Category Archives: レポート、アクション、ほか

フクロウの会【規制庁交渉報告】
規制庁、30Km以遠でも避難計画が必要になる場合を認める
http://fukurou.txt-nifty.com/fukurou/2013/01/post-d3d3.html

—–
◆大飯の署名提出

集会の冒頭で、「もう待てません!大飯原発止めよう」署名の提出がありました。第二次集約分 9,536筆、第一次分と合わせて、14,597筆でした。規制庁の担当者に手渡し、関西、福井からの訴えがありました。

◆防災指針について事前集会

◆防災指針について署名提出

交渉に先立って、防災指針について、週50ミリ、年20ミリの基準は高すぎる、30kmは狭すぎるとし、見直しを求める署名を提出しました。佐賀の石丸さんからの訴えがありました。

◆政府交渉
交渉は、原子力規制庁原子力防災課の二名が対応しました。

○福島の検証なしでいいのか
○UPZ30kmは狭すぎる
○拡散シミュレーションのデータ開示を要求

◆事後集会

事後集会では、交渉で得られたものを持って、各地で自治体にはたらきかけをし
ていこう、連携して、政府を追い詰めていこうと確認しました。
(後略)

UPLANさん撮影:1月16日、原子力災害対策指針に関する院内集会と政府交渉 動画

2011016 UPLAN 原子力災害対策指針(防災指針)に関する院内集会【前半】


YouTubeで表示

2011016 UPLAN 原子力災害対策指針(防災指針)に関する政府交渉【後半】


YouTubeで表示

主催団体:
国際環境NGO FoE Japan、福島老朽原発を考える会(フクロウの会)、グリーン・アクション、美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会(美浜の会)、玄海原発プルサーマル裁判の会、プルサーマルと佐賀県の100年を考える会、プルサーマルを心配するふつうの若狭の民の会、原発からいのちとふるさとを守る新潟県民の会、脱原発をめざす新潟市民フォーラム、原子力防災を考える長岡市民の会、I女性会議新潟県本部、原子力発電を考える石巻市民の会 他

◆開催案内:1・16政府交渉 30kmは狭すぎる、年20mSvは高すぎる(避難の権利ブログ)
http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2013/01/30km20msv-3b3b.html

事前質問(原子力災害対策指針(防災指針)について公開質問)
http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2013/01/post-d009.html

原子力事業各社の原子力防災計画についてまとめました。

原研(JAEA)

日本原電

北海道電力

東北電力

  • プレスリリース 2013/1/7
    原子力防災体制の強化を踏まえた女川原子力発電所および東通原子力発電所の「原子力事業者防災業務計画(案)」の関係自治体への協議申し入れについて
    http://www.tohoku-epco.co.jp/news/atom/1184169_1065.html

東京電力

関西電力

中部電力

北陸電力

中国電力

四国電力

九州電力

「防災指針」関連の最近の論考についてご紹介します。(事務局)

現在、再稼動阻止全国ネットでは『原子力防災についてのアンケート』を実施中ですが、反原発新聞の編集委員でもある末田一秀氏のブログ『環境と原子力の話』では、原子力防災問題に対しての重要な指摘と『地域防災計画(原子力災害対策編)作成マニュアル』への批判、論考が掲載されております。

◆ブログ「環境と原子力の話」
http://homepage3.nifty.com/ksueda/

地域防災計画見直しの課題
総務相消防庁発行・地域防災計画(原子力災害対策編)作成マニュアルへの緻密な批判です。

原子力防災追及は脱原発の力になるか
原子力防災問題に向き合うスタンスを考える参考に。

—–
また、2月2日(土)13時30分から、原子力資料情報室主催の末田氏の講演会が開催されます。(Ust中継あり)。
講演会詳細 http://www.cnic.jp/4866

12月8日~9日 バスツアー報告

『もんじゅを廃炉へ!全国集会』に800名参加
再稼働阻止ネットは、8日に敦賀市で交流集会を開催、
9日は「大飯原発を止めよ ゲート前行動」を行いました

 12月9日、「再稼働阻止全国ネットワーク」の呼びかけで、「大飯原発を止めよ! ゲート前行動」を行いました。また前日の8日、「もんじゅを廃炉へ!全国集会」(約800名参加)後、敦賀市で「交流集会」を開きました。
おおい町など福井県、愛媛県、富山県、関西圏(滋賀、京都、大阪)そして首都圏からの約30名を含む60名をこえる参加者が、各地の闘いの報告を行い、“せまりくる再稼働の嵐”にいかに立ち向かっていくか、熱心な討論が行われました。

 特に原発立地・周辺地域からのみなさんからは、防災計画・防災訓練の現状や課題、如何に自治体や議会・議員に対する働きかけが重要か指摘され、具体的な実践を踏まえた報告とグループに分かれての意見交換が行われました。
 また、おおい町の人から、各地の報道や福島の女性の話を直接聞く機会などを通じて人びとの間で原発を話題にすることが以前より「風通しがよくなってきた」との報告がありました。

 9日は、大飯原発のゲート前で抗議・要請書を手渡すとともに、「大飯を止めよ! 直ちに止めよ!」と力強くシュプレヒコールを行いました。6月30日~7月2日の「再稼働阻止大飯行動」に参加した人も多く、「大飯原発の即時停止・廃炉を求める」決意を新たにしました。

 その後、敦賀に戻り、「もんじゅ」を間近かに臨む白木海岸で廃炉を叫び、至近の美浜原発・PR館に立ち寄った後、愛媛などのみなさんと再会を約してお別れし、帰京しました。原発現地での行動や交流が如何に大事か改めて実感するバスツアーでした。(事務局M)


第二の原発大惨事が起きれば、避難ではなく「移住」
~2012年12月8日(土)再稼働阻止全国ネットワーク集会で~

原発さよなら四国ネットワーク 堀内美鈴

 いま、全国各地で原子力防災対策や避難計画、訓練が検討・実施されています。原子力防災計画の策定は原発再稼働の前提となるものです。愛媛県でも四国電力伊方原発の事故を想定して、10月に防災訓練を実施しました。半径30km圏内の約13万人のうち、700名ほどが交通機関などで他地域に避難しました。けれども、悪天候でヘリの避難訓練が中止されるなど、この訓練によって、実際に逃げることがいかに困難であるかが明らかになりました。
 福島第一原発事故で現実に起きた被害を考えれば、こんど原発事故が起きて避難するときは、私たちみんながふるさとを失い、そこから離れなければならなくなる「移住」のときです。実際、福島では、事故から1年半以上を経たいまでも、家に戻る事が出来ず国内を転々とすることを余儀なくされている方々が大勢おられます。事故収束も復興の見通しもたっていません。国や地方自治体、規制庁のいう「避難」とは、私たち住民にとって「移住」にほかなりません。
 フクシマが教えてくれていることは、原発事故の被害は半径30kmなどでは到底おさまらないこと、全国、全世界が「地元」である、ということです。ですから私たちみんな、電力消費地、原発立地地元にかかわらず、このようなリスクと引き換えに原発を動かすことは認められないと、声をあげる権利があります。みんなで議会に請願、陳情などをたくさん書いて、どしどし出して、原発事故に対して住民の関心が非常に高いことを示しましょう。
また、国や自治体による再稼働の動向についてきちんと報道している新聞社には、社長に「こんなに大切な情報を、よく私たちに伝えてくださいました」と手紙を書いて、市民からの支持を伝えましょう。一人でも多く現実を知ってもらえば、それだけ大きな世論が起こり、国や規制庁への圧力になり、再稼働阻止の追い風となってくれます。
 そもそも日本列島が地震の活動期に入っている状況で、原発への防災・避難計画など立てられません。福島で実際に起きていることを知らない人に、一人でも多く現状を伝え、原発事故が起きれば移住をしなければならなくなることを知らせれば、誰もが私たちのように再稼働に反対します。たとえNOの声をあげることができなくても、YESということはないはずです。せっかく再稼働阻止全国ネットワークができたのですから、ぜひ全国各地で、早急に、フクシマで起きていることを訴え、一斉に市民が「“避難”ではない“移住”だ」と大きな声をあげることが必要だと思います。

福島原発事故を過小評価せず、被災者のこえにこたえよ!
12/15~17 IAEA来日、「原子力安全に関する福島閣僚会議」抗議行動に参加して

12月15日より郡山市で3日間開催されたIAEA(国際原子力機関)と日本政府共催の「原子力安全に関する福島閣僚会議」に「原発いらない福島の女たち」と共に抗議の意思を示そうと「テントひろば」からのバスツアーに参加した。
バスは14日朝発と深夜発の2便が用意された。選挙と重なり参加者が少なめだったが、それでも第1陣は30名ほどが乗り込んだ。岐阜などから参加なされた「再稼働阻止全国ネット準備会松山集会」でお会いした方もいた。
14日、13時「福島県庁前行動」に合流。佐藤雄平知事に、この会議自体を認めないと抗議する申し入れを行ったが、場所は県庁隣の自治会館で受け取りは職員。IAEAを低姿勢でお迎えし、片や被曝させっぱなしの県民にはこの扱いである。

「私たちをばかにするな。私たちは抗議の声を挙げ続けるぞ!」

女たちの声に心底共鳴する。知事公邸に隣接する線量の高い公園でスピーチ。《かんしょ踊り》の後、福島駅までデモ行進。「希望の牧場」の牛の頭蓋骨を乗せた台車も一緒に150人ほど。デモを包む県庁付近の空気は松山や福井に比べても非常に重たく感じられた。駅前では足を止めスピーチを聞く人もいたけれど。夜、郡山で広瀬隆さんの熱い講演を聴いた。
15日、雨。7時過ぎ集合場所へ。40分ほど抗議の意思表示行進をして閣僚会議
場の「ビッグパレット」へ。昨夜発の第2陣バスの人たちと合流。
6000人の警備体制、こちらは200人ほど。パレットには近づけず。コンビニやファミレスのある国道に面した一角でリレートーク、歌、かんしょ踊り。その後、「フクシマ・アクション・プロジェクト」はIAEAに『福島原発事故を過小評価せず、被災者の声に真に応えることを求める』要請書を手渡した。パレットの駐車場で、広報担当のイギリス人の女性に。彼女は「確実に皆さんの声を関係者に届ける」と言った。届いたのか監視していく必要がある。

フランス、ドイツなどからも脱原発の市民、議員が一緒に取り巻き、原発反対の声を
挙げてくれた。外国語のプラカードもたくさん掲げた。午後第1陣バスは帰路へ。2陣と残留組は郡山駅のビッグアイの交流会へ。午後、他会場では「脱原発めざす首長会議」も行われていた。
16日、福島の宿泊所からは朝、吾妻山が美しく見えた。その日そこは飯舘村の投票所だった。庭の隅では除染作業員の人たちが集合。まさに福島の現実。郡山に戻り、紹介していただいた教組会館で「3・11」当時の話を聞き、付近の線量を測り(屋上隅の苔下は15マイクロシーベルト!)
近くの食料測定所へ。午後、郡山女子大で市民会議。同時通訳機で聞く。
フランス人県議が「政府・大企業に対し、私たち脱原発市民は国を超えて手を繋いでいるんだ、という姿勢を示し続けていくことが大事だ。」と話したのが印象に残っている。
夕闇が訪れ第2陣も帰路へ。この3日間のIAEA抗議のために多忙な暮らしの中、全力
を尽くしてこられた「福島の女たち」、「アクション・プロジェクト」、全てのスタッフの方たちに労いと感謝を述べたいと思う。

経産省前テントひろば発〈バスツアー〉に参加して
再稼働阻止全国ネット サポーター A.H(東京都)

—–
関連記事
12月15日、市民グループ「フクシマ・アクション・プロジェクト」がIAEAに対し要請書を提出しました

—–

玄海原発プルサーマル裁判の会 より

12・2玄海原発みんなで止める!大集会

古川・佐賀県知事の「県民の理解は得られた」発言を受けて、2009年12月2日、玄海3号機で始められてしまったプルサーマル。
私達は納得も理解もしていません。
玄海が始まり、伊方3号機、そして福島3号機もプルサーマルでした。
私達は運動の延長線上に「3号機MOX使用差止裁判」「2・3号機再稼働差止仮処分」「全機運転差止裁判」と3つの裁判を闘っています。
私達は、この12月2日を忘れないために毎年12・2行動をしてきました。
3回目の今年は、参加者のリレートークで、それぞれの思いを自由に語って頂きました。

2010年10月に福島第一3号機で始められたプルサーマルに反対の声を挙げたお一人、宇野さえこさん。
「その4ヶ月後の、3.11...。なんて愚かなことでしょう。本当に伝えたいことが、伝えたい人のところに届かなかった。悔しくてなりません...。しかし、どんなことがあっても、これは間違っているんだと、声をあげている私達がいるからこそ、こうやって運動が広がってきたのです。支えあって行動していきましょう」
集会後、九電~県知事公舎~佐賀県庁とデモ行進をしました。参加者のみんなのエネルギーがさわやかで力強いデモ行進でした。
私達は「恐怖と背中合わせの原発はいりません」「放射能はいりません」「核のゴミをこれ以上増やしてはなりません」 とこれからも訴え続けます。
私達は福島の人に教えてもらったことをこれから先も忘れないで、皆さんと共に行動して行こうと思っています。

玄海原発プルサーマル裁判の会

—–
詳細はコチラです http://genkai-saiban.at.webry.info/201212/article_1.html
スライドショー http://saga-genkai.jimdo.com/
集会映像 https://www.youtube.com/user/assilem3288

12月15日、市民グループ「フクシマ・アクション・プロジェクト」が、IAEAに対し要請書を提出しました。

2012年12月15日

IAEA事務局長 天野之弥様

IAEAに「福島原発事故を過小評価せず、
被災者の声に真に応えることを求める」要請書

フクシマ・アクション・プロジェクト
共同代表 小渕 真理
武藤 類子
関 久雄

< はじめに >

この度、貴機関IAEA(国際原子力機関)が福島県の「環境創造センター」創設の一環として県内2 か所に研究拠点を設置することを知りました。私たちはこれまでのIAEAのあり方からIAEAは世界的な原子力の推進機関であり、その平和利用を強調し、危険性を矮小化してきた機関と捉えています。そのような強大な機関が福島県にやって来て、いったい何をしようとするのでしょうか。私たち原発被災者のためになるのかなど多くの疑問があり、その真意に懸念をもっています。福島原発事故に関しては私たち被災者をないがしろにさせないために、私たちはフクシマ・アクション・プロジェクトを立ち上げました。本日、ここに福島原発被災者からの要望を提出いたします。2013年1月中に文書回答をいただきたくお願いいたします。

● 福島原発事故と福島県民の暮らし

2011年3月11日、東日本大震災としての福島原発事故によって美しく自然豊かな私たちのふる里・福島はそれまでの生活と環境が根底から覆されました。マグニチュード9.0という地震と津波はすさまじいものでしたが、これは誰も止められない天災です。しかし、それに伴って起きた福島原発事故は原発さえ建設しなかったら起きなかったものであり、あきらかな人災です。

未曾有の原発事故によって放射能被害を受けた私たち福島県民は、生きるために最も大事である安全な空気・水・食べ物を多少なりともそれらの全てを失ってしまいました。自然の恵みを生活の糧に出来ない環境になってしまいました。先人たちから善とされ是とされてきた自給自足、地産地消、自然遊牧、有機農法などは打ち砕かれてしまいました。警戒区域など高線量地域の農業・酪農・漁業の多くはその道を断たれてしまいました。
なによりも子どもたちから健全に育つ自然環境と明るい未来を奪ってしまいました。子どもたちに取り返しのつかない膨大な「負の遺産」を与えてしまったことが悔やまれます。子どもたちを放射能被害から守ることこそ急務です。子どもたちを守らずして福島県の、日本の、否、人類の未来はないと言えるでしょう。

● 福島原発事故はまだ終息していない。

事故から1年9カ月たった今も、爆発を起こした1号機から4号機はいずれも炉心には近づけず、全容は明らかになっていません。中でも4号機は建屋そのものが傾いており、頻繁に起こっている余震にどれだけ耐えうるのか予断を許さない状況です。私たち県民は余震が起きるたびに「第2のフクシマ」の恐れにおびえています。そこがくずれたら今回の事故の何倍もの放射能汚染によって東京はおろか日本全国壊滅に追い込まれ、世界規模の放射能汚染がさらに深刻になると予測されています。
こんな中、昨年12月17日、日本政府は「福島原発冷温停止状態」として終息宣言を出しました。とても信じられません。事故は終息してはいません。今も毎時、1千万ベクレルもの放射能が空に海に放出され続けています。私たちは外部被曝、内部被曝による低線量被曝に常時さらされ命までが脅かされています。
処分法の定まっていない核廃棄物の問題もあります。これまで溜まり続けてきた上に、事故後の除染作業による廃棄物は家庭の庭先や校庭の一隅に山積みされブルーシートで覆われてあちこちに放置されています。日本は地震王国であり国土には縦横無尽に活断層が走っており、原発は一基たりともあってはならない所なのです。

事故当時、国や福島県は国民に知らせるべき情報の隠ぺいや浪江町民、飯舘村民への避難指示の遅れなどで国民に無用な放射能をあびせてしまいました。ヨウ素剤配布もほとんど行われませんでした。行ったのは「ただちに健康に影響ない。」「年間100mSv以下は大丈夫」という「安全キャンペーン」でした。目にも見えず、においもない放射能への恐怖と体制側からの「安全キャンペーン」のはざまで、私たち県民は揺れ動き、悩み、家族や仲間との間でさまざまなあつれきやいさかいも生まれました。境界線の一本の線引きで町内分断や差別がおきました。

事故後、突然、着の身着のままでふるさとを追われ、非人間的環境の避難所生活から、その後、狭くて不自由な仮設住宅や借り上げ住宅に移り、先の見えない生活を強いられている人たちがいます。こどもを放射能被害から守るため、取りあえず母子だけが避難し家族分断に追い込まれている人たちもいます。このように強制避難や県内外への自主避難を強いられ家があっても帰れない原発難民と言われる人たちが今も16 万人ほどいます。

方や、避難したくてもできない人たち、住み慣れた家のあるふるさとから離れずそこでの復興を果たそうとしている人たち、短期的保養をする人たちもいます。私たちは福島原発事故によって様々な生き方への転換を余儀なくされ、多くの家族分断や地域破壊が発生しました。

私たちはどんな生き方にしても強制されず自主選択の自由を要求します。そしてそこには安全・安心に生活を維持していくための職や社会保障などの補償も伴わなければなりません。

● 原発は全てを奪う

これらの実態は「原発は全てを奪う。」「核と人類は共存できない。」ことの何よりの証明です。原発はひとたび事故を起こせば野に放たれた放射能プルームを止める術がなく、生態系や社会体系の維持も破壊するのです。原発問題は人類にとって最大・最優先課題と言えます。

IAEAには原発即時廃炉に向けての技術開発と放射性廃棄物の処理にこそ世界中の叡智を結集することを切望し、以下のことをIAEAへ要望します。

― 記 -
(1) 人類の最大限の叡智を集めて、福島第一、第二の原発10基全てを即刻、廃炉にし、福島原発事故を真に終息させること。

(2) 地震王国日本、活断層や破砕帯が縦横無尽に走っている日本国土に原発はあってはならないものである。福島原発事故の教訓を生かして、「第2のフクシマ」を起こさないように日本全国の全ての原発の再稼働はありえず、即刻、廃炉にするように日本政府に働きかけること。

(3) 福島原発事故による子ども・若者たちの放射能被害の最小化に努めること。希望する家族には子どもたちの安全地帯への避難・疎開・保養を日本政府に早急に促すこと。

(4) 福島医大が行っている子どもたちをはじめとする健康調査のデータは本人への情報開示と説明責任を果たすこと。本人や保護者の疑問や心配には充分に応えること。

(5) 3.11「福島県の被災者」全員に「健康手帳」(仮称)を配布し、必要に応じて生涯にわたる健康と生活の補償を行うように東電・日本政府・福島県に働きかけること。

(6) 被曝労働者の放射能積算量低下に配慮した廃炉技術を促進させ、新たな雇用を生み出すこと。

(7) 使用済み核燃料廃棄物の処分法を早急に確立させること。

(8) 日本政府と共に、エネルギー政策を脱原発に転換すること。再生可能・低炭素エネルギーへの技術革新を促進し、新たな社会構築を行うこと。

(9) これまでの原発推進方針を改め、人類への放射能被害を厳しく規制し、かぎりない低減化に切り替えること。
(10) 以上の全ての事業は全ての情報公開をもって行われ、外部から不信や疑惑を招かないこと。

以上

12月14日から18日かけて実施された「フクシマ・アクション・プロジェクト」のアクション、勉強会など
http://npfree.jp/fukushima.html

—–
関連情報

外務省 HP
原子力安全に関する福島閣僚会議
(平成24年12月15日~17日開催)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/atom/fukushima_2012/index.html

福島県とIAEAの間の協力に関する覚書の署名(2012年12月15日)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/atom/fukushima_2012/fukushima_iaea_jp_1215.html

—–
関連ニュース

福島民友 2012年12月16日
脱原発で要請書を提出 IAEAに市民団体
http://www.minyu-net.com/news/news/1216/news5.html

脱原発を訴える市民団体などでつくる「フクシマ・アクション・プロジェクト」は、IAEAに対し、日本全国全ての原発廃炉に向けた日本政府への働き掛けや、原発事故による子どもの放射能被害の最小化などを求める要請書を提出した。(中略)

IAEAの担当者は「IAEAは盲目的に世界の電力政策を進めるためにあるわけではない。会議の目的は福島の事故について客観的かつ科学的な情報を、福島をこれからどう支援していくかのために集めることにある。皆さんの声を関係者に確実に届くようにする」と述べた。

news-log 2012年12月15日 (おしどりマコ)
【速報】IAEA天野事務局長と佐藤福島県知事との覚書
http://news-log.jp/archives/5749

福島民報(2012/12/16 11:20)
原子力安全態勢強化へ 福島閣僚会議で共同議長声明を発表
http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2012/12/post_5782.html

・・・声明は「東京電力福島第一原発事故と日本の対応」「原子力安全の国際的な強化」の2つが柱。
原発事故と日本の対応では、原発事故の客観的な情報と教訓を継続的に周知することの重要性が強調された。
原子力安全の強化では、国際的に専門知識を提供し合い、国際原子力機関(IAEA)の中心的役割を強化する重要性などが盛り込まれた。(後略)

地域の活動紹介 「グリーン市民ネットワーク高知」ホームページより
2012.10.17 Wednesday 20:25

伊方原発再稼働に反対する意見書 採択状況(2012-10-12現在)について

■可決(緑色)・・・・・22自治体
■否決(オレンジ)・・・3自治体
■委員会にて不採択(オレンジ)3自治体
■委員会にて継続審議中(黄色&グレー)・・・4自治体
■意見書の提出なし(白色)・・・・2自治体(香南市・大豊町)

グリーン市民ネットワーク高知 HP
http://blog.green-citizens.net/?eid=109

—–
参考情報

高知市ホームページより
第434回市議会定例会 議案審議結果(上記意見書が原案どおり可決)
掲載日 2012年6月27日
http://www.city.kochi.kochi.jp/soshiki/97/434giann2.html

伊方原発再稼働阻止アクションとして有効なのが、「意見書採択を県内市町村議会に求める手続き」であるとして、その呼びかけを継続している個人と団体があります。(以下、2012-10-12現在の採択状況)

愛媛県の採択状況

■可決(緑色)・・・2自治体(伊予市・鬼北町)
■否決(オレンジ)・・・9自治体
■委員会にて不採択(灰色)・・・なし(ゼロ)
■委員会にて継続審議中(審議中)(黄色)・・・5自治体
■未だ意見書(陳情・請願)の提出ナシ(白色)・・・4自治体(上島町・砥部町・松野町・愛南町)


(参考 愛媛県の地図[mapion]

香川県の採択状況

■可決(緑色)・・・なし(ゼロ)
■否決(オレンジ)・・・なし(ゼロ)
■委員会にて不採択(灰色)・・・なし(ゼロ)
■委員会にて継続審議中(審議中)(黄色)・・・なし(ゼロ)
■未だ意見書(陳情・請願)の提出ナシ(白色)・・・17自治体


(参考 香川県の地図[mapion]

徳島県の採択状況

■可決(緑色)・・・なし(ゼロ)
■否決(オレンジ)・・・なし(ゼロ)
■委員会にて不採択(灰色)・・・なし(ゼロ)
■委員会にて継続審議中(審議中)(黄色)・・・なし(ゼロ)
■未だ意見書(陳情・請願)の提出ナシ(白色)・・・24自治体


(参考 徳島県の地図[mapion]

以上、エコビレッジ・コスタリカ共和村 HPより
http://blogs.yahoo.co.jp/costarica0012/24043238.html