Tag Archives: 福島第一

2/13(土)23:08頃に発生した福島沖地震の影響についてのまとめ

(再稼働阻止全国ネット 事務局 沼倉)
【地震の概要】

・発生日時 2月13日23時08分頃
・震源地  福島県沖 深さ55km(暫定値) 
・地震の規模(マグニュチュード) 7.3(暫定値)
・各地の震度(震度5以下は省略)
 《震度6強》 相馬市、国見町、新地町(福島) 蔵王町(宮城)
 《震度6弱》 (宮城)岩沼市 宮城川崎町 亘理町 山元町 登米市 石巻市
 (福島)福島市 郡山市 須賀川市 南相馬市 伊達市 本宮市 桑折町 川俣町 天栄村 広野町 楢葉町 川内村 大熊町 双葉町 浪江町
・原発立地地の震度
 東海村―震度5弱 女川町―震度4 刈羽村―震度4 六ケ所村―震度3

【被害状況(原発関連)】

(新聞社やテレビ局のページはリリースから数日でリンク切れ・掲載終了になる場合があります)
(東京電力 福島第一・福島第二に関する記事)(2/16 朝日新聞)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14801071.html
(東北電力 女川原発に関する記事)(2/14 河北新報)
 https://kahoku.news/articles/20210214khn000011.html
(朝日新聞 2/16 社説 抜粋)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14800962.html
 最大震度6強を観測した13日夜の福島県沖地震では、転倒したり落下物が当たったりして、福島、宮城両県で多くのけが人が出た。
 気象庁によると、地震は陸側プレートの下に沈み込む太平洋プレートの内部で起きた。震源の深さが55キロと深かったため、海底が変形しにくく、幸い大きな津波は発生しなかった。
(朝日新聞 2/16 05:00(会員記事))
 震源の深さ55キロ、広範囲の揺れに 地震調査委「長期的に注意を」
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14801064.html

●山崎久隆さんコメントたんぽぽ舎メルマガTMM:No4128より)

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関連WEBページ

2月14日付け東京電力プレスリリース
2021年2月13日発生の地震に係る福島第一・福島第二原子力発電所の状況
https://www.tepco.co.jp/press/news/2021/1574676_8971.html

2月14日付け東北電力プレスリリース
東北電力お知らせ(2月14日)「地震発生による女川原子力発電所の設備点検結果について」
https://www.tohoku-epco.co.jp/news/atom/1218943_2549.html

(新聞社やテレビ局のページはリリースから数日でリンク切れ・掲載終了になる場合があります)
2月18日 福島テレビ
東京電力・福島第一原発で通信トラブル 汚染水対策の「凍土遮水壁」装置が一時停止
https://www.fnn.jp/articles/FTV/145990

2月18日 共同通信  地震で原発処理水タンクずれる 福島第1、東電の公表遅れ
https://www.47news.jp/5865263.html

2月20日 フジテレビ系(FNN) 原子炉 格納容器の水位が低下 福島第1原発
https://www.fnn.jp/articles/-/146655

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ほか参考サイト

●地震がよくわかる会(運営:たんぽぽ舎)http://jishinga.com/
「特集コーナー」→「福島県沖地震(2021)

●原発なくす蔵(ぞう)☆全国原発関連情報 http://npg.boo.jp/
左メニュー「過去の原発関連の動き」・・・最新は「2021年2月」(2/22更新)です。

新聞報道

●4月23日、「東電社員3人感染」の報道後、26日までに東電関係者5名の感染が確認された。柏崎市の桜井市長は25日、東電に要請書を提出
4月26日 朝日新聞
https://www.asahi.com/articles/ASN4T6VMLN4TUOHB004.html

●東京電力、柏崎刈羽の工事8割中断 関係者の感染拡大で
4月27日 日経新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58539420X20C20A4L21000/

●参考(OSHIDORI Mako&Ken Portal / おしどりポータルサイト)
【随時更新】新型コロナ対策@福島第一原発【取材メモ】

【随時更新】新型コロナ対策@福島第一原発【取材メモ】

【随時更新】東京電力における新型コロナ陽性者、計11名(2020/4/25更新)【取材メモ】

【随時更新】東京電力における新型コロナ陽性者、計11名(2020/4/25更新)【取材メモ】

●東電、福島第1廃炉作業は縮小せず継続
4月21日 河北新報
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202004/20200421_63009.html
 
 

川内原発再稼働阻止・原発いらない!
院内交渉集会
(原発いらない鹿児島の女たち・福島の女たちの共同アクション)

日時 2015年2月4日(水)14時~16時半
会場 参議院議員会館 B109
◇進行予定
 14時00分~ 経済産業省
 14時45分~ 原子力規制委員会
 15時30分~ 内閣府

主催:原発いらない鹿児島の女たち、原発いらない福島の女たち
賛同協力団体:ストップ再稼働!3.11鹿児島集会実行委員会/全労協/再稼働阻止全国ネットワーク/経産省前テントひろば/反原発自治体議員・市民連盟/stop原子力関電包囲行動/ほか 賛同個人、

連絡・問合せ
 再稼働阻止全国ネットワーク TEL:070-6650-5549 FAX:03-3238-0797

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川内原発再稼働に反対する要請書・申入書

抗議要請文(原発いらない福島の女たち) [PDF]
申入書(原発いらない鹿児島の女たち) [PDF]
要請書(原発いらない鹿児島の女たち) [PDF]
申入書(全国労働組合協議会 脱原発プロジェクト) [PDF]
要請書(反原発自治体議員・市民連盟) [PDF]
要請書(さよなら原発ひおきの会) [PDF]
要請書(鹿児島県いちき串木野市(個人)) [PDF]
質問書1(再稼働阻止全国ネット) [PDF]
質問書2(再稼働阻止全国ネット) [PDF]
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♥ 春の空に300個の赤風船あがる - 経産省前テントひろばにて – ♥

メリー・ポピンズはパラソルをさして東の空からやってきた

その同じ春風にのって、「3・11」の午後1時

経産省前テントひろばから300個の赤い風船が飛んでいった。

経産省のビルの窓の前を横切り、「事故の責任をとれ」と叫びながら。

 テントひろばは福島の諸集会に参加者を送る一方、官庁街の昼休みの時間帯、抗議集会を持つことにした。事故が起こった福島や、原発が立地する自治体のみならず、経産省前テントひろばも「原発現地」という考え方をとることにした。

 なぜなら、原発を「ベースロード電源」と位置づけ、原発再稼働を狙う原子力マフィアが集中しているのはこの東京、この霞が関一帯だからだ。

 テントひろばは再稼働に抗する原発現地の隊列に加わる。抗議集会には約100名が参加。最初にテントひろば代表、福島・双葉町から東京に避難している女性、再稼働阻止ネットの代表が発言を行った。そのあとは1分間スピーチに移ったが、この日、初めてテントにきたという人が2人も発言してくれたのはうれしかった。「脱原発かわさき」の仲間の「わっしょい、わっしょい」から始まるショートコールで大いに意気も上がった。

 最後に再稼働阻止ネットの「風船プロジェクト」から、全国各地で風船行動が取り組まれていることの報告をしてもらい、テントひろば前の交差点内からも風船をあげた。

 カウントダウンして一斉にあげた瞬間、「わっ」という声が上がり、青空に映える赤風船に皆が見とれた。

 風船上げはささやかな、罪のない行動かもしれない。でもそれは、目に見える行動を各地で連携しながら取り組むことによって、再稼働阻止行動の全国的連帯を象徴している。

 福島の事故は現在進行形だ。福島の人々への賠償、生活の再建は果たされていない。3月8日の郡山の集会の最後、女子高校生が訴えていた。

「原発を作らせたのは大人の責任、原発をなくしていくのは子どもの義務だ」と。

老いも若きも手を携えて、再稼働阻止、原発のない社会を目指していこう。

(このイベントは終了しました)(4月24日 賛同議員リスト更新

来る3月24日(月)、各原発立地自治体の地方自治体議員(2014年3月21日現在147名、原発立地自治体住民連合)が日本政府に対する公開質問状を提出するにあたり、院内集会・マスコミ記者会見を開きます。万障お繰り合わせの上ご参加ください。

賛同議員の呼びかけを引き続き行っておりますので、ぜひ、地元議員にお声かけください。

日時 2014年 3月 24日(月) 13時より記者会見 一般参加大歓迎
場所 参議院議員会館 講堂(1階)(東京都千代田区永田町一丁目7番1号)<地図>

内容 原発立地の自治体議員によるプレゼンテーション(原発再稼働の危険性や、安全対策費用とその実態について ほか)

主催 原発立地自治体住民連合   協力 再稼働阻止全国ネットワーク 事務局
問合せ窓口 再稼働阻止全国ネットワーク 事務局
 メール info@saikadososhinet.sakura.ne.jp または FAX(03-3238-0797)にて
 承っております。(FAXの場合は「3/24記者会見の件」と添えて下さい)

報道向けPress Release

公開質問状(7項目)

●公開質問状(7項目)について

 現在、国内原子力発電所および六ヶ所再処理工場に対しては、原子力規制委員会が再稼働を審査中で、いくつかの原発については今年中に再稼働の承認が出されるかのような報道がなされているが、原発をかかえる自治体の住民のあいだには、「再稼働はトンデモナイ危険なことである」との批判と不安が日々高まっており、われわれ住民も生命と生活を脅かされる現状を、このまま一日たりとも放置することはできないので、ここに緊急に、日本政府に対する公開質問状を発表する。

 わたしたちは、原発の再稼働に「賛同する」、あるいは「反対する」、あるいは「判断を保留する」、といういずれの意見を持った住民にとっても共通の願いである「100%原発無事故の保証」を求めるという目的で、以下の質問に、国会において日本政府が答えるよう求める。

 この質問を述べるにあたって、現在、福島第一原発事故の被災地で進行している深刻な被害の実態を記述しておく。

福島第一原発事故を起こした福島県大熊町では、現在も住宅街のど真ん中で、毎時300マイクロシーベルトを超える空間線量が測定されている。この数値は、三年ここに居住すれば、致死量の7シーベルトを超えることになる。
(300μSv/hr × 365日/年 × 24hr/日 × 3年=7.9Sv)

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●質問[1] ── このような現実に進行している放射能の危険性に鑑みて、安倍晋三内閣は、2013年12月20日に、自宅に帰還できない避難住民に対して、避難先での定住も積極的に支援する方針を閣議決定した。この事実は、一旦原発事故が発生すれば、その時にたとえ住民が避難できても、事実上は、自宅に帰還できないことを、福島第一原発事故が実証したことを意味する。原発大事故は、原発立地自治体の住民にとって、それまでの郷里における生活基盤のすべてを失い、突然に一生を棒に振る、ということである。したがって、原発事故は100%起こらない、ということが保証されなければ、再稼働をしてはならない。

 ところが今年2014年1月20日におこなわれた院内集会で、「新規制基準を満たした原発でも事故は起こるか?」との質問に対して、原子力規制庁は「新規制基準を満たした原発でも事故は起こります。この基準は最低のもので、あとは事業者の責任です」と答えた。事故を起こす原子力発電所が、世界最高の安全基準であるとは、誰にも理解できない。

 日本政府は、いかなる科学技術的な根拠をもって、原発事故は100%起こらない、ということを原発立地自治体の住民に保証するのか、それとも規制庁が言うように保証できないまま再稼働するつもりなのか、明確に答えよ。

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●質問[2] ──現在、再稼働申請がなされた原子炉について、新規制基準の適合性の審査がおこなわれているが、原子力規制委員会は、大事故発生時におけるベント(放射能放出)の設置を義務づけ、大事故発生時における住民の避難の可能性の検討を進めている。つまり質問[1]に求めた通り、われわれ住民にとって100%絶対にあってはならない大事故を明確に「発生すると予想して」審査していること自体が許されないことである。この大事故発生の根拠として考えられる最大の要因は、耐震性の欠如である。

 兵庫県南部地震(1995年1月17日の阪神・淡路大震災、マグニチュード7.3)の発生後、電力会社は「原子力発電所は直下型地震ではマグニチュード6.5まで耐られるように設計している」と説明し、青森県六ヶ所再処理工場でも、「直下型地震ではマグニチュード6.5まで耐えられる」として、「安全である」と主張してきた。これは驚くべきことだが、マグニチュード6.5とは、通常の地震であって、大地震ではない。したがってこの数字で充分な耐震性があると考える住民はいない。それを追及すると、余裕率があると言って、その明確な数字を答えないまま、2006年9月19日に原発耐震指針を改訂して、直下型地震に対する耐震性そのものの文言さえ消されてしまった。

 2006年新原発耐震指針との関係さえ説明されていない現在の新規制基準において、一体、マグニチュードいくつまでの直下型地震に耐えられる設計を電力会社に求めているのか、個々の原子炉ごとに異なるなら、現存する原子炉(とりわけ再稼働申請中の原子炉)および建設途中にあるすべての原子炉について、直下型地震に耐えられるマグニチュードの数字を明確に答えよ。

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●質問[3] ──そもそも、2006年9月19日の新耐震設計審査指針に適合するかどうかのバックチェックを義務づけられた原子力発電所が、それをまともにチェックしないまま、翌2007年7月16日の新潟県中越沖地震(マグニチュード6.8)によって柏崎刈羽原発が大破壊を受け、新耐震設計審査指針に重大な欠陥のあったことが露顕して、全土の原発の耐震性見直しがおこなわれてきた。

 しかし、その途中の2011年3月に福島第一原発がついに大事故を起こしてしまった。その結果、事故責任者の原子力安全・保安院と原子力安全委員会に代って、2012年9月19日に原子力規制委員会が発足し、2013年7月8日に新規制基準が施行された。しかし、事業者である電力会社が提出した再稼働申請資料について、新規制基準に対する適合性の審査をおこなっているのは、驚くべきことに原子力規制委員会の傘下に入ったJNES(原子力安全基盤機構)のメンバーであり、JNESもまた福島第一原発事故を起こした当事者(責任者)である。

 このような事故当事者がおこなう審査結果について、第三者によるクロスチェックがないままの再稼働は、住民として絶対に認めることができない。クロスチェックする組織をいつまでに設立するのか、その明確な答を求める。

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●質問[4](3/24更新) ──原子力規制委員会がおこなっている再稼働に向けた耐震性の審査では、原子力発電所の敷地内に「活断層があるか、ないか」という調査や検討だけをもって、その原発の立地の適性を判断している。

 しかしほんの6年前の2008年6月14日にマグニチュード7.2の岩手・宮城内陸地震が発生して、震源断層の真上で、揺れの最大加速度4022ガルという驚異的な数値が観測され、この数値は史上最大としてギネスブックの記録に認定された。ところがこの震源断層は、地震発生前には、まったく知られていなかった。つまり、「活断層がない」場所で、世界一の揺れを記録したのである。

 この事実は、日本全土のどのような場所においても、直下型の大地震が発生し得る、したがって質問[2]に答えたマグニチュードによって原発の大事故が起こり得ることを新たに実証している。これでも、質問[1]に答えた通り、原発事故は100%起こらない、ということを原発立地自治体の住民に保証できるのか、明確に答えよ。

 さらに現在、九州電力の川内原発が再稼働候補のトップに挙げられ、原子力規制委員会がこの再稼働を容認することが既定の事実であるかのように一方的な報道がなされていることは、信じがたい。川内原発の場合は、2009年以来、桜島の噴火が続き、毎年1000回を超える異常噴火が止まらない状況にある。大量の火山灰が送電線に降り積もっただけで、川内原発の外部電源は、完全に送電不能となる。
 加えて、そうした事態に備えた非常用ディーゼル発電機は、フィルターに火山灰がつまって、発電不能になる。そうなれば、福島第一原発と同じ恐怖のステーション・ブラックアウト(全交流電源喪失)が起こることが分っている。火山灰よりもっとおそろしいのは、火砕流である。桜島の姶良(あいら)カルデラは、2万9000年前に巨大噴火を起こし、東京ドーム36万個分という驚異的な火砕流が噴出して、南九州全域を壊滅させている。川内原発近くでは、数メートル~10メートル以上の火砕流堆積物が見つかっているので、 高さ数十メートルの火砕流が襲ったと推定されている。ところが原子力規制委員会は、12万年以内に動いた活断層を問題にしながら、1万年単位の火山活動を無視している。
 火山学者が一様に、川内原発は最も危ないと警告しているにもかかわらず、原子力規制委員会は、たった一回の会合で「周辺の火山が噴火しても、原発に影響はない」とする九州電力のデタラメ報告を了承する始末である。一体、どのような科学的な根拠をもって、川内原発の火山灰と火砕流の危険性がないと判断しているのか、日本政府としての責任ある根拠を明確に答えよ。

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●質問[5] ──原発を再稼働することは、使用済み核燃料を新たに原子炉内に生産することを意味する。運転中に生ずるこの使用済み核燃料には、セシウム、ストロンチウム、プルトニウムをはじめとする膨大な放射性物質が含まれる。日本の原子力政策では、この危険な使用済み核燃料を再処理して、「プルトニウム、ウラン」から、「セシウム、ストロンチウムなどの高レベル放射性廃棄物」を分離して、ガラス固化体としたあと、それを最終処分場に搬入して、地下300メートルより深い地層に処分することにしている。

 しかし、この最終処分場が日本の47都道府県のどこになるかが、決定していない。現在までこの使用済み核燃料と高レベル放射性廃棄物を受け入れてきた青森県も、「わが県は最終処分場ではない」と明言している。ということは、新たに今後、原発を再稼働すれば、このセシウム、ストロンチウムなどの高レベル放射性廃棄物の「搬入先」が、今もって存在しない状況にある。再稼働をたとえて言えば、着陸する飛行場がないまま、飛行場を離陸する飛行機のようなものである。
 2014年現在すでに、原子力発電所を有するわれわれ13の道県の原子力発電所および六ヶ所再処理工場の敷地内には、大量の使用済み核燃料が貯蔵されており、事故を起こした福島第一原発4号機と同じように、今もって大地震や大津波の脅威にさらされている。
 原発再稼働によってさらに大量の高温度の使用済み核燃料が発生すれば、これら13の道県にますます危険物が累積し、われわれ現地住民の危険性が高まるだけである。高レベル放射性廃棄物の最終処分場を決定せずに、使用済み核燃料の危険性を高める「原発再稼働」は、絶対に許されない事態を迎えている。

 日本政府は、大量発生する「行方の決まらない使用済み核燃料および高レベル放射性廃棄物」の最終処分場の地名を答えずに、なぜ原発再稼働を認めるのか、その理由を明確に答えよ。

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●質問[6] ── 日本政府は、「原発は重要なベース電源である」と位置づけているが、すでに2013年9月15日に福井県大飯原発が運転を停止し、日本全土が原発ゼロ状態になってから、電力不足はまったく起こっていない。今後も、コジェネ技術を含めたエネルギー効率の向上と、ほかの電源の利用普及によって、ますますこの電力余裕率が高まることはあっても、下がることは決してない。このことは、日本社会の動きによって明白に実証されている。それでもなお日本政府が、不要と思われる原発の再稼働を推進する目的は、電力会社の経営悪化の防止にあることは明白である。

 この電力会社の経営悪化の要因は、火力発電の燃料費増加にあると報道されてきたが、事実は異なる。火力発電の燃料費増加分は、原発フル稼働時の2010年度に比べて2013年度(2014年3月までの推定)は3兆6000億円との試算を資源エネルギー庁が出しているが、2011年に比べた2013年の原油価格・天然ガス価格の上昇分を引いて計算すれば、2兆8700億円である。さらに為替レートにおける円安の影響は、3600億円であるから、それを計算に入れれば、2兆8700億円-3600億円≒2兆5000億円となる。
 これに対して、原発再稼働に向けて、2012年度の一年間の原発維持・管理費は9電力会社合計が1兆2000億円で、新規制基準で求められている防潮堤建設など膨大な安全対策費が1兆6000億円を超え、合計2兆8000億円に達する。
 燃料費増加分2兆5000億円より、原発経費2兆8000億円のほうが大きいことは、誰が見ても明白である。ほとんど未着工である安全対策が今後必至となる状況では、その経費が激増するのであるから、電力を1ワットも生んでいない原発のほうがはるかに高額の出費となる。
 加えて今後は、火力発電の最大の燃料費上昇要因となってきた旧式発電所のリプレースが大量に実施されて、大幅なコスト削減がおこなわれ、3年後の2017年からはアメリカから安価なシェールガスの輸入が始まる。

 それとは別に、福島第一原発事故の後始末(汚染水処理・除染・廃炉・賠償)に必要な金額は、日本政府の楽観的なシナリオでさえ11兆円を超えるとされ、産業技術総合研究所および日本経済研究センターの試算では、日本の税収をはるかに超える54兆円に達すると見られ、それらがすべて税金か電気料金という国民負担によってまかなわれることは必至である。火力発電の燃料費増加とはケタ違いの出費こそが、日本国民にとって最大の問題である。日本政府が保証したいのは、電力会社の経営なのか、それとも日本国民の安全な生活・生命なのか、いずれであるのか、明確に答えよ。

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●質問[7] ──2011年の福島第一原発事故では、1号機の爆発の後、続いて3号機、さらに2・4号機と4基が連続爆発するのを食い止めることができず、福島県をはじめとする東日本の広大な地域に悲惨な放射能汚染の結果を招き、日本の原子力産業が全世界に例のないほど未熟な技術しか持たないことが明白になった。さらに深刻なことに、今もって福島第一原発事故現場における大量の高濃度放射能汚染水の海洋流出を食い止めることができずに、深刻な汚染を拡大し続けている。

 最大の問題は、この事故を誘発した最初の原因として、「地震の揺れによる配管などの破損」による可能性が国会事故調査委員会の報告書で鋭く指摘されているにもかかわらず、「津波による全電源喪失」だけであると決めてかかり、多くの技術者から、「再稼働の結論を導く前に、福島第一原発における事故原因の究明がなされなければならない」と強い批判を受けていることにある。
 地震の揺れが真の原因であった場合には、日本全土すべての原発が地震に耐えられない、したがって「再稼働は危険すぎて不可能になる」という理由で、津波原因説を主張していることは明白である。われわれ原発立地自治体住民にとって、事故の真因の追究・解明は、当然の「必須の要求」である。

 日本政府は、なぜ福島第一原発における事故原因が、津波による全電源喪失だけであると断じて、国会事故調査委員会の報告書を否定しているのか、その科学技術的な根拠と、東京電力が全データを公開せずに事故の真因を証明していない理由を明確に答えよ。

 その一方でなお、日本政府が、この危険な原発技術を海外に輸出しようとしていることは、信じがたい状況である。原発輸出は、一説に原子力発電の技術を維持するためとも言われている。しかし、今後の日本に原発が不要と判断される現在、原発立地自治体に必要な原発技術は、原発廃炉・解体の技術である。原発建設をめざす原発輸出は、その廃炉技術の向上にはまったく役立たない。一体、何のための原発輸出であるのか、原子炉メーカーや鉄鋼業界の要求のためであるのか、その目的を明確に答えよ。
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 原発の大事故で被害者となるのは、ほかでもない、われわれ原発立地自治体の住民である。以上の質問に対して、国会の場において、公式の発言を求める。

 そしてこの質問状に対する回答があれば、それで終りではなく、住民の生命と生活が守られるという確約が得られるまで、われわれは再質問をくり返すことを先に伝えておく。

 

原発立地自治体住民連合

●原発立地自治体住民連合について

私たちは、原発立地自治体住民連合という名の新しいグループです。

この名称の通り、北海道(泊原発)、青森県(東通原発・六ヶ所再処理工場)、宮城県(女川原発)、福島県(福島第一・第二原発)、茨城県(東海第二原発)、静岡県(浜岡原発)、新潟県(柏崎刈羽原発)、石川県(志賀原発)、福井県(美浜原発・大飯原発・高浜原発・敦賀原発・もんじゅ)、島根県(島根原発)、愛媛県(伊方原発)、佐賀県(玄海原発)、鹿児島県(川内原発)、それぞれ原子力発電所を有する13の道県において、住民の命と生活を守るために立ち上がった、現地の現職議員です。

2014年4月24日現在:148名(印は共同代表)

◆ 北海道(泊原発)──岩内町議会議員・佐藤英行(※)、旭川市議会議員・久保あつこ、釧路市議会議員・宮田まどか、札幌市議会議員・小倉菜穂子、札幌市議会議員・伊藤牧子、札幌市議会議員・石川佐和子、旭川市議会議員・山城えり子、石狩市議会議員・棟方加代子、石狩市議会議員・伊関史子、江別市議会議員・ほしば芳子、北広島市議会議員・田辺ゆう子

◆ 青森県(東通原発/六ヶ所再処理工場)──青森県議会議員・古村一雄、青森県議会議員・安藤晴美、弘前市議会議員・加藤とし子、七戸町議会議員・哘清悦、十和田市議会議 員・杉山道夫

◆ 宮城県(女川原発)──女川町議会議員・阿部美紀子、仙台市議会議員・ひぐちのりこ、涌谷町議会議員・只野順、加美町議会議員・伊藤由子、宮城県議会議員・岸田清実

◆ 福島県(福島第一/第二原発)──いわき市議会議員・佐藤和良(※)、郡山市議会議員・蛇石郁子、郡山市議会議員・駒崎ゆき子、いわき市議会議員・樫村弘、いわき市議会議員・福嶋あずさ、いわき市議会議員・坂本稔、いわき市議会議員・上壁充、いわき市議会議員・狩野光昭、郡山市議会議員・滝田春奈

◆ 茨城県(東海第二原発)──東海村議会議員・相沢一正、牛久市議会議員・杉森弘之、つくば市議会議員・金子和雄、土浦市議会議員・井坂正典、水戸市議会議員・玉造順一、東海村議会議員・豊島寛一、水戸市議会議員・飯田正美、ひたちなか市議会議員・井坂章、笠間市議会議員・石松俊雄、鹿嶋市議会議員・内山一、下妻市議会議員・斯波元気、那珂市議会議員・寺門厚、那珂市議会議員・古川洋一、茨城県議会議員・細谷典男、つくば市議会議員・北口ひとみ、つくば市議会議員・宇野信子、つくば市議会議員・皆川幸枝、阿見町議会議員・海野隆

◆ 静岡県(浜岡原発)──島田市議会議員・森伸一、御前崎市議会議員・齋藤洋、牧之原市議会議員・大石和央、東伊豆町議会議員・藤井広明

◆ 新潟県(柏崎刈羽原発)──柏崎市議会議員・矢部忠夫(※)、柏崎市議会議員・高橋新一、柏崎市議会議員・若井洋一、柏崎市議会議員・笠原晴彦、刈羽村議会議員・高桑儀実、刈羽村議会議員・近藤容人、新潟県議会議員・小山芳元、新潟県議会議員・長部登、新潟県議会議員・米山昇、柏崎市議会議員・飯塚寿之、柏崎市議会議員・池田千賀子、柏崎市議会議員・佐藤敏彦

◆ 石川県(志賀原発)──志賀町議会議員・堂下健一、津幡町議会議員・中村一子、富山県(30km圏内)氷見市議会議員・谷口貞夫、富山県(30km圏内)氷見市議会議員・酒井康也、富山県(30km圏内)氷見市議会議員・古門澄正、内灘町議会議員・水口裕子

◆ 福井県(美浜原発/大飯原発/高浜原発/敦賀原発/もんじゅ)──敦賀市議会議員・今大地晴美(※)、敦賀市議会議員・上原修一、敦賀市議会議員・山本貴美子、若狭町議会議員・北原武道、おおい町議会議員・猿橋巧、福井県議会議員・細川かをり、越前市議会議員・三田村輝士、越前市議会議員・題佛臣一、福井県議会議員・佐藤正雄、高浜町議会議員・渡邊孝、小浜市議会議員・宮崎治宇蔵、坂井市議会議員・畑野麻美子、あわら市議会議員・山川知一郎、福井市議会議員・西村公子、福井市議会議員・鈴木正樹、小浜市議会議員・能登恵子、福井市議会議員・中村綾菜、越前市議会議員・安立里美、越前市議会議員・玉村正夫

◆ 島根県(島根原発)──松江市議会議員・芦原康江、島根県議会議員・足立昭二、江津市議会議員・山本誉、益田市議会議員・福原宗男、益田市議会議員・松原善生、益田市議会議員・弥重節子、鳥取県(30㎞圏内)米子市議会議員・中川健作、米子市議会議員・門脇邦子

◆ 愛媛県(伊方原発)──愛媛県議会議員・阿部悦子(※)、鬼北町議会議員・山本勣、東温市議会議員・渡部伸二、松山市議会議員・篠﨑英代、松山市議会議員・松岡芳生、愛媛県議会議員・佐々木泉、松山市議会議員・武井多佳子、新居浜市議会議員・伊藤初美、伊予市議会議員・水田恒二、八幡浜市議会議員・遠藤素子、内子町議会議員・才野俊夫、愛媛県議会議員・石川稔、松山市議会議員・中村嘉孝、大洲市議会議員・梅木加津子、内子町議会議員・宮岡徳男、宇和島市議会議員・坂尾真、新居浜市議会議員・川崎利生

◆ 佐賀県(玄海原発)──佐賀市議会議員・白倉和子、佐賀県議会議員・徳光清孝、唐津市議会議員・伊藤一之、長崎県(30㎞圏内)佐世保市議会議員・山下千秋、佐世保市議会議員・早稲田矩子

◆ 鹿児島県(川内原発)──鹿児島市議会議員・小川美沙子(※)、薩摩川内市議会議員・江口是彦、薩摩川内市議会議員・佃昌樹、薩摩川内市議会議員・井上勝博、鹿児島県議会議員・遠嶋春日児、鹿児島県議会議員・柳誠子、鹿屋市議会議員・真島幸則、鹿児島市議会議員・森山きよみ、いちき串木野市議会議員・中村敏彦、日置市議会議員・坂口ひろゆき、伊佐市議会議員・諏訪信一、鹿児島市議会議員・大園盛仁、鹿児島市議会議員・藤久保博文、西之表市議会議員・長野広美、鹿児島市議会議員・平山孝、鹿屋市議会議員・道下勝、霧島市議会議員・中村満雄、いちき串木野市議会議員・宇都耕平、いちき串木野市議会議員・田中和矢、鹿児島市議会議員・米山たいすけ、鹿児島市議会議員・野口英一郎、霧島市議会議員・岡本一二三、霧島市議会議員・前川原正人、霧島市議会議員・宮内博、霧島市議会議員・蔵原勇、南さつま市議会議員・平神純子、いちき串木野市議会議員・福田道代、いちき串木野市議会議員・中里純人、いちき串木野市議会議員・東育代

 

最新情報(4/24更新★)


3月24日記者会見・院内集会の様子は、Blog 日々雑感でご覧いただけます。
http://hibi-zakkan.net/archives/37165008.html

4月24日現在、賛同議員は148名です。

 
 

<このイベントは終了しました>

講演会「脱原発に向けて真実を語る」
*** 「今は真っ暗」事件につづく「ビデオ真っ黒」事件 ***

講師 前衆議院議員 川内博史さん

日時 2013年 4月1日(月) 19時 ~ 21時
場所 スペースたんぽぽ(千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル4F)
参加費 800円
主催 再稼働阻止全国ネットワーク
問い合わせ 電話 070-6650-5549 info@saikadososhinet.sakura.ne.jp 
※事前予約不要、直接会場へお越しください。

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福島原発事故で「津波が来る前、地震の第一撃で1~4号機はどれほど壊れたのか」?

東電も経産省も「地震による破壊」は一切なかったことにしているのではないか?

そんな疑問を多くの「国民」が抱いている中、川内博史さんが3月13日に総選挙前からの東電との約束だった福島第一原発1号原子炉建屋4階の非常用復水器回りを視察し、「真っ黒ビデオ問題」が発覚、東電の事故隠しが一層疑わしくなってきた。

規制委員会が「地震によるIC配管破断」を頬かむりにして、新安全基準(実は「新稼働推進基準」)を作ろうとしている中、視察の経緯をうかがい、脱原発への道を探ります。ぜひご来場を!
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関連情報

4月3日(水)学習会「地震・活断層・規制委について」
講師 島村英紀さん
http://saikadososhinet.sakura.ne.jp/ss/archives/1859

「東京電力福島第一原子力発電所原子炉施設の設置、運転等に関する規則(仮称)案」に対する意見募集について(公示日 2013年2月14日)
http://www.nsr.go.jp/public_comment/bosyu130213.html
※意見提出期間:平成25年2月14日(木)~平成25年3月15日(金)
 

意見募集案件
東京電力福島第一原子力発電所原子炉施設の設置、運転等に関する規則(仮称)案 (資料2点)

 
御意見提出方法
(1)電子政府の総合窓口(e-Gov)の意見提出フォームを使用する場合
パブリックコメント:意見提出フォーム
(2)郵送・FAXで意見を提出する場合
下記より、意見提出様式をダウンロードし、「意見送付の宛先」まで、御送付ください。
郵送・FAXの様式[PDF]
 送付先住所
 住所:〒106-8450 東京都港区六本木1-9-9 六本木ファーストビル
  原子力規制庁 東京電力福島第一原子力発電所事故対策室宛て
 FAX:03-5114-2178

意見提出期間
平成25年2月14日(木)から平成25年3月15日(金)までの30日間(期間内必着)

 
問合せ先

原子力規制庁 東京電力福島第一原子力発電所事故対策室
担当:高木、中西
電話:03-3581-3352(代表) 03-5114-2111(直通)

福島原発事故を過小評価せず、被災者のこえにこたえよ!
12/15~17 IAEA来日、「原子力安全に関する福島閣僚会議」抗議行動に参加して

12月15日より郡山市で3日間開催されたIAEA(国際原子力機関)と日本政府共催の「原子力安全に関する福島閣僚会議」に「原発いらない福島の女たち」と共に抗議の意思を示そうと「テントひろば」からのバスツアーに参加した。
バスは14日朝発と深夜発の2便が用意された。選挙と重なり参加者が少なめだったが、それでも第1陣は30名ほどが乗り込んだ。岐阜などから参加なされた「再稼働阻止全国ネット準備会松山集会」でお会いした方もいた。
14日、13時「福島県庁前行動」に合流。佐藤雄平知事に、この会議自体を認めないと抗議する申し入れを行ったが、場所は県庁隣の自治会館で受け取りは職員。IAEAを低姿勢でお迎えし、片や被曝させっぱなしの県民にはこの扱いである。

「私たちをばかにするな。私たちは抗議の声を挙げ続けるぞ!」

女たちの声に心底共鳴する。知事公邸に隣接する線量の高い公園でスピーチ。《かんしょ踊り》の後、福島駅までデモ行進。「希望の牧場」の牛の頭蓋骨を乗せた台車も一緒に150人ほど。デモを包む県庁付近の空気は松山や福井に比べても非常に重たく感じられた。駅前では足を止めスピーチを聞く人もいたけれど。夜、郡山で広瀬隆さんの熱い講演を聴いた。
15日、雨。7時過ぎ集合場所へ。40分ほど抗議の意思表示行進をして閣僚会議
場の「ビッグパレット」へ。昨夜発の第2陣バスの人たちと合流。
6000人の警備体制、こちらは200人ほど。パレットには近づけず。コンビニやファミレスのある国道に面した一角でリレートーク、歌、かんしょ踊り。その後、「フクシマ・アクション・プロジェクト」はIAEAに『福島原発事故を過小評価せず、被災者の声に真に応えることを求める』要請書を手渡した。パレットの駐車場で、広報担当のイギリス人の女性に。彼女は「確実に皆さんの声を関係者に届ける」と言った。届いたのか監視していく必要がある。

フランス、ドイツなどからも脱原発の市民、議員が一緒に取り巻き、原発反対の声を
挙げてくれた。外国語のプラカードもたくさん掲げた。午後第1陣バスは帰路へ。2陣と残留組は郡山駅のビッグアイの交流会へ。午後、他会場では「脱原発めざす首長会議」も行われていた。
16日、福島の宿泊所からは朝、吾妻山が美しく見えた。その日そこは飯舘村の投票所だった。庭の隅では除染作業員の人たちが集合。まさに福島の現実。郡山に戻り、紹介していただいた教組会館で「3・11」当時の話を聞き、付近の線量を測り(屋上隅の苔下は15マイクロシーベルト!)
近くの食料測定所へ。午後、郡山女子大で市民会議。同時通訳機で聞く。
フランス人県議が「政府・大企業に対し、私たち脱原発市民は国を超えて手を繋いでいるんだ、という姿勢を示し続けていくことが大事だ。」と話したのが印象に残っている。
夕闇が訪れ第2陣も帰路へ。この3日間のIAEA抗議のために多忙な暮らしの中、全力
を尽くしてこられた「福島の女たち」、「アクション・プロジェクト」、全てのスタッフの方たちに労いと感謝を述べたいと思う。

経産省前テントひろば発〈バスツアー〉に参加して
再稼働阻止全国ネット サポーター A.H(東京都)

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関連記事
12月15日、市民グループ「フクシマ・アクション・プロジェクト」がIAEAに対し要請書を提出しました

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12月15日、市民グループ「フクシマ・アクション・プロジェクト」が、IAEAに対し要請書を提出しました。

2012年12月15日

IAEA事務局長 天野之弥様

IAEAに「福島原発事故を過小評価せず、
被災者の声に真に応えることを求める」要請書

フクシマ・アクション・プロジェクト
共同代表 小渕 真理
武藤 類子
関 久雄

< はじめに >

この度、貴機関IAEA(国際原子力機関)が福島県の「環境創造センター」創設の一環として県内2 か所に研究拠点を設置することを知りました。私たちはこれまでのIAEAのあり方からIAEAは世界的な原子力の推進機関であり、その平和利用を強調し、危険性を矮小化してきた機関と捉えています。そのような強大な機関が福島県にやって来て、いったい何をしようとするのでしょうか。私たち原発被災者のためになるのかなど多くの疑問があり、その真意に懸念をもっています。福島原発事故に関しては私たち被災者をないがしろにさせないために、私たちはフクシマ・アクション・プロジェクトを立ち上げました。本日、ここに福島原発被災者からの要望を提出いたします。2013年1月中に文書回答をいただきたくお願いいたします。

● 福島原発事故と福島県民の暮らし

2011年3月11日、東日本大震災としての福島原発事故によって美しく自然豊かな私たちのふる里・福島はそれまでの生活と環境が根底から覆されました。マグニチュード9.0という地震と津波はすさまじいものでしたが、これは誰も止められない天災です。しかし、それに伴って起きた福島原発事故は原発さえ建設しなかったら起きなかったものであり、あきらかな人災です。

未曾有の原発事故によって放射能被害を受けた私たち福島県民は、生きるために最も大事である安全な空気・水・食べ物を多少なりともそれらの全てを失ってしまいました。自然の恵みを生活の糧に出来ない環境になってしまいました。先人たちから善とされ是とされてきた自給自足、地産地消、自然遊牧、有機農法などは打ち砕かれてしまいました。警戒区域など高線量地域の農業・酪農・漁業の多くはその道を断たれてしまいました。
なによりも子どもたちから健全に育つ自然環境と明るい未来を奪ってしまいました。子どもたちに取り返しのつかない膨大な「負の遺産」を与えてしまったことが悔やまれます。子どもたちを放射能被害から守ることこそ急務です。子どもたちを守らずして福島県の、日本の、否、人類の未来はないと言えるでしょう。

● 福島原発事故はまだ終息していない。

事故から1年9カ月たった今も、爆発を起こした1号機から4号機はいずれも炉心には近づけず、全容は明らかになっていません。中でも4号機は建屋そのものが傾いており、頻繁に起こっている余震にどれだけ耐えうるのか予断を許さない状況です。私たち県民は余震が起きるたびに「第2のフクシマ」の恐れにおびえています。そこがくずれたら今回の事故の何倍もの放射能汚染によって東京はおろか日本全国壊滅に追い込まれ、世界規模の放射能汚染がさらに深刻になると予測されています。
こんな中、昨年12月17日、日本政府は「福島原発冷温停止状態」として終息宣言を出しました。とても信じられません。事故は終息してはいません。今も毎時、1千万ベクレルもの放射能が空に海に放出され続けています。私たちは外部被曝、内部被曝による低線量被曝に常時さらされ命までが脅かされています。
処分法の定まっていない核廃棄物の問題もあります。これまで溜まり続けてきた上に、事故後の除染作業による廃棄物は家庭の庭先や校庭の一隅に山積みされブルーシートで覆われてあちこちに放置されています。日本は地震王国であり国土には縦横無尽に活断層が走っており、原発は一基たりともあってはならない所なのです。

事故当時、国や福島県は国民に知らせるべき情報の隠ぺいや浪江町民、飯舘村民への避難指示の遅れなどで国民に無用な放射能をあびせてしまいました。ヨウ素剤配布もほとんど行われませんでした。行ったのは「ただちに健康に影響ない。」「年間100mSv以下は大丈夫」という「安全キャンペーン」でした。目にも見えず、においもない放射能への恐怖と体制側からの「安全キャンペーン」のはざまで、私たち県民は揺れ動き、悩み、家族や仲間との間でさまざまなあつれきやいさかいも生まれました。境界線の一本の線引きで町内分断や差別がおきました。

事故後、突然、着の身着のままでふるさとを追われ、非人間的環境の避難所生活から、その後、狭くて不自由な仮設住宅や借り上げ住宅に移り、先の見えない生活を強いられている人たちがいます。こどもを放射能被害から守るため、取りあえず母子だけが避難し家族分断に追い込まれている人たちもいます。このように強制避難や県内外への自主避難を強いられ家があっても帰れない原発難民と言われる人たちが今も16 万人ほどいます。

方や、避難したくてもできない人たち、住み慣れた家のあるふるさとから離れずそこでの復興を果たそうとしている人たち、短期的保養をする人たちもいます。私たちは福島原発事故によって様々な生き方への転換を余儀なくされ、多くの家族分断や地域破壊が発生しました。

私たちはどんな生き方にしても強制されず自主選択の自由を要求します。そしてそこには安全・安心に生活を維持していくための職や社会保障などの補償も伴わなければなりません。

● 原発は全てを奪う

これらの実態は「原発は全てを奪う。」「核と人類は共存できない。」ことの何よりの証明です。原発はひとたび事故を起こせば野に放たれた放射能プルームを止める術がなく、生態系や社会体系の維持も破壊するのです。原発問題は人類にとって最大・最優先課題と言えます。

IAEAには原発即時廃炉に向けての技術開発と放射性廃棄物の処理にこそ世界中の叡智を結集することを切望し、以下のことをIAEAへ要望します。

― 記 -
(1) 人類の最大限の叡智を集めて、福島第一、第二の原発10基全てを即刻、廃炉にし、福島原発事故を真に終息させること。

(2) 地震王国日本、活断層や破砕帯が縦横無尽に走っている日本国土に原発はあってはならないものである。福島原発事故の教訓を生かして、「第2のフクシマ」を起こさないように日本全国の全ての原発の再稼働はありえず、即刻、廃炉にするように日本政府に働きかけること。

(3) 福島原発事故による子ども・若者たちの放射能被害の最小化に努めること。希望する家族には子どもたちの安全地帯への避難・疎開・保養を日本政府に早急に促すこと。

(4) 福島医大が行っている子どもたちをはじめとする健康調査のデータは本人への情報開示と説明責任を果たすこと。本人や保護者の疑問や心配には充分に応えること。

(5) 3.11「福島県の被災者」全員に「健康手帳」(仮称)を配布し、必要に応じて生涯にわたる健康と生活の補償を行うように東電・日本政府・福島県に働きかけること。

(6) 被曝労働者の放射能積算量低下に配慮した廃炉技術を促進させ、新たな雇用を生み出すこと。

(7) 使用済み核燃料廃棄物の処分法を早急に確立させること。

(8) 日本政府と共に、エネルギー政策を脱原発に転換すること。再生可能・低炭素エネルギーへの技術革新を促進し、新たな社会構築を行うこと。

(9) これまでの原発推進方針を改め、人類への放射能被害を厳しく規制し、かぎりない低減化に切り替えること。
(10) 以上の全ての事業は全ての情報公開をもって行われ、外部から不信や疑惑を招かないこと。

以上

12月14日から18日かけて実施された「フクシマ・アクション・プロジェクト」のアクション、勉強会など
http://npfree.jp/fukushima.html

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関連情報

外務省 HP
原子力安全に関する福島閣僚会議
(平成24年12月15日~17日開催)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/atom/fukushima_2012/index.html

福島県とIAEAの間の協力に関する覚書の署名(2012年12月15日)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/atom/fukushima_2012/fukushima_iaea_jp_1215.html

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関連ニュース

福島民友 2012年12月16日
脱原発で要請書を提出 IAEAに市民団体
http://www.minyu-net.com/news/news/1216/news5.html

脱原発を訴える市民団体などでつくる「フクシマ・アクション・プロジェクト」は、IAEAに対し、日本全国全ての原発廃炉に向けた日本政府への働き掛けや、原発事故による子どもの放射能被害の最小化などを求める要請書を提出した。(中略)

IAEAの担当者は「IAEAは盲目的に世界の電力政策を進めるためにあるわけではない。会議の目的は福島の事故について客観的かつ科学的な情報を、福島をこれからどう支援していくかのために集めることにある。皆さんの声を関係者に確実に届くようにする」と述べた。

news-log 2012年12月15日 (おしどりマコ)
【速報】IAEA天野事務局長と佐藤福島県知事との覚書
http://news-log.jp/archives/5749

福島民報(2012/12/16 11:20)
原子力安全態勢強化へ 福島閣僚会議で共同議長声明を発表
http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2012/12/post_5782.html

・・・声明は「東京電力福島第一原発事故と日本の対応」「原子力安全の国際的な強化」の2つが柱。
原発事故と日本の対応では、原発事故の客観的な情報と教訓を継続的に周知することの重要性が強調された。
原子力安全の強化では、国際的に専門知識を提供し合い、国際原子力機関(IAEA)の中心的役割を強化する重要性などが盛り込まれた。(後略)

IAEA来日に抗議!フクシマ・アクション・プロジェクト

女たちはIAEA(国際原子力機関)と政府主催の『原子力安全に関する福島閣僚会議』に抗議し、次のような非暴力アクションを全力で展開します。
どうぞ、それぞれの地からつながって下さい、共に行動に参加して下さい。

◆12月14日(金)
県庁前行動&デモ
*13:30 申し入れ&スピーチ、かんしょ踊り(★呼びかけ:女たち、他)
*15:00 デモ行進
*18:00 広瀬隆さん講演会(会場:郡山市労働福祉会館)(主催:脱原発福島ネット、他)

◆12月15日(土)
ビッグパレット包囲(★呼びかけ:女たち、他)
*午前~午後 歌・ダイイン・リレートーク・かんしょ踊り等
*IAEAへの申し入れ(主催:フクシマ・アクション・プロジェクト)
*13:00 脱原発をめざす首長会議(会場:労働福祉会館)(主催:同上)
*18:00 フリーステージ&交流会(会場:ビッグアイ(郡山駅西口))

◆12月16日(日)
*13:00 フクシマ・アクション・プロジェクト市民会議(会場:郡山女子大)(主催:同上)
*18:00 フリーステージ&交流会(会場:ビッグアイ(郡山駅西口))

◆女たちの主張:
『私たちを抜きに、福島のことを決めるな!』
『避難の権利を認めて!』
『私たちは本当のことを知りたい!』

◆注意:
郡山市はいまだに線量が高い所です。ご自身の判断で参加を決めて下さい。子どもと妊婦は参加を薦めません。屋外アクションには十分な放射能防護をして参加して下さい。

【連絡先】
黒田節子 (郡山市)080-3195-0229
椎名千恵子(福島市)080-6554-1979
高橋幸子(いわき市)080-5905-8086
地脇美和 (西郷村)090-7029-5617
橋本あき (郡山市)090-6257-0768
武藤類子 (田村市)090-4477-8356
大賀あや子(会津若松市)080-1807-6999
メールアドレス onna100nin@yahoo.co.jp
ブログ http://onna100nin.seesaa.net/