「川内の家」ニュース 66号 2015/07/17
7月13日、九電前の抗議集会に100名
声を聞かない九電から、署名とりもどす
7月13日、100名の住民が九電本店前に詰めかけました。8月10日にも原子炉起動と言われるなか、実質的に最後の本店行動です。
九電は一方的に、交渉は10人で2時間という枠を提示、シャッターを閉め、まじめな議論をするつもりがありませんでした。
●12万近くの署名を、あっさり返す九電
7月7日の核燃料装荷のとき、川内原発は「不測の事態が予想される」と、申入れ書の受け取りさえ拒否しました。今回も同じ。まったく住民の声を聞く気がありません。
「そんな九電に、12万近くの住民の署名は無意味、返せ」、と言うとあっさり返却。段ボール箱11個の中身は、ろくに見た様子もなし。自然、3時間の本店前抗議行動となりました。
署名は7月31日、九電の監督官庁である
経産省に持込み、住民の声を聞き、「説明会」を開くよう、指導を要求します。
●地域でも広がる、「再稼働反対」の声
ただこれからは、川内の現地、ゲート前の現場で再稼働をどう止めるか、という局面です。
6月28日の原発ゲート前に向けたデモには、川内市民を中心に180人が参加しました。地域でも反対の声が広がっています。
16日のビラまきの最中、高江町でこんな声を聞きました。「再稼働に向け九電は必死になっている。最後まで反対したい」(土木労働者)。「再稼動すると絶対、事故が起こる。避難計画はいい加減だ」(畑仕事中の農民)。
いま一人ひとりの住民が声を上げ、行動を起こすことが大切。8月10日と言われる原発の起動――。皆でゲート前へつめかけましょう。