?
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ブレる会合の位置付け 異論を唱える専門家
科学的根拠に目を背け 政治的意向優先という愚策

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