全国の原発再稼働を許すな!
新潟県柏崎刈羽からのアッピール
柏崎原発反対地元3団体 (反対同盟・地区労・守る会)
私達は、40年間も柏崎・刈羽をはじめとする地域住民、周辺地域市町村の非常に多くの住民そして、県民と原発反対運動を展開してきました。特に、平成23年の3・11福島事故で、原発事故の恐ろしさをまのあたりにし、「核と人類は共存しない」という運動方針の正しさを再確認、福島県民や全国の原発立地現地住民と連携・連帯し、原発再稼働を阻止すべく、闘ってきました。
東電の最近の動きは、常軌を逸脱しています。新潟県・柏崎市・刈羽村と東電の間には、安全協定が存在していますが、この最低限の約束事を踏みにじって、7月8日本日、規制庁に再稼働申請を文字通りなりふりかまわず強行しようとしているのです。将に暴挙であります。
そもそも、レベル7の巨大な福島事故の検証がなく、16万人もの福島県民に避難生活を強制しておいて、再稼働強行を画策する。超高濃度汚染水(1リットル当たり2億9000万ベクレル)の始末、数十年はかかるといわれる4基の原発の廃炉問題等等、全てを棚に上げておいて、どういう神経なのか!
また、規制庁の新基準は、炉心溶融、メルトダウン、メルトスルーに至った場合、事故の影響を最小限に留めるとして、柏崎刈羽どころか、新潟県が壊滅する程の死の灰(4×20ぺタBq×10のマイナス3乗=80×10の15乗Bq)の放出(ベント)を認めようとしています。メルトダウン・メルトスルーは、化学結合の100万倍単位の核崩壊熱のあっという間の発散であるが、圧力容器・格納容器の爆発は十分想定できるのに、想定していない。爆発を想定すれば、日本滅亡が確実、故に考えない。つまり新基準は再稼働の為の基準です。亡国の基準です。
本日、電力4社(北海道、関西、四国、九州)は5原発10基のPWR型原発再稼働に向けた安全審査申請を行いますが、本質は同じです。
日本滅亡への道を開く暴挙です。核と人類は共存できません。共に闘いましょう。