「川内の家」ニュース 73号 2015/09/04

次は10月中旬、川内原発2号機の再稼動
おんぼろ蒸気発生器の原発、動かすな!


九電は10月中旬にも、今度は2号機の再稼働をたくらんでいます。ところが2号機の致命的な欠陥は、蒸気発生器。

30年もたった老朽設備で、1号機の復水器と同じように、配管の水漏れが起こりかねません。しかも流れ出す水は、原子炉内を循環した放射能まみれの水なのです。

新・旧、どちらも危険な蒸気発生器
もともと九電は、2014年の夏に蒸気発生器の交換を計画していました。ところが受注した三菱重工は製作を中断、蒸気発生器は工場に放置されているとのこと。

その背景は12年、アメリカのサンオノフレ原発で発生した、同社製の蒸気発生器の水蒸気もれ事故だったかもしれません。3千本の配管に一万5千カ所の「早期摩耗」が発覚、原発はそのまま廃炉となりました。

欠陥のある新・蒸気発生器を導入するか。それとも老朽化した旧品を使い続けるか――九電は「究極の選択」を迫られ、旧品を選びました。しかしそれは、いずれも原子炉が大事故にいたる危険な選択でした。

9月10日、1号機営業運転に抗議の声を
危険な蒸気発生器をかかえる、2号機の再稼働を許すわけにはいきません。8月7日からの5日連続ゲート前行動を倍する住民の力で、2号機を止めましょう。

また復水器の配管に穴が開いた1号機の、監視も続けましょう。どちらも老朽化した原発です。何が起こるか判りません。

9月10日、1号機の営業運転開始に対し、「3.11実行委」は8時からゲート前抗議行動を行います。途切れない行動を次第に盛り上げ、2号機の再稼働を止めましょう。

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