「川内の家」ニュース 74号 2015/09/11

1号機の営業運転、2号機の燃料装荷に
2日連続の抗議行動。まだまだこれから!


九電は9月10日、1号機の営業運転を開始しました。翌11日、今度は2号機の核燃料装荷。再稼働の動きを強めています。
それに負けず、鹿児島の「3・11実行委員会」は、原発ゲート前で連続行動を展開しました。

営業運転とは、規制委の審査「合格」のこと
1号機は8月11日に再稼動。それから発電と給電を続けてきました。100%出力で問題ないと、今回、規制委員会は審査の「合格証」を出したということです。

本当に審査は終わった、と言えるのでしょうか? 復水器の細管に穴があき、海水が混入したのは、運転開始後1週間のことでした。細管に栓をする「その場しのぎ」の対策をしましたが、本来、総点検をやり直すべき事件です。 また2号機の蒸気発生器は、30年も使い続け、老朽化しています。新品への交換を国に申請、県や薩摩川内市にも約束していながら、実行しないのは違反行為です。住民の安全を何も考えていない、九電は許せません。

止めよう!10月中旬の2号機再稼動
11日のゲート前集会では、「2号機の再稼働を絶対に止めよう」という発言が相次ぎました。

1号機を再稼働したとたん、九電は巨大な利益の見込みを発表しました。原発の再稼働は企業の金儲けのためだったわけです。

取り残されるのは、住民の安全と財産。「金より命」、「家屋、田畑を背負って避難することはできない」――こういう発言が出るのも当然です。10月中旬、もういちどゲート前に駆けつけ、力を振り絞って2号機の再稼働を止めましょう。川内原発を、廃炉に追い込みましょう。

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