「川内の家」ニュース 65号 2015/07/10

10日、核燃料の装荷をおえた川内原発
住民説明なしの再稼働を、現場で止めよう


7月10日未明、川内原発は核燃料の装荷を終えました。4日の計画をまる1日、前倒しする特急の作業でした。

開始日の7日、原発ゲート前に120名の住民がつめかけ、装荷をやめろと抗議しました。そのとき九電は、「不測の事態が予想される」と、申入れ書の受取りさえ拒否しました。

抗議文さえ受け取らない、かたくなな九電
世論を無視、再稼働に邁進する姿勢を示しています。「止められるものなら止めてみろ」と、言っているも同然です。

84年7月の1号機の稼働から31年、住民は日々、放射能の危険にさらされてきました。住民同士が互いに、反対派か推進派かとうかがうような、息のつまる社会になりました。

一方、全国の原発が停止したこの2年ほど、どれだけ心配の種が減ったことでしょう。自由な意見交換も、出来るようになりました。それがまた、ひっくり返るかもしれません。

「原発のある町、社会」は、もうゴメンだ
いったん再稼動されると、あと10年や20年は運転が続くでしょう。全国的に再稼働の「嵐」が吹くでしょう。巨大原発3号機の建設を、九電がもちだすかもしれません。またどこかの原発で過酷事故が起こらないと、原発の運転が止まらないなんて、想像することさえイヤです。

川内原発の再稼働は、九電の言うとおりなら8月10日です。あと1カ月あります。

6月28日、再稼動「不同意」住民のデモには180人が参加、原発ゲート前に詰めかけました。一人ひとりが「再稼動に同意しない」と、声を上げましょう。ゲート前で九電に向き合い、行動しましょう。

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