(地域の活動紹介)

「九州電力 佐賀支社」との話し合い報告(原発なくそう!九州玄海訴訟原告団より)

原発なくそう!九州玄海訴訟原告団は2018年6月8日、九州電力佐賀支社に出向き、玄海3号機の2次系脱気器腐食問題と4号機1次冷却水ポンプ異常問題について話し合いました。

 玄海3号機については、配管をステンレスにかえることと、屋根をつけることは検討中とのこと。 玄海4号機の軸部に高温高圧の一次冷却水が入らないようポンプで別の水を高圧で注入する所の不具合は、水で満たした時、気温の上昇で水が膨張し、ゴム製のOリング(シール材)が機器の隙間にくい込んだことが原因と発表。Oリングを取り換えたと説明されました。

「Oリングは三菱マテリアル製品ではないですか?」と聞きましたが、「ここではお答えしかねます。」とのことでした。三菱マテリアルは、2018年6月8日にJISに適合しないコンクリート原料を誤ってJIS製品として出荷していたと公表。私たち市民も、原発の材料まで調べる必要を感じました。

 原発と放射能を考える唐津会でも、放射性廃棄物の管理の問題について、議会や市長、県知事、九電に質問、要請を続けています。
 先日唐津市長に出した質問要請書に対して、唐津市長は「国が対応している。専門家に任せず、市民レベルでも考えるべき。」と回答。

 玄海原発では「放射性物質がついた衣類などは燃やしている、汚染水は蒸発させている。フィルターをつけている。放出は基準値以下と回答。九電の計画から考えると玄海原発1号機廃炉で出る低レベル放射性廃棄物は、L2(比較的放射能レベルが低いもの)だけでもセシウム137で比べると最大で広島原爆900発分。」それを九電は事業者に渡すと言っている(検討中とのこと)。

 国だけでなく、九電も唐津市も市民も皆で対応していかないと放射能から身を守れないと思います。日本全体が放射能を測って食べなければならなくなると思います。それらの問題が拡大する玄海原発3、4号機再稼働阻止のために6月16日(土)9時から玄海原発前で再稼働阻止集会を取り組みます。

報告者 吉田恵子

 
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