「川内の家」ニュース 34号 2014/11/21

原発事故が起こっても、水をかければOK?
無責任な国・県に、命はあずけられない


薩摩川内市長と県知事が原発再稼働に「同意」しました。でも原発では、地震対策工事などはまだまだです。むしろ、再稼動を実際に止めさせる行動はこれからです。

「事故は起こる」のに、再稼動に「同意」?
それにしても、「同意」後の知事の声明や記者会見の内容はひどいものでした。なによりその内容が、まるまる九電の「安全対策」資料の受け売りであること。これでは知事は、九電と県民のどちらに向いているのか判りません。

そして事故は起こると言いつつ、再稼動に「同意」するというのは、まったく矛盾した、県民無視の姿勢です。また「事故対策の責任は国」という発言は、責任回避です。福島では国が対策を行っていますが、放射能はダーダー漏れ、13万人が故郷に帰れないという事態が続いています。

まだまだこれから、再稼動阻止の行動
事故の大きさの想定も、故意にねじ曲げられています。5.6テラBqという放射能の量は、ベント(建屋内の空気の放出)並みの数字です。つまり建屋は決して壊れない、なぜなら核燃料に水をかけ続けるから――という、子どもじみた勝手な想定。

こんな国 - 九電 - 県の「談合」政治に、私達の命や生活をあずけるわけにはいきません。まだまだこれから。事故対策、避難、安全確保――問題は山積み。再稼動のその日まで、反対の声と運動を高めていきましょう。

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