「川内の家」ニュース 33号 2014/11/14
「事故は起る」と考えていて、再稼働賛成?
もっと議論し、行動し、再稼動を止めよう
県知事が再稼働推進の陳情を採択した直後、NHKが再稼働賛否の世論調査の結果を発表しました。薩摩川内市に限れば、49%と44%で、再稼働推進の意見が上回ります。
しかし賛成派49%のうち、72%が「事故は起こる」と考えている。一体どういうことでしょう?
●原発は、人と社会を腐敗させる悪魔
人々の命や生活を破壊する原発事故。それが起こるというのなら、再稼働に反対して当然です。一時的な利益をむさぼり、隣の人も見捨てて、さっさと逃げ出そうというのでしょうか。原発は、このように人や社会を堕落・腐敗させるものなのです。
政府や電力会社も「事故は起こる」と言っています。ただ「100万年に1回」(県知事)とか、「放出する放射能は少量」(規制委、九電)とか、根拠のない数字を並べたてています。これでは、福島原発事故まえの「原子力ムラ」の安全神話と、まったく一緒ではありませんか。
●再稼働を止め、当たり前の社会をつくろう
川内原発の再稼働は(再稼働されるとしても)、まだまだ何ヶ月も先です。鹿児島全体の市民運動体(3・11実行委員会)は、市民が主権者として行動し、再稼働を止めることを決めました。そのため方法を決める討論集会や、全国に呼びかけた大デモを行います。勝負はまだまだ、これからです。
推進派の人々に、「なぜ推進なのか」と、正面きって話しかけましょう。市長や議員に、民意を尊重するように要求しましょう。堕落や腐敗をあばき、民主主義を要求することが、「原発のある町」を変えていく力です。
★行動予定(詳細未定。いずれも鹿児島市内)
12月7日 再稼働を止める方法の討論集会
来1月25日 再稼働阻止1万人デモ