「川内の家」ニュース 51号 2015/03/27

5原発の廃炉は、原発時代の終わりじゃない
原発大型化、川内「3号機増設」を許すな


4つの電力会社が5基の原発の廃炉を決めました。九電も玄海原発1号機を廃炉にします。それは規制委の審査に合格するため、1基2千キロにも及ぶ電気ケーブルの難燃化などに莫大な費用がかかるからです。
その代わり、6基の新型・巨大原発の再稼動申請が相次ぎました。その出力は合計、廃炉決定5原発(*)の2.7倍に上ります。

政府と九電は、「原発大国」をめざしている
廃炉の動きは、決して原発の時代の「終わりの始まり」を意味しません。大型原発が残ることによって、1つの事故の被害がさらに甚大になります。例えば35年も運転し、老朽化がすすむ大飯1号機は、福島原発1号機の2.6倍の規模です。

しかもその後ろには、建設中の原発が2基、着工準備中の原発12基が控えています。12基は中国、ロシア、インドをしのぎ世界一(11年のデータ)。「原発大国」をめざす政府と電力会社の路線は、ちっとも変わっていません。ここ薩摩川内市でも、巨大原発、川内原発3号機(大飯1号機級)の建設計画の再燃を心配する必要がありそうです。

薩摩川内市を壊す、原発景気の「麻薬」
昨年春の薩摩川内市・原発特別委で、奇妙な陳情が審議されました。原発の工事のため、労働者は2000人以上になっていました。それでも商工会は儲からないと言い、再稼働を求めたのです。再稼動すると、労働者は3分の1に減るというのに・・・。

この矛盾した陳情の「裏」は、1~2号機が再稼動しなければ、3号機建設が始まらない、ということ。そうすれば5000億円以上の工事費が降ってきて儲かるということ。市の財政も潤うと言うのでしょう。

麻薬のような原発景気はもうたくさんです。原発に命をあずけることは止めましょう。いま市民がやるべきことは、7月の再稼働阻止です。

* 廃炉が決定した原発:
美浜原発1、2号機(関西電力)、敦賀原発1号機(日本原電)、島根原発1号機(中国電力)、玄海原発1号機(九州電力)

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