「川内の家」ニュース 76号 2015/09/25
川内原発の運転員は、40%が経験「ゼロ」
2号機は、今すぐ蒸気発生器を交換しろ
九電は10月14日にも、川内原発2号機を再稼動させようとしています。ところが運転員の4割が未経験者であることが判りました(9月21日のNHK報道)。また30年以上も使った蒸気発生器はボロボロです。
●未経験者に、原発の運転を任せるのか?
福島原発事故の際、経験を積んだ運転員さえ、バルブの場所や操作方法が判らず、事故を拡大させました。事故時とはそういうもの。
九電は、数千ページと言われるマニュアルの丸暗記と、訓練装置での「実習」でなんとかしようとしています。しかし訓練装置では、事故の進行の徴候である音や振動は伝わりません。「畳の上での水練」とはこのことです。
また、放射能を含む1次冷却水が通る蒸気発生器はボロボロ。九電は約1年後の定期検査で新品に代えると言いだしました。老朽化が心配なら、たった今、交換すべきです。
●10月12日、2000人の反対デモに合流を
鹿児島の「3・11実行委員会」は、10月12日(月休)午後1時から鹿児島駅前で大集会をもち、2000人規模のデモを行います。また数日間のゲート前抗議行動も行うことになるでしょう。
運転員は素人、蒸気発生器はボロボロ。再稼動したとたん、1号機の復水器のように配管に穴があくかもしれません。そんな川内原発に、命と財産をあずけるわけにはいきません。10・12デモに合流し、「反対」の声を上げましょう。